本日は、戸建てリノベーション工事の現場からお届けします。
先日、解体作業が完了し、いよいよ新しい壁や天井、床を作る段階へと進みます。
その前に必要なのが、電気配線工事と設備配管工事です。これらは大工さんの作業が本格的に始まる前に行う重要な準備工程です。
配線工事の準備
まずは、電気屋さんと水道屋さんに来てもらい、スイッチやコンセントの位置を確認しながら配線計画を進めます。この段階では、まだ完成イメージがつかみにくいですが、配置予定箇所に×印をつけるなど、間違いがないよう丁寧に準備を行います。
また、エアコン用の配管を取り付ける作業も進行中です。この工程は特に時間がかかりますが、仕上がりを左右するため、慎重に進められています。
設備配管工事の詳
配管工事では、架橋ポリエチレン管という管材を使用しています。この素材は施工性や安全性に優れ、従来の鉄管や銅管に比べてメリットが多いのが特徴です。以下にその特徴を簡単に説明します。
架橋ポリエチレン管の特徴
- 施工性:ホースのように柔軟で、自由に方向を変えられるため、つなぎ目が少なく済みます。
- 安全性:つなぎ目が少ないことで漏水リスクが軽減されます。従来の管材では、つなぎ目の劣化が原因で水漏れが発生しやすいという課題がありましたが、この問題を解決しています。
実際の工事では、配管の色分けにより役割が一目でわかるようになっています。
- 青色:水
- ピンク:お湯
- グレー:排水
- えんじ色:食洗器用排水(耐熱仕様)
海外製の食洗器は高温(60~80℃)で稼働するため、えんじ色の耐熱配管を使用します。このように、細かな配慮が施工の随所に見られます。
床下作業とその他の配管
床下の隙間を利用して、洗濯機用の排水管・給水管の配管工事も進められました。狭いスペースでの作業となりますが、職人さんたちの技術と丁寧な施工により、問題なく進められています。
まとめ
リノベーション工事の進行状況をご紹介しました。今回は、配線工事と設備配管工事について詳しくお届けしました。
システムキッチンやシステムバスの配管・配線は、ミリ単位で位置が決まっています。この段階で正確に準備をしておくことで、後の設置作業がスムーズになり、仕上がりの美しさにもつながります。
これから配管や配線に合わせて大工さんの工事が本格的に始まります。進捗に応じて並行して工事が進む様子も、またお届けできればと思います。完成までの過程を楽しみにしていてください!
澤 雄太 / Sawa Yuta
2級建築士、福祉住環境コーディネーター、愛犬家住宅コーディネーター
神奈川県出身の1987年生まれ。
東海大学工学部建築学科を卒業。…
幼いころから建築、特に日本家屋が好きで近所の民家園によく遊びに行ってました。
縁側でまったり過ごす時間が大好きでした。
人のことが大好きで、その人の頑張ってることを聞くとつい応援したくなってしまうお人よしです笑。
好きな建築を通して沢山の人の幸せ応援が出来るように頑張っています。
その人の大切な想い出がカタチになるように
その人の幸せな時間がより豊かになるように
その人の人となりが浮かんでくるような
そんなご提案を心掛けています。
是非お気軽に色んなお話を聞かせて下さい!
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2020年関東甲信越大会 優秀賞
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