村田 あやこ
あやちゃん/記事を書いた人
村田 あやこ / Murata Ayako
ライター
お散歩や路上園芸などのテーマを中心に、インタビュー記事やコラムを執筆。著書に『た のしい路上園芸観察』(グラフィック社)、『はみだす緑 黄昏の路上園芸』(雷鳥社)。「散歩の達人」等で連載中。お散歩ユニットSABOTENSとしても活動。
藤田 泰実
よっちゃん/イラストを描いた人
藤田 泰実 / Fujita Yoshimi
落ちもん写真収集家
グラフィックデザイナー/イラストレーター/落ちもん写真収集家。茨城生まれ、埼玉育 育ち。多摩美術大学造形表現学部卒。フリーランスのグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活躍しながら、路上に落ちているものから人間の背景や余韻、人間味を感じ取り、そこから妄想してタイトルをつけストーリーを作り出す「落ちもん写真収集家」として活動。落とし物は人間ドラマという発想が注目され、テレビやラジオなどにも出演。
細野 由季恵
ゆきえちゃん/撮影・編集した人
細野 由季恵 / Hosono Yukie
WEB編集者、ディレクター
札幌出身、東京在住。フリーランスのWEBエディター/ディレクター。エントリエでは 副編集長としてWEBマガジンをお手伝い中。好きなものは鴨せいろ。「おいどん」という猫を飼っている。

SABOTENS まちのミカタ、今回は谷根千(谷中・根津・千駄木)エリアにやってまいりました。昔ながらの路地や木造住宅など、下町レトロな雰囲気が人気のまち。たっぷり堪能しようと張り切って歩き出したところ、開始3分で素敵な珈琲店へいざなわれ、思わぬ出会いがありました。今回、ほとんど歩いていません!

おしゃれ紳士にいざなわれ、歩き始めて3分で珈琲店へ

SABOTENS まちのミカタ_根津_谷根千_エントリエ

SABOTENSのお散歩、今回は谷根千へやってまいりました!待ち合わせは根津駅。ふたりとも大好きな根津のお蕎麦屋さんで腹ごしらえしたあと、いざお散歩スタートです。

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藤田:見て、船が刺さってる!

村田:南国チックだね。転覆してるようにも見える……

細野:タイタニックだ。

村田:ベランダのデザインは、もしかして波?凝っているね!

藤田:オーナーさんはサーファーの方……!?

細野:コンセプトがちゃんとあるのが素敵だね。

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村田:これはブドウかなあ。立派だね。

藤田:ブドウ、なってるかな?

村田:あ、あったあった!

藤田:美味しそうだね!

村田:立派なブドウだ。

藤田:食べ物を植えるのって、憧れるな。夏みかんがたわわに実ってるおうちとか見ると、「いいなー」って思うよ。

村田:ほんと、羨ましいよね!

藤田:私も植えてみようかな。

村田:実がなると嬉しいよねえ。

ふと前を見ると、スカイブルーのシャツに真っ赤なハンチング帽を被った、おしゃれな紳士が歩いています。

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chatGPTによるイメージです

藤田:前を歩いている方、帽子とTシャツのコーディネートが素敵だね。

村田:色鮮やか!さっき見た船のマンションと同じ色の組み合わせだ。

細野:おしゃれな方だね。

おしゃれ紳士は、青い扉のお店に入っていきました。思わず、お店に目が止まる一行。

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『AOYAMA COFFEE ROASTER(東京都台東区谷中2-5-10)』さん

細野:コーヒー屋さんだ。

村田:AOYAMA COFFEE ROASTER……あれっ、このお店もしかしたら、前に母の知り合いからおすすめしていただいたお店かもしれない。「谷中に友だちがやっているお店がある」って。

藤田:え!入ってみる?

村田:入ってみようか。

全員:こんにちはー。

扉を開けて店内へ入ると、香ばしいコーヒーのいい香りが店中にあふれています。果たしてそんな偶然があるのか……恐る恐る店主さんに聞いてみることに。

村田:間違っていたらすみません。●●さんって、お知り合いにいらっしゃったりしますか?実は……(詳しいいきさつを話す)

AOYAMA COFFEE ROASTER 店主さん(以下、店主さん):えー、ほんとですか!昔からの友だちです。

村田:わーそうでしたか!お会いできて嬉しいです。

店主さん:ありがとうございます!

村田:よかったらコーヒーを飲んでいってもいいですか?

店主さん:どうぞどうぞ!

村田:嬉しい。ついに来れてよかった。

細野:すごいね!たまたま通りかかったお店で、こんな偶然があるんだね。

今年で開業丸3年になるAOYAMA COFFEE ROASTERさんは、「一杯の幸福感」がコンセプトの珈琲店。直火式焙煎の焙煎豆を購入できるほか、一杯ずつ丁寧に抽出したコーヒーをいただけます。コーヒーのほか、コーヒーに合いそうなデザート、季節感のあるしそジュースなど、魅力的なメニューがずらり。中でも散歩にぴったりな名前の「さんぽdeブラック」「さんぽdeカフェ・オ・レ」をいただくことにしました!

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店主さんが、一杯ずつ丁寧にハンドドリップで淹れてくださいます。
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暑い夏のお散歩にぴったりです。「さんぽdeカフェ・オ・レ(800円)」「さんぽdeブラック(800円)」

村田:氷がまん丸だ!カップにも猫が描かれている!

藤田:かわいい!

細野:なんで名前に「さんぽ」が入ってるんですか?

店主さん:このあたりは散歩道なので、散歩しながら飲めるようなコーヒーにしたいなと思って、この名前にしたんですよ。

細野:そうなんですね!散歩の企画にバッチリで嬉しいです。

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村田:あれ、もしかして氷もコーヒーで出来てるんですか?

店主さん:そうなんです。時間が経っても薄まらないので、お散歩しながら飲むのにちょうどいいんですよ。

全員:なるほどー!

店主さん:飲み終わって液体がなくなったら、途中でミルクを足してカフェオレにしたり、炭酸水を足してコーヒーソーダにするのもおすすめですよ。

村田:最後の一滴まで楽しめるんですね。

SABOTENS まちのミカタ_根津_谷根千_エントリエ
店主さんに撮っていただきました

おしゃれ紳士の正体は、芸術家!

そして、お隣の席には、先にお店に入られたハンチング帽の紳士が。なんとご近所で「朔日会美術研究所」という絵画教室を主宰されている、羽藤朔郎先生でした。どうりでおしゃれなはずだ!※ここからは、羽藤先生を交えてお話します。

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羽藤先生(中央)を囲むSABOTENS。
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『朔日会(東京都台東区谷中2-3-9)』の真っ青な建物。独特な雰囲気が漂っています。

1937年以来80年以上、谷中の地に根を下ろし、「情熱」「個性」「自由」の3本柱で芸術運動を展開している朔日会。年2回、公募展も開催しているそうです。
羽藤先生の装いと同じく青と赤が印象的な色使いの建物。実はここに来る前に通りがかって、インパクト満点な門構えに思わず目が止まっていたのでした。まさかご本人とお会いできるなんて!

細野:あの建物の方だったとは。

村田:研究所はいつからあるんですか?

羽藤先生:僕が子どもの頃からあって、古いの。80年くらい。

村田:日本じゃないみたいな雰囲気で素敵です。みんなで「気になるね」って言いながら見てきたとこでした。

羽藤先生は、生まれ育ったこのまちのことを、たくさん教えてくださいました。

羽藤先生:この店の前の道は、「へび道」っていうんですよ。誰がつけたんだか知らないけど。

村田:確かに、ヘビみたいにぐねぐねしてますね。

店主さん:道の下は、藍染川の暗渠(あんきょ)なんです。

羽藤先生:結構流れの速い川なんですよ。

村田:え、先生は暗渠になる前をご覧になったことあるんですか?

羽藤先生:さすがに僕が知っているときにはもう埋められてたけど、工事をやると奥深く流れる川が見えるの。

村田:今も地面の下を流れてるんですね! ここは谷中にも根津にも千駄木にも出やすい、いい場所ですね。

店主さん:ここは「台東区谷中」なんですけど、斜め前のお店が「文京区根津」、お向かいが「文京区千駄木」なんです。

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村田:地名が交わってる! 境界マニアにとってはたまらない場所ですね。

店主さん:谷根千(谷中・根津・千駄木)が交わる場所はここしかなくて。それにちなんで、「やねせんのへそ」っていうメニューもあるんですよ。ちょうどここが「へそ」に当たるパワースポットだ!って。

SABOTENS まちのミカタ_根津_谷根千_エントリエ

藤田:めちゃくちゃいいですね!

店主さん:なかなか浸透しないんですが、言い続けています。さらに交わってるのが台東区谷中二丁目、文京区根津二丁目、文京区千駄木二丁目で、全部「二丁目」なんですよ。
ちょっと前に若い子たちの間で流行った「エンジェルナンバー」で、「222」っていう数字は、“自分を信じたら未来が開ける”みたいな意味を持つという話を聞いたことがあって。

村田:ますますパワースポットですね……!

先生は怖い話好き

羽藤先生に、このあたりのおすすめスポットを聞いてみました。

羽藤先生:谷中銀座は行きました?

村田:ちょうど行こうと思っていたところで、このお店にいざなわれてしまいました。

羽藤先生:谷中銀座はエポックな場所なの。階段があってさ、階段を上がって根津方面を見ると、バーンって見えるから。

村田:バーンって。

羽藤先生:そこから写真を撮ると、いかにも観光地に来たって感じがする。

先生は、怖い話もたくさんご存知でした。

羽藤先生:この辺は、大昔から寛永寺のお膝元なんです。でも寛永寺って、ちょっと怖い噂があって……(以下略)。

SABOTENS まちのミカタ_根津_谷根千_エントリエ
先生の話に聞き入る一同。(撮影の手も止まってしまったため、chatGPTによるイラストでお届けします)

怖すぎたので割愛。ご想像にお任せします。

藤田:怖い!

村田:先生、怖いです!

羽藤先生:そういう風習があるんだって。僕は寛永寺の横の中学に通ってたから、そこでみんなで「ひゃー、この辺に埋まってるな」なんて話して。あとは……(以下略)。

細野:いやー、平和な時代に生まれて良かった。

藤田:平和でいたいね。

怖い話を和らげるために、別の話題を振ってみます。

村田:先生が小さかった頃と、このへんの風景は変わりましたか?

羽藤先生:家が瓦屋根じゃなくなっただけで、あとはほとんど同じですよ。

村田:谷中銀座のほかに、このあたりでお好きな場所はありますか?

羽藤先生:上野公園も楽しいですよ。不忍池から東京大学方面に抜けていくと、ロンドンかとおもうような町並みもあるんですよ。

村田:おお〜気になります!

羽藤先生:根津神社もいいですよ。東京とは思えないような場所。森鴎外の家も根津神社の中に移築されているんですよ。お祭りの時には駄菓子屋とかがいっぱい出て。でも8月は行かないほうがいい。真っ暗な中で参拝でもしようかなとウロウロすると、バタンと倒れちゃうの……(以下略)。

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生成AIによる一コマ

先生、またもや怖い話に戻ってしまわれました。

店主さん:まあ、個人の感覚ですから。

藤田:先生、感覚が研ぎ澄まされてる感じがしますもんね。

村田:第六感がビンビンでいらっしゃる。

羽藤先生:谷中天王寺とか行くとさ、場所によってはいっぱい……(以下略)。

村田:先生、怖い話をたくさんご存知ですね。

羽藤先生:怖い話、大好きなの。

村田:知らなかったことばかりでした。貴重なお話、たくさん聞かせていただきありがとうございました。

藤田:いいお話聞けて良かったです。

全員:ありがとうございました!

羽藤先生:気を付けて〜

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お店の前で記念撮影をするSABOTENS

村田:いい出会いだったね。それにしても、歩き始めてわずか3分で吸い寄せられてしまったね。

藤田:本当だ(笑)。でもこのお店に入らないわけにはいかないもんね。

細野:そうだそうだ。先生にも会えたし。

藤田:大して歩いていない回があってもいいよ(笑)

細野:この時間は毎回ほんとうに癒やしだよ。ありがとう。

藤田:こちらこそありがたい。ゆきえちゃんじゃなかったら、あっという間に連載が終わっているところだったよ。「あの二人と一緒に歩きたくない」って。

村田:はじっこばっかり見るし、気になるものがあるとすぐに話を遮るし。

藤田:すぐ休憩するし(笑)

村田:ゆきえちゃん、本当にありがとう……。

AOYAMA COFFEE ROASTERさん、羽藤先生、ありがとうございました!

路地を抜け、活気あふれる商店街へ

SABOTENS まちのミカタ_根津_谷根千_エントリエ

藤田:素敵な出会いがあったね!「おしゃれな紳士だな」と思ってたら、まさか当人とお話できるなんて。

村田:怖い話いっぱいご存知だったね。「見えちゃうの」「バタンと倒れちゃうの」とか。

細野:なんか元気出たな。

藤田:先生、いい味を出してたね。

細野:SABOTENSの二人と通ずるところがあったな。

村田:私もおばあちゃんになったら、何かの「先生」って言われたいな。あのあと入店された方も、「先生」って呼ばれていたね。

細野:「先生」たちが集まるお店だったね。

村田:昼間にふらっと行ったら誰かしらいる店が近所にあるの、いいよねえ。

細野:あやちゃん、よっちゃんとご近所に住みたいなあ。

藤田:いいねえ。同じ町内、道をはさんでお向かいとかね。雨が降ったら「ゆきえちゃん、雨だよ、洗濯物!」とか呼びかけて。

村田:誰かが旅行に行くとき、猫のことを見たり。

藤田:うちはベランダを開放してるから、みんなが道から「むーちゃーん、みーちゃーん」って呼びかけたり。

細野:楽しい。それ!

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藤田:あ、この道いいね!

村田:行ってみようか。素敵な路地だねえ。

細野:なんていい道なんだろう。

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村田:うわ、これなに?

藤田:炊飯器かな?昔の。

村田:味が出すぎている。

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村田:うわ、このナンテン、見て!

藤田:ここまで大きくなるんだな。

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村田:すごいところに電柱が立ってる。

藤田:ここに車で迷い込んだら地獄だな。

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村田:見て、犬の写真!

細野:かわいい。

藤田:私も何年かしたら、むーちゃんとみーちゃん(注:よっちゃんの飼い猫たち)の写真を玄関に貼ってたりして。

細野:猫ってすごいよね。全員かわいくなっちゃう。

村田:自分とこの猫もかわいいけど、他の猫もかわいいもんね。

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細野:ここは「よみせ通り」っていう商店街なんだね。

村田:お買い物の方で賑わってるね。

藤田:魚屋さん、新鮮そう。

細野:韓国のお惣菜が売ってるお店もある。

村田:美味しそう。

細野:焼鳥屋さんもある。

藤田:焼いてる焼いてる。

村田:いい匂い!

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村田:うわーお刺身もうってる!盛り合わせがあるのもいいね。

藤田:ここで買っておうちで食べて。

細野:いいなあ。初めて23区内に住みたいと思えた。

村田:いいよねえ、このへん。本当に好き。

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村田:「冷房中」っていう張り紙を見ると、入りたくなる。

細野:夏だね。

藤田:7月に入っちゃったもんね。

村田:あっという間に2025年も後半戦だ。

細野:なんかのんびりしたいなあ。

藤田:一ヶ月くらい夏休みがほしい。

細野:休みたい……。

村田:ゆきえちゃん、心からの声だね。

しばらく歩いていくと、さっき先生におすすめいただいた谷中銀座が現れました。

細野:谷中銀座、初めてきた!いい商店街だね。

藤田:こんなに活気のある商店街、なかなかないよね。賑わっていて素晴らしいね!

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藤田:うわ、あの猫、本物かと思った!

村田:リアルだね!

藤田:ドキッとした。むーちゃんとよくケンカする近所の猫が、こういう白い猫なんだよ。うちの縁側に時々来るんだよ。

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細野:あ、また猫がいる!

村田:こんどは違う格好してる!

人で賑わう商店街を抜けていくと、噂の階段が現れました!先生が語られていた風景を確かめるべく、階段を登ります。

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SABOTENS まちのミカタ_根津_谷根千_エントリエ

先生が生まれ育ったまちを見渡しながら、今日の散歩を振り返ります。

細野:今日は楽しかったな!

村田:先生に元気もらえたよ。

藤田:ね!谷根千には昔ながらの下町風情の素敵なおうちもいっぱいあったよね。せっかくだから、そういう家をリノベして住めたら最高だよな。

村田:「朔日会」のビルも素敵だったな。

藤田:ちょっと歩いたら商店街がある場所だったら最高

村田:活気ある商店街があるまちっていいね。

藤田:ほんとに。楽しかった!

本日の一コマ漫画

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イラスト/藤田 泰実(落ちもん写真収集家)

こころに残る谷根千の風景

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村田のミカタ:壁に描かれた3匹の子猫を見て、猫談義が止まらなくなった3人でした。
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藤田のミカタ:谷中のパワースポット