SABOTENS まちのミカタ #01 聖蹟桜ヶ丘編

#01 聖蹟桜ヶ丘編

記念すべき第一回目の舞台はentrieのモデルルームがある聖蹟桜ヶ丘です。かつて何度も見直しては身悶えていたジブリ映画「耳をすませば」の舞台のまちという薄い知識はあったものの、降り立つのは初めて。前情報もネット検索もなしに歩いた聖蹟桜ヶ丘は、「小高い丘の上でワインを飲みながら暮らしたくなるまち」でした。

商業施設が立ち並ぶ駅周辺。
大通りを挟んだ細い道を抜けると、静かな住宅街に!

藤田:はじまったね、ついに。

村田:やってきました、聖蹟桜ヶ丘

藤田:駅前は思った以上に栄えてる。

村田:確かに、大きいビルがたくさんあるね。

面白い形の商業施設 聖蹟桜ヶ丘オーパ(東京都多摩市関戸4丁目72)

村田:どっちに行こうか。

藤田:あっち側の細い道に行ってみようか。

村田駅前は栄えてるけど、一本奥に入ると静かで落ち着いた雰囲気だね。

藤田:あ、祠だ。今日のお散歩がうまくいきますように……。お地蔵さん、優しい顔してるね。

村田:この帽子とマフラー、誰かが編んだのかな。可愛い。このお地蔵さん用だよね、きっと。

藤田:ちっちゃいね。この帽子編んでる時、めちゃくちゃ楽しかっただろうな。

村田:謎オブジェだ。この石、どうやって持ってきたんだろうね。

藤田:とんでもないマッチョマンが運んでたりして。

細野:二人はこういう時、住人の方に積極的にお話聞くの?

藤田巨大サボテンだと、迷いなくいくね

村田「見事なサボテンですね〜!写真撮らせてください〜」って、迷いなくピンポンしてしまうね。

細野:失敗談はある?

村田:巨大なサボテンを育ててる方って、不思議といい方が多いんだよね。大切に育てている方ばかりだから、話を聞かせてくださいっていうと結構心を開いてくれる。

藤田:たまに「持ってくか?」っていわれたりね。

藤田:あ、このマンホール長靴だ! 可愛い。

村田:ほんとだ、初めて見た!

藤田:マンホール自分で作れるとしたら何がいいかな。

村田:猫の卍模様とかいいな。

藤田:いいね。自分でデザインできたらいいね。

村田:あ、川だ。渡り石もある。

藤田:渡って向こうまでいかない?

村田:いいね!

藤田:神がかったタイミングで落ちちゃうかもしれない。たけし軍団みたいに。

村田:落ちないように気をつけよう。

村田:わ、結構間隔が広い! ドキドキする!

藤田:調子に乗った高校生とか落ちちゃいそうじゃない?

村田:子どもの足だと一歩が広くて大変だ。

無事、向こう岸にたどり着くSABOTENSを見守る細野

村田・藤田「ついたー!!」

「はみ出す緑」を観察。
それぞれのまちを楽しむ視点が住みたいまちをつくる!

藤田:あー気持ちいい。

村田:平たいから自転車でも移動しやすそう。聖蹟桜ヶ丘っていうだけに、桜があるのかな。

藤田:上品な名前だよね。

村田:あの丘の上ってどっかから行けるのかな。

藤田:いってみよう。あっちに階段がある。

気になるものを見つけるたび立ち止まるSABOTENS

村田:階段の隣の壁、隙間から緑がはみ出してていいな。壁の作品だ。

藤田:すごい綺麗だね。いろんな種類が生えてる。

カントリーロードを口ずさみながら階段を登るふたり

村田:ここに住むと富士山が見えるんだね。

藤田:眺めがいいね。富士山見ると、それだけで嬉しくなるね。

村田:丘の上に来ると雰囲気が一気に変わる。敷地が全体的にゆったりした感じ。緑が増えて、木と土の匂いが落ち着く

藤田:この辺、住みやすいね、きっと。

透かしブロックからはみ出す緑を発見

道の隙間からはみ出す緑は見逃さない

気になったお店を突撃!
丘の上の自然派ワイン屋さん「森沢商店」

村田:見て、地酒・地ビールって書いてある。

藤田:せっかくだから行ってみようか。

明治時代から続く酒屋 森沢商店(東京都多摩市東寺方563)

「店頭にサボテンがあるからきっといいお店に違いない!」

藤田 村田:こんにちわー

店内にずらりと並ぶワイン

細野:すごい種類ですね。

村田:地酒ですか?

森沢商店:昔は置いてたんですけど、今はワインがメインです。

藤田:どれくらいの種類があるんですか?

森沢商店:だいたい600種類くらいです。40〜50種類くらいはその月のうちになくなって、入れ替えます。

藤田:600種類も! ワイン好きにはたまりませんね。

森沢商店:自然派ワインと呼ばれる、無農薬で酸化防止剤も出来る限り入れないワインを多く取り扱っています。店頭よりはインターネットでの販売がメインです。

藤田:この絵、素敵ですね。お店ですよね。

森沢商店:すぐ近くに日本アニメーションのスタジオがあるんですが、そこで働いていた方が退職されるときに描いてくださったんです。

村田:へー! こちらのお店は長いんですか?

森沢商店明治頭からあるので、百数十年は経っています。

村田:そんなに前から。すごいですね。

ワインを購入するSABOTENS

藤田 村田:ワインも買えてよかったです。ありがとうございました!

親子でお店を営む、森沢商店さん。ありがとうございました!

減った小腹を満たしてくれる、
聖蹟桜ヶ丘近くの和菓子屋さん「伊勢屋」

和菓子の伊勢屋(東京都多摩市東寺方1-9-13)

丘を下り、駅に向かって歩き出したところで和菓子屋「伊勢屋」さんを発見。

藤田:お煎餅も団子も美味しそう! どれがオススメですか?

伊勢屋:お団子美味しいですよ。

藤田:みたらし団子にしようかな。

村田:私は、栗蒸し羊羹と甘団子をください。

藤田:このお店は前からあるんですか?

伊勢屋あなたたちが生まれる前からあるわよ。

藤田:へー! お団子、柔らかくて美味しいです

村田:温かいです。柔らかいのに歯ごたえがあって

伊勢屋:作りたてですよ。

藤田:たくさん歩いてお腹空いてたから、沁みる。あっという間に食べちゃった。

伊勢屋:若いからいいね。夢も希望もあって。

藤田:いや、結構いってますよ、年。アラフォーだもん。

伊勢屋:いやーまだまだ。おばさんたち、棺桶に足を半分突っ込んでるんだもん。いいね、若くて。おばさん、せめて50くらいまで戻りたいと思う。

藤田:50ってやっぱり花ですか? 前に新宿で飲んでた時に、横のお姉さんたちに「女は50が花よ」って言われたことがあって。

伊勢屋:結婚して子育てもひと段落して自由にできる年齢なのかしらね。

藤田じゃあがんばろ

伊勢屋:いいな、若いって。

藤田 村田:あははは。ありがとうございました。ごちそうさまでした。

楽しみをくれたまちに、感謝も忘れない。
木々にあふれた「小野神社」

藤田:あ、神社だ。いってみようか。

村田:神社の前の道もすごく雰囲気があっていいね。

藤田京都のような雰囲気があるね。道の脇の水路に鯉もいる!

村田「小野神社」っていうんだ。

武藏國一之宮 小野神社(東京都多摩市一ノ宮1丁目18-8)

村田:わー、紅葉が綺麗! 木がいっぱいで、すごく気持ちいい。古い神社なんだ。看板に「八世紀中頃」って書いてある

藤田:はー、気持ちいい。駅から少し離れただけで、こんなに風流な場所があるんだね。

「本日は、まちにお邪魔させていただきありがとうございます……」

聖蹟桜ヶ丘は
「丘の上でワインを飲みながら暮らしたい」まちだった

散歩のゴールは、小野神社からほど近くの多摩川河川敷。たっぷり気持ち良い空気を浴びた後、今日の感想を語り合いました。

藤田ここに住んだら、河川敷行きまくるだろうね。

村田:私も。あの河川敷の木陰にベンチを置いた人、天才だと思う

村田:駅からすぐの場所に川も山もあるところがいいね。

細野毎回最後に聞いてみようと思うんだけど、聖蹟桜ヶ丘に住むなら、一軒家・マンションどっちがいい?

藤田 村田:一軒家がいい!

細野:エリアはどっち側がいい?

村田:今日歩いた中だと、駅の南側がいいな。毎日通勤するような仕事じゃなかったら、小高い丘の上の一軒家で、庭に木を植えて猫を飼いたいな。

細野:森沢商店、利用しそうだね。「うちのワインセラー」みたいな気分で。

村田:しそう。あそこの近くに住みたい! 日本アニメーションのスタジオもあるし、ものづくりの磁場が良さそう。丘の上で向こうを見渡しながら、自然派ワインを飲んで暮らす。

藤田:自然を感じながら。

村田:こんなにゆったりした雰囲気なのに、新宿まで一時間かからず行けるってすごいね。

本日の一コマ漫画

イラスト/藤田 泰実(落ちもん写真収集家)

まちのミカタ 心に残る聖蹟桜ヶ丘の風景

村田のミカタ:住んでいる方によって独自に作られたと思われるスロープ。安定感のある渡りごこちでした

藤田のミカタタオルがいっぱい落ちてるまちでした

▷聖蹟桜ヶ丘の豆知識

江戸時代に桜の名所として知られたことや1860年に350本もの桜樹が植えられたこと、戦前には花見時に都会から来遊の場として賑わっていたことなど桜に関する歴史が多く残るこの地域。明治時代から大正時代にかけては、天皇や皇族が行楽の場所(=聖蹟)として訪れた場として「聖蹟桜ヶ丘」という名称は由来。

多摩川の砂礫泥によってできた沖積低地が見られ、南西方面から北東方面にかけて高度は低くなり、見晴らしの良い場所も多くあります。

●取材/SABOTENS・細野 由季恵
●編集/細野 由季恵
●執筆/村田 あやこ

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「関わる人たちと“とも”に、美味しい魚と漁師のいるかっこいい風景を残していきたい」アートディレクター / 安達日向子さん Amy’s talk #26

エイミーことエントリエ編集長の鈴木 栄弥が気になる人に自分らしい暮らし方や生き方のヒントをいただいてしまおうというこのシリーズ。第26回目のゲストは宮城県石巻市でアートディレクター/デザイナーとして活躍している安達 日向子さんです。

関わる人たちと“とも”に、美味しい魚と漁師のいるかっこいい風景を残していきたい

安達 日向子(あだち・ ひなこ)さん。武蔵野美術大学在学中に東日本大震災を経験したことを機に、東北地方に足を運びはじめる。大学卒業後は、東京や宮城でフリーのデザイナーとして活躍。2015年より一般社団法人 フィッシャーマン・ジャパンにアートディレクターとして所属し、水産業に関わるプロジェクトに携わりはじめる。2018年には “水産業の問題をクリエイティブに解決するチーム” 「さかなデザイン」を立ち上げ、代表兼クリエイティブディレクターとして活躍。

東日本大震災から8年。当時の経験からデザインの役割を考え続けた中なかで、デザイナーにできることは何か? と問い、行動しつづけた安達さん。宮城県石巻市に拠点を移し6年、水産業に関わるさまざまなプロジェクトを仕事にする現在、何を思い、どのように活動をされているのか、お話を伺いました。

デザインは、人の思いがあってはじめて実現する


——大学在学中におこった東日本大震災が、石巻を拠点に活動するきっかけとなったと伺っています。震災後は、私も「何かできないか」という思いに駆られましたが、実際に行動することができなかった苦い記憶があります。

安達さん:むずかしいですよね。震災当時、私は大学2年の春休みを過ごしていました。4月から、大学で震災について取り組む授業がはじまり、それを選択したことがきっかけで、現地に足を運ぶようになったんです。

写真や映像を通して被災地の様子を見ていましたし、美大生だったのでデザインで何かの役に立てるはずだと考えていたのですが、現状を目の当たりにしたら……。できることは限られているけれど、もっと役に立てないかという思いが湧いてきました。

——「私にできることは、何か」と?

安達さん:大学ではグラフィックデザインを専攻していたので、「社会において、デザイナーの役割とは?」といつも考えていました。大学4年に進級しても、震災ボランティアで出会った方や応援してくれた方がいる現地での活動を終わらせるという選択肢は、私の中にはなくて。卒業まで通い続け、作品にまとめることにしました。

この制作を通じて学んだのは「こういうことができる」というアイデアがあっても、現地で暮らす方々のリアルな気持ちや持続したくなるようなきっかけがないと、何も実現しない。でも反対に、思いは強みになるということや、そこにいる人たちと一緒に向き合っていくことが大事だということです。

—— 卒業後すぐに、石巻に拠点を移されたのですか?

安達さん:はじめは東京で広告の仕事もしていたのですが、どこかピンとこなくて。具体的に顔の見えない人のために何かをするということを、当時はうまくイメージできなかったんです。そんなときに震災を機に関わった方々の顔を思い出して。2013年に仙台、その後石巻へと生活拠点を移しました。

情熱を共有して何かをつくり上げていくことの積み重ねが
結果的に、世界を変えることにつながる

——拠点を移してからは、どのように過ごされていたのでしょうか?

安達さん:はじめは仙台や石巻、亘理町でローカルな仕事をしていました。地域のために活動をしている事業者さんに、フリーランスのデザイナーとして携わるお仕事が多かったですね。

2015年からは、「フィッシャーマン・ジャパン」という団体に所属しはじめて。震災をきっかけに三陸の若手漁師たちが自ら立ち上げた漁師団体で、水産業の未来をつくるためにさまざまなプロジェクトをおこなっています。

私自身は立ち上げメンバーではなかったのですが、これまでいろんなプロジェクトに関わり、現在は、いかに持続していくかが課題となっています。

——なるほど、そこで2018年3月に立ち上げた「さかなデザイン」の基盤ができたのでしょうか。現在もフィッシャーマン・ジャパンに所属しながら、さかなデザインの代表兼クリエイティブディレクターとしても活躍されていると伺っています。

安達さん:はい、「さかなデザイン」は“水産業の問題をクリエイティブに解決するチーム”です。

——具体的なお仕事を伺ってもいいですか?

安達さん:「サスティナブル・シーフード(*)」への取り組みを推進する東京の会社と一緒に、海洋資源を守るために必要なブランディングやデザインをおこなったり、海洋調査を専門におこなうダイバーの会社 フクダ海洋企画のロゴをつくったりしています。


ほかにも、漁師団体の立ちあげからPRまで一貫して一緒に取り組んで「どんな課題があるのか」「どうやりたいか」というところから運営に関わることもあります。

——「水産業に関わる」と一口にいっても、多様な取り組みがあるのですね。場所は、石巻とは限らないのですね。

安達さん:水産業に関連する案件に携わると、現場は自ずと日本各地の漁港に赴くことになります。

外から入ってきて「こうすればいい」と提案して、終わったらいなくなるのでは衰退するだけ。持続しなくなってしまうので意味がありません。だから、ただプロダクトのデザインをするだけではなく、継続的な価値を生み出していかなければなりません。

そのうえで「こういう世界をつくろう」とか「こんな戦略で経済圏をつくりだすようにしよう」と並走する必要があります。大事なのは、現地にいる漁師や地域の方、一人ひとりから丁寧に話を伺い、敬意をはらい、彼らにとってどこを目指すのがベストかを一緒に考えることです。

——水産業だからこそ感じるむずかしさはありますか?

安達さん:水産業ってクローズされているというか、入りにくいというか……。漁師さんでいうと、個人事業主が多く、海という共有財産から「獲ってなんぼ」の世界。横並びで何かを一緒にするという文化があまりありません。でもそれは、従業員や家族を守るための術として根付いたものだと思います。

——現在の水産業には魚の獲りすぎや環境問題、漁業従事者の減少などさまざまな課題を抱えていると伺っています。クリエイティブを通して、この世界と真剣に向き合っていくのは一筋縄ではいかないことも多いのではないでしょうか?

安達さん:そうですね。それでもこのままのやり方を続けていくと浜から人がいなくり、海から魚が消えてしまいます。何世代にもわたって続けてきた方法とは違うやり方で漁業を営んでいかなくてはいけない。それってすごくむずかしいことだと思います。

そんな難題に取り組むときはいつも、同じ問題意識を持った漁師さんや、耳を傾けてくれる漁師さんたちに助けられています。

——デザイナーという立ち位置で、そういった世界に入っていけるような人間力みたいなものが安達さんにはあるような気がします。

安達さん:震災後のさまざまな経験から、目の前にいる人たちのために何かをつくって、その反応をすぐに感じられるというのはものづくりの人間にとっては幸せなことなんだと気付きました。

何かをつくることで、「あれをつくった人だ」と地域の人にもすぐに受け入れてもらえたし、覚えてもらえました。

そこで何かを形にすることで、今まで入れなかった世界に入ることができる。そう思ったときに、今までデザインが入り込めなかった領域で、デザイナーとして社会の役に立ちたいと思ったんです。

——安達さんが大学時代に感じていた「社会において、デザイナーの役割とは?」という疑問への答えが徐々に鮮明になってきているのでしょうか。

安達さん:デザイナーという職種の方がたくさんいらっしゃる今、その中でいちばんいいものをつくるというよりも、私はデザイナーとして「この社会を良くするにはどうしていくべきなんだろう?」ということを考えています。

むずかしく聞こえるかもしれないですが、例えば目の前にいるむちゃくちゃ熱い漁師が「未来の漁業のためにこういうことをしたい!」といったら、その情熱を共有して何かをつくり上げていく、ということの積み重ねが世界を変えることにつながるんじゃないでしょうか。

「変える」のではない、あるものを「一緒に探す」

——今後も石巻を中心に活動をされていくのでしょうか?

安達さん:「石巻にいても私が関われる世界が広がっていく」という確信があるので、ここにいますが、石巻のことだけとは考えていません。海はつながっているから、水産業を通して世界を見たいんです。

今ある、あらゆる水産業の課題に対して本気で取り組まなければいけないときがきています。そのとき、現場の漁業従事者がその課題を理解し議論できるか、消費者を含む多くの人が日本全体の水産業という単位でものごとを見られるかが課題ですね。

——限られた枠からもっと大きな枠で考えていく、ということですね。8年前から気持ちに変化はありましたか?

安達さん:それこそ当時は、地域単位で考えていたこともありますが、それには限界があります。それに、石巻にきたら「ここ、すでに良いところじゃん」って。ここに住んで「楽しいな」と思った瞬間に、私がまちを変えようという気持ちは消えました。むしろ「このままでもいいかな」と(笑)。

私がここで生活をすることでいろんな人が外から遊びにきたり、私が関わるプロジェクトがさらに多くの人を巻き込んだりする、その営みがあることが、石巻というまちに貢献していると思うようになったんです。

——安達さん自身がこのまちに合ったという部分もありますか?

安達さん:合う、合わないじゃなくて、結局は人間関係かなって。それに、新しく何かをはじめたり持ってきたりするのではなくて、ここにあるものを面白いと感じる感性を持っていれば、どこにいても楽しめます。

仕事でも、暮らしでも、物事をいろんな角度からみると形が違うけれど、角が立つと誰かに刺さって攻撃的になってしまう。なので、何事も 球体のように捉えるようにしています。今やっている仕事でも、私の考えを頑固にもって「こっちのほうがいい!」と流れに逆らうやり方はしません。だからこそ、みんなも受け入れてくれていると思います。

——これから先、安達さんが思い描く未来について教えてください。

安達さん:海の資源を、現場の人たちとどれくらい考えていけるかですね。美味しい日本料理は、旬を表現できる魚と密接な関係にあります。もし水産に関わるさまざまな問題が原因で、そういうものが食べられなくなってしまうことを考えると、文化がなくなってしまうということだし、それはこれからの世代にとって悲しいこと。

船に乗せてもらって分かったんですけど、漁師の世界ってすごくかっこいいんです。漁師たちのいる風景が日本からなくなるのは日本人としては寂しい。

純粋に美味しいものは食べたいし、かっこいい風景は残したいなと思います。

*サスティナブル・シーフード

水産資源や環境に配慮し適切に漁獲された水産物、または、環境と社会への影響を最小限に抑えて育てられた水産物。サステナブル・シーフードに認定された魚を食べることは、海の資源を守ることにつながる。

「各船は漁をするポイントが決まっていて。漁港からそこに向かって、迷わずにすごいスピード出して、ガーッと進むんです」とお話ししてくださった安達さんの至福のひとときは「漁にでているとき」だそう。

●インタビュー・編集 / 細野 由季恵
●写真 / 福田 介人
Instagram ▷ https://instagram.com/k.fukuda_uwphotography
●文章 / 安田 あゆみ
●校閲 /村田 彩子

《年末年始休業のお知らせ》2019年12月28日~2020年1月6日

モデルルームの営業、お電話のお問い合わせにつきまして、
年末年始の休業を下記の通りとさせていただきます。

2019年12月28日(土)~2020年1月6日(月)

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「シフォンケーキ」日々の芽 – 小さな喜びの芽を見つけ、育てる暮らし – #19

mayamoonさんのリノベーション事例はこちら


#19 シフォンケーキ

道端に咲いている花が可愛くて
ふと立ち止まって見とれる
緑の葉っぱに雨粒がついて
キラキラ輝く光に心がひかれる

焼いたばかりのシフォンケーキが
おもいっきり膨らむ様が見たくて
今日もシフォンケーキを焼く

情報の洪水が毎日襲ってきて
よっぽど意識していないと
これが正しい、これはおかしいと
勝手に植え付けられてしまう

心は置いてきぼりで頭だけがフル回転
挙げ句の果てには思考停止状態に入り
周りと同じだからと安心する

心をよく観察して
自分自身に何をされたら喜ぶのか
何をされたら悲しむのか
ごまかす必要などどこにもない

感覚的な直感は
一見あいまいで不確かなものだけど
それにしたがって行動することで
自分は誰にも変わることのできない
この世でたった一人の存在だと気付く

暮らしのエッセンス「シフォンケーキ」の作り方

【材料】
卵 砂糖 小麦粉 菜種油 牛乳

① 卵は卵黄と卵白にわける
② 卵黄と1/3の砂糖をまぜて菜種油を加えて乳化させる
③ 牛乳を加えて小麦粉を入れしっかりかき混ぜる
④ 残りの砂糖を入れた卵白を泡立てメレンゲをつくる
⑤ メレンゲと③の生地を混ぜシフォン型に入れて焼く
⑥ 焼き上がったらすぐに逆さまにして冷ます(ワインの瓶などを活用)

「キッチン周りのお気に入りたち クリアなキッチングッズ編」りえさんのインテリアトリップ #62

『インテリアだけは、流行とか無視して、ひたすら自分の好きなものを追求するべし。』という持論を持つ、りえさんがおうちのこだわりアイテムたちを紹介します。

りえさんのリノベーション事例はこちらリノベーション事例

#62 キッチン周りのお気に入りたち クリアなキッチングッズ編

#58〜60ではキッチン周りのグッズの紹介をしてきた続きましたが、ひとまず今回で一度完結です! 地味なアイテムばかりでしたが、お付き合いいただきありがとうございました!(笑)

最後は更にシンプルで、「透明のアイテム」です。ガラスやプラスチックetc。

キッチン周りのグッズには透明なアイテムがわんさかあるかと思うのですが、無難なアイテムだからこそ以外と間に合わせで選んでしまうことが多く(私もそうでした!)結局捨ててしまったり、使わなくなったり……。

そんなループから抜け出すべく、地味なアイテムだからこそちゃんと選ぶようになりました。

まずは……

計量カップ!!!

以前は100円ショップやら、キッチングッズのお店やらで、よく見る透明に赤文字の目盛りのついたガラスタイプの物を使っていました。

けどなぜか使い勝手がいいとはいえず、ガラスはやっぱり重い……。

そんなとき見つけたこちらの計量カップ。

VITLAB(ビットラボ)というドイツ製メーカーの物で、120度までの耐熱製。何より軽くて割れないし、青いメモリがかなり見やすい!

取っ手付きと、ビーカータイプがあります。

1リットルの方はブレンダーも余裕で入りますし、注ぎ口も丁度良い細さ。

私は「free design」という北欧雑貨を扱うサイトで購入しました。

これを使い始めてから、計量が本当にストレスフリー。何より、青いメモリのスタイリッシュなデザインが、絶妙なバランスで大好きです。

今や我が家のキッチンの名バイプレイヤーです!

続いて……

こちらのガラスの瓶、誰もが知る「WECK」です。

元々は、それこそ100円ショップから、雑貨屋さん、インテリアショップの物までいろいろなガラス瓶を使ってきましたが、WECKに叶う物ナシ!という結論に。

煮沸もできるし、匂いも付かない。

真空にもできる蓋もあるし、ガラスの蓋からプラスチックの蓋まで選べて、サイズも豊富。価格も高すぎず、安すぎず……。

わりとどこでも買える手軽さも便利です。

少しずつ買い集め、今や我が家にあるガラス瓶はほぼWECK。

発酵食品の保存にもかなり使っています。お味噌や梅干しetc……。

ガラス瓶なので、発酵の過程や具合がしっかり確認できるのもまたヨシ。

こうしてみると、インテリアに比べ、キッチングッズはわりと使い勝手重視で選んでいるな、と改めて思います。

もちろんデザインも大切ですが、キッチングッズだけは、ただ「好き!」だけではなく、実用性もかなり大事。これどこで買ったの!? という珍しいアイテムはなかったかもしれませんが、私なりのこだわりの詰まったアイテムを紹介させていただきました。

次回はまた1年後くらい……? それまでにまたアイテムを充実させておきますね。

○過去のインテリアトリップ一覧>>>https://entrie.net/category/trip/

▪︎阿部 梨絵 / Rie ABE

ホームページ http://salongreen.net/

家族とエントリエ /リノベーション事例 https://entrie.net/family/family3/

・子宮美容協会ユニバーサル認定
 「子宮美容セラピスト」
・発酵マイスター
・子宮ケアごはんインストラクター
・子宮インナービューティーセルフケア
 エクササイズ ティーチャートレーニングコース終了

ファッションスタイリストとして活動していた中、「女性の本当の美しさは、内からの健康からしか生まれない!」とセラピストへ転進。都内某マッサージサロン、スパ、エステサロンなどで勤務後、「子宮美容トリートメント」というオリジナルメソッドに基づくトリートメントを学び、子宮から女性の体のあらゆる不調を取り除く「子宮ケア」のプライベートサロンを横浜市都筑区にてオープン。体のトリートメントをしていく中で、発酵食品が女性ホルモンへ及ぼす影響力を知り、体外側だけでなく、内側からも子宮ケアが可能!と発酵食品作りや通年作れるキムチの教室を主宰。プライベートサロン兼自宅を2回に渡りエントリエでリノベーションした経緯から、空間が女性の体や心に及ぼす影響も自ら実感。衣食住全ての角度から、女性が幸せになれるアプローチができるサロンにすべく、日々邁進中。

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《グレー×ネイビーを大胆に取り入れたニューヨークスタイルの家 | リノベーション事例》 家族とエントリエ LIFE STORY #12

アイデアの引き出しをたくさん開けてくれて、
「やりたかったこと」が見つかりました。

ご長男の小学校入学前にリノベーションを検討されていたNさんご夫婦。当初、「リビングで勉強ができるスペースを」というご希望はお持ちでしたが、どのような家にしたいか? という具体的なイメージまではお持ちでなかったそうです。しかしエントリエと打ち合わせを重ねるうちに、ご夫婦の「こうありたい」という願いが鮮明になります。ニューヨークスタイルを取り入れ、ご家族でくつろげる開放的なお家が完成しました。

物件について

所在地東京都
建物種別マンションRC造
費用約1,500万円(解体費・各種工事費用・デザイン費用全て含む)
リノベ面積65㎡

暮らす家族

ご主人、奥さま、長男

話し手

ご主人、奥さま

担当スタッフ

小林 めぐみ

リノベーションのきっかけを教えてください

ご主人:リビングに子どもが勉強できるスペースがあればいいなと考えて、リビングデザインセンターOZONE(東京都新宿区) でそういった事例を見たいと相談したことです。もともと家族でよく遊びに行っていたんですよね。コンランショップなどのインテリアショップもありますし、モデルルームもあってフラっと……。

奥さま:そう、家からも近くて子どもを遊ばせるスペースもあって。モデルルームを見て「いいわね」なんて思いながらも、はじめからリノベーションをすると決めていたわけではないんです。ただ、相談しているうちにどんどん話が進んで(笑)。そこで、エントリエを含めて3社、紹介してもらったんです。

他社とエントリエはどんなところが違ったのでしょうか?

奥さま:他社からご提案いただいプランには、間取りを含め元のイメージをガラっと変えてくれるようなものはなくて。それに対してエントリエの小林 めぐみさん (以下、小林さん)は、「こんなに素敵になります」と間取りから変えたプランを4案もいただいたんです。この空間をこんなに活用できるんだという驚いた記憶があります。

ご主人:ヒアリングでも家族それぞれのライフスタイルを丁寧に聞き出してくれました。形から入るのではなく生活導線を大切にすることやモデルルームを見てエントリエのコンセプト にも共感しましたね。

最初のご提案プラン

イメージパース

担当者からは、どのような提案がありましたか?

奥さま:きっと頭のどこかには「こうしたい!」というイメージはあったのですが、当初は強く希望するようなことはほとんどなくて。ただ、そんな私たちの話を聞いて、小林さんがどんどんアイデアを引き出してくれる進め方がわが家にはすごく合っていました。

お部屋のテイストも主人が見つけたインテリア雑誌の表紙を小林さんに見てもらい「グレーを基調としたニューヨークスタイルはどうでしょう?」と提案してもらったんです。壁一面のグレーとキッチンの扉面材にネイビーカラーの組み合わせは、お友だちが来てもとても好評で。

見せていただいた雑誌、『NEW YORK HOTEL INTERIOR』(エイ出版社 / 2017年)

ご主人:以前は、玄関から部屋の境に壁があったのですが、それを取り払ってガラスの間仕切り戸にすることも提案してくれました。これだと開放感もあるし、黒いスチールの格子で空間が引き締まる。

奥さま:あとは、ウォークイン・ウォークスルーのクローゼットのアイデアも。私は物をあまり置きたくないので、家族の持ち物はすべてここで管理できるので収納力が格段に上がりました。

Before

After

お部屋にある家具や家電、インテリア、どれもステキですよね。もともとこだわりをお持ちだったのでしょうか? 

奥さま:いえいえ、お部屋が出来上がって巡り合ったものも多いですよ。リビングのソファは、設計中に「これだ!」というのを見つけて勢いで買って。ただ着工ギリギリになって気がついたことですが、ダイニングテーブルは幅の広いものにしたいというこだわりがあって。

ご主人:実はダイニングテーブルに合わせて、工事着工の1ヵ月前にリビングのプランを見直してもらったんです。小林さんが「それじゃあ、やっちゃいますか!?」と対応してくれて。私たちが食事をする横で息子が勉強することもできるし、思い切って変えてもらって良かったと思っています。

Before

After

お気に入りスポットはどこでしょう。

奥さま:私は洗面所です。洗濯機付近に物干しスペースを作ってもらったので、動線的にもとても楽になりました。洗面台も小林さんがご自宅で使っているという陶器1枚でできた素材 を紹介してもらって。掃除がしやすくて日々の掃除ストレスも解消しています。

ご主人:映画を観たり、息子とゲームをしたりすることが多いリビングですかね。こういう開けた空間が欲しかったんだなって。息子もリノベーション後の家を気に入ってくれて、家族で家にいる時間も増えました。

今回のリノベーションを通して、ご家族にどのような変化がありましたか?

ご主人:リノベーションを機に前よりもインテリアをよく見に行くようになりました。それで実は、好きが高じてインテリア系の会社へ転職することになったんです。あと、せっかく気に入ったキッチンできたことだしと、包丁の扱い方もわからないほどだったのですが、先日野菜の切り方教室にいってきました。

奥さま:これを機に主人にたくさん料理をしてもらえると助かります(笑)。家族やお友だちを招待することも増えました。実は、この前も息子のお友だち家族を招待して大勢きてもらって……。以前のお部屋では、できなかったことですよね。

「クリスマスの足音」日々の芽 – 小さな喜びの芽を見つけ、育てる暮らし – #18

mayamoonさんのリノベーション事例はこちら


#18 クリスマスの足音

ラジオからクリスマスソングが流れ
この時期になると
なんとなく心が浮き立つ

子どもが小さい頃は毎年ツリーを飾っていた
ツリーは子どもの成長のものさしになって
子どもの背がツリーを追い越したあたりで手放した

ツリーの代わりにクリスマスリースを作る
作っている間は夢中になり
他のことは何も考えず手を動かす
玄関に飾ると家に帰る度にいい匂いがする
クリスマスまでのお楽しみ

友人を呼んでクリスマスパーティーをする
美味しいものを食べて飲んでワイワイと過ごす
1人1000円と決めてプレゼント交換をしたり
とりとめもなく話をする
最後はボードゲームで盛り上がる

家族でゆっくり過ごす年もある
普段躊躇するような食材を買ってきて
時間をかけて料理をする
今年ももうすぐ終わること
一年の振り返りと感謝をこめて
デザートを切り分ける

暮らしのエッセンス「クリスマスリースの作り方

クリスマスリース

【材料】
モミ、ヒバ、コニファーなどの常緑樹、ユーカリ、コットンフラワーなどの枝、松ぼっくりなどの実、リース台、ワイヤー

① リース台に常緑樹を1本ずつワイヤーで巻きつける
② 一周巻きつけたら飛び出た枝をカットする
③ 飾りたい枝や実をバランスよくワイヤーで止める
④ 最後にお好きなリボンを飾ってもかわいい

《イベント情報》12/21(土)Mayamoonの
「1day ビストロ」@maruta(東京都渋谷区)

mayaさんの簡単おもてなし料理「彩りフィンガーフードづくり」
mayaさんの簡単おもてなし料理「彩りフィンガーフードづくり」

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「わが家のクリスマスは大人も子どももストレスフリー」りえさんのインテリアトリップ #61

『インテリアだけは、流行とか無視して、ひたすら自分の好きなものを追求するべし。』という持論を持つ、りえさんがおうちのこだわりアイテムたちを紹介します。

りえさんのリノベーション事例はこちらリノベーション事例

#61 我が家のクリスマスは大人も子どももストレスフリー

12月に入って、いよいよ街中もクリスマス本番ですね。インテリアも一年でいちばん派手になる時期。思いっきり好きな物を飾って楽しみたい! と思う方も多いのではないでしょうか?

かくいう私もデコレーション大好きなので、ツリーやらお花やら飾ってクリスマス気分を味わいたい派なのですが……

なんせヤンチャ盛りの6歳児と、先月産まれたばかりの新生児との生活。ツリーを出すだけでも一苦労。飾った花はぐちゃぐちゃにされるリスクあり。なのでわが家はみんながストレスなく楽しめるアイテムで、クリスマスを楽しんでおります。

まずは……

こちらのツリータペストリー。Instagramで紹介したこともあるのですが、本当に便利!! 丸めてしまってあるのを出して壁に掛けるだけ。けれどもオーナメントなどは普通のツリー用の物が飾れるので(画鋲やマステなどでとめてます)息子も簡単に飾れて、楽しそうにしてくれました。倒される心配ナシ! 掃除の邪魔にもならない!

私は何年か前にコンシェルジュという雑貨屋さんで見つけて購入しましたが、巡り合うまで好きなテイストのタペストリーになかなか出会えず、ようやく巡り合えた商品です。生地の生成り感や上下に布を挟む古材風のクリップが付いているところなど、子どもっぽくなり過ぎず、空間に馴染んでくれます。

1年に一度のお楽しみ、
クリスマススワッグ&リース

そして、毎年の楽しみクリスマススワッグ&リース。さまざまなデザインで作家さんの個性が光ります。こちらのリースは、作家 花音(kanon)さんのもの。

花音さんのリースは鈴が付いていて、かわいらしい作品なのですがネイビーのリボンが甘くなり過ぎず、大人っぽい印象。人気の作家さんで、自身のインスタグラムでも作品を見れますし、オンラインで販売もされています。

可愛らしい感じやナチュラルテイストが好きな方にはたまらないかと……

次は北参道にお店を構える大人気のお花屋さん、「VEIN(渋谷区)」のリース。以前オフィスのインテリアコーディネートをした際、グリーンシャンデリアをお願いしたことがあります。洗練されたセンスと今っぽいセレクトで、数ある東京のフラワーショップの中でも真っ先に名前が浮かぶお店です。

ふたつとも小さめサイズですが、テイストも違うし、並べて飾っても可愛い! 一年中飾って、また来年新しいのと交換する予定なので、クリスマスが終わっても飾れるデザインにしました。

福岡にある「OBG eu.」という雑貨店で販売されているのをオンラインで購入し、送って頂きました。壁にかけてあるので、子どもも触れず(笑)「キレイーー!」といってくれます。私ももちろん大満足! スワッグやリースは自分でつくられる方も多いので、それを飾ってもいいですよね。

妥協せず、諦めず、みんなが楽しめるクリスマスを過ごすのが毎年の目標です!

【今回の記事でで紹介した作家さん】

● 花音さん Instagram 
https://www.instagram.com/kanonhana/

●OBG eu. Instagram
https://www.instagram.com/obg_eu/

●花屋 VEIN (渋谷区) Instagram
https://www.instagram.com/veintokyo/

○過去のインテリアトリップ一覧>>>https://entrie.net/category/trip/

▪︎阿部 梨絵 / Rie ABE

ホームページ http://salongreen.net/

家族とエントリエ /リノベーション事例 https://entrie.net/family/family3/

・子宮美容協会ユニバーサル認定
 「子宮美容セラピスト」
・発酵マイスター
・子宮ケアごはんインストラクター
・子宮インナービューティーセルフケア
 エクササイズ ティーチャートレーニングコース終了

ファッションスタイリストとして活動していた中、「女性の本当の美しさは、内からの健康からしか生まれない!」とセラピストへ転進。都内某マッサージサロン、スパ、エステサロンなどで勤務後、「子宮美容トリートメント」というオリジナルメソッドに基づくトリートメントを学び、子宮から女性の体のあらゆる不調を取り除く「子宮ケア」のプライベートサロンを横浜市都筑区にてオープン。体のトリートメントをしていく中で、発酵食品が女性ホルモンへ及ぼす影響力を知り、体外側だけでなく、内側からも子宮ケアが可能!と発酵食品作りや通年作れるキムチの教室を主宰。プライベートサロン兼自宅を2回に渡りエントリエでリノベーションした経緯から、空間が女性の体や心に及ぼす影響も自ら実感。衣食住全ての角度から、女性が幸せになれるアプローチができるサロンにすべく、日々邁進中。

 

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1/11(土)2タイプのご自宅を5時間で周る
エントリエ・バスツアー

エントリエ・バスツアー

2タイプのご自宅を、5時間で周ります。

「間取りは最後まで迷ったんですよね」「こういうところに、意外にお金がかかるんですよ」
リノベーション満足度を100%にするには、実際にリノベされたご自宅を拝見して、ご家族の声をお聞きするのがいちばん。そんな思いから始まったのが、エントリエ・バスツアー。行き先は、「家族とエントリエ」にご登場いただいている2組のご自宅。約5時間の長丁場ですが、その価値を感じていただける大好評のツアーです。この先、リノベーションをお考えのみなさま、ぜひお気軽にご参加ください。


□今回ご案内するご自宅□

□LIFE STORY ♯3 家族とエントリエ Aさん


new!  □LIFE STORY  家族とエントリエ Yさん

 

□バスツアー概要□

■開催日
2020
年1月11日(土)

■集合時間・場所
10時集合
トクラスショールーム新宿

〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-11-15 東京海上日動ビルディング1・2F
https://www.toclas.co.jp/showroom/shinjuku/index.html

※終了は17時を予定しておりますが、交通状況によっては遅くなる場合がございます。

参加費
無料【完全予約制】

■お申込みについて
参加申込みをご希望される方は下記URLよりお申し込み下さい。
https://www.secure-cloud.jp/sf/business/1553760333zCOpnGux
(お客様の大切なお家にご案内するため、お名前・ご連絡先をお伺いしております。)

ご質問等は下記のメールアドレスまでお問い合わせ下さい
info@entrie.net

 

□前回までのバスツアー□



みなさまのご参加お待ちしております!


*エントリエで開催するそのほかのイベント・ワークショップ情報はこちらへ↓
https://entrie.net/info-event/

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「お弁当」日々の芽 – 小さな喜びの芽を見つけ、育てる暮らし – #17

mayamoonさんのリノベーション事例はこちら


#17 お弁当

朝まだ暗い台所で
炊飯器をぱかっと開けると
つやつやのお米が光っている
水で濡らした木のしゃもじでかき混ぜる

お弁当箱の半分側にご飯を詰める
冷蔵庫からつくり置きのタッパーを取り出す

卵を割って牛乳と醤油と砂糖を入れてかき混ぜる
銅のフライパンに流し込むと
ジャーッという音とともに
端っこから固まる

小さい片手鍋にお湯を沸かして
ブロッコリーを茹でる
緑をきれいに出すために
心持ち早めに取り出す
残り湯でウインナーも茹でる

お弁当箱におかずを詰め込み
最後に梅干しをのせる
お気に入りの布で包んだところで
ようやく外が明るくなってきて
また一日がはじまる

暮らしのエッセンス「お弁当生活のすすめ

普段のお昼ごはんはお弁当を持って出かける
お弁当作りを朝のルーチンにする

時間がない朝に負担にならない適当弁当
そのまま入れられる練り物や、茹でておいた野菜
常備菜やレンジでチンするだけの冷凍食品も取り入れる

毎日同じような中身で飽きてしまわないように彩りを考える
白米に雑穀や赤米、黒米を混ぜるだけで
ご飯に色がついて綺麗で見た目にも楽しい

《イベント情報①》12/14(土)mayaさんの簡単おもてなし料理
「彩りフィンガーフードづくり」

*ワークショップ概要*

■開催日  2019年12月14日(土)
開催時間   11:00~14:00
■会場  エントリエ
〒206-0011 東京都多摩市関戸1-1-5 ザ・スクエア2F
■交通 京王線 聖蹟桜ヶ丘駅西口より徒歩3分
■駐車場 モデルルームがある『ザ・スクエア聖蹟桜ヶ丘ビル』の専用駐車場に
停めていただいたお客さまには、無料駐車券をお渡ししています。
■定員 8名様 (満員となりました
参加費 2,500円/1名様(材料費込み)
一緒に料理をした後は、出来立てを召し上がれます!
■持ち物  エプロン,三角巾

■お申込みはこちら
満員のため、募集は終了いたしました。
※キャンセル待ちをしたい方はこちらまでご連絡下さい。
info@entrie.net
また、
次回、2月1日(土)にワークショップ開催予定です!
みなさまのご参加、お待ちしております!

《イベント情報②》12/21(土)Mayamoonの
「1day ビストロ」@maruta(東京都渋谷区)

mayaさんの簡単おもてなし料理「彩りフィンガーフードづくり」
mayaさんの簡単おもてなし料理「彩りフィンガーフードづくり」

【編集部のおすすめ】りえさんのインテリアトリップ – インテリアアイテム編

こんにちは! エントリエ編集部です。これまで60回以上に渡ってお届けしてきた『りえさんのインテリアトリップ』。いくつものステキな旅と出会いました! 今回は、そんなりえさんの記事から編集部の心にグッときたアイテムをカテゴリ別に厳選します。本日は「インテリアアイテム編」です。

りえさんのリノベーション事例はこちらリノベーション事例

 

No.1 アロマワックスバー

ボタニカルキャンドル

#4で紹介されたのは、「アロマワックスバー」。りえさんは、宮古島の作家「香るものと生活雑貨 インディゴ」さんの作品に注目されていました! 記事の中ではゴーヤなどの変わり種!? も。写真を見ているだけで癒されるアイテムでした。

過去記事はこちら>> #4 火を使わないキャンドルで癒される

No.2 壁紙

壁紙

りえさんのおうちに憧れる理由のひとつに壁紙があります……! りえさんもお話ししてくれたように、無難な色を選びがちな壁紙ですが、こんなにかわいい柄に囲まれているだけで日常がたのしくなりそうですね。

過去記事はこちら>> ♯14 服を選ぶように壁紙を選ぶ

No.3 ご利益を運ぶインテリア

この個性的なモチーフは作家オハスティム さんのハンドメイド作品で1点ものオーナメントだといいます。自分の心惹かれるアイテムを壁に飾るとその空間を眺めるだけで嬉しくなるものです……! 記事ではこの他2名の作家さんの作品を紹介していますよ。

過去記事はこちら>> ♯21 ご利益を運ぶインテリア

No.4 スワッグリース

クリスマス スワッグ

クリスマスツリーは場所をとるし……と、あまり気が進まない編集部の細野ですが「これなら飾りたい!」と目を光らせた一品が#24で紹介されたスワッグリースでした。配色もおしゃれですし、どの角度から見てもステキです。これからのクリスマスに合わせぜひ注目してみてはいかがでしょうか?

過去記事はこちら>> ♯24 360度可愛いクリスマス

No.5 スリッパ

「玄関から入り、いちばんはじめに目にするインテリアといっても過言ではない」というりえさんの言葉にハッとしました! 細部までこだわりのあるりえさんの暮らしには脱帽です……。お呼ばれ時にこんなかわいらしいスリッパを貸していただいたら嬉しくなってしまいそう。

過去記事はこちら>> ♯46 スリッパからはじまるインテリアの旅

No.6 ティッシュケース

ウイリアムモリス ティッシュケース

#48ではウイリアムモリスの作品がプリントされたティッシュケースを紹介してくれました。それにしても部屋のあちこちに柄物を取り入れているりえさんのおうちですが、全体を見渡したときにとっちらからずにまとまるセンス、さすがだなと思います(笑)!

過去記事はこちら>> ♯48  ウィリアムモリスを日常に

以上、【編集部のおすすめ】りえさんのインテリアトリップ インテリアアイテム編でした! 次回は、「家具・家電アイテム」をご紹介いたします。

>>>過去のインテリアトリップ一覧はこちら<<<

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・子宮美容協会ユニバーサル認定
 「子宮美容セラピスト」
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ファッションスタイリストとして活動していた中、「女性の本当の美しさは、内からの健康からしか生まれない!」とセラピストへ転進。都内某マッサージサロン、スパ、エステサロンなどで勤務後、「子宮美容トリートメント」というオリジナルメソッドに基づくトリートメントを学び、子宮から女性の体のあらゆる不調を取り除く「子宮ケア」のプライベートサロンを横浜市都筑区にてオープン。体のトリートメントをしていく中で、発酵食品が女性ホルモンへ及ぼす影響力を知り、体外側だけでなく、内側からも子宮ケアが可能!と発酵食品作りや通年作れるキムチの教室を主宰。プライベートサロン兼自宅を2回に渡りエントリエでリノベーションした経緯から、空間が女性の体や心に及ぼす影響も自ら実感。衣食住全ての角度から、女性が幸せになれるアプローチができるサロンにすべく、日々邁進中。

 

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プリザーブドフラワー作家 リリフラージュ(下山 和華さん) – 愛しいものたち

ひとの手で、丁寧に、ひとつずつつくられていくものたち。工場で大量に製造されたモノにはない独特のオーラやぬくもりが、私たちの暮らしに彩りや安らぎを与えてくれます。
エントリエでは、
こだわりをもった手仕事作家さんに注目。ものづくりや作品への想いをお聴きします。

プリザーブドフラワー作家 / リリフラージュ(下山 和華さん)

プリザードフラワーに出会いはじまった挑戦

以前、趣味で生花教室に通っていたときのこと。生けたお花を持って帰れないことや枯れた後の処理にむずかしさを感じていた私が出会ったのが枯れないお花、「プリザーブドフラワー」。それから4年間、レッスンに通いながら学ぶ日々がスタートしたのです。

今でこそワークショップの講師や販売をさせていただいていますが、当時はそんなつもりも全くなく、プレゼント用として、インテリアとして、つくりたいものをつくっていました。

しかし、産休中に挑戦したインターネットでの作品販売では予想以上の反響をいただき自信になったこと。また同時期にはカフェ・雑貨屋さんで委託販売をはじめたこと。この経験が積み重なり、現在の活動に繋がっていきます。

制作は日々の疲れを癒してくれる、大切な時間

「お花の顔を一輪一輪綺麗に輝かせる」がリリフラージュのコンセプト。フラワーアレンジメントはローズの花びらを一枚ずつ張り付けて開花させる作業をします。

元々お花が大好きだった私にとって、この制作がワクワクした時間となりました。「リボンやピック、何色のお花を組み合わせようかな……?」と、考えながら手を動かすことが日々の疲れやモヤモヤを発散してくれます。

「お花を通して、たくさんの人たちに出会いたい」

ハンドメイドをはじめてから3年。「お花は楽しい。いろんな人と逢いたい。経験を誰かのために活かしたい」これが、作家や講師を続けている理由です。

今後もワークショップなどを中心に、お客さまが手軽にお花が楽しめるように多くのイベントに出店し、出会いを大切にしていきたい。リリフラージュのお花を誰かにプレゼントしたい! そう思っていただけるお客さまが増えるよう、もっともっと技術を磨きながらオリジナルの作品をつくりだしていきたいです。

● プリザーブドフラワー作家 / リリフラージュ(下山 和華さん)

【instagram】https://www.instagram.com/lily.flage/
【Blog】https://ameblo.jp/monmon1250/ 

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「ベジブロス」日々の芽 – 小さな喜びの芽を見つけ、育てる暮らし – #16

mayamoonさんのリノベーション事例はこちら


#16 ベジブロス

あなたは一人ぼっちで
その消えそうな光を
とるに足らないものだと思っている
公園のゴミ箱に打ち捨てられた
プラスチックのお弁当箱のように

空高く飛ぶ鳥のように
自由になれたらといつも思っている
鳥にとってのその空は
あなたにとってのこの場所なのに

野菜のヘタや皮を集めてベジブロスを作る
混ざりあった鮮やかな色
透き通った慈悲の味
借り物の肉体に染み渡る

その光が消える前に
深いところまで掘り下げる
誰も助けてはくれない
振り返らないで前だけを見る
やがてその一筋の光に
何を見るのか

暮らしのエッセンス「ベジブロス(野菜出汁)の作り方

【材料】
野菜の皮、ヘタ、種、水

①    野菜のヘタ、皮、種などを集めてく
②    鍋に①と水を入れて弱火で20分ほど煮る
③    ザルで濾して出来上がり

【メモ】
野菜の甘味や風味がいっぱいの出汁
抗酸化作用があるファイトケミカルが豊富
玉葱の皮を入れると甘くて美味しい
スープや鍋の出汁として使う
冷凍しておくと便利

「絵画をいただきました!」男たちのエントリエ #31

男たちのエントリエ

エントリエのリノベーションを通じて
「至福のひととき」を見つけ、
自分らしい住まいを手に入れた男たちの生活が、
どのように変わったのか……
日常のワンシーンをスマホで撮影、
その時の気持ちを一言でどうぞ!

■今回のワンシーンは、TAKAさん■

家族構成:TAKAさん(40代)・妻・息子・娘
東京都在住。エントリエで築21年マンションをフルリノベーション。

「趣味は、読書と草野球、そして温泉旅行。最近は、せっかくスキーに行っても、午前中だけ滑って午後は温泉です。」

▷施工事例はこちら

>>《アーチシルエットが美しい | リノベーション事例》 家族とエントリエ LIFE STORY ♯1<<

本日のヒトコト

『リビングに花(華)が咲きました!!

~ リフォーム記念に恩師から頂きました 宝物にします ~

 

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