
全国のリフォーム(リノベーション)業者を対象とした、毎年恒例の「ジェルコリフォームコンテスト2025」。このコンテストは、国内最大級のリフォーム関連組織である日本住宅リフォーム産業協会(Japan Extension Remodeling Conference Organization:ジェルコ)が主催しています。
全国各地から集まった452件の応募作品のなか、入賞したのは31作品。エントリエからは、鈴木栄弥・中田浩江が手掛けた「段差が刻む、心地よい日常のリズム」が、デザイン部門で全国優秀賞を受賞しました。今回は、11月17日に東京都内で行われた表彰式の様子と事例をご紹介します。
「担当者の人柄」が選ばれる理由

表彰式の冒頭では、業界内で行われた調査結果としてお客さまが重要視することの1位は、「担当者の人柄である」という話が紹介されました。特に地域の事業者に相談したケースでは、約半数が「この人になら自分の理想を託したい」と感じて選んでいるとのこと。
この言葉を聞きながら、エントリエが建築士ひとりひとりの顔が見える発信を続け、責任を持ってお客さまと信頼関係を築いていくことは、やはり間違っていないとあらためて感じることができました。
【デザイン リビングダイニング部門 全国優秀賞】
鈴木 栄弥・中田 浩江担当「段差が刻む、心地よい日常のリズム」



この住まいでは、室内窓のある壁やアールを描く腰壁を用いて、空間をゆるやかに仕切っています。ワンルームのような開放感は保ちながら、構造的には不要な壁をあえて設ける、床や壁の素材を変えるといった工夫によって視覚的なゾーニングを実現しました。住む人が感覚的に用途を切り替えられる空間となっています。
段差に腰掛けたり、カーペットの上に座ったり。床座スタイルを取り入れることで、空間の広がりもより感じられるようになっています。

リビングから見るといくつかの違う舞台が並んでいるように見えますが、それぞれの中に入ってみると、それぞれの空間の中に没入できてしまう見え方をするデザインになっています。
エントリエ全体の成長を願って
7年連続で受賞をしている鈴木は、「今日見た最前線で活躍する他社さんの事例や世の中の流れなどを提案の参考にし、エントリエのスタッフ全員でお客さまにより楽しく満足していただける家づくりをしていければ」と受賞の喜びを語ります。

2018年に立ち上がったエントリエは、お客さま一人ひとりと丁寧に向き合いながら、理想の住まいを形にしてきました。これからも、それぞれの建築士が持つ個性や強みを活かしながら、信頼される住まいづくりを続けていきます。


鈴木 栄弥 / Suzuki Emi
2級建築士、カラーコーディネーター、福祉住環境コーディネーター、ファイナンシャルプランナー
静岡県富士市出身、1990.7.27生まれ。
日本女子大学 家政学部 住居学科 卒業。…
小学生の頃から間取りやミニチュアが好きで、建築模型がつくりたい! と、建築士になることが夢に。
ビルや建物ではなく、人が住む家のことを中心に学びたいと思い、住居学科で学び、
「人が楽しく暮らす住まいをつくりたい」という思いで就職しました。
現在は、エントリエで設計営業 兼 マガジン編集長として所属。気軽に「エイミー」と呼んでください!
わたしの手掛けるお家は、どれも決まったテイストはありません。
住まい手の体温を感じられるテイストに仕上げることが得意です!
●全国ジェルコデザインリフォームコンテスト
2024年 玄関・ホール部門 全国最優秀賞 受賞
2023年 リビングダイニング部門 全国最優秀賞 受賞
2020年 一般社団法人住宅リフォーム推進協議会会⾧賞 受賞
2020年 個室部門 全国優秀賞 受賞
2019年 リビングダイニング部門 全国優秀賞 受賞
●ジェルコ関東甲信越支部リフォームコンテスト
2022年 デザイン部門 キッチン賞 受賞
2021年 デザイン部門 優秀賞 受賞
2020年 デザイン部門 優秀賞 受賞
●RoomClip全国理想の住まいコンテスト
2022年 1000万円以上部門 全国最優秀賞 受賞
2021年 500万円以下部門 特別賞 受賞
2020年 500万円以下部門 全国優秀賞 受賞
