阿部 梨絵
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阿部 梨絵
ファッションスタイリストとして活動していた中、「女性の本当の美しさは、 内からの健康からしか生まれない!」とセラピストへ転進。 都内某マッサージサロン、スパ、エステサロンなどで勤務後、「子宮美容トリートメント」というオリジナルメソッドに基づくトリートメントを学び、子宮から女性の体のあらゆる不調を取り除く「子宮ケア」のプライベートサロンを横浜市都筑区にてオープン。 体のトリートメントをしていく中で、発酵食品が女性ホルモンへ及ぼす影響力を知り、体外側だけでなく、内側からも子宮ケアが可能!と発酵食品作りや通年作れるキムチの教室を主宰。 プライベートサロン兼自宅を2回に渡りエントリエでリノベーションした経緯から、空間が女性の体や心に及ぼす影響も自ら実感。衣食住全ての角度から、女性が幸せになれるアプローチができるサロンにすべく、日々邁進中。

こんにちは!

春は出会いと別れの季節。新しい始まりの季節でもありますよね。

そんなこの時期に、不安や緊張からバランスを崩してしまう人もまた多く。私は、色々頭がぐるぐるしてきてしまったら本を読みます。

その時に元気あれば本屋さんに行き、気になったものを。その気力も無ければ、家にある中から。

本って、作者の方が心血注いで自分の中にあるものを絞り出して、伝えてくれているのに1冊1500円くらいで購入できる最高コスパのよい商品だと私は思うのです。

悩んだら私は小説でなくエッセイ的な作品を手に取る傾向が。最近読んだ中でのオススメを少し。

1冊目は、一田憲子さんの『小さなエンジンで暮らしてみたら(大和書房, 2025)』。

一田さんの本は大好きで他にも何冊か持っているのですが、こちらはまずタイトルに惹かれて。

年齢を重ねて、「もっともっと!」と大きなエネルギーを使って、自分の外に何かを取りに行く人生から、
身の回りにある半径1メートルをまず満たそう! という言葉に共感。

「人を思いやるという事は、自分の幅をそこまで拡張すること」や、
「なんかちょっと違うなと思う中からあえて選んでみる」
「休みと休息は違う」
など、色々諦めて小さく生きていこうよ!という内容ではなく、

今の自分のあり方や、考え方の中で不必要にエネルギーを使っている事を見直して、
より豊かに生きよう、という指南書みたいな本です。

何事も考え方一つで豊かになれる事をこの本は教えてくれました。

そしてこちら僧侶である南直哉が書かれている『心が楽になる生き方(アスコム, 2017)』

タイトルは良くある自己啓発本的な感じなんですが、内容はとっても深い!

つけるタイトルが他にもっと合うものがなかったのかな、と思ってしまうくらいです(笑)。

無意識に刷り込まれている「人生の中で夢や希望を持つべき」「やり甲斐のある仕事につくのがよい」みたいな考えが覆され「人生に意味などない」所からのスタートです(笑)。

僧侶の方ならではの考え方だなぁと思う所が沢山あり、人の摂理を鑑みながら、「自分らしいなどというものはそもそも存在しない」「夢や希望など持たなくても生きていける」など、今自分が悩んでいる事など、大して意味はないのだな…と、スッと軽くなります。

自分も含め、みんな充分頑張ってるし、背負い過ぎてるのだな、、と空を見上げたくなるような気分になるので、悩みが深い時ほどオススメです。

家族の意見がスッと入ってこないとき。

他人にはなかなか話せない事があるとき。

本は、いつでも側にあり、半径1メートルから支えてくれる誰かの言葉です。

誰かと言っても、本を出版できるくらいの人なので、その意見、考え方はなるほどな….と思わせるくらいのずっしりとした説得力のあるものです。

活字離れが進む昨今ですが、是非文字からのエネルギーを受け取ってみて下さい!

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