「チョークで描く、我が家のシンボル」りえさんのインテリアトリップ #67

『インテリアだけは、流行とか無視して、ひたすら自分の好きなものを追求するべし。』という持論を持つ、りえさんがおうちのこだわりアイテムたちを紹介します。

りえさんのリノベーション事例はこちらリノベーション事例

#66 チョークで描く、我が家のシンボル

今回のインテリアトリップ、ご紹介アイテムは「看板」です。

「看板」と言っても、お店に置くような大きなものではありません。

私は主宰する自宅で発酵食のレッスンができる教室に来て頂いた方がすぐ分かるよう、目印となるような物です。また、マンションですので、同じようなドアが並んでいるため、間違える方もいらっしゃったりして。お願いしたのは、「What a Hand-Written World!」 という都内にあるtokyobikeという自転車屋さんの直営店 を中心に、 全国でPOPUPなども開催している手書きの看板屋さんです!

私も、 tokyobikeさんのPOPUPにて看板の見本をみて、 一目惚れし、オーダーさせて頂きました。デザイナーさんが、イメージや 教室を開催するに至った想いなども汲んでくれ、 世界で一つのオリジナルの看板です。表札なども可愛い……


瓶のモチーフに、「HAKKOU」の文字を入れてもらいました! 星形に見えるペイントはカビの胞子をイメージして。

看板屋さんの名前「WHW!」のロゴも可愛い ️!


裏に表記された「KIOSK」の由来は、「プレゼントや自分用、急に必要になった時に、気軽に看板をオーダーして欲しいという想い」からだそう。その名の通り、 今までは常設されていたのですが今後は期間ごとに色々な場所を回 って行くそうです。

黒板塗料は白や黒が主流ですが、 オリジナルで開発されたカラフルな黒板塗料もあって、 今回は胞子のイラストに使ってもらいました。


台座となっているボードも、その場で選ばせて頂き購入しました。新品にはないエイジング感がたまらないです。「ReBuilding Center JAPAN」さんという、古材屋さんの作品だそうで、 どれも素敵でした。今回は中が黒板になっているものにしましたが、 ガラスの作品もあり、 次回はそちらもいいなぁなんて考えています。

作り手さんと話しながら作ってもらえる、 世界で一つのオリジナルの看板。マンションでも、一戸建てでも。お店や教室などにも。お一ついかがですか?

■今回の旅で紹介したお店

○What a Hand-Written World!
https://www.instagram.com/whw_whatahandwrittenworld/

○ReBuilding Center JAPAN
https://www.instagram.com/rebuildingcenterjp/
○過去のインテリアトリップ一覧>>>https://entrie.net/category/trip/

▪︎阿部 梨絵 / Rie ABE

ホームページ http://salongreen.net/

家族とエントリエ /リノベーション事例 https://entrie.net/family/family3/

・子宮美容協会ユニバーサル認定
 「子宮美容セラピスト」
・発酵マイスター
・子宮ケアごはんインストラクター
・子宮インナービューティーセルフケア
 エクササイズ ティーチャートレーニングコース終了

ファッションスタイリストとして活動していた中、「女性の本当の美しさは、内からの健康からしか生まれない!」とセラピストへ転進。都内某マッサージサロン、スパ、エステサロンなどで勤務後、「子宮美容トリートメント」というオリジナルメソッドに基づくトリートメントを学び、子宮から女性の体のあらゆる不調を取り除く「子宮ケア」のプライベートサロンを横浜市都筑区にてオープン。体のトリートメントをしていく中で、発酵食品が女性ホルモンへ及ぼす影響力を知り、体外側だけでなく、内側からも子宮ケアが可能!と発酵食品作りや通年作れるキムチの教室を主宰。プライベートサロン兼自宅を2回に渡りエントリエでリノベーションした経緯から、空間が女性の体や心に及ぼす影響も自ら実感。衣食住全ての角度から、女性が幸せになれるアプローチができるサロンにすべく、日々邁進中。

 

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家具工房 ネモファニチャー – 愛しいものたち

デザイン性があって使いやすい。
優しい手触りが魅力の家具

2005年にスタートしたネモファニチャーは、家具の設計から製造まで、一貫して自分で作っています。ブランド名「nemo furniture」の由来は、New(新しい)とEmotional(感覚)を組み合わせた造語。椅子やテーブル、キャビネットをメインに製作しています。

「ハイバックチェア」ウォルナットオイル仕上げのフレームに本革張りの仕様。ヘッドレストは回転する事で位置を調整することができる

サラリーマンから一転、家具職人へ

キッチンの収納を製作中。使い方や好みを聞き、適材を用いてデザインする

もともと芸術分野やものづくりに興味があったことから、建設業のサラリーマンを辞めて家具職人の道へ。職業訓練校に通う1年間で技術を磨き、建具屋でも働いていたので、通常の家具だけでなく造作家具も制作しています。「自分らしい家具づくり」をするためには、美的な感性も必要。インテリアや美術を独学で学びつつ、日頃から展覧会にも足を運ぶようにしています。

温もり溢れる家具と。ここちのいいインテリアのショールーム

楕円形の「ダイニングテーブル」、天板は肘を乗せても角が当たらないエッジ形状。脚も柔らかい曲線

家具は基本的には人が使う道具。機能性を大切にしたきちんとした設計を心がけながらも、美しさを感じる曲線や柔らかさを表現しています。自身が子どもを育てるようになってからは、お子さんがいるお家での家具の安全性や使いやすさも考慮することで、制作の幅がさらに広がりました。

家具のデザインと製作を続けて15年。最近は妻も仕事に復帰し、インテリアコーディネートの提案も始めています。僕らのスタイルや商品そのものの良さを直接お客さんに伝えるため、長野県佐久市にはネモファニチャーのショールームを開設。予約して打ち合わせされるお客様はもちろん、定期的にショールームを解放しているので、「まずは家具を見てみたい」というお客様も気軽にお越しいただけます。ネモファニチャーの家具が作り出す空間の雰囲気を、ぜひ体験しにきてくださいね。

● 家具工房 ネモファニチャー
【 Webサイト】https://nemofurniture.com/

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SABOTENS まちのミカタ #04 西大井編

#04 西大井編

まちのミカタ4回目。今回はentrie web magazineの副編集長がSABOTENSと行ってみたいまち、西大井です。はじめて降りた西大井は、「猫とパワースポットに癒されるまち」でした。

猫のまち!? 西大井。93歳のおばあちゃまに、散歩のお守りをいただく

今回の目的地はJR横須賀線 西大井駅。駅前に集合した3人は、皆なんとなく疲れ気味。SABOTENS・藤田さんは本業が激務で睡眠不足、SABOTENS・村田さんは肩こりがひどく体中に鍼のシールを貼って参上。見守り役・細野さんも最近食欲がないとのこと…… 3人ともグロッキーだけど、果たして今日はどんなお散歩になるのでしょうか。

▷ピザまんを食べながら登場した藤田さん。二人ともお疲れモードで、いざ出発!

藤田:今日はみんなじゃっかん疲れ気味だけど、行くぞ!

村田:実は今日、小道具を持ってきました。

藤田:あー、ちゅーる(※)だ! いいね!

※ちゅーる……いなば食品が発売している猫用のおやつ

村田:猫を見つけたらあげたいなと思って……。あとは、ルーペと図鑑

藤田:散歩道具じゃん!

▷「ちゅーる」に「ルーペ」に「図鑑」。盛りだくさんな散歩セットをドヤ顔で紹介する村田さん

駅前にあった地図をスルーし、本日もあえて嗅覚のみで進みます。

村田:あ、早速猫だ! 土管から出てきてる。

▷駅前の花壇から生えていた猫のオブジェ

▷猫のオブジェを独特のスタイルで撮影する藤田さん

村田:高架下を抜けて、駅の反対側に出るといい感じの住宅街があるね。

藤田:あ、向こうに猫がいる!

村田:行ってみよう。

少し歩いたところにある駐車場で猫発見。猫のすぐ近くで、三人のおばあちゃまが立ち話をしていました。

▷駐車場に住む猫たち

藤田:かわいい〜!

村田:兄弟かな?

おばあちゃま①:兄弟だよ。二歳くらいかな。

村田:いつもここにいるんですか?

おばあちゃま①:飼ってるわけじゃないんだけど、いつもここにいるよ。みんな去勢してて。猫ってあまり粗末にすると良くないって言うからね。

村田:早速猫に会えるなんて。ちゅーるあげてみようかな……。

おばあちゃま①:あげてみたら。

▷「おーい、ちゅーるいる?」と猫に話しかける村田さん

藤田:あ、きたきた!

おばあちゃま①:あら、夢中になってしゃぶってるよ。美味しかったかい?

村田:かわいいな。元気で生きるんだぞ。

おばあちゃま②:猫がここにいるもんだから、この辺の子どもは学校から帰ってくると、この駐車場に寄って猫と遊んでいるんですよ。

おばあちゃま③:あら、まだ待ってるわよ。

おばあちゃま①:(猫に向かって)またちょーだいっていいなさい、アンタ。アハハハハ。

ここで、一人のおばあちゃまが「今あなたたちにいいものあげるから」とおもむろに家の中に何かを取りに行きました。戻ってきたその手には、なんと箱いっぱいの手づくりストラップ。

▷着物やわらじがモチーフの散歩にぴったりなストラップ。一つひとつ手づくりだそうです

藤田:すごーい! かわいい〜!

村田:どうしよう。キュンキュンくる

おばあちゃま②40個以上つくったんだけど、みんなにあげてこれだけになっちゃった。

細野:器用ですね〜。

おばあちゃま②死ぬまでやってますよ。

おばあちゃま①:つくっても売らないで、みんな人にあげちゃうのよ。

藤田村田:うれしい。ありがとうございます!

散歩のお守りに、ありがたく頂戴することにしました。

藤田会ってすぐの私たちに、こんなに素敵なプレゼントをありがとうございます。

村田:ね、猫に餌をやっている怪しげな女たちに……。早速つけます。

細野:ちなみに、お三方の写真って撮らせていただいても……?

おばあちゃま①:えー! 私は、だめよ。あなた(おばあちゃま②)、写真撮ってもらえばいいじゃないの。

おばあちゃま②:いやよ〜。写真を見ると「あ〜、歳だな」って、自分で顔見るのもいやになっちゃうのよ。みんな93には見えないって言うんだけど。

▷路上で話し込む、おばあちゃまたちとSABOTENS

村田:え……93? どなたが?

おばあちゃま②私よ

藤田:うそ! ほんとに!? めちゃくちゃ背中、シャキーンとしてるじゃないですか。

おばあちゃま①私は83

藤田どうして? なんで若いの? 教えてください

おばあちゃま②どうしてだかね。アーハッハ

藤田:信じられない。びっくりした。

おばあちゃま①:私も負けないように、若くて元気でいようって思ってるのよ。

村田:いいなあ。元気もらえた。

おばあちゃま①:またいらしてくださいよ。気をつけてね。

藤田村田:ありがとうございました。

路上で猫ミュージカル開幕

藤田:やっぱりさ、ああやって歳を重ねても、写真撮られるのを恥ずかしいって思うとか、そういうのが若さの秘訣だと思う。

村田:たしかにね。

出会ったばかりのおばあちゃま達との会話をしみじみと反芻しながら、再び歩きはじめます。

村田:こっちの細い道も楽しそうだね。

藤田:行ってみよう。こういう路地ってわくわくするよね。

細野:あ、また猫だ。

藤田:白猫だ! 素敵な目をしてるね。

藤田:美人。君は素敵な顔して〜るね〜♪ とーても、とーても、目がきれい〜♪(いきなり歌い出す藤田さん)

村田:ミュージカルがはじまった……。

藤田:これが路上版カッツ……あ、キャッツ。言えてない(笑)。

▷「ちゅーるの匂い嗅ぐかい?」とひたすら話しかける村田さん。藤田さんは、家で飼い猫のむーちゃん相手に、アラジンの曲を熱唱するそうです

▷すぐ近くには、猫の家らしきものもありました

細野猫のまちだね。

藤田:猫がこれだけくつろいで安心していられるって、いいまちなんだろうね。

軒先に路上園芸が溢れる西大井。路上の風景をゆっくり楽しみながら歩きます。

▷段差を生かした見事な園芸

▷路地で満開!早咲きの桜

▷村田さん「小人パラダイスだ」。7人……いや、よく見ると8人

▷小さな靴下の落ちもんに一同「かわいい〜!」と絶叫

▷「これは……?」はじめてみる物体に好奇心がくすぐられるSABOTENS

藤田:これ、なんだろう?

村田:なんだろう。『街角図鑑』(※)著者の三土 たつおさんに聞いてみようかな。

細野:そんな本が! こういうとき、すぐに専門家を頼れるSABOTENS……!

藤田:すごい発見だったらどうしよう! 縄文時代からある遺跡とか。

※『街角図鑑』(三土 たつお 編・著、実業之日本社)……パイロン、マンホール、送水口、段差スロープなど、身近なまちに存在するけれど、わざわざ視界に入れることがなかったものたちを集めた図鑑。SABOTENS・村田も「路上園芸」の項目で寄稿しています。

三土さんにメールで質問したところ、「なにかのための専用の重りでは」とのことでした。唐突すぎる質問にもかかわらず、すぐにご回答いただいた三土 たつおさん。ありがとうございました!

白蛇が祀られた神社で、商売繁盛を願う

藤田:今日も晴れてるね。やっぱり晴れ女だね、うちら。

村田:あ、電柱の看板見て。この先に「蛇窪神社」っていう神社があるみたい。行ってみようか。

藤田:いいね!

▷蛇窪神社(東京都品川区二葉4-4-12)

村田:お邪魔いたします。鳥居が新しい。

細野:いい感じ。

藤田:空気が気持ちいいね。最近パワーが足りてないから、充電しよう

藤田:あ、見て。「お供えしたおさがりです。」だって。お供えしたものを持って帰っていいって、すごいね。

細野:すごーい。りんご、いただいていこう

藤田:あ、「撫で白蛇」だって。かわいい。撫でさせてもらおう。仕事にプライベートに、いいご縁がありますように……お願いします……。

▷白蛇に龍。ハンドメイドの神々たちが出迎えてくれる、弁財天

村田:看板に縁起が書いてある。鎌倉時代に神社の洗い場に白蛇が住んでいたけど、住処の洗い場がなくなってしまった。それで、白蛇が地元の方の夢枕に出てきて「もとの場所に戻してほしい」とお願いして、この弁天社がつくられたんだって。

細野:この辺は昔、「蛇窪」っていう地名だったらしい。

藤田村田:へえ〜!

▷神社のすぐ近くに建てられていた看板によると、かつてこの地は「蛇窪村」と呼ばれていたとのこと

お守りや絵馬を購入した後、おみくじも引いてみることにしました。

村田タンタカターン、大吉です!

藤田:前回(※)は、私が大吉で、今回はあやちゃんが大吉!

※「まちのミカタ 府中編」の大国魂神社では、藤田さんが大吉を引きました。

村田:よし、頑張るぞ〜。うれしい。

白蛇がデザインされたかっこいい絵馬に、商売繁盛と無病息災の願いを託します。


村田商売繁盛、無病息災、健康第一。よろしくお願いします。

藤田:あやちゃんの隣の絵馬、「宝くじ高額当選しますように」だって(笑)。

村田欲望丸出しだ。

藤田:こっちは「自分が強くなれますように」。頑張れ! みんな叶うと良いな

細野:今日はいいね。最初におばあちゃまからわらじのストラップもいただいたし。

村田:お守りが色々増えている感じ。おばあちゃまから長生きのお守りと、蛇窪神社で商売繁盛のお守りと。

藤田:ホクホクするね。あのおばあちゃまたちも、神様だったのかも。あー、いい神社でした。

村田:ありがとうございました。

ドラえもんに出てきそうな原っぱで、駄菓子タイム

出発時はグロッキー状態でしたが、猫と白蛇の力でエネルギーが徐々に回復してきた三人。散歩を続けながら、食べるところを探します。空腹が我慢できない細野さんは、神社でいただいたりんごを早速パクリ。

▷村田さん「かっこいいね。ニューヨーカーみたい」、藤田さん「私も今度やってみよう」

藤田:あ、また猫だ

村田:こんにちは。美人だね。

▷「ちゅーるの匂い嗅ぐかい?」とまたもや話しかける村田さんと、興味なさそうな猫

藤田本当に猫が多いね、西大井は。

細野:あ、ドアに猫のための穴が空いてる

村田:周りの草も、猫のための草だよね。こっちのお宅には水とかお皿もある。

細野:まち全体で猫をかわいがっているね。

▷猫の通り穴と、猫用の草

▷猫のための餌と水なども

道行く人に訪ねながら戸越銀座方面を目指し歩いてみることにしましたが、なかなか昼食にありつけない一行。空腹のあまり、道中見つけた駄菓子屋さんでお菓子を爆買い。我慢ならず、歩きながら栄養補給します。

▷パチパチする駄菓子で口の中が泡だらけの藤田さんと、ラーメンを手に真顔の村田さん。空腹がピークです

しばらく歩いていたところ、いい雰囲気の原っぱを見つけました。

藤田:ここ、ドラえもんに出てきそうな空き地だねえ。せっかくだから入ろうか。

村田:原っぱでお菓子食べよう。

藤田:食べよう。

▷原っぱで駄菓子を広げるSABOTENS。入り口ではアロエが見事に咲き誇っていました

▷爆買いした駄菓子。子どもの頃からすると夢のような光景ですね

藤田:あー気持ちがいい。何もない原っぱって、なかなかないよね。

村田:よかったな、この原っぱ。

タイの伝統施術「トークセン」で疲労回復

駄菓子で少しお腹が満たされた一行は原っぱを出て、散歩を続けることに。そして何やら気になる看板を発見……。

▷日本トークセン協会(東京都品川区豊町6-12-9-103)

村田「タイに伝わる木槌療法・トークセン」……なんだろう。

細野10分1000円だって。……やってみる?

藤田:……やってみる?

「トークセン」という聞き慣れない単語にドキドキしながら、何事も経験だ! とドアを開けてみることに。一行の不安をよそに、笑顔で出迎えてくれた、一般社団法人 日本トークセン協会の発起人であり代表理事 森田 純二先生(以下、森田先生)と、先生にトークセンの指南を受けたという生徒さんのお二人。

村田:失礼します。今、お願いできますか? 三人なんですけど。

森田先生:どうぞどうぞ。

村田:「トークセン」ってなんでしょうか?

森田先生タイ式マッサージの一種で、タイの北部に伝統的に伝わる、木槌を使った施術方法です。

▷木槌を使って施術する「トークセン」。道具は樫の木で手づくりされているそう

森田先生:タイの北部では7〜800年前から行われていた記録があるんですよ。当時は医療がまったくない時代だったので、具合が悪いときに家族で叩きあっていたんだそうです

村田民間療法なんですね

森田先生:そうです。チェンマイの古いご家庭に行くと、百数十年前から家庭に伝わる道具が未だにあるんです。私たちも元気がない人がいると「大丈夫ですか?」って叩くじゃないですか。それに近い感じで、ちょっと具合が悪くなると叩いているそうです。

藤田:最近疲れすぎているので、治していただきたいです。

森田先生:どこが気になりますか?

藤田腰と肩と首ですね。

木槌を使って施術をはじめた森田先生。コンコンコンコン……と、心地いい木の音が響きます。

▷SABOTENS藤田さんを施術する森田先生曰く、「トークセンの振動で、負のエネルギーが解放される」そう

村田:よっちゃんどうですか?

藤田気持ちいいです。

生徒さん①音と反応で、どこの部位が悪いか分かるんですよ。

細野:先生がトークセンをはじめて、何年になるんですか?

森田先生10年です。その前は北千住で整体院と整体スクールをやっていました。当時、整体スクールの生徒さんがタイに古式マッサージを習いに行ったことがあったのですが、トークセンも習ってきて。それではじめてトークセンというものを知り、自分も現地で学びながら、一般社団法人を立ち上げたんです。

村田:へー。

森田先生:はい、次の方どうぞ。

生徒さんお二人も加わり、三人がかりで叩いていただきます。

▷最近食欲がない、見守り役・細野。三人がかりで叩いていただきます

▷肩こりがひどいSABOTENS村田さん。まな板の上の鯉状態です

森田先生:トークセンは、簡単な割にはやる方も疲れないし、二時間講座を受ければ誰でもできるようになります。私としては、家族や夫婦でやっていただきたいなって。そうすればコリも取り合えるし、コミュニケーションも取れるんじゃないかなって。

村田子どもでも簡単にできそうですね。トントンやるのが楽しそう。

生徒さん②:音もいいでしょ。

村田:聞いていると落ち着きますね。

▷血行が良くなったのか、顔もほんのり赤くなりました

代わる代わるトークセンの施術を受けたおかげで徐々に疲れが解放。さらには「30秒でお腹がぺったんこになる体操」まで教えて頂きました。すっかりリラックスできた三人はルンルン気分でお店をあとにしました。森田先生、生徒さんたち、ありがとうございました!

散歩の締めは、戸越銀座で健康ランチ

藤田:入る前はドキドキしたけど、よかったね。

村田:面白かった。「トークセン」って初めて聞いたから、怪しかったらどうしようって思っちゃったけど。何百年も伝統がある民間療法なんだね。

藤田:蛇窪神社も、トークセンも、導かれた感じ。三人とも不器用なりの動物的カンがあると思うよ。

細野:元気が出たね。

藤田:身体がポカポカする。最初は疲れがある状態でスタートしたけど、最後に疲れが取れてよかった。

村田:上半身が軽くなった気がする。

藤田元気になったぞ、イエーイ!

トークセンを終えた頃にはすでに15時を過ぎていました。駄菓子の効力も切れ、いいかげんにお腹が空いてきたところ、「お食事処」ののぼりをようやく発見! 一目散に入ります。

▷お食事処「しずく」(東京都品川区戸越5-11-7 光ビル1F)

▷福島から取り寄せたお米を使ったおこわと、野菜たっぷりの「温野菜セット」(1100円)

▷いい塩梅の目玉焼きが乗ったナポリタン(850円)

▷鉄板のオムライスは、店長自慢だそう。野菜が添えられているのが嬉しい(850円)

▷笑顔が素敵な店長・深沢さん。開店12年目だそうです

藤田:今日は癒やされてよかった〜。ここ数日、仕事で辛かったもん。

村田心身ともにパワーをもらう散歩だったな。

藤田:毎回変わるもんだね、まちによって。

細野:いやー超元気が出た。いい散歩でした。いつも聞いている質問だけど、このまちだとマンションか一軒家、どっちに住みたい?

村田長屋のような一軒家に住んで、路上園芸をやりたいな。ドアに猫用の通路もつくって

藤田:いいね! 猫も路地もよかったよね。

細野:住んだら楽しそう。

藤田:いい意味で、みんながグレーな部分を許している感じがした

細野猫にも寛容だったね。

村田めちゃくちゃ猫対策している車もあったけど(笑)。

藤田:すっごい嫌だったんだろうね。

細野:事件がいっぱいあったんだろうね。

本日の一コマ漫画

イラスト/藤田 泰実(落ちもん写真収集家)

まちのミカタ 心に残る西大井の風景

村田のミカタ:釜飯のふたがぴったりハマったブロック

藤田のミカタ:臓器には感情が溜まるらしい。。。

▷西大井の豆知識

今回SABOTENSが歩いたのはJR 横須賀線 西大井駅〜東急電鉄 大井町線 戸越公園付近。B級グルメや下町として人気の戸越銀座は、関東大震災(1923)以前には農家が散在した静かな農村地帯でした。当時、日本一の商業地であった「銀座(中央区)の賑わいにあやかりたい」という思いや「震災によって壊滅的な被害を受けたまちで出た瓦礫のレンガを譲り受けた」ことから、元の地名と結び「戸越銀座」と名乗ったそうです。

参考:戸越銀座商店街オフィシャルウェブサイト

●取材/SABOTENS・細野 由季恵
●編集/細野 由季恵
●執筆/村田 あやこ

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「苺ジャム」日々の芽 – 小さな喜びの芽を見つけ、育てる暮らし – #27

mayamoonさんのリノベーション事例はこちら


#27 苺ジャム

朝起きたら甘酸っぱくていい匂い
君はずいぶん早くから台所で苺を煮ている
可愛らしいエプロンをした後ろ姿を眺めながら
コーヒーを飲んでいる僕は
世界一幸せな男なんじゃないだろうか

粒を残した苺ジャムはそのまま食べても美味しい
こぼれるほどパンにのっけてかぶりつく
君は牛乳と割った苺ミルクを飲んでいる
外では買えない砂糖控えめなこの味

君はエプロンをたたんで自分の家に帰っていった
君の夫と子どもが待つ家に

冷蔵庫のジャムの瓶を見るたびに
確かに君が来ていたことを確認できる
苺ジャムを食べきってしまったら
君の存在は泡のように確かなものでなくなるから
少しずつ食べている

mayamoon暮らしのエッセンス
「苺ジャムのつくり方」

【材料】苺、砂糖、レモン汁

  1. 苺はヘタを取り鍋に入れて砂糖をふりかけ一晩おく
  2. たっぷり水分が上がったら弱火にかけて煮る
  3. あくが出たら取る
  4. 最後にレモン汁をしぼって出来上がり
  5. 煮沸消毒した瓶に入れて冷蔵庫で保管

「人の手でつくられた唯一無二の灯り」りえさんのインテリアトリップ #66

『インテリアだけは、流行とか無視して、ひたすら自分の好きなものを追求するべし。』という持論を持つ、りえさんがおうちのこだわりアイテムたちを紹介します。

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#66 人の手でつくられた唯一無二の灯り

今回のインテリアトリップは、久しぶりに「照明」です。

我が家の照明はほとんど一点物なのですが、 今回の照明はその中でも作家さんが手編みでつくった、 唯一無二の作品です。


an/eddyさんの作品です。中の電球を付けなくても存在感が凄いです。

店舗などでなく、作家さんの展示会で購入しました。 ご本人から直接お話を伺いながら買わせて頂くのは贅沢な時間。


不規則な手編みの模様は、どこから見ても素敵です。我が家の壁紙の色味とリンクして、迷わず購入を決意しました!(笑)

手編みの良さは、 すごく作品の温度を感じることだと思うのですが、 ともすれば野暮ったくなりがちで、 なかなか洗練された感じを出すのが難しいものの一つだと思います 。にもかかわらずan/eddyさんの作品は、 照明以外にもタペストリーやミラー、 クッションカバーなどそのどれもがビックリするほど洗練された都 会的な作品なのです。

素朴な暖かさと、洗練されたイメージ、 相反する2つの要素を感じられる、他にない作品だと思います。個展などで他の作品も見ることができるので( どれもため息が出るほど素敵!)是非足を運んで頂きたいです!

■今回の旅で紹介した作家さん
〇an/eddyアンエディ
https://instagram.com/knitchihiro?igshid

 

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「自分らしさに再び向き合う。夫婦二人三脚の働き方のかたち」 ネモファニチャー 荻原さんご夫妻 | エイミーズトーク #30

エイミーことエントリエ編集長の鈴木 栄弥が気になる人に、自分らしい暮らし方や生き方のヒントをいただいてしまおうというこのシリーズ。第30回目のゲストは、長野県佐久市で家具屋ネモファニチャーを営む荻原さんご夫妻です!

自分らしさに再び向き合う。夫婦二人三脚の働き方のかたち

荻原 綾(おぎわら・あや)さん
ネモファニチャー インテリアコーディネーター。長野県小諸市出身。2007年に結婚後、2009年に自宅の一部を使い雑貨店をオープン。自身が製作した雑貨や作家さんの雑貨を買い付けて販売していたが、子育てとの両立が難しくて一度お店を閉める。現在は家具職人の夫・敬さんが立ち上げたブランド「ネモファニチャー」に勤務。またirrma.(イルマ)として作家活動も行なっている。

荻原 敬(おぎわら・けい)さん
ネモファニチャー代表。長野県佐久市出身。土木工事の現場監督から木工家具製作へ。家具と雑貨のショップスペースを2017年に改装し、ネモファニチャーのショールーム兼事務所に。

ご夫婦で営む素敵な家具屋さんがあると聞きつけ、LIFE STYLE MAGAZINE entrieの副編集長細野が向かったのは長野県佐久市。リノベーションを通し、お客さまとお話をするなかで家族を持つことや生活環境の変化は、「自分らしさ」を見直すタイミングであることを感じます。そこで今回は、東京から離れたまちで、“自分たちらしく働く”ことや、“家族を持つことで変わる仕事感ってなんだろう?”……そんな疑問へのヒントをもらうべく、荻原さんご夫妻にお話を伺うことにしました。

結婚・出産・子育てを経て、
地域で「自分らしい」キャリアを探す

――元々は雑貨屋を営んでいたそうですね。

綾さん:はい。私たちが結婚したのは13年前のことなんですが、その前から夫は家具をつくっていて、私は別の仕事をしていました。結婚して仕事を辞め、今の家を建てることになって、夫が営む家具のショールームスペースをつくりたいという話になったんです。そのとき「ショールームだけだと人は来るのかな?」と、雑貨屋を開きました。

だから、最初はそこで小さなお店をやっていたんですけど、子どもができてからはなかなか毎日お店が開けられなくなってしまって。

――仕事と育児の両立が難しかった?

綾さん:子どもが生まれる前までは、食器とかの雑貨や作家さんの作品を扱ったりして、毎日お店を開けていたんです。週1〜2日を定休日にして、フルタイムで店を開いていました。でも子どもが生まれると、職住一体だったものだから、どうしても子どものことが気に掛かっちゃって。

お客さんが来ているときも、「子どもの面倒をどうしよう」と思ってしまうんです。最初は子どもを見ながら働こうと思ってはじめたんですけど、やってみたら難しかったというか。仕事と子育てって、どちらかに偏ってしまうと、罪悪感が生まれちゃうんですよね。

――そうなんですね。

綾さん:だからお店は一度お休みして、夫の家具製作は続けることにしました。でも2人目が生まれて、そろそろ仕事に復帰したいなって思って。もともと「人が生活すること」に興味があって、短大では生活科学科を専攻していたんです。そこで住環境のデザインも勉強して、そのときにこれが仕事にできたらいいなっていう憧れもあって、インテリアコーディネーターの資格を取ることにしたんです。勉強をはじめたら、「これ、私がずっとやりたかったことだ!」って、みるみる情熱が蘇ってきました。

――インテリアコーディネーターの資格を取っただけではなく、仕事復帰に向けて佐久市のママに向けた働き方講座に参加したそうですが、なぜ受講することにしたのでしょうか?

綾さん:インテリアコーディネートの知識を仕事に活かしたいなって思ったものの、「どうはじめたら良いんだろう?」、「他のママたちはどうやって仕事と育児を両立させようとしているんだろう?」っていうのがありましたね。それに、世の中と関わっていない感覚が強くあって……「あれ、大人とどうやって話すんだっけ?」みたいな(笑)。そんな状況で復帰するのが怖かったのかな。仕事のスキルの面でも自信がなかったから、普通のビジネス講座とは違うママ向けの働き方講座なら自分のためになるんじゃないかなって。いいタイミングだったと思います。

――どんなプログラムだったのですか?

綾さん:まず講座を受ける前の説明会で、「妊娠・出産・育児の経験によって得られた、または強化された力 (ハハリョク)」を見つけていくというテーマのワークショップがありました。その後の講座では、自分が今まで何のために働いていたのか価値観と動機を振り返り、その価値観や動機を大切に、これから自分が何をしていきたいかを講座のメンバーと共に考え、最終的にビジネスモデルをつくってプレゼンしました。

――なにか発見はありましたか?

綾さん:自分の思いをグループのメンバーに伝えたり、共有されたりする中で、「今の自分ってどうなんだろう?」「自分と社会ってどんな関係性なんだろう?」ということを改めて考えられる時間だったと思います。例えば、毎日の子育てをするなかで当たり前にやっていることって、スキルになるとは思っていなかったんです。でも他の参加者が「これは自分のスキルだ」と誇りを持って発表しているのを聞いたときに、ハッとしましたね。

――確かに改めて仕事をスタートさせるときこそ、これまでの自分がやってきたことを振り返る作業が大切になりそうです。

綾さん:書き出していったこともすごく良かったですね。自分は何を考えていて、何がわからないのかが見えてきましたから。最終的に、自分のインテリアコーディネーターとしての知識を活かして、夫が立ち上げた家具ブランド「ネモファニチャー」を好きになってもらうように働きかける、というマイプロジェクトが生まれました。

「少しずつ、できることから」。
夫婦で仕事をするというスタイルへ

▷がんばる綾さんを見守る、敬さんの眼差しがあたたかい

――ここからは、敬さんにもお話を伺いたいです。「ネモファニチャー」は、敬さんが主体となって立ち上げたそうですね。

敬さん:はい。ブランド自体は2005年からあって、今は15年目ですね。家具の設計から製造まで、一貫して自分でつくっています。名前の由来は、New(新しい)とEmotional(感覚)を組み合わせた造語。椅子やテーブル、キャビネットをメインにやっています。

――家具づくりはどのように学んだのでしょうか?

敬さん:もともと芸術分野やものづくりに興味があって、いざ家具職人の道へ進もうと腹を決めたときに、足りないことだらけだと気づいたんですよね。だから職業訓練校に通って、その1年間で技術を学びながら、アートワークの感性を養うためにインテリアや美術を独学で学びました。


▷ネモファニチャーのダイニングテーブル(詳細はこちら

――家具の特徴は?

敬さん:基本的には人が使う道具だから機能性は大切にしながらも、見た目は自分の好みの曲線的で柔らかさがあって、それでいてきちんとした形にしています。

綾さん:子どもが生まれてから、家具のデザインの考え方も少し変わったよね。子どもがいるお家なら、こういうデザインの方が使いやすいんじゃないかとか、想像できるようになったというか。

敬さん:たしかに。リアリティを持って考えられるようになったから、提案の幅が広がってきたかな。

▷「つい先日も子どもが、布地の座面にジュースをこぼしちゃって。そういう生活に関わることも子どもがいるからわかったよね」と、笑いながらお話ししてくれました。

――このショールームもインテリアが素敵で心地よい空間です。

敬さん:実は雑貨屋をはじめたときは今と全然違っていて、あんまり自分たちが好きな空間にできなかったんです。それを一昨年くらいに改装して、「ネモファニチャー」が持つスタイルや価値観を、直接お客さんに伝える場にしました。家具のデザインと製作はもちろん、インテリアコーディネートまでできるからこそ、見て納得してくれた人に家具を使ってもらいたいという思いがありますね。

――敬さんの頼もしさと綾さんの優しさのバランスが、とても合っているように感じます。

敬さん:僕と彼女は高校生の頃から付き合っているから、社会人になってからの僕の紆余曲折もすべて知っている存在。いつも見守っていてくれて、ときには手を差し伸べてくれました。

――まさに人生の伴侶ですね! ご主人のそばで、育児とお仕事と奮闘している綾さんを見ていてどんなお気持ちでしたか?

敬さん:彼女が働き方講座に通いはじめたときも、自分なりにやるべきことをちゃんと全うしたいという強い気持ちがあることが伝わってきましたね。僕がはじめた事業なのに、自分ごととして彼女なりに考えて動いてくれているなと。とはいえまだまだ手探りで途中の段階だから、いまはその頑張りを見守っている状況です。

――夫婦で働くことに、どのような可能性を感じていますか?

敬さん:前の雑貨店時代も2人でやっていたようなものなので、形を変えて再スタートするという感覚ですね。雑貨店を閉めてからは、個人のお客さまよりも設計事務所の下請けがメインになって、家族の暮らしを守るための仕事に振り回されがちでした。でも本来やろうとしていることは、半分は自己表現で、もう半分は社会貢献。夫婦で働くことで、理想の働き方に近づくことができそうです。

――現在はどのようなことに取り組んでいるのですか?

綾さん:まずはお客さまと家具をつなぐためにどうしたらいいのかということを考えています。例えばお客さまに家具を購入してもらうとき、今までは夫が窓口になって販売していたところを、私が間に入ってお客様と直接コミュニケーションをとって、提案をして……と、少しずつですが経験を積めるようなはじめ方をしていけたらなって。

敬さん:受注生産だから、実際にショールームまで来てもらって、家具を見てもらったり打ち合わせをしたりする必要があるんだよね。

綾さん:そう。今までショールームは予約制で、希望した方のためだけに開いていたんです。だけど、どなたも気軽に見に行ける日があるといいなと思って、まずは月1回くらい、ショールームを開ける日を設けてみるつもりです。あとはウェブサイトの更新とかね。焦点を絞りながら、具体的に進めていこうと思っています。

自分の生涯の楽しみのために。作品づくりへの取り組みも

――綾さんは仕事とは別に、作家活動もされているそうですね。

綾さん:はい。よかったら見ますか……?

――ぜひ!

▷タイトル「共感」(紙、ペン 2018)

綾さん:特にジャンルにこだわらず、雑貨全般を自主制作しているんですけど。刺繍の作品が多いかな。

――味わいのある絵がすてきですね!

綾さん:恥ずかしいですね……。irrma.(イルマ)という作家名で活動しているんですけど、これは“妻”でも“ママ”でも“社会人”でもない、「誰でもない誰か」の存在をイメージしてつけた名前です。irrma.としてつくるものは、死ぬまで続けたいお楽しみなんですよね。自分が本当に好きなことだからこそ、自分のペースで好きなようにやっていきたいです。

――とても細かい刺繍……技術もすごいですね。

綾さん:子どもの頃から刺繍と編み物は当たり前のようにできていたんですよ。特に教わった訳ではないんですけどね。母が手芸の本を読みながらつくっている姿を見ていて、そうやってつくるんだなって思って自分でもやっていました。とても普通で身近なことだったので、技術は自然と身についていました。

――雑貨はいつからつくるようになったのですか?

綾さん:子どもが生まれる前は布の雑貨やバッグなど、実用的なものを作っていたかな。最近つくったのはブローチや刺繍で描いた絵ですね。2019年12月にも、佐久平で開催された「クリスマスアートギフト展」というグループ展で発表しました。

▷タイトル「ねこと花」(布、刺繍糸 2019)

――世界観のインスピレーションはどこから?

綾さん:たぶん、自分の行きたいところなのかな。平和なところに行きたいなって思ってつくりました(笑)。絵本の世界とかもすごく好きで、夫も美術が好きだから、一緒に展覧会を見に行ったりしていて。そういったところから影響を受けているかもしれないですね。なかでも版画作家の南桂子さんの、さみしいような暖かいような感覚を覚える絵が好きかな。

――作品にも綾さんの感性や人柄が表されているような気がします。

綾さん:作家活動はとても気まぐれなんですが、毎年楽しみにしてくれる方や「また楽しみにしています」と声をかけてくれる方もいて、その方々と触れ合うたびに続けていきたいなと思いますね。

綾さんの至福のひとときは「ドラマを見ながらチョコレートを爆食いするとき」。後日、送っていただいた写真をみると、想像以上のチョコレートの量でした(笑)!  たくさん食べてしまっても、日頃の筋トレによって体型と健康を維持できているそう。

▷ネモファニチャー
WEBサイト https://nemofurniture.com/

●文 / 宇治田 エリ
●インタビュー・編集・写真 / 細野 由季恵

「骨董市」日々の芽 – 小さな喜びの芽を見つけ、育てる暮らし – #26

mayamoonさんのリノベーション事例はこちら


#26 骨董市

あなたがくれた髪飾りをするには
少し年をとりすぎた
それはピンクの珊瑚でできていて
冬の日の骨董市で買ってくれた
古い木箱の奥底で輝きを失っていた髪飾りは
あなたのシャツで拭くと驚くほど綺麗になった

外の空気は冷たいけれど
あなたの隣にいるだけで満たされて
何も怖いものはないような気分になった
時々指に触れてその冷たさを分かち合った

ずっと昔の物たちを眺め歩き
それを使っていた人々の暮らしを想像する
大切な人に送った物がどれほどあるのだろう
さびた栓抜き、着物、古い地図、琺瑯のタッパー、懐中時計
私たちがいなくなっても未来の誰かがこれを手にするのか
思いを馳せながら少しずつ大きくなっている木蓮のつぼみを見た

あなたは寂しいときだけ寄ってきて突然いなくなる
ようやく不在に慣れた頃
また現れて私の心をかき乱す

箱の中にしまわれた髪飾りはあなたの帰りを待っている

mayamoon暮らしのエッセンス
「骨董市の楽しみ」

古道具が豊富に揃う骨董市は週末に神社や公園で開催されている
掘り出し物を探すには朝早い時間にいくのがおすすめ
気に入ったものは、あとで見にいくと売れてしまっていることも
ここだけでしか出会えない物との出会い、店主とのやり取りも楽しい

【編集部のおすすめ】りえさんのインテリアトリップ – 家づくりのアイデア 編

こんにちは! エントリエ編集部です。これまで60回以上に渡ってお届けしてきた『りえさんのインテリアトリップ』。いくつものステキな旅と出会いました! 今回は、そんなりえさんの記事から編集部の心にグッときたアイテムをカテゴリ別に厳選します。本日は「家づくりのアイデア 編編」です。

りえさんのリノベーション事例はこちらリノベーション事例

 

No.1 脱衣室の収納

なかなか他人のお家だと見る機会が少ないお風呂周りです。りえさんのお家の脱衣所は空間が限られたいたため、収納は扉のない棚板を採用。閉め切らないことで、湿度もたまらないのだとか。見せる収納が苦手な方は、カゴを取り入れることをオススメしています(色を統一することがポイント!)。

過去記事はこちら>> ♯12 扉で隠さない収納

No.2 トイレのインテリア

思わず長時間居座りたくなってしまうような(笑)トイレです。 難易度がたかそうな壁紙やインテリア雑貨は、まずはトイレで試してみるのがりえさん流。あまりお客さまの目につかない場所ですが、思い切り個性チャレンジの一歩として真似したくなるアイデアでした!

過去記事はこちら>> ♯15 隠れた、お家の主役

No.3 季節の行事アイテム

家族をもつとどうしても増えてしまう、「5月人形」や「お雛様」、「クリスマスツリー」などの行事アイテム。“何よりライフスタイルに無理なく溶け込めるのが大切だと思います 。”というりえさん。こどもの日用のかぶとは、アロマオイルを収納している木箱に乗るくていのサイズなのだとか。

過去記事はこちら>> ♯37 季節の行事アイテムは自分サイズで選ぼう!

No.4 ウォークインクローゼットはいらない?

限られたお家の面積を活かすために、リノベーション時は思い切ってウォークインクローゼットを取り入れなかったというりえさん。部屋に置く家具や室内窓を間仕切り兼収納として活用したそう。収納スペースはあればあるだけ、物を持ってしまう……物を増やさないという発想も必要だなと感じるアイデアでした。

過去記事はこちら>> ♯45  ウォークインクローゼットは、いらない!?

以上、【編集部のおすすめ】りえさんのインテリアトリップ 「家づくりのアイデア 編」でした!

>>>過去のインテリアトリップ一覧はこちら<<<

ボタン▪︎阿部 梨絵 / Rie ABE

ホームページ http://salongreen.net/

家族とエントリエ /リノベーション事例 https://entrie.net/family/family3/

・子宮美容協会ユニバーサル認定
 「子宮美容セラピスト」
・発酵マイスター
・子宮ケアごはんインストラクター
・子宮インナービューティーセルフケア
 エクササイズ ティーチャートレーニングコース終了

ファッションスタイリストとして活動していた中、「女性の本当の美しさは、内からの健康からしか生まれない!」とセラピストへ転進。都内某マッサージサロン、スパ、エステサロンなどで勤務後、「子宮美容トリートメント」というオリジナルメソッドに基づくトリートメントを学び、子宮から女性の体のあらゆる不調を取り除く「子宮ケア」のプライベートサロンを横浜市都筑区にてオープン。体のトリートメントをしていく中で、発酵食品が女性ホルモンへ及ぼす影響力を知り、体外側だけでなく、内側からも子宮ケアが可能!と発酵食品作りや通年作れるキムチの教室を主宰。プライベートサロン兼自宅を2回に渡りエントリエでリノベーションした経緯から、空間が女性の体や心に及ぼす影響も自ら実感。衣食住全ての角度から、女性が幸せになれるアプローチができるサロンにすべく、日々邁進中。

 

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「自分の“好き”は、きっと相手には伝わる」 ハワイアンキルト作家 渋谷由美さん | エイミーズトーク #29

エイミーことエントリエ編集長の鈴木 栄弥が気になる人に、自分らしい暮らし方や生き方のヒントをいただいてしまおうというこのシリーズ。第29回目のゲストは、ハワイアンキルト作家の渋谷 由美さんです!

自分の“好き”は、きっと相手には伝わる

渋谷 由美(しぶや・ゆみ)さん。東京生まれ。2004年にハワイアンキルトに出会い、製作に熱中。徐々に活動の幅を広げ、今では自身で教室を開くまでに。数多くの生徒さんにハワイアンキルトの魅力を伝えている。

現在東京都多摩エリアで、6つのハワイアンキルト教室を持つ渋谷 由美さん。作家として活動をはじめてから16年目。3月にはエントリエショールーム内で個展をおこなっていただくことになりました!(※コロナウィルスの影響を受け、延期となりました。追って詳細をご連絡します) そこで、今回はハワイアンキルトとの出会いや教室での生徒さんとのふれあいの中で感じていることについて、お話を伺いました。

「おおらかな気持ちになる」そのアバウトさが心地よいハワイアンキルト 


――渋谷さんは、“ハワイアンキルト”の作家さんとしてご活躍されていますが、普通のキルトは、どこが違うのでしょうか?

渋谷さん:名前の通りハワイモチーフを使用するところです。もうひとつの特徴として、例えば、正方形の折り紙を折ると、長方形になりますよね。また半分に折ると正方形に、さらに折ると今度は三角形になります。

そうすると、元のサイズの1/8の状態になります。これを8枚重ねてカットし、広げたモチーフを連ねていくのがハワイアンキルトの特徴的です。

――なるほど! キルトといえば、幼稚園バックなどに使うようなふっくらとした布地をイメージします。

渋谷さん:そうですね。幼稚園のお子さんに、キルティングバッグをつくったりしますよね。ハワイアンキルトは、あの布地を自分の手でつくったり、そこにひとつひとつアップリケのようなものをつけたり。できあがったら、またチクチク縫って、そうすると布地にふっくら感が出てくるんですね。

――ミシンを使わずにすべて手縫いですか! すごく時間をかけて、ていねいにつくられていらっしゃるんですね。

渋谷さん:そうですね。製作は、短くとも3〜4ヶ月はかかるかな。

――キルトと一口にいっても、製作手法はいろいろありそうですね。

渋谷さん:はい。小さい三角や四角、ひし形などをつなげ、ひとつのモチーフにする“ピーシング”というものもあります。「ピーシングキルトとハワイアンキルトの違いは何ですか?」とよくいわれますが、ピーシングは縫っていくときに1mmずれると、つなげたときに1cmずれます。どんどんつなげていくから1mmでもズレの影響は大きい。

その点、ハワイアンキルトは、多少ずれても気になりません。つくった本人は気になるかもしれませんが、見ている人はおそらく気にしていないはず(笑)。だから、おおらかな気持ちでつくることができるんです。

手芸店で一目惚れ!
ハワイアンキルト一筋の16年

――渋谷さんがハワイアンキルトと出会った経緯を教えてください。

渋谷さん:もともと、かわいいものが好きなんです。製作をはじめる前は主人の仕事上、転勤が多くて……。私は東京生まれですが、結婚・子育ては九州でした。子どもも成長して、自分の時間ができた頃、何か自分のことをはじめたいなと思っていたんです。

そんなある日、手芸屋さんでハワイアンキルトを見て「かわいい!」と思って。そこでキルトの先生と出会って、お教室でいろんなことを教えてもらいました。

▷手芸道具にも、渋谷さんこだわりの「かわいい!」が詰まっています。

――細かい作業はもともとお好きだったのでしょうか?

渋谷さん:嫌いでも、好きでもなかったです(笑)。小さいころは人形をつくったりしていましたけど、趣味にするつもりはまったくありませんでした。

でも実際につくってみると製作中はもちろん、形になったときには感無量で。自分の好みに合わせてサイズを変えられるから、大きな展示用の作品から生活に密着したものまで自由につくれるし、いつでも持ち歩けるところが良かったですね。

――転勤が多い環境でも、続けることのできる好きなものが見つかったんですね。

渋谷さん:それに、最初に出会ったキルトの先生は幅広く活躍されている方でしたが、私はなぜかハワイアンキルトにしか興味がなくて。例えば、ビーズやクラフト系の製作には全然目がいきませんでした。

ハワイアンキルトは奥行きがあるというか……これまでいくつもと作品をつくっていますが、そのたびに「またつくりたい!」と思うんですね。

――ハワイアンキルト、一筋ですね。

「今日、来て良かった」と思える場所づくりを

▷教室には、幅広い年齢の生徒さんがいらっしゃるのだとか。こちらは作品展示会のワークショップでの様子、「ちびっ子も頑張ってました!」。

――渋谷さんが生徒という立場から一転、今度は先生として生徒さんを持つようになった経緯について教えてください。

渋谷さん:キルトの先生から「教室をすることもできる」と聞きました。それで自然と、「自分の知識をみんなに伝えられたらいいな」と思うようになって。ハワイアンキルトをはじめて4年目のときです。

今は、デパートなどにあるカルチャースクールで教室をもっていますが、はじめは「ハワイアンキルトの活動をしています」と持ち込みました。すると、だんだん声をかけてもらえるようになって、気付いたら生徒さんがたくさん来てくださるようになっていました。

――教室に通われる方は、どんな方が多いのですか?

渋谷さん:年齢的には、ご年配の方が多いかな。ご自分の時間を持てるようになって、「新しいことをはじめてみたい」という方ですね。人生の先輩ですから、がんばらないといけないな、とよく思います。

――お教室はどんな雰囲気ですか?

渋谷さん:もう和気あいあいで、大変です(笑)。お茶の時間をつくっているクラスもありますが、お教室でのお話を楽しみにしてくださっている方もいらして。製作に関わる話から、普段、家族にはいいづらいことなんかも話してくれます。

中には4回目の成人式を迎えられた人もいらっしゃいますが、みなさんすごく元気! 私も「ここに来て良かったな」と思える教室にしたいと思っています。

うまくいかないこともあるけれど、
自分の「好き」は
、きっと相手には伝わる

――現在は、お教室と自主製作を通してハワイアンキルト と関わっていらっしゃいますよね。「好きなことを仕事にしていきたい。でも、なかなか実現できない現状にモヤモヤしている」という人も、多いように感じています。だから渋谷さんに憧れる方も多いのではないでしょうか。

渋谷さん:なんというか……「自分が楽しい」と思えることができるといいですよね。

――はじめの一歩は、ご苦労されたこともあったのではないでしょうか。

渋谷さん:そうですね。今でこそ、順調だと思っていただけるかもしれませんが、はじめは人が集まらず生徒さんひとりのときもありました。今も、販売のお声がけをしてもらっていますが、思うようにはいかない。

あとは、多くの方は長く続けられてくださいますが、中には「キルトは好きだけど、時間や都合が合わなくなって続けられなくなってしまいました…」という方もいらっしゃいます。

何もかもが上手くいってるわけではないんです。でも、自分が好きなことをやっていると、わかってくれる人には届くと思います。自分が好きなことをして一緒にいられるのは、生徒さんにしても仲間にしても、分かち合って共有できる人たちだと思うんです。だから気にせずに、好きなことをしたらいいなと思います。

――反対に、生徒さんの中には「渋谷さんだから続けられる」という人も多そうですね。楽しそうな雰囲気がお話から伝わってきます。

渋谷さん:ありがとうございます。(雰囲気づくりでいえば)敬語を使いすぎると距離感が出てしまうので私も普通にお話しますし、生徒さんもフレンドリーなので、気を遣い合うみたいなことはないですね。

――人と関わる時間は、大切ですよね。日常から抜け出して、自分の時間を意識的にもつというか。渋谷さんのような教室があると「頼れる場所」になるのではないでしょうか。

渋谷さん:月に1回来るだけでも違うと思います。こうしたカルチャーの仲間は生活圏も違うし、その人のご近所のことは誰も知りません。だから、普段話せないようなことも気兼ねなくいろんなことを話せる空間は、どの世代も大事だなって。

――ありがとうございます。渋谷さんが生き生きと活動されてることで、きっと周りの方の笑顔も増えていきそうですね。

渋谷さん:はい! もっともっと、たくさんの人にキルトの楽しさを知ってほしい。あとは、いつかは毎年東京ドームで開催されている「東京国際キルトフェスティバル」で賞をいただきたいです。自分の目が見えなくなるまで、つくり続けたいです。

渋谷さんの至福のひとときは1年半前からはじめたゴルフ。座りっぱなしの作業が多いので、運動不足解消のためにはじめたそうです。「へたっぴですけど」と、はにかむ姿が印象的でした。

「ゴルフで使うバッグやシューズケースも手作りなんです」と、教えてくださいました。

 

●文 / 安田 あゆみ
●インタビュー・編集・写真 / 細野 由季恵

SABOTENS まちのミカタ #03 三鷹編

#03 三鷹編

まちのミカタ3回目。今回はエントリエの編集長エイミーこと2級建築士鈴木が気になるまち、三鷹です。前回は「散歩の記事なのに食べすぎ」という感想をもらい、世の中をザワつかせましたが今回はいかに。嗅覚だけであるいた三鷹は、「秘密基地を作りたくなるまち」でした。

嗅覚のみでお散歩スタート
開始5分でシャンプー!?

この日の待ち合わせは、JR中央線 三鷹駅。電車で向かう途中、SABOTENSのよっちゃんこと藤田泰実さんからLINEが入りました。

▷寝落ちしてしまったSABOTENS藤田さん

本職はデザイナーの藤田さん。なんと、登録者数100万人超えで今話題になっている、江頭2:50さんのYouTube「エガちゃんねる」のデザインをすべて手掛けています。取材の日は、ちょうど公開の日。朝まで徹夜で作業をしていたのでした。よっちゃん、お疲れさま!

▷「エガちゃんねる」のTシャツで登場した藤田さん

▷眠い目をこすりながら、いざ出陣!

駅を出て、まずは三鷹駅南口側へ。駅前の建物の後ろには青い空。お散歩日和です。いつものとおり、特にルートは決めず、嗅覚だけで進んでいきます。

藤田:私たち、絶対晴れ女だね!

村田:たしかに。「まちのミカタ」のお散歩はいつも晴れてるね!

細野:……そしてまた、二人とも自然に脇道に入っていったね。

村田:無意識に進んでた(笑)。

藤田:何もいわずに。

細野:この企画3回目にして、二人が進む場所の予測がついてくるようになった。

村田:あ、理容室だ。

藤田:こういうところでシャンプー体験してみるのもいいよね。男性だけかな。

細野:……行く?

藤田:私、徹夜で髪洗ってないからさ。

村田:実は私も朝時間なくて、シャンプーできなかった。

細野:私もそういえば昨日、髪の毛洗ってない。

藤田:みんな!? でもいつも切ってくれる美容師さんが、冬は毎日洗わなくていいっていってた。

村田:うちのおじいちゃんも同じこといってた……あ、でもうちのおじいちゃんハゲてた

ポン菓子の爆発音がこだまする
「みたか消費者まつり」

始まって5分でいきなり理容室に入るのはやめて、少し歩いてみることにしました。

村田:あ、イベントやってる。「みたか消費者まつり」だって。

スタッフの方:はい、どうぞ、「ポン菓子」です。無料ですよ。

村田:ありがとうございます。

村田:これは何のお祭りですか?

スタッフの方:三鷹市消費者活動センターの運営協議会が、毎年やっているお祭りなんです。三鷹の散策マップいりますか?

藤田村田:わー、ありがとうございます!

スタッフの方:三鷹はジブリ(※)だけじゃないんですよ。

※ジブリ……東京都三鷹市 井の頭恩賜公園西園内には、かの有名なジブリ関連の作品を多数収蔵・公開している「三鷹の森ジブリ美術館」の所在地であり、連日多くのファンで賑わっている。

村田:この辺で古い住宅街や昔からあるエリアってどのへんですか?

スタッフの方:このあたりは、明暦の大火の時に江戸から移住してきた人たちが定着したところなので、三鷹の中では比較的古いエリアですよ。

▷消費者まつり会場の一角では、職人さんによる包丁研ぎも行われていました

スタッフの方:この辺は昔、太宰治がよく歩いていたんです。太宰治がよく通っていた酒屋さんの跡地が「太宰治文学サロン」になっていますよ。

村田:そうなんですね!

▷太宰治が行きつけだった酒屋さんは、「太宰治文学サロン(伊勢元酒店跡)」という記念館になっています(三鷹市下連雀3丁目16-14)

ここでいきなり「ピーーー」という笛の音が鳴り響きました。

スタッフの方あ、耳、耳、耳! 耳塞いで。

細野:え? 耳!??

次の動画は、ポン菓子が出来上がる大きな音がするのでご注意ください

「パーーーン!」すぐ近くから、大きな音が。

村田:今のはなんの音ですか?

スタッフの方:ポン菓子だよ。圧力かけて作るから。

藤田:荷物持ってたから、耳塞げなくてパニックになっちゃった。

村田:いやーびっくりした。

勝手に生える木に、妖怪・植物神隠し
三鷹のまちにも、はみだす緑

「みたか消費者まつり」をあとにして、付近の路地をお散歩する一行。さまざまな路上園芸に心を奪われながら、ゆっくり、ゆっくり……。

▷三角形の敷地を巧みに利用した見事な園芸に見惚れるSABOTENS

村田:あの木、狭いとこから生えてきてる。

藤田:紐で結ばれてて、大切にされてるね。

村田:見守られてる感じ。いいなー、「勝手に生える木・写真集」作りたい。

藤田:いいね!「勝手に生えて何が悪い」っていうサブタイトルにしよう。

村田:わ、あれもすごいよ、自転車が蔦に覆われてる! なんだこりゃー。いつからこうなってるんだろう?

藤田:二年くらいは夏を越したんじゃない?

村田:越したね、こりゃ。夏の間は緑でモコッとした物体だったけど、冬になって自転車が現れたんだろうね。

藤田:これ、名付けるならなに?

村田:どうしよう……「妖怪・植物神隠し」……!

藤田:てんこ盛りな名前だね。

三鷹のミッキーに、死んだロバに、生きた猫
路上で出会う動物たち

藤田:あ、ミッキーだ!

村田:年季入ってるね。白くなっちゃってる。

藤田三鷹のミッキー。昔飼ってた雑種犬も「ミッキー」っていう名前だった。脱走しまくる犬だったな。

村田:ミッキーマウスのミッキーから名付けたの?

藤田本当は「ラッキー」って付けたかったんだけど近所にいて、「ロッキー」って付けたかったんだけど近所にいて、「ミッキー」になった。

村田:あ、あのアパートに、植木鉢がひとつだけ乗ったミニミニなベランダがある。

藤田:小学校のとき、こういうアパートに住みたくてしょうがなかった。一人で。

村田:一人で?

藤田:そこで、お母さんに読んじゃいけないっていわれてる漫画とかを読みたかった。

村田:秘密の隠れ家にしたかったんだね。

村田:あ、あれ、枯れた棕櫚(※)が動物っぽくない?毛むくじゃら。

※棕櫚(しゅろ)……ヤシ科の常緑高木のこと。

藤田:死んだロバみたい……。

細野:すぐに植物の名前がでてくる。さすが、路上園芸学会の村田さん。あ、猫だ!

藤田:ニャー! おいでよ、ニャーニャーニャー。

村田:珍しい模様だね。

藤田:おはよー、おはよー。

村田:こっち来なよ! ポン菓子いる?

▷延々と猫に話しかけるSABOTENSを見守る細野

落ちもんとフェンスに食い込む木から
広がる妄想劇

村田:なにこれ、落ちもん? 野菜ジュースにスヌード

藤田:多分スヌードも野菜ジュースも、同じ持ち主。野菜で健康を気にしてるところがいいね。この状況を含めて撮るのが落ちもんの醍醐味。

村田:あ、よっちゃん、見て見て、あの木!

藤田:すごい、行こう!!

▷駐車場の奥になにかを発見したSABOTENS

▷ドーン! ネットに食い込む木

村田下から生えて、フェンスのネットに食い込んだんだ! すごいよ、これ。

藤田戦いのあとって感じがするね。

村田:多分桜の木。前はこの辺一体に桜が咲いたんだろうな。

藤田:それを思うと切ないね。業者の人は「どうしますか? フェンス壊しますか?」ってブチギレただろうね。

村田:「フェンス壊すと追加で数十万円かかりますよ?」

細野:(あ、二人の妄想劇がはじまった……)

藤田:「できないっすよ?」って。それでこの状態。「だめだこりゃ。田中さん、なしなし!」って。

村田:あ、こっちにも落ちもんがあるよ! サンダルにジムビーム。

細野:(終わった……)

藤田:夜中に徘徊してここで飲んだのかも。

村田:それであっちに行って、野菜ジュースを飲んで。

藤田:あっちの落ちもんと、物語がつながってるかもね。

村田:下のは新聞紙かな……?

藤田:う●ことかないでしょうね……?気をつけよう! あやちゃん、何も考えずに踏もうとしてたけどさ、危険だよ。常に疑っていかないと

村田駐車場には、何かがある

お肉屋さんでエネルギー補給
まちの美容室で猫の話に花が咲く

▷路上に現るオアシス「肉のアンデス」(三鷹市下連雀3丁目30-9)

細野:あ、お肉屋さんだ。

藤田:美味しそう!

村田:買おうか。こんにちはー。ささみフライをひとつください。

▷スタッフのみなさん、「Andes」と書かれた素敵なキャップを被っていました!

藤田:私は牛肉コロッケ。ここは長いんですか?

肉のアンデスさん50年。ちょうど俺が生まれたとき……フフ。ここの前は馬車が走ってたんだから。

▷ささみフライと牛肉コロッケをいただきました

村田:めちゃくちゃ美味しい、これ。衣がサクサク

藤田何もつけなくても美味しい。50年やっているだけあって、さすがですね。

村田:いやー、美味しかった。ごちそうさまでした!

藤田:次は何食べよっか。……って、食べた直後にまた食べること考えてた。

肉のアンデスさんを後にし、さらに歩いていたところ、いい雰囲気の路地を発見。

▷大きなミッキーが出迎えてくれる、「美容アトリエぽぷら」(三鷹市下連雀3丁目31-10)

村田:お店の前で雑貨を売ってる。あ、このバッグ、すごいかわいい! 500円だって。買おう。

アトリエぽぷらさん:こんにちは。

村田:こんにちは、これください。ここは何のお店ですか?

アトリエぽぷらさん奥で美容室を25年やってるんです。いまは骨董も扱っています。よかったら中も見ていってください。

藤田:ありがとうございます!

▷美容室の様子。ミッフィーは、「亡くなった母がうさぎ年だったから置いている」とのこと。

村田:ここに猫ちゃんの写真もありますけど、猫飼ってらっしゃるんですか?

アトリエぽぷらさん:はい。この子がずっとうちの子だったんです。

藤田:かわいいー!

村田:なんていう名前だったんですか?

アトリエぽぷらさんビッチ

藤田村田:(!!)

アトリエぽぷらさん:チビだったから。ビッチって、あまりよくない名前だけど……

藤田:あはは。外国語だと、変な意味になっちゃいますもんね。

アトリエぽぷらさん:でも、すごくいい子だったんですよ。

藤田デビット・ベッカムと一緒にいますね。

アトリエぽぷらさんベッカムは、お客さんが好きで貼ってあげたら、それきり剥がせなくなっちゃったの。

藤田:最高。

村田:猫は何匹いたんですか?

アトリエぽぷらさん:この子だけ女の子で、あと4匹は男の子で。

村田:いまもいるんですか?

アトリエぽぷらさん:みんな死んじゃった。23歳くらいまで生きたんですよ。最後はちょっと鳴き方がおかしいなと思って抱き上げて、ベッドに乗せてタオルを取りに行ってる間に固くなってた。

藤田:老衰だ。

アトリエぽぷらさん:いい子だったのよ、ビッチだけど(笑)。

▷猫の話に花が咲く、SABOTENSとアトリエぽぷらさんを10分程見守る細野

村田:他の子たちの名前はなんだったんですか?

アトリエぽぷらさん:一番乱暴なのが「ランボー」くん、チャカチャカ動くのが「チャチャ」。おとなしい子が「しずか」ちゃん。あと一人は人間とおしゃべりできる「ショウベエ」くん。

藤田名前のセンスが最高ですね!

アトリエぽぷらさん:また覗きに来てくださいね。

北口・南口では雰囲気が異なるまち。
大根を抱え、散歩はフィナーレへ

アトリエぽぷらさんを後にし、また少し歩きはじめると、徐々にSABOTENS藤田さんの口数が少なくなってきました。

藤田:どっかで休憩しよう。

村田:よっちゃんの電池が切れてきて、みるみるゲージが下がってる

藤田:HP2くらい。

▷自撮り棒を杖のように使うSABOTENS藤田さん

藤田:さっきまでアドレナリンがでまくってたのに、急にきた……。

村田:自撮り棒が、最初の飛脚スタイルから、杖に進化したね。

藤田:お、片手袋(※)。かわいい。

※片手袋……片方だけ落ちている手袋のこと。『片手袋研究入門』(石井 公二 著、実業之日本社 、2019年)という書籍もある。

村田:あ、こっちにもあるよ!

藤田:あ、また片手袋だ!

村田片手袋祭り。

お腹が空いて電池切れの一行。お昼ご飯を食べる場所を求め、駅の北側へと向かいます。

細野:駅の北口は、南口とはまた違う雰囲気だね。高層マンションとビルに、整備された区画。

村田:住宅街っぽさはあまりないね。

村田:あ、モンテローザ本社って書いてある!

細野:本社ってここにあったんだ!

村田:すごいね、ゴージャスなエントランス

細野:いざなわれそう。

村田:モンテローザ専用のカラーコーンもあるよ。

時間は14時。すでにランチタイムが終了しているお店も多く、なかなか見つかりません。なんとなく生活感があって落ち着く南口側へ、再び戻ってみることにしました。商店街の一角で、閉店セールを行うお店を発見。

村田:あ、ご自由にお持ちくださいだって!

藤田:ほしい!

村田:これ、いただいていってもいいですか?

お店の方:いいですよー。もうお店閉めちゃったので。

村田:何屋さんだったんですか?

お店の方何屋さんだったんでしょうかねぇ、さて。

▷藤田さんは「出口」と「水」、村田さんは「勝手口」「控室」「1」「2」をゲット

すぐそばでは、路上で大きな大根が売られていました。

藤田:わ、三浦大根、安い!

お店の方:切り分けられますよ。

藤田:三等分して分けよう。こんなに大きくなるもんなんですね!

お店の方もともと真ん中が太くなる形です。水分が多いので、サラダにおすすめです。

切り株のような大根をそれぞれ抱えて歩いたところ、ようやくお昼を食べられそうなお店を見つけました。

▷イタリア料理店「ピッツェリア・ボッテガンテ」(三鷹市下連雀3-38-7)。この時すでに14時半ちょっと前。15時にランチタイムが終了するにも関わらず、快く迎え入れてくださいました

藤田久しぶりに座った

村田:徹夜明けの中で頑張ったね。

藤田:ごめんね、途中で電池切れになっちゃって。

村田声が聞こえなくなったもんね。

藤田:よかった、お店に入れて。

▷ランチセットをいただきました。お好みのピザまたはパスタ、サラダとドリンクがついてなんと¥1,000!

細野:いつも聞いている質問だけど、このまちだとマンションか一軒家、どっちに住みたい?

藤田秘密基地のように使えるアパートに住みたい。もし今、アパート一棟売りに出てて、自分で買える金額だったら買っちゃうかもしれない。二部屋くらい自分の部屋にして、残りは貸したい。

村田私は、木に覆われた古い一軒家に住みたいな。

ご飯を食べながら「エガちゃんねる」の登録者数をチェックしていたら、なんと半日足らずで7万人! この後順調に登録者が伸び、翌週末には100万人を突破したのでした。エガちゃんの伝説が始まった日の、記念すべき散歩だったのでした。

おまけ「徹夜明けの藤田さん」

最後に、徹夜で頑張ったSABOTENS藤田さんの変幻自在な自撮り棒の操りっぷりを、ハイライトでどうぞ。

▷飛脚スタイル

▷途中で携帯電話の電池がなくなり、その後は計測器に進化。そもそも何センチかわからないのが難点

▷石の幅も計測中

▷ぴたりとはまると、なぜか嬉しい

▷疲れた時は杖にもなる

本日の一コマ漫画

イラスト/藤田 泰実(落ちもん写真収集家)

まちのミカタ 心に残る三鷹の風景

村田のミカタ:野戦部隊のような送水口

藤田のミカタ:全裸で側転をしているように見える木

▷三鷹の豆知識
東京都の多摩地域東部に位置する市。記事中にも出てきた「三鷹の森ジブリ美術館」や武蔵野市と三鷹市にまたがる都営の自然公園「井之頭公園」など人気のスポットもあります。
今回は、商店街など昔ながらのまちなみが残る南口を中心に歩きましたが、北口は平成22年に行われた超高層マンションの建設、平成24年に「駅前広場バリアフリー暫定整備」が行われ、雰囲気の違いを大きく感じました。

●取材/SABOTENS・細野 由季恵
●編集/細野 由季恵
●執筆/村田 あやこ

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「ポン酢」日々の芽 – 小さな喜びの芽を見つけ、育てる暮らし – #25

mayamoonさんのリノベーション事例はこちら


#25 ポン酢

なにげなく言われたことを
いつまでも引きずっていて
心にザラザラしたものがついている

自分を責めても意味はないと分かっているけど
気持ちの切り替えがうまくいかない
何もしていないと考え出して止まらないから
こういうときはとにかく手を動かす

すだちをたくさん買ってきて
自家製ポン酢をつくる
半分に切って絞って
茶こしで種を濾して
酸っぱい爽やかな香りを堪能する

おひたしにかけて
焼き魚には大根おろしを添えてかける
厚揚げや油揚げを焼いたものにもかける
なんにでも合う万能調味料

無心に手を動かしていると
少し気分もスッキリする
手に残ったすだちの香りに励まされる

mayamoon暮らしのエッセンス
「ポン酢のつくり方」

【材料】ゆず、ダイダイ、かぼす、すだちなどの柑橘類、鰹節、昆布、醤油

①柑橘の果汁を絞って醤油、鰹節、昆布とともに冷蔵庫で1ヶ月置く
②濾(こ)して清潔な瓶に入れて保存

「ご縁で繋がるカレンダー」りえさんのインテリアトリップ #66

『インテリアだけは、流行とか無視して、ひたすら自分の好きなものを追求するべし。』という持論を持つ、りえさんがおうちのこだわりアイテムたちを紹介します。

りえさんのリノベーション事例はこちらリノベーション事例

#66 ご縁で繋がるカレンダー

今回のインテリアトリップでご紹介させていただくアイテム、遅ればせながら「カレンダー」です!

毎年、InstagramやらHP、さまざまなサイトからお気に入りの1枚を探し出すのが恒例になりつつあり、さて今年はどうしようかな…… と思っておりました。

しかし、なかなか「これ!」というものに出会えず年も押し迫る中、ようやくいつもの「ビビビ!!」センサーが反応しました(笑)。

しかもかなり近くで!

このLIFE STYLE MAGAZINEで『日々の芽』という連載も持たれているmayamoonさんのオリジナルのカレンダーです!

手書きのイラストと色遣いがたまらなくかわいい♡

mayamoonさんは、「エントリエさんでリノベーションした自宅に住んでいる」という繋がりで、担当の方からお話は聞いておりました。

「すごくセンスの良い方がいる!」
「阿部さんと絶対お話が合うと思います!」

と伺っていて、実際リノベされたお部屋等をお写真で拝見するたび、素敵だなぁ、どんな方なのかなぁと思っていたところ、mayamoonさんとInstagramで繋がることができました! そこで知った、このカレンダー。

毎月の手書きイラストが、手づくり感があるのだけれど、野暮った過ぎず絶妙なテイスト。手書きの日付の文字もかわいい……

個人的には2月の肉まんが、かなりツボです。(小籠包かな?)

私は1枚1枚バラしてクリップで留めて飾っていますが、まとめてかわいい紐で留められていました。気になる方は、mayamoonさんのInstagramから購入できると思います。

既に買っている方もサイズが小さいので、ふたつ目としてお気に入りの場所に飾ると、毎日が充実すると思います(笑)。mayamoonさんの丁寧なライフスタイルに寄り添うことのできるような、そんなカレンダーだな、と思いました。

家づくりがご縁で我が家にやってきてくれた素敵なカレンダーと、今年一年一緒に歩いていきたいと思います。

■今回の旅で紹介した作家さん

〇mayamoonさんInstagram
https://instagram.com/mayamoon0000

○過去のインテリアトリップ一覧>>>https://entrie.net/category/trip/

▪︎阿部 梨絵 / Rie ABE

ホームページ http://salongreen.net/

家族とエントリエ /リノベーション事例 https://entrie.net/family/family3/

・子宮美容協会ユニバーサル認定
 「子宮美容セラピスト」
・発酵マイスター
・子宮ケアごはんインストラクター
・子宮インナービューティーセルフケア
 エクササイズ ティーチャートレーニングコース終了

ファッションスタイリストとして活動していた中、「女性の本当の美しさは、内からの健康からしか生まれない!」とセラピストへ転進。都内某マッサージサロン、スパ、エステサロンなどで勤務後、「子宮美容トリートメント」というオリジナルメソッドに基づくトリートメントを学び、子宮から女性の体のあらゆる不調を取り除く「子宮ケア」のプライベートサロンを横浜市都筑区にてオープン。体のトリートメントをしていく中で、発酵食品が女性ホルモンへ及ぼす影響力を知り、体外側だけでなく、内側からも子宮ケアが可能!と発酵食品作りや通年作れるキムチの教室を主宰。プライベートサロン兼自宅を2回に渡りエントリエでリノベーションした経緯から、空間が女性の体や心に及ぼす影響も自ら実感。衣食住全ての角度から、女性が幸せになれるアプローチができるサロンにすべく、日々邁進中。

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「ヒヤシンスの水栽培」日々の芽 – 小さな喜びの芽を見つけ、育てる暮らし – #24

 

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オーナメント作家 オハスティム – 愛しいものたち

ひとの手で、丁寧に、ひとつずつつくられていくものたち。工場で大量に製造されたモノにはない独特のオーラやぬくもりが、私たちの暮らしに彩りや安らぎを与えてくれます。
エントリエでは、
こだわりをもった手仕事作家さんに注目。ものづくりや作品への想いをお訊きします。

《 オーナメント作家 オハスティム 》

カラフルでパワー溢れる!
ご利益のありそうな、オーナメントづくり

もともと友だちへのプレゼントがきっかけではじめた作品のコンセプトは「ご利益のありそうなモノ」。ご利益ご利益……と、念じながら制作をしています(笑)。

はじめから配色は、今と変わらずカラフルなものばかり。沢山作っていると自分の好きな配色が決まってる事に気づきます。モチーフのアイデアは、メキシコやロシア、アジアなどの写真や旅行先で見たものから得ています。特にフィンランドで訪れたロシアの正教会には、色合いを含めものすごい衝撃を受けました。

マイペースに大切に。
1点1点、心をこめて。

オリジナルのイラストを紙粘土で立体にし着色しています。デザインを学んだ高校での経験や小さな頃から図画工作系が好きな気持ちが、今の活動の原点です。

手に取っていただいた方には「良いことありそう」、「集めたくなる」という声のほか、「パートナーができました!」という方が4名も(そのうちの1名は私です笑)。イベントなどへの出店のたびに足を運んでくださる方もいてとっても嬉しいです。

これからもたくさんの方に見てもらえたら嬉しいです!

● オーナメント作家 / オハスティム

【Instagram】https://www.instagram.com/oh_stim/
Instagram(店舗)https://www.instagram.com/arinko_shop_kawasaki/

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「ご利益を運ぶインテリア」りえさんのインテリアトリップ♯21

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「ヒヤシンスの水栽培」日々の芽 – 小さな喜びの芽を見つけ、育てる暮らし – #24

mayamoonさんのリノベーション事例はこちら


#24 ヒヤシンスの水栽培

同じような毎日が過ぎていく中で
良いことも悪いことも起きて
その度にこの上ない幸せを感じたり
落ち込んで自分を責めて何もかもが嫌になったり

映画のような展開はなくても
この人生の主役は自分で
傍目から見たらつまらないストーリーでも
自分さえ満足してればそれでいい

平凡な毎日が愛しく素晴らしいものだと
気付く時がいつか来る
あと何度新しい年を迎えられるか
年老いた自分の手のシワを見ながら思うだろう
今起こっている些細な出来事は忘れ去られ
経験したすべてのことが
今の自分を作り上げている
そういうことに気付くだろう

ヒヤシンスが咲くといい匂いがたちこめる
その生命力と儚さに惹かれる

変わらない日々でも確実に変化はある
自分の力ではどうしようもできないことも起こる
壁にぶち当たったときに
どう感じて考えて決断したのか
行動したことのみが自分を作る

mayamoon暮らしのエッセンス
「ヒヤシンスの水栽培」

根が出る前の球根の底ギリギリに水がつくように花瓶に入れる
水栽培用の花瓶がない場合は針金などで球根が水没しないように工夫する
根が伸びてきたら徐々に水位を下げていく
水換えはこまめにして根腐れさせないように
キッチンで育てると毎日目に入って成長が分かる

《生活と仕事の場が調和する、土間のある一軒家 | リノベーション事例》 家族とエントリエ LIFE STORY #13

家で楽しく仕事ができるようにって思うと、
たくさんアイデアが湧いてきて。

築40年の一軒家をお母さまから受け継いだTさんご夫婦。この土地を受け継ぐのはご主人で三代目。生活の場、そしてお仕事の場として機能するお家を「楽しくすごせる場所にしたい」とリノベーションを決意しました。もともとアイデアが豊富で、頭に描く住まいのイメージをたくさん伝えてくださったおふたり。ご夫婦のこだわりがたくさんつまったワクワクするお家が完成しました。

物件について

所在地東京都品川区
建物種別一軒家 木造2階建て(築40年)
費用約1,210万円(解体費・各種工事費用・デザイン費用全て含む)
リノベ面積142㎡

暮らす家族

ご主人、奥さま

話し手

ご主人、奥さま

担当スタッフ

鈴木 栄弥

リノベーションのきっかけを教えてください

ご主人:両親が住んでいた一軒家を受け継ぐことになったんです。築40年にもなるので、あちこちにガタがきていたのでなんとかしようと。それに僕も妻も自宅で仕事をしているので、楽しく働けるようにしたいと思っていたらどんどんアイデアが出てきたんです。モチベーションを保つため、テイストが重要でコンセプトは“基地としての空間”。

奥さま:生活と仕事が隣り合わせでできる環境を整えるためのリノベーションです。生涯住むことになるであろう家を、私たち夫婦らしく心地よく暮らせるようにしたいと思いました。

何社かご検討されていた中で、エントリエを選んだと伺っています。

奥さま:まずはカタログ請求を20社、その中で5社に声を掛け、プランを4社に出してもらいました。他社だとベテランの担当者さんが多いなかで、エントリエの鈴木 栄弥さん(以下、鈴木さん)と澤 雄太さん(以下、澤さん)はお若いというか、物腰も柔らかく……正直「経験的にどうなんだろう」という心配もありました(笑)。

でも現地調査で鈴木さんがお家に来てくれたときに「好きなことは何ですか?」と聞いてくれて、この方は住んだあとのこともしっかり考えてくれているんだなって。

ご主人:決められたパッケージのようなものから選んでくださいという形式もあるなかで、ふたりはそうじゃなく、細かいことでもよく聞いてくれたよね。私たちは、変なところにこだわりがあるから。

どのようなこだわりをお持ちでしたか?

奥さま:階段の位置を変えて、吹き抜けにしたいという壮大な夢がありました(笑)。それに、風水で「入ってすぐの階段は良くない」とか、「正中線(東西南北の線上)と鬼門(北東)と裏鬼門(南西)に水回りがくると良くない」なんて聞いてしまうと気にしちゃって。でも間取りを大幅に変える工事は、費用も高くなるんですよね。検討していたなかでは、予算的に難しいといわれたこともあります。

それでもこちらの希望を親身になって聞きだして、「階段は向きを変えて、水回りの位置も(風水上悪いとされる)ギリギリのところを避けましたから」とプランを提案してくれたのが鈴木さん。そういう私の無理難題に対して、「おもしろい!」と、いつも前向きに実現できることを考えてくれたんです。

ご主人:最終的な決め手になったのは、そういった鈴木さんや澤さんの理解力や提案力ですよね。僕のこだわりは「土間のある家に住みたい」ということでした。

奥さま:お仕事関係のお客さまが打ち合わせにきたときも、わざわざ靴を脱いでもらうと面倒だろうし、帰るタイミングも難しくなるでしょう。仕事をしやすくするためにも土間はつくりたかったよね。

Before

After

他に、鈴木からはどのような提案がありましたか?

奥さま:「キッチンカウンターの向きを変えるのはどうでしょう」という提案がありました。お客さまが玄関からリビングに入ってきたときの視線や動線を考えると、キッチンのシンク下が丸見えになってしまう。取り入れて大正解でした。

Before

After

玄関の広々とした空間を引き立てる木製の縦格子も特徴的ですよね。

奥さま:元から玄関の横に大きな窓ガラスがあったので、防犯上心配だったのですが壁にしてしまうと光が入らなくなってしまう。それから同じ理由で、玄関と土間の境に引き戸をつけることも、避けたかったのですが冷暖房のことを考えても必要だったんです。だからどちらも木製の縦格子のデザインにすることで、明るいし空間に抜けもできてよかったです。

お気に入りの場所はどこでしょうか?

奥さま:どこも好きですけど……今いちばんのお気に入りは2階の廊下の椅子に腰掛けて歯ブラシをしながら、天井に貼った光る壁紙の星を見ることかな。

ご主人:僕は、階段を上がってすぐにある廊下の書棚スペースかな。座って本を読みはじめると時間があっという間に過ぎてね。それに、リビングのソファに腰掛けている時間が本当に心地良くて、気づくと眠ってしまうんだよね(笑)。

あとは、暗室ができたのは良かった。仕事でもカメラマンをしているけれど、できたら自分の作品をまとめて写真集をつくりたいと思っているんです。

「生活の場とお仕事の場を分ける」というご希望は叶いましたか?

奥さま:そうね。私は夕食の支度をして仕事をしてという動線がとても楽になりましたよ。元々の間取りだと上がってすぐ寝室になっちゃうから仕事する気にならなかったかも。

ご主人:でもリビングが心地よくて、2階の仕事スペースに出勤するまでに2時間くらいかかります(笑)。

『体型の変化はスタイルを変えるチャンス』by KODAI YASUNO #01

古くなった住まいを新しくする <Re>だけでなく、住まいを通して、ご家族の「こうありたい <Be>」という願いまで実現したい……そんなエントリエのコンセプトに共感してくれた、ファッションデザイナーKODAI YASUNOさんによる連載。愛着のある洋服を染色することで、新たな命を吹き込み、クローゼットの中に眠っていた相棒を再びあなたのお気に入りの一着に。そんな一人ひとりの物語を紹介していただきます。

KODAI YASUNOとは
安野 広大(やすの・こうだい)さんが立ち上げた染色とシルバーアクセサリーのオーダーを受けるアパレルブランド。専門学校でデザインとファッションビジネスを学んだ後、WEBマーケティング会社での勤務を経て、アパレルショップ店長へ転身。2019年より自身のブランドをスタート。

#01 体型の変化はスタイルを変えるチャンス!

「大学生の頃にお気に入りだったこの一着。社会人になり、好みが変化しました。また、今着るとマタニティウェアのようになってしまうので、今の体型でもカッコよく着ることができるように染色して欲しい 」。

今回いただいたお客さまからのオーダーです。学生時代の旅行や大切な人との飲みの席などで着用されていたという、たくさんの思い出が詰まったお洋服をただ捨てるのは忍びないですよね。

社会人になったお客さまが、今まで以上に大人らしい落ち着いた雰囲気を出せるように、そして、好きな色合いや現在お持ちの服を伺いながら、“今のお客さまらしい”デザインをご提案させていただくことになりました。

シルエットを活かし、匠の雰囲気を演出

学生から社会人になる時期に、クローゼットの中を刷新される方も少なくはないかもしれません。ただ、今回のオーダーは“学生時代の服を社会人になったお客さま”のテイストに合わせてリデザインするということ。

では「お客さまにとっての”大人らしい落ち着いた雰囲気”とは何か?」、そして「世間一般的な大人らしさとは何か?」をすり合わせます。

完成した洋服がこちらです!

ただのストライプではなく、染色ならではの不規則な縦模様を作ることで個性の出る一着に。

「大人っぽい雰囲気」があっても、お客さまに似合うデザインにしなくてはいけません。普段は丸メガネをかけていらしたお客さまを思い浮かべ、明治時代の文豪のような落ち着いていて洗練された雰囲気を出すために日本の伝統的な染色方法に現代要素を取り入れたデザイン、色合いを選定することに。また大きめのシルエットのシャツの野暮ったさをなくし、スタイルをよく見せるために、ストライプ(縦の柄)を取り入れました。

体型変化を、イメージチェンジへとつなげる

お客さまの声「普段の服に合わせて作ってもらえたため、今持っているアイテムに合わせることができイメージチェンジもできた。愛用させてもらっています!」

“捨てる”ではなく“デザインを変えて再び着る”という選択をして下さったお客さま。お気に入りの一着として、長く着て頂けるよう、また、ご自身が一番輝く服を目指して製作をしました。

リデザインした服を着ることによって誰かとのコミュニケーションのきっかけになってほしい、そして“世界に一人しかいない自分だから、世界に一着しかない服を着ている”という自信に満ちた日常を送っていただければと考えています。

服にも魂が宿っています。作り手の思いや着用していたあなたの思い出など……さまざまな思いや魂がこもった服を捨ててしまうのは、非常にもったいなく、悲しいこと。 もしも今あなたが捨てようと思っている服があるのであれば、その服に再び命を吹き込み、“世界に1着しかないお気に入りの一着”に生まれ変わらせます。

● KODAI YASUNO

【Online shop】https://shop.kodaiyasuno.com/
【Instagram】https://www.instagram.com/kodaiyasuno_official/

「透明なガラスをキャンバスに」りえさんのインテリアトリップ #65

『インテリアだけは、流行とか無視して、ひたすら自分の好きなものを追求するべし。』という持論を持つ、りえさんがおうちのこだわりアイテムたちを紹介します。

りえさんのリノベーション事例はこちらリノベーション事例

#65 透明なガラスをキャンバスに

今回のインテリアトリップ、テーマは「ガラスのコップ」。

我が家にもガラスのコップはごくごくシンプルな物があるのですが、あまり使用頻度が高くないので、欲しいアイテムには入っておりませんでした。

けれど、偶然なのか何なのか、
立て続けに素敵なガラスのコップとの出会いがありましたので、紹介させていただきます(^_^)

まず、こちら。その名も「ウソみたいなコップ」

作家さんの1点物の作品です。

こちら、逗子にあるジンジャービーチインさんというお店で購入しました(^_^)

「ウソみたいなコップ」

ポーセラーツという、ガラスや陶器に絵を焼き付ける技法を使用。

ビンテージ、中古、ブランド、ノーブランド問わず、
気になったガラス食器にうそみたいな絵を描いてしまいます。

だそうです。ネーミングの通りユーモアのあるイラストがとても可愛くて……

作家さんのInstagramを拝見したら、これまた可愛いデザインのコップがたくさん!

パロディ物など思わず笑顔になってしまう、そんなコップで溢れていました。

同じ物がひとつとないのもまた魅力。

ゆっくり集めていきたいアイテムになりました。

続いて……

こちら、息子と夫の手づくりのコップです。

箱根に旅行に行った際、帰りに寄ったクラフト工房で2人でつくっておりました(^_^)

形も既製品にはないイビツな感じが味になっていて、すごく温かみを感じます。

何より自分たちでつくったグラスは、
見るとそのときの光景や思い出が詰まっていて、完成するまでのドラマが頭の中で再生されます。

「自分たちでつくった」ということが、作品の温度をグッとあげてくれて、
コップに入れた、ただの水も何だか美味しく感じます(笑)

コップだけでなく、マグやお皿などもこれからつくってみたいなあ…… と思いました。

今回紹介させていただいたガラスのコップは、どちらもつくり手の温度が感じられる、特別なコップでした。

コップに限らず、インテリアや洋服……
私はつくり手さんの温度が伝わる作品が好きなのだなぁ、と改めて感じました。

■今回の旅で紹介したお店

〇ウソみたいなコップ

https://instagram.com/sasamakiko?igshid=1b33kaqqg3erg

〇ジンジャービーチイン

https://instagram.com/gingerbeachinn?igshid=1od6v7uw3ypqj

 

○過去のインテリアトリップ一覧>>>https://entrie.net/category/trip/

▪︎阿部 梨絵 / Rie ABE

ホームページ http://salongreen.net/

家族とエントリエ /リノベーション事例 https://entrie.net/family/family3/

・子宮美容協会ユニバーサル認定
 「子宮美容セラピスト」
・発酵マイスター
・子宮ケアごはんインストラクター
・子宮インナービューティーセルフケア
 エクササイズ ティーチャートレーニングコース終了

ファッションスタイリストとして活動していた中、「女性の本当の美しさは、内からの健康からしか生まれない!」とセラピストへ転進。都内某マッサージサロン、スパ、エステサロンなどで勤務後、「子宮美容トリートメント」というオリジナルメソッドに基づくトリートメントを学び、子宮から女性の体のあらゆる不調を取り除く「子宮ケア」のプライベートサロンを横浜市都筑区にてオープン。体のトリートメントをしていく中で、発酵食品が女性ホルモンへ及ぼす影響力を知り、体外側だけでなく、内側からも子宮ケアが可能!と発酵食品作りや通年作れるキムチの教室を主宰。プライベートサロン兼自宅を2回に渡りエントリエでリノベーションした経緯から、空間が女性の体や心に及ぼす影響も自ら実感。衣食住全ての角度から、女性が幸せになれるアプローチができるサロンにすべく、日々邁進中。

 

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