「四十にして惑わず」といいますが、40近くになってもいまだ迷ってばかりの日々。
毎月更新「ラベンダー師匠の直感 当たるかもしれない占い」でおなじみのスピリチュアルカウンセラー・ラベンダー師匠に、ライター村田のガチ悩みを占っていただきました。
普段、zoomを利用して鑑定を行うラベンダー師匠ですが、今回はその占いの様子をみなさまにお届けします。
カードから、いまの自分に必要なメッセージを受け取る
この日の占いは、オンラインで実施。
指定されたURLにドキドキしながらアクセスすると、画面の向こうにラベンダー師匠が登場。朗らかな笑顔と明るい声に安心します。
ラベンダー師匠:なにか占いたいテーマはありますか?
村田:去年、会社を辞めてフリーランスになりました。いい感じに仕事が広がってきたとは思うのですが、健康面や収入面など色々不安もあります。今後さらに楽しく仕事を続けていくには、好きな仕事とお金のための仕事のバランスをどうやって取っていけばいいでしょうか?
……ただの人生相談になってしまいましたが、そんな私のお悩みを聞きながら手元で4枚のカードを選んだラベンダー師匠。1枚ずつカードを見せていただきながら、絵を見て感じたことを自由に言葉にしていきます。
ラベンダー師匠:手元のカードをご覧になってから村田さんが口に出した言葉が、カードをお見せする前にお話した現況と見事にリンクしていますね。「好きな仕事をしていると楽しいけれど、それ一本だと不安がある」。「お金のための仕事とバランスを取りながらやっていくにはどうしたらいいか迷っている」。それを反映したのが最初の2枚「Oracle Cards」と「Options」です。
ラベンダー師匠:そのための解決策が後半の2枚です。「Teamwork」というカードは、「自分を助けてくれる人が現れるから大丈夫、もっと誰かを頼っていい」といったメッセージ。一人で頑張るより、誰かと一緒につくりあげることを意識すると、もっと楽しくなるかもしれません。
「Thankful」は、「癒してくれる環境がある」ということ。心がすり減る大変な仕事をやっていくには、趣味や好きなことといった自分が癒される環境をベースキャンプとして持っておくことが大切です。
このように、カードから自分自身が受け取ったイメージをもとに占いが進んでいきます。
ラベンダー師匠曰く「お悩みに即したカードを引いたのではなく、心の中で抱えたお悩みがカードに反映されたと解釈している」ということだそう。そういわれると、説得力が増します。
自分のことはどれだけ大切にしてもしきれない
「最近しっくりきた教えがあった」といただいたアドバイスがとても素敵だったので、こちらをお読みの皆さんにも共有したいと思います。
ラベンダー師匠:人間は究極、楽しいことだけやって生きていけるルールのもとに生まれていますが、過去に蓄積した歴史によって「苦労しないと成功できない」といった意識が刷り込まれています。
ただ、いきなり「苦しいことは一切しなくていい」と言われても先入観を取り払うのはすごく難しいですよね。なので今一番抵抗なく受け入れられる思考を取り入れて、幸せの邪魔をしているものを一つ一つ取り払えばいいんです。
最初のスモールステップは「好きなことをしていいんだ」と信じること。
それから徐々に、好きなことをやる自分でいられる時間を増やしていくんです。直接お金に結びつかなくても、自分の心が休まり楽しい状態でいられる時間を長くしていくと、いつの間にか全てがうまく回っていきます。
自分のことはどれだけ大切にしてもしきれないんです。自分を幸せにしてあげると、それに伴って自分のことを大切にしてくれる人が、周りにどんどん現れてきますよ。
仕事や家族、人間関係。日々の生活の中で、悩みや迷いはつきないもの。
「占い」というと、想像つかない彼方からアドバイスが降ってくるという勝手な印象がありましたが、そうではなくラベンダー師匠がメンターのように、自分の心の奥にあるモヤモヤしたものを言語化したり、しらずしらずのうちに凝り固まっていた先入観を取り払い、解決策を考えるお手伝いをしてくれる時間でした。
占いが終わったら、なんだか気持ちが晴れやかに。その後もことあるごとにラベンダー師匠のアドバイスを思い出しながら、日々心穏やかに過ごしています。
袋小路に入ってしまう前に、頭を整理し一歩踏み出す選択肢の一つとして、「占い」は十分ありうるなと発見!
ラベンダー師匠の鑑定後記
ラベンダー師匠:今回の村田さんとのセッション、とてもワクワクしました!
お客様と占いのセッションをする時は、いまだに毎回緊張します。今回も、村田さんとどんなお話ができるかな、とドキドキしながら始まりました。
村田さんは、会社勤務を経てフリーランスに転向なさったご経験をお持ちで、『やりたいことをして生きていきたい』というお気持ちにとても共感が湧きました。そんな村田さんに、これからの人生を思い通りに楽しく生きていっていただきたいという思いが湧き上がり、ついついアツく語りすぎてしまいましたが、なにか一つでも村田さんの心に残る言葉があったなら、占い師冥利に尽きるというものです。
毎回お客様とのセッションを終えて感じるのは、私のところに鑑定に来てくださる方とは、何かしらの不思議なめぐり合わせがあって出会っているようで、相談内容は千種万様でも、結局どの方とも心を開いて対話することができ、本当に楽しい時間を過ごさせていただいているなということです。
『占い師の話が心に沁みるタイミング』のような時期が来た方とのみ、ご縁が繋がっていく。そんな感覚ですね。
なので私としては、『いいこと言わなくちゃ』というプレッシャーは全く無く、カードに現れたメッセージを、変に曲解せずそのままお伝えしてみると、お客様のほうですでにメッセージを受け取る準備ができているので、『あぁ、そういうことですね』と、すんなり受け止めていただけるようです。
人は人生の中で何度も迷い、立ち止まるものです。そんな時、遠慮なく話を聞いてもらえる第三者、のようなスタンスで、皆さんから、ほんとに気軽に話しに来ていただけるような占い師でいたいな、と思っています。
今回は村田さんとご縁をいただけて大変光栄でした!
村田さんの今後の人生がどんな風に発展していくのか、陰ながら楽しみにしています!
●取材・文 / 村田 あやこ
●編集 / 細野 由季恵