家族とエントリエ - LIFE STORY
《お互いの生活を尊重した、程よい距離を保てる二世帯住宅 | リノベーション事例》 家族とエントリエ LIFE STORY ♯17
プライベートを確保しながら
お互いの気配がわかる二世帯住宅
奥さま方のご両親との同居にともない、ご実家を二世帯住宅へとリノベーションされたKさんご夫妻。将来の家族構成の変化まで考えた間取りに、お料理好きの奥さまが伸び伸びと作業できる広いキッチン。お互いの気配を程よい距離で感じ合いながら、ご両親・ご夫婦それぞれのこだわりやプライベートが尊重されたおうちができました。
物件について
所在地 | 東京都多摩市 |
建物種別 | 戸建 木造(築36年) |
費用 | 約3,260万円(解体費・各種工事費用・デザイン費用全て含む) |
リノベ面積 | 150.7㎡ |
時期 | 2019年 |
備考 | 2世帯化フル改装工事 玄関別二世帯住宅 |
暮らす家族
2階:ご主人、奥さま
1階:(奥さま方の)お父さま、お母さま
話し手
ご主人、奥さま
担当スタッフ
小林 めぐみ
二世帯リノベーションをすることになった、
きっかけを教えてください。
ご主人:もともと住んでいた場所はお互いの実家から遠く、子どもが生まれたときのことを考えると大変だなと。はじめは妻の両親が住む家の近くにアパートへ引っ越すことに決めて、いずれは二世帯にと話し合いました。
奥さま:私が一人っ子なので、もともと将来両親と一緒に住みたいということは考えていました。賃貸の契約更新のタイミングと重なったこともあり、具体的に計画を進めることにしたんだよね。
▷2階 Kさんご夫婦のリビング
▷1階 ご両親のリビング
そしたら、雨漏りの修理などでお世話になっていたエントリエにお願いするのはどうかと両親から提案がありました。私も、知っている方だと安心だなということでエントリエにお願いすることにしたんです。
お二人がリノベーションにあたりこだわった点は?
ご主人:一番こだわったのはキッチンです。料理が好きな妻にとっては、夢の実現。作業しやすいよう、広めにスペースを確保しました。
奥さま:料理やパン作りが好きなのですが、賃貸のキッチンは狭く、なかなか思うようにできなかったので、もっと自由に料理ができるスペースを十分取れるようにしました。
夫も料理をするので、一緒にキッチンに立ちながら会話できたらいいな、とも思って。収納に関しても、料理道具を調理場から手が届く場所に十分にしまえるようなスペースを確保できるようにお願いしたかな。
エントリエからはどのような提案がありましたか?
ご主人:「いずれ子どもができたときのことを考えたい」ということを、設計担当の小林 めぐみさん(以下、小林さん)に相談しました。すると、小林さんは、こちらの希望に加え家族構成の変化に伴う生活上の導線まで熟慮した提案をしてくださいました。
たとえば、最初は空間を広くとっておき、いずれ子ども部屋が必要になったときに仕切れるような間取りにすること。また、寝室からウォークインクローゼット、そこから洗面所にいけるような生活動線も、設計の段階でかなり詰めてくれました。
奥さま:将来いつかできるかもしれない子どものことを、どのくらい設計に織り込むのかで悩んだよね。小林さんからは先輩ママとして「小学校に入るくらいまでは、子どものための空間はそこまで大きな問題になってこない」、「最初は空間を広めに取っておき、いずれ時期が来たら区切れるような間取りにしてみては」などのご提案をいただき、とても参考になりました。
before(2階)
after(2階)
ご主人:小林さんは、こちらが出した希望に対し、肯定的な解釈から入ってくれるので、色々な希望を伝えやすかったです。
奥さま:「どうやったら実現できるだろう」というアプローチをしてくださるので、どんなこともまずは相談してみようかな、と思えました。
二世帯住宅という点で、何かこだわったポイントはありますか?
奥さま:私の両親と夫が同居することになるので、両親と密に連絡が取れる状態でありながら、夫がいかに気を使わなく住めるか、ということを考えました。両親とは生活時間帯も違うので、玄関も生活空間も完全に別にしましたが、お互いの世帯を行き来するための通路を取り入れて、必要に応じて行き来できるようにしています。
ご主人:もともと2階建ての一戸建てだったのを、一階と二階とで生活空間を分けました。断熱のため床に入れた断熱材が副次的に防音効果もあり、足音や話し声は気にならないレベルまで抑えられています。
奥さま:下の階に住む両親は、私たちの物音については、「気になるほどではなく、いる気配がある程度」といっています。
before(1階)
after(1階)
お互いにプライベートを保ちながら相手の気配もわかる、程よい距離感ですね。二世帯住宅にしてよかった点はありますか?
ご主人:妻の家族は、もともとよく連絡を取り合う一体感が強い家族でした。妻のように仲が良い家族であれば、二世帯住宅のメリットは計り知れないな、と思います。私は妻の家族の中に一人入っていった状態ですが、お互いに気を使わずに自然体で生活できています。
最後に、お気に入りの場所を教えて下さい。
ご主人:広々したリビングが気に入っています。いずれ子どもができたときのことを考えても、キッチンから洗面所やリビング、お風呂まで全て見渡せる設計になっているのがとても良いですね。
奥さま:キッチンはもちろんですが、寝室も気に入っています。朝起きて明るい色の壁紙を見ると、頑張ろうって思えます。
▷2階 ご夫婦の寝室
▷1階ご両親のリビング。ゆったりと寛げる赤いソファとムーミンの壁紙は、お父さまお気に入り。お母さまも収納にこだわりました
▷1階ご両親の寝室
お打合せ中いつも感じていたのは本当に仲の良いご家族。
大好きなお料理やお食事の舞台となるギリギリまでこだわり抜いたキッチン、綿密に打ち合わせをした収納計画、それらを維持できるように断熱や耐震の基本性能、お互いが快適に楽しく暮らせるようにとたくさんのアイディアを出し合いました。 「壁紙を貼る前に、壁にこっそりメッセージを書いてください。みんなで作り上げた記念として」建築途中にいわれ、素敵なご家族が歩んでいくこの家の一員になれた気がして嬉しかったです。 いつも楽しくお打合せをさせて頂いたK様。実は長いお付き合いで私をずっと信頼し頼りにして頂いているご両親。皆様に感謝でいっぱいです。これからもK様ご家族と共にいれたら幸いです。末永くどうぞ宜しくお願い致します。
小林 めぐみ / Kobayashi Megumi
1級建築士、住空間収納プランナー、木耐協耐震技術者
住宅・店舗の設計や施工管理などの経験をしながら1級建築士の資格取得。…
「やっぱり住宅に深く関わりたい!」と、
工務店で住宅リノベーションを中心に設計と施工を一貫で担当していました。
お客さまが収納に困る場面に何度も出くわしたことをきっかけに収納プランナーの資格も取得。
子育てをしながら働く中で、新しい事業の展開や女性の働き方に柔軟なホームテック株式会社に出会いました。
今までの経験を活かし、エントリエでお客さまをHAPPYにする住まいを届けます!
受賞歴
『2023年ジェルコ リフォームコンテスト 公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター理事長賞』受賞
『2020年リフォームコンテスト関東甲信越支部 優秀賞』受賞
『2019年RoomClip全国理想の住まいコンテスト1000万円以上の部 全国優秀賞』受賞
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