親戚、友人、子どもの友だち。知らない靴があるのは日常茶飯事。
このゴールデンウィークも毎日、誰かが泊まりに来ていた。人が来る家になるといいなと考えてはいたけど、まさかここまでとは。
ある日の夕方、遊びに来ていた友人と一緒に夕飯を食べていたときのこと。
ここ最近いろんなことがあって、張りつめていた心がふっとゆるんだのか、気づけば友人の目から涙がこぼれていた。いつもは遠慮がちな子だけど、「今日は、泊まってもいい?」と素直に感情を出してくれたのがとても嬉しかった。
“家”がそれぞれにとっての“とまり木”であれ。
これは家ができたときに、エントリエの設計士の鈴木 栄弥さんがくれた言葉で、わたしはそれがすごく好き。
家族だけでなく、いろんな人が来て、安心する時間を過ごしてもらいたい。

ひとりになれるけど、孤独にはならない。
気配は感じるけど、視線は届かない。
この家は、そういうふうに作ってもらった。
リノベーションを決めたときのコンセプトは「家族が家族じゃなくなる家」。
冷たい意味ではなくて、必要なときに「個」として安心できる場所が欲しかった。
最近“こうなったらいいな”と思っていたことが、少しずつ現実になっているなと思うことが増えた。
思っていたより静かに、しかもだいぶ自然に。
占い師の友人曰く「イメージできる願いごとは、具体になる」らしい。
もしかして次は、“家事が勝手に終わる家”とかも叶うんじゃないかと、少しだけ期待してる。
最近の飼い猫おいどんの様子

来客があっても逃げないし、泊まりに子どもたちがゴロゴロすると一緒にゴロゴロしている。
▷「家族が家族じゃなくなる家」を設計した人はこちら

鈴木 栄弥 / Suzuki Emi
2級建築士、カラーコーディネーター、福祉住環境コーディネーター、ファイナンシャルプランナー
静岡県富士市出身、1990.7.27生まれ。
日本女子大学 家政学部 住居学科 卒業。…
小学生の頃から間取りやミニチュアが好きで、建築模型がつくりたい! と、建築士になることが夢に。
ビルや建物ではなく、人が住む家のことを中心に学びたいと思い、住居学科で学び、
「人が楽しく暮らす住まいをつくりたい」という思いで就職しました。
現在は、エントリエで設計営業 兼 マガジン編集長として所属。気軽に「エイミー」と呼んでください!
わたしの手掛けるお家は、どれも決まったテイストはありません。
住まい手の体温を感じられるテイストに仕上げることが得意です!
●全国ジェルコデザインリフォームコンテスト
2024年 玄関・ホール部門 全国最優秀賞 受賞
2023年 リビングダイニング部門 全国最優秀賞 受賞
2020年 一般社団法人住宅リフォーム推進協議会会⾧賞 受賞
2020年 個室部門 全国優秀賞 受賞
2019年 リビングダイニング部門 全国優秀賞 受賞
●ジェルコ関東甲信越支部リフォームコンテスト
2022年 デザイン部門 キッチン賞 受賞
2021年 デザイン部門 優秀賞 受賞
2020年 デザイン部門 優秀賞 受賞
●RoomClip全国理想の住まいコンテスト
2022年 1000万円以上部門 全国最優秀賞 受賞
2021年 500万円以下部門 特別賞 受賞
2020年 500万円以下部門 全国優秀賞 受賞