DUCK SEIRO
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DUCK SEIRO
家に住む人
2022年、エントリエに念願のリノベーションを依頼。2023年1月に完成。 夫・長男・娘+おいどんという猫と一緒に住んでいます。好きなものは、鴨せいろ。

昨年の11月、エントリエにお邪魔した際、お裾分けいただいたマメヅタカズラ。

入り口のドア右横に飾ってあるのが、マメヅタカズラ。

植物の茎や枝を水に挿して発根させる”水挿し”をしてから植え替えると、立派に育つらしい。茎の途中で切り、数本ありがたくいただいて変えることにした。

ところが家に迎え、冬の間じっと待っていたけれど、なかなか発根しない。もしかしたら育て方を間違えたのかもしれない! 水を変えるたびに「今日はどうだ…?」と目を凝らすも、何も変化がないことに落胆する日々。これはもう、見守るというより、監視に近い。

けれどそんな心配をよそに、マメヅタカズラは春に向けてしっかりと準備をしていたらしい。最近の暖かさで、ぐんぐんと根を伸ばし始めた。出てきた根は白くて細く、猫の髭のようでとてもかわいい🐈

この冬は家族のイベントが多く、なかなか自分の時間を持てずにいた。仕事や趣味の時間をセーブすると、まるで地球に自分が存在していないような気持ちに襲われる。そんなことはないとわかっていても、不安に駆られることもあった。

そもそも、ひとりの時間が好きだからなのか、家族のことをしていると、「人生、これで合ってる?」という妙な不安がつきまとう。私だけなのだろうか。私だけじゃないはずだ。そうすると、今世紀までよく人類は家族を作り、繁栄し続けたなと感心する。マメヅタカズラのように、じっくりと育まれているものがあると信じなければやっていけない。

もうすぐ4月。根を生やしたマメヅタカズラを見ると、人生には巻き戻しなんてないと励まされる。心の内にたまっていた不安が、少しずつほぐれていくような気がした。

最近の飼い猫おいどんの様子

いつも変な寝相です。


▷「家族が家族じゃなくなる家」を設計した人はこちら

鈴木 栄弥
設計営業・ウェブマガジン編集長

鈴木 栄弥 / Suzuki Emi

エイミー

2級建築士、カラーコーディネーター、福祉住環境コーディネーター、ファイナンシャルプランナー

静岡県富士市出身、1990.7.27生まれ。
日本女子大学 家政学部 住居学科 卒業。

小学生の頃から間取りやミニチュアが好きで、建築模型がつくりたい! と、建築士になることが夢に。
ビルや建物ではなく、人が住む家のことを中心に学びたいと思い、住居学科で学び、
「人が楽しく暮らす住まいをつくりたい」という思いで就職しました。
現在は、エントリエで設計営業 兼 マガジン編集長として所属。気軽に「エイミー」と呼んでください!

わたしの手掛けるお家は、どれも決まったテイストはありません。
住まい手の体温を感じられるテイストに仕上げることが得意です!

●全国ジェルコデザインリフォームコンテスト
2024年 玄関・ホール部門 全国最優秀賞 受賞
2023年 リビングダイニング部門 全国最優秀賞 受賞
2020年 一般社団法人住宅リフォーム推進協議会会⾧賞 受賞
2020年 個室部門 全国優秀賞 受賞
2019年 リビングダイニング部門 全国優秀賞 受賞

●ジェルコ関東甲信越支部リフォームコンテスト
2022年 デザイン部門 キッチン賞 受賞
2021年 デザイン部門 優秀賞 受賞
2020年 デザイン部門 優秀賞 受賞

●RoomClip全国理想の住まいコンテスト
2022年 1000万円以上部門 全国最優秀賞 受賞
2021年 500万円以下部門 特別賞 受賞
2020年 500万円以下部門 全国優秀賞 受賞

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