リノベーションをしたいけれど、わからないことがたくさん……そんなみなさまに向け、entrieがリノベーションの基礎知識をお伝えするコーナー「リノベをマナブ」。
リノベをマナブ。 #02
中古戸建てリノベーションのメリット・デメリットは?
中古戸建てを購入する前にチェックするポイントとは?
中古戸建ての購入をするからには、リノベーションで生活空間を一新したいという方から、リフォームでキッチンやお風呂を新しくしたいと考える方、また購入した物件を自分の思い通りの間取りにしたいと考える方もいるかもしません。
限られた予算の中で、全て思い通りに作り変えるのはなかなか難しいこと。そのため、ライフスタイルを考えた上での優先順位がとても大切です。
戸建の中古物件を安易に購入すると、希望の間取りに変更できなかったり、雨漏りやシロアリ、既存不適格等、見た目ではわからない部分があります。
リノベーションで一新したいとお考えの方は、築年数の古い物件の耐震性や断熱性も気になるでしょう。
購入前に、メリットやデメリットをきちんとチェックすることが重要です。
中古戸建てリノベーションの「メリット」とは?
- コストを抑えられる
都心に中古戸建てを買う場合、リノベーション費用を入れても新築よりも2~3割安いとされています。一般的に新築よりも価格がおさえられる点は、中古住宅リノベーションの大きなメリットです。 - 自分の思い通りの間取りに変更できる
建物や管理側の制約が多いマンションと比べ、戸建ての場合はリノベーションする際の自由度が高いです。間取りからデザインまで全て、自分の理想とする住まいに作り直すことが可能なので、元の状態がどんなに住みにくく居心地がよくなくても、関係ありません。 - 住みたい街が選べる
中古物件の場合、新築に比べて物件数が断然多いため、生活環境や広さなどの選択肢が広いこともメリットの一つ。新築だとなかなか難しい、憧れのまちや希望する地域も、物件探しの候補に入れることができます。 - その他
築年数が経っていてもリノベーションで設備を新しくできる、再建築不可の物件でもリノベーションできる、などもメリットとして挙げられます。
中古戸建てリノベーションの「デメリット」とは?
- 建物の構造によっては、思ったとおりの間取りに出来ない
ツーバイフォー(2×4)工法*とプレハブ工法*は、建物を支えている「耐力壁」を壊せないため、間取りの変更には制約があります。また築年数により、もとの枠組みの耐久性・劣化・耐震性などの問題から、思い通りの間取り変更が難しい場合もあります。
*ツーバイフォー(2×4)工法……2インチ×4インチの角材を組み合わせる木造枠組壁工法のひとつ *プレハブ工法………あらかじめ製作された(一部または全ての)建築物を現場で組み立てる建築工法 |
- 購入してから住むまで時間がかかる
相談・プラン設計(2~3ヶ月)と工事期間(1~3ヶ月)を含めると、新居に住むまで長くて5ヶ月かかることになります。 - 地域の規制
地域によっては、規制により思い通りのリノベーションが出来ない場合もあります。戸建てをリノベーションする際は、必ず地域の規制を確認しましょう。 - 耐震面で注意が必要
中古物件を購入する際、大切なチェックポイントは耐震性です。1981年6月1日に耐震基準の大きな見直しがあり、1981年6月1日以降の建物は、耐震性能が大きく変わっています。1981年5月以前に建てられた物件の場合、きちんとした耐震チェックが必要です。
耐震チェックについては、次の段落で説明します。
中古物件購入に伴う、インスペクション(住宅診断)
リノベーションを考えた中古物件の購入にあたり、そもそも専門家から見てどうなのか? という判断基準が欲しいものです。しかし、住宅とは目に見えない構造が多いため、特に中古住宅は、年数が経っていればいるほど、専門知識を持たない一般人には判断が困難です。
エントリエには、インスペクション(住宅診断)のスペシャリストが在籍しております。
2016年の宅建法改正で、インスペクション(住宅診断)の説明が義務化されました。それに伴い2018年4月から、中古住宅取引の媒介契約時や、売買契約前の重要事項説明時などの際に、その建物がホームインスペクションを受けた履歴があるかどうかの確認が出来るようになりました。
インスペクションを利用する事で、中古物件の状況をよく理解してから購入できるため、不具合を知らずに契約・リノベーションしてあとから発覚、という事態を防ぐことができます。
ぜひ中古戸建てリノベーションをお考えの際には、エントリエまでご相談ください。
※この記事は、グループ会社であるリフォームプライスの「中古戸建てリノベーション」が元となっています
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