entrie fan! ♯6 整った空間と、あなたの「やりたい!」を応援!

リノベーションの他にも
ウェブマガジンやイベント、バスツアーと
さまざまな挑戦をし、ファンを増やしているエントリエ。

どんな人がファンになるの?
エントリエの魅力ってなに?

このコーナーではファン自身が登場し
エントリエのこと、自分の生活のこと、自由に語ってもらいます!

entrie fan!! ♯6
整った空間と、あなたの「やりたい!」を応援! 

本日、お話しするエントリエファンは…

Greedy Life / ライフオーガナイザー®
片づけ脳力トレーナー® / ハーバリウムコーディネーター
山口ゆかこ

「エントリエでワークショップやハンドメイド作品を置いています!」

はじめまして!
山口ゆかこです。

エントリエでは、セミナーの開催や
ハンドメイド作品を展示しています!

「お片づけのプロ」としての活動では、
「収納方法」に人があわせるのではなく、
その人にあった「収納方法」を選ぶことで
リバウンドが少なく自然に空間が整うことを目指します。

空間が整うと、やりたいこと、
やってみたかったことができるようになるんです!

お片づけはゴールではなく、
“お客さまの幸せ”にむかうための手段。

−−本当にやりたいことをひとつ目指すのではなく、
  もっと欲張りにいろんなことをやりませんか?

そんなメッセージをみなさんにお伝えています。

そんな私自身、ハンドメイド作家としても活動中。
出張教室(ハーバリウム・アロマワックスバー)や
イベントへの出店(ハーバリウム・アロマワックスバー・アクセサリー)などを
行なっています。

活動を行う中で、
日頃忙しいママたちが「自分」に戻り、
制作や会話を楽しんでいただいているシーンを見ると
私自身もとても楽しいのです。

整った空間づくり、そして、
お客さまの「やりたい」を応援したい!

そんな私の「至福のとき」は
ダイニングに座りながらペットたちを眺めたり、
庭を見ながらお茶している時。

私自身も、インテリアも収納のしくみも「私が楽できる」を基準に
季節のインテリアや写真、ハーバリウムを楽しみ、
「手間なく、きれい」な暮らしをしたいと思います。

*山口ゆかこホームページ
https://greedy-life.com/
*山口ゆかこブログ
https://ameblo.jp/greedylife-okayu

エントリエファンの一言・・・

もっと欲張りに生きよう!

*イベント情報!
【お片づけ座談会「小学生のお片づけを語ろう」】
■日時 2/22(金)10:30~12:00  
■場所 エントリエショールーム
■詳細 https://entrie.net/event/20190124/

【お片づけMAPを作ろう】
■日時 2/13 (水)}
■場所 立川
■詳細 ブログまたはホームページ

【子供向けお片づけ講座「あいうえおかたづけ」 】
■日時 3/10 (日)
■場所 日野
■詳細 ブログまたはホームページ

「テーブルに置くだけで絵になるポット」りえさんのインテリアトリップ♯30

『インテリアだけは、流行とか無視して、ひたすら自分の好きなものを追求するべし。』
そんな持論を持ち、エントリエで2度のリノベーションを経験をした、りえさん。
そんなりえさんが、
おうちのこだわりアイテムたちを紹介します。

○りえさんのリノベーション事例>>>https://entrie.net/family/family3/

*毎週土曜日更新*
○過去のインテリアトリップ一覧>>>
https://entrie.net/category/trip/

♯30 テーブルに置くだけで絵になるポット

今回のインテリアトリップも、
前回に引き続き、
私の永遠のブーム「古いもの」です。

前回は家具を紹介させて頂きましたが、
今回はすてきな象印の「保温ポット」です。

こちら

この籐のフォルムがかわいくて
ずっと欲しかった
デットストックのポット。

現行品はおそらくもう販売していないので、
手に入れたいなら、ネットオークションか、
デッドストックの商品を買うか……と悩んでいました。

そんなとき、
思わぬ場所で遭遇することに。

それは、夫の両親宅のキッチン!!
本物のデッドストックです!(笑)

買ったのものか、もらいものかも不明で、
おそらく使っていないとのこと。

そのまま夫の実家から
我が家に引き継ぐことになりました。

蓋に象のマークが付いています!
細部までツボです。

取っ手の部分も籐仕様。

持った感覚も
とてもあたたかくて好きです。

機能は保温のみで、普通の魔法瓶です。

懐かしい!

朝に温かいお茶を入れておけば、
一日中おいしく飲めるし、
健康の為に白湯を飲むことが多い私は、
このポットが我が家に来てから
いつもワクワクします(笑)。

テーブルに置いておくだけで、
なんだかその佇まいが空間にしっくり馴染んでいて、
まるでずっと前からそこにあったような……。

古い物は、やって来た瞬間から
空間に馴染む感じがとても好きです。

たくさん履いて
柔らかくなった革靴のように、心地良くて。

またひとつ我が家に新入りが増えました!

阿部 梨絵 / Rie Abe


ホームページ http://salongreen.net/
家族とエントリエ /リノベーション事例 https://entrie.net/family/family3/

・子宮美容協会ユニバーサル認定「子宮美容セラピスト」
・発酵マイスター
・子宮ケアごはんインストラクター
・子宮インナービューティーセルフケアエクササイズ ティーチャートレーニングコース終了ファッションスタイリストとして活動していた中、「女性の本当の美しさは、内からの健康からしか生まれない!」とセラピストへ転進。
都内某マッサージサロン、スパ、エステサロンなどで勤務後、「子宮美容トリートメント」というオリジナルメソッドに基づくトリートメントを学び、子宮から女性の体のあらゆる不調を取り除く「子宮ケア」のプライベートサロンを横浜市都筑区にてオープン。
体のトリートメントをしていく中で、発酵食品が女性ホルモンへ及ぼす影響力を知り、体外側だけでなく、内側からも子宮ケアが可能!と発酵食品作りや通年作れるキムチの教室を主宰。
プライベートサロン兼自宅を2回に渡りエントリエでリノベーションした経緯から、空間が女性の体や心に及ぼす影響も自ら実感。衣食住全ての角度から、女性が幸せになれるアプローチができるサロンにすべく、日々邁進中。

クロッシェレースアクセサリー作家 unfil – 愛しいものたち

愛しのものたち

ひとの手で、丁寧に、ひとつずつつくられていくものたち。工場で大量に製造されたモノにはない独特のオーラやぬくもりが、私たちの暮らしに彩りや安らぎを与えてくれます。
エントリエでは、こだわりをもった手仕事作家さんに注目。ものづくりや作品への想いをお聴きします。

クロッシェレースアクセサリー作家 / unfil

ひとつずつ染めあげて生まれる、あなただけの色

 

現在、クロッシェレース*作家として
(*手芸の一分野。かぎ針で編むレース一般のこと)
アクセサリーを制作しています。

制作に使用するレース糸の色は、白か生成りの2種類。

それ以外の色は布花用の染料で染めています。
葉や花のモチーフを編んでから染めることで、
グラデーションをつけることも可能です。

毎回粉末の染料を調合し好みの色を
つくっているため、
どの花束も全く同じというものはなく、
世界にひとつだけの花束になります。

「つくること」は日常に自然と存在するもの

物心ついた頃から、編み物は日常にありました。

編んでも編んでも飽きることはなく、
新しい花や葉のカタチ、色、
花束にする花の組み合わせ・・・

気がつくと、いつも制作のことを考えています。

手を動かす時は、千日紅や薔薇など
実物を見て、編み図を考えることもありますが、

ほとんどは頭の中にあるイメージをカタチにしています。

「unfilのいちばんのファンは、私なんです」

つくるものは常に「自分が使いたいもの」。
そして、自分がunfilの花たちのいちばんのファンでいたい。

そうでなければ、
自信を持ってお客様にお勧めできないと思うのです。

決して豪華ではない小さなお花ですが、
ちょこっと衿先や胸もとに着けることで、
気持ちが華やぐような、
そして優しい気持ちになれるような
存在になれれば幸せです。

● クロッシェレースアクセサリー作家 / unfil
【Instagram】https://www.instagram.com/unfil_ako/

 


Tokyo Birthdays #9 新しい友だちが住む町

  Tokyo Birthdays  

リクツで説明するのはむずかしい、
けれど「至福」を感じる場所と時間がある

私たちを芯からぐっと強く、
時に優しく包み込み、引きとめてくれる風景。

東京で日々生まれるエントリエ的な一瞬を
言葉と写真でお届けします。

#9  新しい友だちが住む町

知らない町に引っ越してきて、私には新しい友だちが出来た。

彼女たちはみな気さくで気配りができて、どんな人も受け入れてくれるような大らかさを持っている。

彼女たちはみなこの町にずっと昔から住んでいる人。

彼女には家(うち)から10分も歩けば会える。

彼女にはバスで20分も揺られていたら会える。

待ち合わせは、橋を渡ったところにあるガスト。

夜中に突然、自転車に乗ってご飯を食べにきたっていい。

彼女は、この町で一番素敵な花屋を教えてくれる。

彼女は、この店で一番美味しい料理が焼うどんだと教えてくれる。

貰った林檎を分けてくれる。イチヂクのケーキをこっそり取って置いてくれる。

私が頂いたフロランタンは一緒に食べよう。

まだ知らないことがたくさんあるから、お喋りが尽きることはない。

そして私とこの町をぐっと近づけてくれたのは、きっと彼女たちのおかげだ。

Ιスポットデータ
東京都足立区千住周辺

■プロフィール■
文、写真 / 黑田 菜月
1988年、神奈川県生まれ。写真家。

*黑田さんのポートフォリオサイトはこちら 
https://www.kurodanatsuki.com/

entrie gallery 落ちもんアート ♯7 さ傘ま

エントリエギャラリーへようこそ!
路上の落とし物を「落ちもん」と名づけ、
ポケモン感覚で撮影し続ける藤田さんの『OCHIMON ART』。

“今日もだれかがどこかで落としてしまった
「落ちもん」。
図らずとも生まれてしまった瞬間を切り取ることで見えてくる、
さまざまな妄想ストーリーをお届け。
「落ちもん」を探せば、きっと、
あなたもまちの見方が変わる・・・!(はず)”

♯7 さ傘ま

 

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さ傘ま #落ちもん #路上 #春野風 #傘

pick ups on the street 落ちもんさん(@fujitayoshimi)がシェアした投稿 –

“よく落ちているものの中で、
上位にくるビニール傘。

折れたものがそのまま落ちていたり、
閉じたものがそのまま捨てられたりすることは、
よく見るのですが、

このように逆さまになっているものは珍しい。

人間と自然の攻防戦感が目に浮かびます。
ヤケクソな爽快感ってありますよね(笑)。
ネーミングで全てを説明できちゃいました。”

この記事を書いた人

落ちもん写真収集家
藤田泰実

茨城県出身、埼玉県育ち。多摩美術大学造形表現学部デザイン学科卒業。普段はフリーのグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活動しながら、「落ちもん写真収集家」として落ちもんから見えてくる人間の余韻や、その背景を感じ取り ながら人間劇場を妄想。その特異な視点が注目され、テレビやラジオにも出演。また、路上園芸観賞家・村田あやこさんとのユニット「サボテンズ」としても活動の幅を広げている。

|instagram @fujitayoshimi
|twitter @f_yoshimix

「古いものが新しい!古家具が運んできたインテリアの新しい風」りえさんのインテリアトリップ♯29

『インテリアだけは、流行とか無視して、ひたすら自分の好きなものを追求するべし。』
そんな持論を持ち、エントリエで2度のリノベーションを経験をした、りえさん。
そんなりえさんが、
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*毎週土曜日更新*
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♯29 古家具が運んできたインテリアの新しい風

今回のインテリアトリップは、
久しぶりに、がっつりインテリア!!

昨年購入した、ダイニングに置いてある
「チェスト」についての記事になります。

こちらのチェスト。

なんとお店の閉店セールで
2つで¥12,000(!)と破格。

棚を買う予定はなかったのですが、
古家具ならではの味や長く使えそうな予感が
決め手となりました。

ちなみに……
この2つはスタッキング(積み重ねること)ができるのです。

それも購入の決め手の一つとなりました。

片方には食器をメインに。

もう片方は「発酵食品の棚」として
つくった発酵食品の保存瓶や、
発酵に関する書籍をまとめて入れてあります。

いい菌が育っております(笑)

子どもが造形教室でつくってきた
作品なども一緒に飾っています。

2つ並べたほうがやっぱりバランスが良いので、
結果2つ買って大正解でした。

私の中で、
「新品のインテリアを買う」という選択肢は
今は一切ないので、まさに! の一品。

本当は年代物の「水屋箪笥」(食器棚)が
欲しく探していたのですが、
将来子ども部屋にも使えそうだし、
スタッキングしてもいいし……と、
用途が限られないのもまたいいところ。

水屋箪笥は次にお預けかな。

最近私の中で
「京都の町屋」や「古民家」が
とても気になるワードで、
今まで気にならなかった「和」の昔の要素が
凄く魅力的にうつります。

インテリアも、
2回もフルリノベーションして、
もうやり尽くした感があり、
「古いもの」がとても新しく感じます。

他の素敵なリノベーション事例やご自宅を見ても、
もうあんまり心を揺さぶられなくなってきていて……。

ワクワクしながら創造する気持ちが
停滞していたのも事実。

そんなときに目に入ってきたのが
和のアンティークの引き戸や箪笥、畳とか……。

次に空間をつくるなら、
そういったアンティークなインテリアと
好みのカラフルなインテリア雑貨を組み合わせたいなあ……
と妄想が膨らみます(笑)

常に新しい物を追い求める傾向にある
私の頭の中に、
フッと風を吹き込んでくれたのは、
意外にも「昔からある古い家具達」でした。

インテリアを何か新しくしたい……。

そう思ったら
古い物を取り入れるのもいいのでは……と思います!

今回のインテリアは、
閉店セールで買った1点ものの商品ですので、
紹介は割愛させて頂きます。

阿部 梨絵 / Rie Abe


ホームページ http://salongreen.net/
家族とエントリエ /リノベーション事例 https://entrie.net/family/family3/

・子宮美容協会ユニバーサル認定「子宮美容セラピスト」
・発酵マイスター
・子宮ケアごはんインストラクター
・子宮インナービューティーセルフケアエクササイズ ティーチャートレーニングコース終了ファッションスタイリストとして活動していた中、「女性の本当の美しさは、内からの健康からしか生まれない!」とセラピストへ転進。
都内某マッサージサロン、スパ、エステサロンなどで勤務後、「子宮美容トリートメント」というオリジナルメソッドに基づくトリートメントを学び、子宮から女性の体のあらゆる不調を取り除く「子宮ケア」のプライベートサロンを横浜市都筑区にてオープン。
体のトリートメントをしていく中で、発酵食品が女性ホルモンへ及ぼす影響力を知り、体外側だけでなく、内側からも子宮ケアが可能!と発酵食品作りや通年作れるキムチの教室を主宰。
プライベートサロン兼自宅を2回に渡りエントリエでリノベーションした経緯から、空間が女性の体や心に及ぼす影響も自ら実感。衣食住全ての角度から、女性が幸せになれるアプローチができるサロンにすべく、日々邁進中。

「イラストは“自分らしさ”を表現できる手段」イラストレーター 山本麻央さん | エイミーズトーク #16

エイミーことエントリエ編集長の鈴木栄弥(すずき・えみ)が気になる人を訪ねて、自分らしい暮らし方や生き方のヒントをいただいてしまおうというこのシリーズ。第16回目のゲストは、エントリエの「エイミーズトーク」や「家族とエントリエ」のコーナーなどでイラストを手がけている、イラストレーターの山本麻央(やまもと・まお)さんです!

アイデアの発見や制作を楽しむことで
愛を持った作品が生まれる

山本麻央(やまもと・まお)さん。北海道出身。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。グラフィックデザイナーを経て、フリーランスのイラストレーターとして活動中。ゆるやかなタッチで描かれるイラストは、かわいらしくもどこかシュールで見た人をクスリと笑わせてくれる。

*山本さんのWeb サイトはこちら
https://yamamotomao.com

イラストは「自分らしさ」を表現できる手段

現在、イラストレーターとして活躍されている山本さん。エントリエのロゴやライフスタイルマガジン内のイラスト・デザインなど、そのほとんどは彼女が手がけたもの。

イラストのモチーフ選びが独特で、作品の中にどことなく感じる“山本さんらしさ”に妙味のあるおもしろさを感じます。今回は、そんな山本さんがどのようにイラストやデザインと向き合い、制作しているのかをインタビューしました。

――現在、イラストレーターとして活躍されている山本さんですが、グラフィックデザインのお仕事もされていますよね。

山本さん:はい、デザイン事務所や広告業界でグラフィックデザイナーとして10年ほど勤めました。その頃からデザインに使う素材としてイラストを描くこともあって、あるときからデザインよりもイラストを描くことが好きなんだなって思うようになって。

2017年にフリーランスとして独立して、現在もグラフィックデザインの仕事をしつつ、イラストレーター業をメインに活動しています。

――どうしてデザインよりもイラストが好きになったのでしょう?

山本さん:「描きたいものを見つけたとき」や「人に見せたいものが描けた瞬間」がとても楽しくて。イラストの場合、デザインの仕事をしているときには感じなかった「人に見てもらいたい」、「ウケたい」っていう欲求がでてくるというか(笑)。絵を見せると笑ってもらえることが多いのも理由のひとつかも。

私は、「面白い人と思われたい」という欲求が根底にあるんですよね。言葉で説明するようなコミュニケーションが上手くないので、イラストを通して人や社会と関わっていきたいなって。あと、とにかくモテたい。

――モテたい! すごいストレートな欲望ですね(笑)。

山本さん:あはは(笑)。とにかくイラストは、描き上げたときに自分が楽しい気持ちになるんです。グラフィックデザインでは、表現しきれなかった自分を見せられる手段がイラストだったのかもしれません。

非日常に感じる面白さを
文脈に沿ったアイデアに発展させる

――イラストレーターとして活動する中で、どんな出会いがありましたか?

山本さん:一番面白かった出会いは、銀座にある「ブラン亭」というカレー屋さんの壁にイラストを描いたこと。1畳ほどのスペースなので、描くのにも何日も通ったんですよね。その制作期間に、通りすがりのお客さんとコミュニケーションすることで新しく仕事に繋がることもありました。

 


――壁画を拝見しましたがすごくユニークな作品でした(笑)。コンセプトを読み解いていくのもおもしろくて。イラストを描くときはどうやってアイデアを発展させているんですか?

山本さん:この場合は、私の中でプロレスラーが“血”じゃなくて“カレー”をかぶっているっていう「カレーデスマッチ」を描いたんです。もともとプロレスラーを描きたいというアイデアはあったんですけど、カレーと結びつかないかなと思って。

友だちに相談したら、「カレーかけちゃえば?」とボソッと言われて。いいアイデアだと思って取り入れちゃいました。人の意見もすぐにもらっちゃいます(笑)。

――いいですね(笑)。そもそもプロレスをテーマにしようと思ったのはなぜですか?

山本さん:プロレスは観戦するわけでもないし、バックグラウンドとかも全然詳しくないんですけど、モチーフとして「プロレスラー」が好きなんですよね。

描くプロレスラーもフィギュアを眺める感覚で、見た目が好きかどうかで決めています。コスチュームやプロレスラーそれぞれのポーズ、オーバーリアクションでの演出……。多分、彼らのキャラ設定が自分のいる世界とはかけ離れていて惹かれるんですよね。

――他の作品では、どのようなものをモチーフにしていますか?

山本さん:外国の人やものがモチーフになることが多いですね。海外旅行をすると美術館で絵画を見ているときのような非日常の世界が広がっていて、描きたいモチーフがたくさん目に入ってくるんです。

あと蚤の市が好きなんですが、見ていると「なんでこんなものをつくったんだろう?」と思うようなヘンテコなものがいっぱいあるんです。そういった発見をすると、私もヘンテコなものをつくっていいんだなって思えるんです。

例えば……

――これは……何に使うものか、全然わからないけどおもしろい(笑)。 日常から飛び出すことで山本さんのアンテナが敏感になるのでしょうか。反対に、身近なものがモチーフになることもあるのでしょうか?

山本さん:そうですね。それこそ旅行という“非日常”から日本に帰ってきたばかりって、“日常”も新しい目で見ることができます。見慣れたまちを歩いていても「こんな変な看板があったんだ」と発見があって。

だから日本でも、自分とはちょっと違う文化やものに興味があります。例えば、ギャルとかは周りにいないので異文化な存在だし……。地方に行くとよく目に止まるのが、年代を感じる建物や看板なんかがそのまま残っている感じにも面白さを感じます。あと、最近は映画『BROTHER』の「武」ですかね。

――北野武さんですね。

山本さん:そうです。メキシコ人の友だちが北野武さんのことが大好きで。そこで帰国する彼に、『BROTHER』の「武」をモチーフにTシャツに描いて贈ったんです。それから北野武さんも描いていきたいなって思うようになりました。


――この場合、「面白い」と感じたのはどんな部分だったのでしょう……?

山本さん:うーん……。『BROTHER』は「ヤクザ」を描いた作品ですが、自分の日常とはかけ離れた世界観や旅行しているときのように北野武さんがつくる日本映画も絵をみている感覚で目に入ってくるんです。そういった発見も、モチーフとして描きたくなるものなのだと思います。

グラフィックデザイナーとして
楽しみながら仕事をする


デザインを担当したエントリエのロゴ
イラスト・デザインを担当した「家族とエントリエ」のバナーデザイン

――エントリエではグラフィックデザイナーとしても関わってくださっていますよね。どういったイメージで制作されているのでしょうか。

山本さん:まず、受注時にコンセプトである『古くなった住まいを新しくする〈R e 〉だけでなく、 住まいを通して、ご家族の 「こうありたい〈B e 〉」という願いまで実現したい。』というコピーを伺いました。あと、エントリエで働いているみなさんの「お客さまと一緒に暮らしをつくっていこう」という寄り添い方がとても素敵だなって思って。

そういった言葉やコミニュケーションを通して、「柔らかい雰囲気で、空間が広がっていくような印象がいいな」と思ってふんわりとした手描きのタッチで描いていきました。

――エントリエで実際に施工したご家族にインタビューするコンテンツ「家族とエントリエ」でもイラストを描いていただいていますが、ご家族の雰囲気を絶妙に捉えていますよね。

山本さん:コピーライターの方がリノベーションされたご家族の雰囲気がわかるように言葉を抜き出してくださって、それにイラストをつけるというプロセスで描きました。

エントリエでいただく仕事は、例えばリノベーションをした方々のストーリーを聞くと、「家のここが好きなんだな」とか、その人ならではのこだわりが伝わってきます。どの方もインタビューを読むと嬉しそうなので、嬉しそうな絵になるといいなって思って描いています。

――こちらも嬉しい気持ちになります!

山本さん:エントリエでの仕事は、自主制作のイラストのように自由に描けるのプロセスとは違いますけど、自分が心ら愛せる絵やデザインができているんなんです。

――そうですよね。自主制作と違って、クライアントワーク(発注されてつくるもの)では、プロセスが全然違いますよね。考えることも変わってきそうです。

山本さん:違いますね。もともとデザイン業界にいたので、クライアントワークの方がやりやすい場合もあります。でも今は自分のイラストのタッチを確立させて、もっと自分の色を強めていきたい。2019年の抱負ですね(笑)。そうすることで、クライアントワークも愛を持った仕事ができるという意味では、いい影響が出るんじゃないかなと思っています。

大切なのは心身の持久力
ストレスを溜めない暮らし方

――自宅で仕事をするなかで、ON・OFFの切り分け方はありますか?

山本さん:切り分けはあまりないのですが、体を動かすことは意識しています。家で仕事をしていると、ひどいときは1日に30歩くらいしか歩かないとか、スーパーしかいかないという日があるんです。ぐるぐると頭が煮詰まってきたら、ストレスを発散させるために散歩しています。セロトニンを意識してます(笑)。

あと、まだそんなに実行できていないですけど、ランニングに興味があります。ランニングとイラストを描く作業って似てるな〜と思っていて。

――どんなところが?

山本さん:まず、どちらも誰からも頼まれてもいないのに走ったり描いたりしていますよね。自分が好きなタイミングでやめることもできるし、ずっと走り続けることもできる。私自身、本当は毎日走れる人になりたいんですけど、ランニングもイラストも気が向いた時にブワーッと集中してやってしまうんです。作家として活動し続けるうえで、体力も精神力も持久力が必要だなと……。だから、走ることで身体的な部分だけじゃなくて精神的な筋肉もつくような気がしています。まだまだ模索中ですが。

それから心のストレスを溜めすぎないことは大切にしています。自分自身に嘘をつきたくなくて、正直すぎるくらい自分に正直に生きてる。その甲斐あってか、20年くらい風邪ひいてないんです(笑)。あとは、お酒を飲むことかな……。ストレス発散のためというよりかは、締め切りや仕事に追われていない穏やかな生活の時に楽しんでいます。

――今後の展望はありますか?

山本さん:まとまった形で作品を見てもらえるように個展を開きたいです。去年から少しずつ作品をつくりためているので、あたたかくなった頃にはお披露目できるといいなと思っています(笑)。

 

 

趣味で陶芸教室に通っている山本さん。イラストの絵を立体化した作品をつくっているそう。土を触ってるときが心落ち着く至福のとき。「パソコン仕事を減らして、アナログ作業ができる時間を増やしていきたい」と、体を動かしながらの制作に手応えを感じているようでした!

 *イベント情報


【土曜日のリモンサワーvol.02】
リモンサワー好きが集まる、シュワシュワの会!
山本さんがあなたにぴったりのUMA(未確認動物)を
想定して似顔絵を描きます✏️

■日時 2019年 1月19日(土) 17:00~22:00
■場所『銀座ブラン亭』4階 CREATORS SNACK GIN (金春湯のお向かい)
■入場 無料
■お値段 ¥500~ 会場にて金券を購入いただき、各サービスと交換していただきます。
■イベント詳細はこちら
https://www.facebook.com/events/228297044764930/

 

お話を聞いた人

●エイミー編集長

鈴木・栄弥(すずき えみ)。小さな頃から建築士に憧れ、建築模型つくりやチラシの間取りを見て生活を想像することが好きな暮らし妄想系女子。現在のホームテック株式会社では、2級建築士として働きながら『ライフスタイルマガジン エントリエ』の編集長を勤めている。

この記事を書いた人

宇治田エリ

東京都在住のフリーライター&エディター。趣味はキックボクシングと旅行。ここ数年の夢は、海外でキャンプすることと多拠点生活。毎朝ヨーグルトに蜜柑はちみつをかけて食べることが幸せ。

 

●編集 細野 由季恵

entrie fan! ♯5 繋がる、エントリエの輪

リノベーションの他にも
ウェブマガジンやイベント、バスツアーと
さまざまな挑戦をし、ファンを増やしているエントリエ。

どんな人がファンになるの?
エントリエの魅力ってなに?

このコーナーではファン自身が登場し
エントリエのこと、自分の生活のこと、自由に語ってもらいます!

entrie fan!! ♯5
繋がる、エントリエの輪 

本日、お話しするエントリエファンは…

●編集者 細野由季恵
ウェブマガジンを一緒につくっています。
entrie fan歴 : 10ヶ月


本日のエントリエファンは、2018年12月17日に行われた
Xmas party 「サンクス&サンタクロース」の様子をお伝えします。

2018年4月にエントリエが誕生してから
ライフスタイルマガジンやショールームを通し
たくさんの方々との出会いがありました。

このご縁が繋がるように、
そして、みなさまへの感謝を込めて開催したイベント。

総勢、40名ほどのお客さまに参加していただきました!

いつものショールームをクリスマス仕様に飾り、
軽食やお飲物を用意。

愛しいものたち」の作家さん、
エイミーズトーク」で出会った方、
男たちのエントリエ」で登場していただいているお客さま、
ワークショップ」を行ってくださっている方・・・

ライフスタイルマガジンで私たちが
個別に出会った方々が
一堂に会しました。

「記事、読みました!」なんてお話も。

そうやって、みなさまが繋がっていく様子が
とても嬉しく、
感謝でいっぱいの気持ちでした。

また、ショールームを利用して、
パーソナル食事トレーナー 田京 よしかさんによる

「食べ痩せ♡ダイエット講座」も開催!

和やかなムードで、思い思いに
クリスマスパーティに参加していただきました♡

そして最後に・・・

お客さまにお時間をいただき、

ライフスタイルマガジンのエイミー編集長へ感謝の気持ちを込めて
サプライズ企画・・・!

エイミー編集長のイラストや動画・記事のプレゼントしました。


突然の企画にも、暖かく見守っていただいた
みなさまに、心から感謝いたします。

 


お土産は、「愛しいものたち」でも登場してくださった
akikoさんにオーダーした、エントリエオリジナルの
アイシングクッキー!

このイベントで、改めて感じたこと。

ライフスタイルマガジンでは、
これからもたくさんの生き方や暮らしに注目して
一人ひとりの物語をご紹介していきたい。

2019年もたくさんの物語を編んでいけることが
とっても楽しみです!

参加していただいたみなさま、
マガジンを読んでいただいているみなさま、
いつもありがとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

エントリエファンの一言・・・

ライフスタイルマガジンを通して
これからもたくさんの人と出会いたい!

「家の中でも温めよう!おススメ温活アイテム」りえさんのインテリアトリップ♯28

『インテリアだけは、流行とか無視して、ひたすら自分の好きなものを追求するべし。』
そんな持論を持ち、エントリエで2度のリノベーションを経験をした、りえさん。
そんなりえさんが、
おうちのこだわりアイテムたちを紹介します。

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*毎週土曜日更新*
○過去のインテリアトリップ一覧>>>
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♯28 家の中でも温めよう! おススメ温活アイテム

今回のインテリアトリップは「温活アイテム」です。

インテリアトリップの記事として、連載を開始してから、
おすすめのインテリアグッズをメインに紹介してきました。

今年からは「インテリアグッズ」の枠を越え、
「家の中で快適に過ごす」というサブテーマを掲げて、
様々なアイテムを紹介していきたいなあ……と思っております。

コスメやフード、ファッションなど、
更にアンテナを研ぎ澄ませていきたいと思います!

……さて、前置き長くなりましたが、
今回は「温める」にフォーカスしたアイテムたちです。

まずは1点目。


こちらは、「DRESS HERSELF」というブランドの、
冷えとり靴下とシルク混レギンスです。
(*ピンクの箱がレギンス、グレーが靴下)

この時期は家の中にいても暖房を付けていても、
足元には冷えが忍び寄って来ますよね!(笑)

「冷えとり靴下健康法」というものがありますが、
これは絹と綿の靴下を交互に4枚重ねて履き、
足から冷えを取り、デトックス効果を促すもの。

私もセラピストの端くれとして知ってはいて、
試したりしたのですが・・・

「靴下4枚も履けん!!!!」

という結果に終わりました(笑)。

そこで見つけたのがこちらのレギンスと靴下だったんです。


靴下の裏地は絹になっていて、
色味も絶妙なカラーが好き。
(冷えとり靴下ってべージュとか多いので)

一見、1枚の靴下なのですが、
内側に絹の靴下が1枚縫い付けられており、
外側が綿の靴下になっています。

要は、これ履くだけで2枚重ね履きしているということ。

しかも5本指ではない!(笑)

4枚重ねて履きたい方はこの靴下を2枚履けばいいいと思うのですが、
1枚だけでも2枚重ねになっているのと同じなのでかなり暖かいし、
何より厚みが普通の靴下とさほど変わりません。

新潟生まれの「DRESS HERSELF」は、
寒さ対策や女性の冷えなどに寄り添ったコンセプト。

他にもカットソーやナイトウェアなど、
室内で快適に過ごせるアイテムがたくさんありますよ。

そして続いては、

David Rioの「turmeric latte(ターメリックラテ)」です!
冬の室内のお供、体の中から温めるお茶ですね。

こちらのターメリックラテは、
温めた牛乳や豆乳に混ぜて飲むとスパイスパワーでポカポカです。

原材料もスパイスとお砂糖だけ(全然甘くない!)。
amazonでも買えますよ。

こちら黒姫和漢薬研究所の「えんめい茶」。

女性に優しい紅花やサフラン、人参などがブレンドされていて、
食事にも合います。

こんなにたくさん入ってます!

最後にオマケで……。
YS Organic Bee Farmsの「ローハニー」。

お茶に甘みが欲しいときは、お茶にサッと溶かして。
喉の乾燥にも◎エアコンが効いた室内でひとさじなめてます。

高温で加熱されていない生ハチミツなので、
凝縮された濃さで、風邪や乾燥予防に!
ハーブティーに入れても◎

お茶やはちみつはamazon
iHerbという世界中のコスメや美容アイテムが
豊富な通販サイトで購入しています!

家の中でこもっている寒い日でも、
お気に入りの靴下、インナー、部屋着や、
ちょっといいお茶があるだけで、
心も身体も温まり、
特別な空間になりますよ。

そんな冬の室内を彩るアイテムを
皆さんも探してみて下さい!


■今回の旅で紹介したお店
・DRESS HERSELF
https://dressherself.com/

 

阿部 梨絵 / Rie Abe


ホームページ http://salongreen.net/
家族とエントリエ /リノベーション事例 https://entrie.net/family/family3/

・子宮美容協会ユニバーサル認定「子宮美容セラピスト」
・発酵マイスター
・子宮ケアごはんインストラクター
・子宮インナービューティーセルフケアエクササイズ ティーチャートレーニングコース終了ファッションスタイリストとして活動していた中、「女性の本当の美しさは、内からの健康からしか生まれない!」とセラピストへ転進。
都内某マッサージサロン、スパ、エステサロンなどで勤務後、「子宮美容トリートメント」というオリジナルメソッドに基づくトリートメントを学び、子宮から女性の体のあらゆる不調を取り除く「子宮ケア」のプライベートサロンを横浜市都筑区にてオープン。
体のトリートメントをしていく中で、発酵食品が女性ホルモンへ及ぼす影響力を知り、体外側だけでなく、内側からも子宮ケアが可能!と発酵食品作りや通年作れるキムチの教室を主宰。
プライベートサロン兼自宅を2回に渡りエントリエでリノベーションした経緯から、空間が女性の体や心に及ぼす影響も自ら実感。衣食住全ての角度から、女性が幸せになれるアプローチができるサロンにすべく、日々邁進中。

entrie gallery 落ちもんアート ♯6 落ち盆栽

エントリエギャラリーへようこそ!
路上の落とし物を「落ちもん」と名づけ、
ポケモン感覚で撮影し続ける藤田さんの『OCHIMON ART』。

“今日もだれかがどこかで落としてしまった
「落ちもん」。
図らずとも生まれてしまった瞬間を切り取ることで見えてくる、
さまざまな妄想ストーリーをお届け。
「落ちもん」を探せば、きっと、
あなたもまちの見方が変わる・・・!(はず)”

♯6 落ち盆栽

 

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新宿駅埼京線の階段

pick ups on the street 落ちもんさん(@fujitayoshimi)がシェアした投稿 –

“これは、モチーフ自体がかなりレアなものです。

もう、2度見しました!

一体これはどこでどのように売っているのか・・・
これを買う人って盆栽を枯らしまくる
盆栽好き? なんて妄想するだけで面白い!

埼京線を上がる階段に悠然と立っていて、
そこの空間だけ風流さが出ていました。

この記事を書いた人

落ちもん写真収集家
藤田泰実

茨城県出身、埼玉県育ち。多摩美術大学造形表現学部デザイン学科卒業。普段はフリーのグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活動しながら、「落ちもん写真収集家」として落ちもんから見えてくる人間の余韻や、その背景を感じ取り ながら人間劇場を妄想。その特異な視点が注目され、テレビやラジオにも出演。また、路上園芸観賞家・村田あやこさんとのユニット「サボテンズ」としても活動の幅を広げている。

|instagram @fujitayoshimi
|twitter @f_yoshimix

Tokyo Birthdays #8 破壊と創造

  Tokyo Birthdays  

リクツで説明するのはむずかしい、
けれど「至福」を感じる場所と時間がある

私たちを芯からぐっと強く、
時に優しく包み込み、引きとめてくれる風景。

東京で日々生まれるエントリエ的な一瞬を
言葉と写真でお届けします。

#8 破壊と創造  

武蔵五日市駅から徒歩で秋川まで下ると、
川遊びという言葉がぴったりの場所がたくさんある。

バーベキューができたり、浅くて流れがゆるやかなところもあったりと
小さい子どもと遊ぶにも最適だ。

そんな川を少し上流に行くと、化石が発掘できる。

初めてその様子を見た時は、みんなしゃがんで下を見ながら

スコップやらハケやらで勤しんでいたので、何をしているのかわからなかった。

どうやら貝や葉っぱの化石がとれるようだ。
このあたりの地層の特徴らしい。

おそらく数万年前に落葉した葉っぱが、
このような形で現代に姿を現すことになんとなくロマンを感じてしまった。

自分が何らかの形で未来に何かを残したいと考えて、
写真をはじめた事もあるので気持ちがシンクロしてしまった。

とても大きな規模で言えば、地球は破壊と創造を繰り返して今があるし、
地球じゃなくても試行錯誤している
人たちは日々破壊と創造を繰り返している。
そうすることで残るべきものが残り、残らないものは残らない。

それでも、奇跡的に化石という形で今の時代に姿を残すのは、
何か伝えているような気がしてならない。

今が未来にどうやって残るのか、わからないから良いのかもしれない。

Ιスポットデータ
JR武蔵五日市駅から徒歩10分 秋川渓谷

■プロフィール■
文、写真 / Kosaku Nango
1979年生まれ、東京出身。現在、会社員として働くかたわらで、写真家としても活動中。

ガラス豆皿作家 がらす制作室ヨネザワ よねよね – 愛しいものたち

愛しのものたち

ひとの手で、丁寧に、ひとつずつつくられていくものたち。工場で大量に製造されたモノにはない独特のオーラやぬくもりが、私たちの暮らしに彩りや安らぎを与えてくれます。
エントリエでは、
こだわりをもった手仕事作家さんに注目。ものづくりや作品への想いをお聴きします。

ガラス豆皿作家 / がらす制作室ヨネザワ よねよね

『何につかうの?』からはじまった、
小さなガラス豆皿

小さなガラスのお皿をつくり始めて2年。

手のひらに収まってしまうほどの小ささに、
手に取る方からは「これは、何につかうの?」とよく聞かれて、
「何でしょうかね・・・」と苦笑いで答えを濁していました。

そして、ある時から手づくり市に出店するたびに
お客さまに「どんな風に使いますか?」と聞いてみました。

箸置き、アクセサリーを入れ、エアープランツを置き、
職場のデスクのはんこ入れ、アロマデフューザーのお皿、
レンゲ置き、玄関のカギ置き。

私が思いつかないようなアイデアをたくさん頂きました。
気がつけば、お客さまのそれぞれの
お皿にまつわるお話を聞くのが私の楽しみに。

「四角じゃなくて丸かったら・・・」、
「もっと大きかったら・・・」「もっと深さがあれば・・・」

ご意見をひとつずつ取り入れ、せっせとお皿をつくっています。

つくる時は“絵を描くように”。ぽってりとした厚みや丸みがあるガラス皿の秘密


がらす制作室ヨネザワの作品は、
電気炉に入れて焼き溶かす「ガラスフュージング」という技法でつくっています。


厚さ3ミリの色つき板ガラスを模様に合わせて切って並べ、
電気炉で焼成して1枚の板状のガラスをつくり、
お皿の形に曲げるために再度、低い温度で電気炉に入れます。

そのため、吹きガラスのようにワイン瓶や徳利のように立ち上がった形はつくれませんが、
平らな状態で作業が出来るので、1枚の絵を描くようにお皿の模様を考えます。

板ガラス2枚の厚さにそろえてガラスを並べるので、
ぽってりとした厚みがあり、
色の重なりが楽しめます。

焼き溶かす前のガラスは断面が反射し合って、
これで完成にしたいと思うほど、キラキラと輝いてとても綺麗です。

「お皿の話がしたいのです。」

誰の家にも必ず一枚はお皿があると思います。

お求めやすい安価なもの、
一度使って捨ててしまうもの、
お祝いなどの記念品のもの、
販売促進のおまけのもの。

私の暮らしを見てもいろいろなお皿が混在しています。

お皿の機能やデザインにこだわりのある人、ない人。
家族構成で増えたり減ったり、お皿の素材を選んだり。
お皿を通じてその人の暮らしの楽しみ方やスタイルが見えてきます。

さほどこだわりのない暮らしの私にはそんなお話を聞くのがとても楽しいです。
私のガラスのお皿も手にした人の暮らしの、
ちょっとした楽しい小話になるようなものになればと思います。

「母がステンドグラスをやっていて子供の頃からガラスが好き」という方が、
私のお皿を手にされて「娘たちにも受け継いでいきたい」とおっしゃいました。

使い道さえわからなかった私のガラス皿が、綺麗なものを愛でる感性やものを
大事にする心が母から子へと継承される一躍を担うとしたら、それはとても光栄なことです。
ガラスのお皿をつくって、たくさんの人に手に取ってもらって、お皿の話を聞く。

私はこの仕事が好きです。
日本中、世界中の人からお皿の話をお聞きしたいと思っています。
まだまだ始まったばかりです。

● ガラス豆皿作家 / がらす制作室ヨネザワ よねよね
【Instagram】https://www.instagram.com/yoneyone1976/

 

「レトロで可愛い飾れる家電」りえさんのインテリアトリップ♯27

『インテリアだけは、流行とか無視して、ひたすら自分の好きなものを追求するべし。』
そんな持論を持ち、エントリエで2度のリノベーションを経験をした、りえさん。
そんなりえさんが、
おうちのこだわりアイテムたちを紹介します。

○りえさんのリノベーション事例>>>https://entrie.net/family/family3/

*毎週土曜日更新*
○過去のインテリアトリップ一覧>>>
https://entrie.net/category/trip/

♯27 レトロでかわいい飾れる家電

今回のインテリアトリップは「家電」です!

え! インテリアの記事なのに? と思った方。
ご紹介するのは「インテリアとして絵になる家電」。

 

こちらの「大同電鍋」という、
台湾の家電です。

機能は、2つ「蒸す」と「炊飯」の2つのみ。
ボタンひとつで、加熱調理から保温ができます。

昭和感が目新しくも感じるデザインは
テーブルに出しておいても映えますよね
💕

私は日本の代理店から購入しました。
色は全4色で、他にホワイト、オレンジ、ピンクがありました。
(台湾限定色などもあるようです)

価格も手頃なので、
カラフルな家電を探している方はおすすめです!

中は……

このように、
外釜の中に内釜が入っているだけ。

アルミでとても軽いのもポイント。

蒸し料理用のお皿も付いているので、
シュウマイなどもできます。

簡単な使い方は
肉や魚と野菜と調味料をいれ、
外釜に水を入れてスイッチを下げるだけ。

完成したら自動で保温されます。

蓋を閉めて蒸して火を入れていくので、
素材が固くならず、ふっくらしっとり。

台湾の家庭料理「ルーロウファン」

私は口尾麻美さんの
「はじめまして電鍋レシピ」を愛読していて、
ひたすらレシピを研究中。

七草粥は、こちらの鍋でつくろうかと思っています。

みなさんもぜひ、チェックしてみてくださいね。

・大同電鍋日本公式売店

https://store.shopping.yahoo.co.jp/toj/

阿部 梨絵 / Rie Abe


ホームページ http://salongreen.net/
家族とエントリエ /リノベーション事例 https://entrie.net/family/family3/

・子宮美容協会ユニバーサル認定「子宮美容セラピスト」
・発酵マイスター
・子宮ケアごはんインストラクター
・子宮インナービューティーセルフケアエクササイズ ティーチャートレーニングコース終了ファッションスタイリストとして活動していた中、「女性の本当の美しさは、内からの健康からしか生まれない!」とセラピストへ転進。
都内某マッサージサロン、スパ、エステサロンなどで勤務後、「子宮美容トリートメント」というオリジナルメソッドに基づくトリートメントを学び、子宮から女性の体のあらゆる不調を取り除く「子宮ケア」のプライベートサロンを横浜市都筑区にてオープン。
体のトリートメントをしていく中で、発酵食品が女性ホルモンへ及ぼす影響力を知り、体外側だけでなく、内側からも子宮ケアが可能!と発酵食品作りや通年作れるキムチの教室を主宰。
プライベートサロン兼自宅を2回に渡りエントリエでリノベーションした経緯から、空間が女性の体や心に及ぼす影響も自ら実感。衣食住全ての角度から、女性が幸せになれるアプローチができるサロンにすべく、日々邁進中。

新年のごあいさつ

あけましておめでとうございます!
みなさまにとって健康で、幸せな1年になりますように。

皆様のお役に立てますようエントリエスタッフ一同
頑張ってまいります!

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

平成31年 元旦

年末のごあいさつ

今年も残すところ、あと僅かとなりました!

4月の公開からたくさんの方々とお会いすることができました。

この1年、さまざまな縁が繋がったのも、みなさまのご支援のおかげです!

ありがとうございました。

 それでは皆様、よいお年をお迎え下さいませ!

「折紙の輪っか飾りをモチーフにしたアクセサリーづくりを」OTO OTO作家 hoiさん | エイミーズトーク #15

エイミーことエントリエ編集長の鈴木 栄弥が気になる人を訪ねて、自分らしい暮らし方や生き方のヒントをいただいてしまおうというこのシリーズ。第15回目のゲストは「折紙の輪っか飾り」をモチーフにしたアクセサリーをつくるOTO OTOのhoiさんです!

「人生に無駄なし」は本当
やってきたことは、今に活きる

hoiさん。デザイン文具メーカーにて文具や雑貨に関わりながら、商品の魅力を伝える営業職のおもしろさを学ぶ。ふとしたきっかけで参加したハンドメイドのグループ展にて「折紙の輪っか飾り」をモチーフにしたアクセサリーを出品し、作家活動をスタート。2014年に自身のブランド「OTO OTO」を立ち上げ作家として独立。現在はネット販売をメインに、全国各地のハンドメイドイベントへ出展などを行っている。

「OTO OTO」のサイトはこちら
http://otooto.net/

輪っか飾りモチーフは「喜ばせたい」気持ちが生んだ

「minne ハンドメイドマーケット2018」で、私がブースに立ち寄ったのがhoiさんとの出会いでした。作品のおもしろさや「繋げる」というコンセプトに目が止まったんです。

hoiさん:エントリエさんとは、それからのお付き合いになりますね。エイミー編集長は、作品以外のしつらえも含めてブース全体を丁寧に見てくださって。

ポップなどブースの隅々まで工夫されていて、hoiさんの感性やお客様への気遣いも出ていたというか……。作品の「折紙の輪っか飾り」をモチーフに選ぶという発想にくぎ付けになりました。すごく新鮮でした!

hoiさん:実は、「折紙の輪っか飾り」は当時付き合っていた彼の誕生日がきっかけで……。彼の誕生日を“お誕生日会”みたいにお祝いしてあげたいなと思ったんですね。子どもの頃のようにたくさん首にかけてあげたくて、折紙の輪っか飾りをいっぱいつくりました。

そしたらつくっていくうちに「あれ、これもしかしてアクセサリーにしたらかわいいんじゃない……?」ってなって。作品づくりのモチーフとしてのアイデアが生まれたんです。だからOTO OTOが生まれたのは、その彼氏のおかげですね(笑)。

そんな誕生秘話があったとは……!「喜ばせたい」という思いからOTO OTOは生まれたんですね。

hoiさん:そうです。たくさん首にかけたら喜ぶかな~ってワクワクした気持ちでつくっていたので、その気持ちもOTO OTOのコンセプトにつながっていると思います。

昔から、自分のしたことで人が喜んでくれる姿を見られることを嬉しく感じていました。“誰かを笑顔にできる”というのは、結果として自分の幸せにつながるんですよね。あと、サプライズが好きなんです。趣味と言っても過言ではないかもしれません(笑)

やりたことが見つからない
「最高の自分」になれるもの探し


もともと「ものづくりがしたい」という思いは抱かれていたんでしょうか?

hoiさん:いえ。大学を卒業して当たり前のように一般企業に就職しましたが「これがしたくてこの会社に入った」というのがなくて、いざ会社に入っても自主的に働けず、楽しくありませんでした。自分のやりたいことをやれていないように感じていたんです。でもこれといってやりたいこともなく、何をしていいかも分からなくて……。

そんなとき「安藤 裕子」さんという歌手のライブを観たんです。ステージ上の安藤さんは、喋るのは苦手そうで控えめな感じなのに、歌い始めるとみんなを黙らせる。圧倒されるんです。私も彼女みたいに全部が上手じゃなくても、たった1つのことで最高の自分になれるものが欲しいと思ったのが、動き始めたきっかけでした。

それで勤めていた一般企業を辞めて、文房具の会社に転職されるわけですよね。

hoiさん:はい。まだやりたいことが分からないのは続いていましたが、文房具を扱う会社の営業職の仕事を見つけたんですね。デザインに力を入れた素敵な文房具をつくる会社でした。営業として4年半働きましたが、仕事は楽しくていろんなことを勉強できたと思います。

ハンドメイドで作品づくりをすることになった経緯はどのようなものだったのでしょうか?

hoiさん:あるとき、友人でギャラリーの経営を始めた子がいて、その子の「うちで何かやったら?」という一声から、趣味でアクセサリーをつくっている友人たちと「みんなでグループ展でもやってみない?」という話が出て。そこで私も、初めてアクセサリーをつくってみることにしました。

でも、アクセサリーといってもビジューやパールを使ったようなキラキラしたものをつくりたいという気持ちはなく、自分らしさの出せるものが何かないかなと……。何においても人と同じではなく、自分らしさを追求してしまうところがあって。

その頃が、ハンドメイドブームの少し前で、時期も良かったのかもしれません。

どんなのにしようか考えていたとき、ちょうど彼の誕生日のタイミングだったこと文房具の会社に勤めていたからこそ、「折紙の輪っか飾り」を思いついたのだと思います。実際に形にして販売してみたら、お客さまからの反応がすごく良くて……。これだったら私らしくやっていけるんじゃないか、と直感で思いました。

初期に制作した、輪っか飾りをモチーフにしたアクセサリー

一目惚れというか、一気にファンになるお客さんが多そうですね。

hoiさん:ありがたいです。意図したわけではないんですけど、皆さんどうも集めたくなるみたいで。集めていく楽しさというのもあるんだなというのは、私にとっても気付きでした。OTO OTOはわりと最初から成功しましたが、それは前職の経験があったからこそだと感じています。例えばOTO OTOを始めた当時は、出店イベントで作品を上手にアピールしている人はまだ少なかったように思います。

でも、私には文房具の会社の営業という経験がありました。当時の仕事は会社の商品を雑貨屋さんや文房具屋さんに紹介してお店に置いてもらう仕事だったんですけど、それだけじゃなくて。置いてもらった商品がどうやったらお店の中で良く見えるか、どうやったらお客様の手にとってもらえるかを考えることが大事だった。

だからイベントでも最初からたくさんPOPなどを置いて、魅力を分かりやすくしたんです。作品をつくるだけじゃなくて、魅力の伝え方も自然に考えることができたというのが大きかったと思います。

なるほど。これまでにやってきたことが作家としての活動にも大きな影響を与えているんですね。

hoiさん:誰が見ても有無をいわせないくらいすごい商品だったら、つくるだけで良いと思うんです。でも、そんなすごい商品はそうそうない。だから、作品をつくったら、今度はその魅力を届ける作業をする。それでないと伝わらないと思うんです。私の作品は勝手に良さが伝わるというものではないような気がするので、伝える努力はしないといけないと思っています。

あとは社会人経験そのものがすごく役立っています。例えば挨拶するとか、笑顔でやりとりするとか。そういったことが身に付いたのは会社に勤めていたから。今現在、会社員されている方で、なんとなく悶々としている方もいると思いますが、その経験は絶対に無駄にならないです

全員の「好き」じゃなくていい
誰かの「好き」になれれば

ブランド名の「OTO OTO」はどうやってつけられたんでしょうか?

hoiさん:私が作った造語なんです。元からある言葉だとおもしろくないなと思って。それで「輪っか」に見える「O、つながるという意味でのTO」を使うことにしました。最後「と」なので、どんどんつながっていくイメージもありますよね。ここからもっといろんな物語が続いていったらいいなと思っています。

おもしろいですね。では作品にはどんな思いを込められていますか?

hoiさん:「輪っか飾り」は子どもの頃につくった人も多いと思うので、そのときのワクワクした気持ちや懐かしさを感じてもらえたらいいな、という思いで始めました。それは今も変わらないですね。「あの輪っかがアクセサリーになってる!」という驚きを与えられるのも嬉しいです。

小さいアクセサリーにすれば大人でも身に付けられるし、ちょっとしたワクワクをファッションとして、ぜひ取り入れてみてほしいです。

たくさんの人の「ワクワク」の源になってくれたら嬉しい?

hoiさん:そうですね。ただ100人の人がいたら100人全員にOTO OTOを好きになってもらわなくてもいいんです。それよりも、100人の中の1人にとって「すごく大好きな存在」になりたいですね。

深く愛されるブランドになっていきそうですね。最後に、これから「こうなっていきたい」といった展望などがあれば教えてください!

hoiさん:OTO OTOが、誰かの良いきっかけになれたら嬉しいですね。

以前、私のインタビュー記事を読んだことが作品づくりの後押しになったという作家さんがいて、それを聞いた時にものすごく嬉しくて……。記事だから作品そのものではないんですけど、作品だけでなくそこに込める思いなども含めて、OTO OTO全体が誰かの心に届くといいなと思います。

*OTO OTO
【minne】 http://minne.com/otooto-hoi
【instagram】 https://www.instagram.com/otooto.hoi/
【twitter】 https://twitter.com/otooto_hoi

 

お話を聞いた人

●エイミー編集長

鈴木・栄弥(すずき えみ)。小さな頃から建築士に憧れ、建築模型つくりやチラシの間取りを見て生活を想像することが好きな暮らし妄想系女子。現在のホームテック株式会社では、2級建築士として働きながら『ライフスタイルマガジン エントリエ』の編集長を勤めている。

 

この記事を書いた人

●文 すだ あゆみ

1984年東京都生まれ、横浜市在住のママライター。活字中毒で図書館と本屋が最高の癒しスポット。すき焼きの春菊が苦手。ここ数年、筋トレにはまっている。

 

陶芸作家 ささきようこ – 愛しいものたち

愛しのものたち

ひとの手で、丁寧に、ひとつずつつくられていくものたち。工場で大量に製造されたモノにはない独特のオーラやぬくもりが、私たちの暮らしに彩りや安らぎを与えてくれます。
エントリエでは、こだわりをもった手仕事作家さんに注目。ものづくりや作品への想いをお聴きします。

陶芸作家 / ささきようこ

好奇心を大切に無邪気につくること

「ささきようこ」の作品を手に取った方の
心が動くようなものづくりをしたい
という想いで
陶芸の活動をしています。

制作は、いつも自分の気持ちがワクワクしている時。
「つくりたい衝動にかられた時につくる」ことを大切にしています。

「これ!」と決めて取り組むのが苦手なので
作品モチーフやジャンルは、都度思いつくまま。
(子どものように(笑)無心につくってます)

ウキウキするような楽しい気持ちを
誰かに繋ぐこと

今年飼いはじめた猫をモチーフに、猫の愛しさを表現した猫ブローチや置物

本格的に制作をはじめたのは、3年前のこと。

友人にプレゼントしてもらった
陶製のブローチをつけて、
テンションがあがりました。

その気持ちを誰かにも味ってほしい、
人を喜ばせる作品をつくりたいと、

趣味で約25年間続けていた陶芸で
ブローチをつくりはじめました。

「自分がつくる」だけではなく、
つくることの楽しさ
を伝えていく存在に

現在は、親子や老人ホームでの
ワークショップ講師しています。

土という素材を媒体に、
上手い下手ではなく、
「表現の楽しさ」を通し参加してくださった方の
心が豊かに
なれば嬉しいです。

私自身も創作活動を通して、
何かをつくりみ出す感覚や
そこから見えてくる世界が
変わっていくことが
楽しくてしょうがないのです。

だから、これからも自分自身の変化を味わっていけたらと感じています。

今後は、伊勢丹立川店で多摩地区の素敵な作家さんや
料理家を世の中に発信していく運営にも携わっています。

人とのご縁を大切にして、
モノと人を繋ぐ役割をしていけたらと思っています。

*出店情報
ココロオドルプレゼント展
1月下旬 伊勢丹立川店

●陶芸作家 / ささきようこ

【Instagram】https://www.instagram.com/yoyoshimada/
【Facebook】https://www.facebook.com/sasakiyoyo/

「行事が過ぎても飾れるフラワーアイテム」りえさんのインテリアトリップ♯26

『インテリアだけは、流行とか無視して、ひたすら自分の好きなものを追求するべし。』
そんな持論を持ち、エントリエで2度のリノベーションを経験をした、りえさん。
そんなりえさんが、
おうちのこだわりアイテムたちを紹介します。

○りえさんのリノベーション事例>>>https://entrie.net/family/family3/

*毎週土曜日更新*
○過去のインテリアトリップ一覧>>>
https://entrie.net/category/trip/

♯26 行事が過ぎても飾れるフラワーアイテム

今回のインテリアトリップは、
クリスマスのリースとお正月のしめ縄です。

毎年この季節が来ると、どの作家さんにお願いしようか、
またどこで買おうかとワクワクするのですが、
今年は迷わずチバセイサクショさんにお願い&購入させて頂くことにしました。

チバセイサクショさんと言えば、
エントリエのモデルルームコーディネートの際には
たくさんの作品を制作頂いた作家さんで、
ドライフラワーのアレンジのみならず、
雑貨を絡めたアイテム制作など、
そのセンスと男前な仕事振りには絶大な信頼を寄せている方です!!

まずオーダーさせて頂きましたリース。

(チバセイサクショさんインスタグラムからお写真お借りしました)

クリスマスリースをお願いしようと思ったのですが
せっかくならクリスマスが終わっても飾りたい!!!!!と
大好きなカラフルなお花たちでオーダーさせて頂きました。

玄関のドアに飾って、
我が家のシンボルになってくれたらいいなあ、と思っています^_^

我が家の玄関にお迎えしました!

かなりのボリュームあります。
けど、思ったより軽い!!!!

この光景に早く会いたくて
急いで帰ります(笑)

そして、
しめ縄①

ワインレッドのしめ縄です!

お正月は玄関ドアに掛けようかな、と思っていますが
終わってもこんな風にインテリアとして飾りたい!

カラーの物は
「ザ・しめ縄」って感じでなくなるので、おすすめです。

そしてしめ縄②

こちら、
先ほどのしめ縄をお店で買った後に、
どうしても欲しくなり、追加で通販(笑)

壁に飾ってある
ドライフラワーのリニューアルをしたくて
ずっと探していて……。

なんだかスワッグとかリースとかいろいろ見過ぎてしまっていて、
どれを見てもどこかで見た感が否めず……。

自宅に帰ってボーっと壁を見ていたら、
「そうだ!あのしめ縄かわいいかも💕!」と何かが降りて来ました(笑)

このネイビーと、
チバセイサクショさんのアレンジが
これまたかわいくて大満足。

全体のバランスもよく、
イメージにぴったり!

せっかくかわいいしめ縄を買ったら、
是非お正月が終わってもインテリアのひとつとして、
家にお迎えして欲しいなあ、と思います(縁起的に良いかは不明ですが)。

もちろんクリスマスリースも!

チバセイサクショさんは
リースもオーダー可能ですし、
しめ縄のバリエーションも豊富。

イベントが終わっても飾りたい!
という私みたいな方は是非に!!!!

これでいい年越しを迎えられそうです!

■チバセイサクショ

https://chibaseisakusho.jp/
https://instagram.com/chibaseisakusho?utm_source=ig_profile_share&igshid=yagwadfa7sdl


阿部 梨絵 / Rie Abe


ホームページ http://salongreen.net/
家族とエントリエ /リノベーション事例 https://entrie.net/family/family3/

・子宮美容協会ユニバーサル認定「子宮美容セラピスト」
・発酵マイスター
・子宮ケアごはんインストラクター
・子宮インナービューティーセルフケアエクササイズ ティーチャートレーニングコース終了ファッションスタイリストとして活動していた中、「女性の本当の美しさは、内からの健康からしか生まれない!」とセラピストへ転進。
都内某マッサージサロン、スパ、エステサロンなどで勤務後、「子宮美容トリートメント」というオリジナルメソッドに基づくトリートメントを学び、子宮から女性の体のあらゆる不調を取り除く「子宮ケア」のプライベートサロンを横浜市都筑区にてオープン。
体のトリートメントをしていく中で、発酵食品が女性ホルモンへ及ぼす影響力を知り、体外側だけでなく、内側からも子宮ケアが可能!と発酵食品作りや通年作れるキムチの教室を主宰。
プライベートサロン兼自宅を2回に渡りエントリエでリノベーションした経緯から、空間が女性の体や心に及ぼす影響も自ら実感。衣食住全ての角度から、女性が幸せになれるアプローチができるサロンにすべく、日々邁進中。

スラッシュキルト作家 NAKED – 愛しいものたち

愛しのものたち

ひとの手で、丁寧に、ひとつずつつくられていくものたち。工場で大量に製造されたモノにはない独特のオーラやぬくもりが、私たちの暮らしに彩りや安らぎを与えてくれます。
エントリエでは、こだわりをもった手仕事作家さんに注目。ものづくりや作品への想いをお聴きします。

スラッシュキルト作家 / NAKED

素材から一点もののスラッシュキルト

「スラッシュキルト」とは、手芸の技法のひとつ。

何枚かに重ねた布にミシンで等間隔のステッチをいれ、
下の生地を残しつつステッチ間をカットします。

これを洗濯をしたり、たわしでこするったりすることで起毛し、
新たな風合いを生み出すことができます。

スラッシュキルトブランドのNAKEDでは
細かいハギレを組み合わせて加工することによりこの技法を応用し、
一度しかできない新たな素材をつくっています。

それぞれの個性の美しさを尊重する

NAKEDという「裸」を意味する英単語を使った作家名のコンセプトは2つあります。

1つは「むき出し」という捉え方で、
多くの場合は隠すべき布の切りっぱなしの断面を活かす技法であること。

布にはそれぞれ種類があります。
例えば、同じように見えるデニムであったとしても、
織りの密度や厚みなど細かい差によって断面や起毛の仕方が全く異なります。

これはカットしてみないとわからない布の個性です。

もう1つは「ありのまま」という捉え方です。

人間も一人一人が表からだけではわからない個性を持っていて、
大勢のなかで調和していても、それぞれが重要なアクセントであり、
大切な存在だと信じて作品をつくっています。

装飾品としての作品

NAKEDではつくったキルトで、
バッグやポーチ、クッションカバーやラグなど
様々なアイテムを仕立てています。

アートを装飾品や日用品に落とし込むことで、
多くの方の目に触れ、
手にとっていただく機会が増えると感じています。

つくり手の思いを感じていただくことも、
ただ見た目の直感だけで気に入っていただくことも自由です。

どんな形であっても作品と出会い、
手にとってくださる方に少しでも喜んでいただければ幸いです。

●スラッシュキルト作家 / NAKED

【Instagram】http://instagram.com/naked_quilt

Tokyo Birthdays #7 阿佐ヶ谷

  Tokyo Birthdays  

リクツで説明するのはむずかしい、
けれど「至福」を感じる場所と時間がある

私たちを芯からぐっと強く、
時に優しく包み込み、引きとめてくれる風景。

東京で日々生まれるエントリエ的な一瞬を
言葉と写真でお届けします。

#7 阿佐ヶ谷  

初めて実家から離れて住んだ街が阿佐ヶ谷だった。
とても住みやすく飲み屋も多い。駅前の老舗喫茶店でウインナーコーヒーも覚えた。
すっかり気に入った自分は、周りの友達にもオススメしていたら、仲良しが越してきた。
楽しいことはみんなでシェアした方がいいに決まっている。
彼とは、何かあると南口の広場で仕事後に集まっていた。
そんなある日、誰にも言わないで欲しいけど言わないといけない事がある、と呼び出された。
「会社クビになった。俺じゃないのに濡れ衣なんだ。」
「誰かが俺のパソコンからエロサイト観たみたいで、責任取らされた。」
真顔で親身になって聞いていたけど、良かったな、と思った。彼には当時やりたい事があって、踏ん切りがつかずウロウロしていたから。理由がどうであれ、やりたい事をやるチャンスだと伝えた。時が経てば、こんな話は笑い話になるよ、と。
翌月には彼は都内の実家に帰っていった。阿佐ヶ谷に帰る楽しみが一つ減ってしまったけれど、彼は夢に向かって進みだした。
全て落ち着いてから、ほかの友達たちに事の顛末を教えてあげた。楽しいことはみんなでシェアした方がいいに決まっているから。
夜の阿佐ヶ谷は、そんな当時の思い出に溢れている。
Ιスポットデータ
JR阿佐ヶ谷駅南口近辺

■プロフィール■
文、写真 / Kosaku Nango
1979年生まれ、東京出身。現在、会社員として働くかたわらで、写真家としても活動中。

entrie gallery 落ちもんアート ♯5 落ちもん銀河 天の川

エントリエギャラリーへようこそ!
路上の落とし物を「落ちもん」と名づけ、
ポケモン感覚で撮影し続ける藤田さんの『OCHIMON ART』。

“今日もだれかがどこかで落としてしまった
「落ちもん」。
図らずとも生まれてしまった瞬間を切り取ることで見えてくる、
さまざまな妄想ストーリーをお届け。
「落ちもん」を探せば、きっと、
あなたもまちの見方が変わる・・・!(はず)”

♯5 落ちもん銀河 天の川

 

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路上銀河 天の川 #落ちもん #天の川 #銀河

pick ups on the street 落ちもんさん(@fujitayoshimi)がシェアした投稿 –

“アメが道路の割れ目に落ちたものですが、
トリミングすることで、
ミクロの世界が広がり、
まるで天の川のように見える落ちもんです。

 

この記事を書いた人

落ちもん写真収集家
藤田泰実

茨城県出身、埼玉県育ち。多摩美術大学造形表現学部デザイン学科卒業。普段はフリーのグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活動しながら、「落ちもん写真収集家」として落ちもんから見えてくる人間の余韻や、その背景を感じ取り ながら人間劇場を妄想。その特異な視点が注目され、テレビやラジオにも出演。また、路上園芸観賞家・村田あやこさんとのユニット「サボテンズ」としても活動の幅を広げている。

|instagram @fujitayoshimi
|twitter @f_yoshimix

「イランからきた、心温まる靴下」りえさんのインテリアトリップ♯25

『インテリアだけは、流行とか無視して、ひたすら自分の好きなものを追求するべし。』
そんな持論を持ち、エントリエで2度のリノベーションを経験をした、りえさん。
そんなりえさんが、
おうちのこだわりアイテムたちを紹介します。

○りえさんのリノベーション事例>>>https://entrie.net/family/family3/

*毎週土曜日更新*
○過去のインテリアトリップ一覧>>>
https://entrie.net/category/trip/

♯25 イランからきた、心温まる靴下

今回のインテリアトリップは、「ルームシューズ」です!

寒い日が続き、家の中でも裸足というわけには
到底いかず、うすい靴下だけでは寒い日々……

今までスリッパなどで凌いできましたが、
こちらの靴下に出会えてからは、真冬の室内は快適そのもの。

本当にびっくりするくらいあったかくて、
びっくりするくらいかわいいです。

OKKO YOKKOさんの「イランの靴下」

こちらは去年買ったもの。

こちらはニューフェイスです!

どちらも色遣いがたまらんです(笑)。

冷えとりで靴下何枚も重ねている人に言ってあげたい!
これ、一枚で十分だと!!

イランのおばあちゃんが手編みでつくっているそうで、
大きさがいろいろあるのもまたご愛嬌。

OKKO YOKKOさんの商品は
前に一度インテリアトリップでもご紹介させて頂いていて、
そのときは夏でタイのバスケットでしたが、
冬はこちらの靴下メインで販売されています。

ネットショップもありますが、
サイズ感や色味など是非実際に見て頂きたいなあ……。


履くとこんな感じです!

カラフルなほうが室内では映えますよー!

お値段もリーズナブルで、
私はいつもプレゼントに! と買いに行きますが、
結局自分へのプレゼントになってしまう始末(笑)。

だってかわいすぎませんか!?

店舗があるわけではないので、
私は出店情報をこまめにチェックして
行けそうなときに買ってます。

なんと12/13~12/27まで
自由が丘のDiginner Gallery さんにて
「年年歳歳」というクラフトマーケットが開催されており、そちらで購入できます!

クリスマスや正月のお土産にも喜ばれるかと。

私もあと一足年内に欲しいです……。

 


■今回の旅で紹介したお店
〇 OKKO YOKKOさん

http://www.okkoyokko.com/

https://instagram.com/okkoyokko?utm_source=ig_profile_share&igshid=uq55beup65hp

〇 Diginner Galleryさん

http://diginner.com/

https://instagram.com/diginner?utm_source=ig_profile_share&igshid=deaqtkppo0yv


阿部 梨絵 / Rie Abe


ホームページ http://salongreen.net/
家族とエントリエ /リノベーション事例 https://entrie.net/family/family3/

・子宮美容協会ユニバーサル認定「子宮美容セラピスト」
・発酵マイスター
・子宮ケアごはんインストラクター
・子宮インナービューティーセルフケアエクササイズ ティーチャートレーニングコース終了ファッションスタイリストとして活動していた中、「女性の本当の美しさは、内からの健康からしか生まれない!」とセラピストへ転進。
都内某マッサージサロン、スパ、エステサロンなどで勤務後、「子宮美容トリートメント」というオリジナルメソッドに基づくトリートメントを学び、子宮から女性の体のあらゆる不調を取り除く「子宮ケア」のプライベートサロンを横浜市都筑区にてオープン。
体のトリートメントをしていく中で、発酵食品が女性ホルモンへ及ぼす影響力を知り、体外側だけでなく、内側からも子宮ケアが可能!と発酵食品作りや通年作れるキムチの教室を主宰。
プライベートサロン兼自宅を2回に渡りエントリエでリノベーションした経緯から、空間が女性の体や心に及ぼす影響も自ら実感。衣食住全ての角度から、女性が幸せになれるアプローチができるサロンにすべく、日々邁進中。

立体&ジュエリー作家 松隈無憂樹(まつくまむうじゅ)– 愛しいものたち

愛しのものたち

ひとの手で、丁寧に、ひとつずつつくられていくものたち。工場で大量に製造されたモノにはない独特のオーラやぬくもりが、私たちの暮らしに彩りや安らぎを与えてくれます。
エントリエでは、こだわりをもった手仕事作家さんに注目。ものづくりや作品への想いをお聴きします。

立体&ジュエリー作家 / 松隈無憂樹(まつくまむうじゅ)

かたちを流動させて

立体&ジュエリー作家 / 松隈無憂樹(まつくまむうじゅ

小さな頃から何かをつくることに勤しみ続けていますが、
そのスタイルを固着させず、常に自分の行為にリアクションを続けるように
作品をつくっています。

シリーズのようにある一定の期間スタイルを定めてはみるものの、
それが全てではなくあくまで通過しているという感覚を持っています。

小さな頃は模写やイラストを好み、
高校生の時はシュルレアリスムに没頭し、

大学生では具象と抽象の合間を漂い、

現在は興味の赴くままに作品をつくり続けています。

そのかたちは絵画だけではなく立体作品やジュエリー作品に派生していきました。

芸術は停止していない

「そこにある」というのは、
一見フリーズしているかのようにも見えます。

ですがそれは鑑賞者との関係が生まれることにより
一気に目まぐるしく動きはじめるのです。

その日によって観え方が違ったり、時間によっても違ったり、
価値が変化していくのも芸術の生きている証です。

それ以上に「つくり手」というものも変化しているのです。
これは成長や老いと同じようなものです。

私は私の変化に忠実です。

その時に食べたいものを食べるように、
その時につくりたいものをつくります。

「作品」というものは、過程を経て「完成」しますが、
私の中では作品はいつまでも未完のままです。

その感覚は呼吸と同じレベルで生きていくことに必要なのです。

観る人によって
違うということが当たり前

立体&ジュエリー作家 / 松隈無憂樹(まつくまむうじゅ

「何かに見えるけどまた別のものにも見える」という定まらなさを好んでいます。

それは多分
自分自身が目指している己のかたちなのだと思います。

ひとつの物事を表すのにいくつも言葉があるように、
私は多方面から物事を観ることを好みます。

停止することほど退屈を感じることはありません。

その点、音楽や映画など表現という言葉の家族たちには
いつも魅了されます。

同じ音楽を聴いても同じ感情にはなりませんし、
同じ映画を観ても新たな発見をします。

そんなことが
作品と鑑賞者の間で起こることを望んでいるのかもしれません。

私がこの「愛しいものたち」に何かを表明するとすれば
「かたちあるものはいずれ壊れる」という一見相反する言葉かもしれません。

しかし壊れた先にはまた新しい気持ちが生まれます。

言葉の響きはネガティブかもしれませんが、
捉え方によっていかようにもなるのです。

表現は積み重ね壊し、また積み重ねることの繰り返しです。

そこに、
その過程や通過する景色にも心は惹かれてゆくのです。

それは生き物として当然でしょう?

●立体&ジュエリー作家/ 松隈無憂樹(まつくまむうじゅ)

【Twitter】https://twitter.com/matsukumamuuju

〔イベントレポート〕渋谷が舞台!DesignScramble2018から生まれるクリエイティブの未来

まちと人、企業を結ぶ、
渋谷のデザインフェスティバル

今回エントリエ編集部が潜入したのは、2018年11月24日に初開催された、企業とクリエイターを繋げ、渋谷をクリエイティブの発信拠点にすることを目的としたデザインフェスティバル「Design Scramble(デザインスクランブル)」。

イベントの舞台は、多くの若者とスタートアップやベンチャー企業が集まり、新しいカルチャーが次々と生まれる渋谷のまちです。

渋谷ヒカリエ「8/COURT」をメイン会場に、渋谷にある全18箇所のオフィスやカフェも会場として解放。プログラムには業界の垣根を超えて約25社にも及ぶクリエイティブ企業が参加し、“デザイン”をキーワードとしたトークショーや展示、ワークショップなどが目白押しでした。

そもそも「Design Scramble」が誕生したきっかけはなんだったのでしょうか?

イベントを主催したDeNAデザイン本部 Creative PR / Design Scramble 運営代表 後藤 あゆみさんにお話を伺うと、学生の頃からから「若手クリエイターのプロデュースをし、クリエイティブ業界・クリエイターの価値を高めたい」という強い思いがあったそうです。

6年前から個人でデザインやクリエイティブ業界全体の底上げを狙ったイベントの構想を練りはじめ、今回の「Design Scramble」の開催に至ったといいます。

私たちエントリエも、自分の感性を大切にし、くらしに創造性を取り入れることを発信したいメディア。斬新なアイデアを持つ若手クリエイターの考えや、クリエイティブなサービスを発信する人々の取り組みはぜひとも触れておきたいところです。

まずは渋谷ヒカリエ「8/COURT」で受付をすませ、タイムテーブルを確認。ふむふむ、興味深いプログラムがたくさん。その中でも、エントリエ編集部が興味を持ったプログラムをご紹介します!

つくり手のプロセスが垣間見える、
GMOペパボブース

さまざまな個人向けインターネットサービスを提供するGMOペパボ株式会社。

クリエーターとして活動する方にとってはお馴染みの「国内最大のハンドメイドマーケット『minne(ミンネ)』や「自分だけのオリジナルグッズを手軽に作成できる『SUZURI(スズリ)』といった数多くのサービスを展開している会社なんです。

エントリエのワークショップでも活躍してくれている人気作家OTO OTOのhoiさんが「minne の作品づくりを体験できるワークショップ」を行なっていました。

輪っかをあしらったエコバックづくりを体験することができるワークショップは大盛況!

いつも笑顔が素敵なhoiさん。OTO OTO作品と撮影できる、フォトスポットもありましたよ!

もうひとつ、ご紹介したいプログラムは「ペパボのデザインプロセス展」。

GMOペパボから生まれるさまざまなプロジェクトがどのようなプロセスでデザインされ、どのように要望や課題をデザインで解決してきたのかを紹介したパネル展です。

普段よく目にしているデザインひとつひとつが試行錯誤して形づくられていることがたくさんの人にわかりやすいように伝えられていました。

「デザインをしていると『実際にどのようなことをしているのかわからない』と言われることがあります。伝えたい相手にただ理解を求めるのではなく、プロセスを見せることでもっと多くの人にデザインを理解していただけるきっかけになれば」と、デザイン戦略チームの佐藤 咲さん。

いつもはオンライン上のサービスをつくる人、参加する人たちのリアルの声が聞ける空間となっていました。

トークイベントには、
豪華ゲストが登壇!

そして今回の「Design Scramble」でもっとも多かったトークイベント。

イラストレーターやアートディレクター、グラフィックデザイナー、写真家、ファッションデザイナー、コンテンツクリエイターなど・・・日本のデザイン・クリエイティブシーンをつくるクリエイターをはじめ、編集者や経営者たちも登壇。

「クリエイティブをどのように捉え、発信しているのか。」それぞれの仕事観や今後の展望から、彼らの独自の生き方や感覚を大切にしていることを感じ取れました。

まちと人のエネルギーが
交差することで開かれる未来

12時に開始したイベントは20時に閉幕。メイン会場は常に、トークイベントを聞きにきた参加者でいっぱいでした。

時代の先を行くクリエイターや企業の取り組みに触れ、改めて考えさせられたこと。それは、私たちエントリエが「豊かな暮らしのためにほんとうに大切なこと」に気づくために何ができるのか? ということです。

現在イラストレーターやハンドメイド作家の方々を中心に紹介しているエントリエですが、今後はさらに範囲を広げデザイン領域のクリエイターさんもご紹介していきたい・・・!

変化しようとするまちと、そこにいる人のエネルギーが交差することで、新しいものが生まれる。「Design Scramble」は、新しい一歩を踏み出す勇気を与えてくれるイベントでした。

|デザインスクランブル
今後も、スピンオフとして様々なプロジェクトを定期的に行うそうです!
公式サイトやSNSをチェックしてみてくださいね。

*公式サイト:https://designscramble.jp
*Facebook:https://www.facebook.com/DesignScramble/
*Twitter:https://twitter.com/designscramble

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