ちょうど一年前、わたしの1月の誕生日を機に「カゴ編み」を習い始めました。

整理収納アドバイザーとして活動しているわたしは、この前年にご縁があり、長年カゴ編みを教えてこられた先生のお宅を、“お片づけ”させていただく機会がありました。
お片づけをしていく中で、素材・編み方・魅力など、本当に貴重な貴重なお話を聞かせていただき、わたしのカゴへの想いは膨むばかり。
残念ながらカゴ編みの指導をご勇退され、その方に直接教わることは叶いませんでした。しかし、“お片づけ”という手仕事をしながらお話しさせていただいた時間は、その後のわたしにとってかけがえのないもの。先生が書かれた書籍もまた、わたしの宝物となっています。
山梨の教室で学ぶ、ヤナギのこと

その後もカゴ編みについての本を読んだり、動画を見たりするうちに「ヤナギの枝」で編まれたカゴの色味が今のわたしの好みに近いと気が付きました。
そして、山梨県のカゴ編み教室「Basket Moon」へ弟子入りすることに。
「柳と暮らす12ヶ月」プログラムでは、実際に畑を耕し、苗を植え、柳が育つ過程を一年通して体験しました。カゴ編みに適した良いヤナギが育つ環境は寒い地方が適していること。最近は、地球温暖化の影響で良いヤナギが育ちにくくなっていること。素材の確保は決して容易なことではなく、カゴになるまでの過程に携わる方々へのリスペクトが深まります。

わたしが思うカゴ編みの魅力は、一本一本を編み重ねる毎に心に余白が生まれていくことです。力を使う工程もありますが、慣れてくると規則的な編み方には瞑想効果があるようにも感じます。

生徒同士で「眠くなってきた」と話すこともしばしば。(笑)
枝に触れ、体に良いことをしている気持ちにもなります。

暮らしに馴染む、カゴという収納
収納は、効率だけでなく、気持ちがどう動くかも大切だと感じています。
仕事柄、さまざまなカゴを扱います。自然素材のカゴの魅力は、出しっぱなしでも自分らしいカッコ良さや、かわいらしさを演出してくれるところ。暮らしの中に自然と馴染み、絵になります。
また、収納を引き出したり、扉を開くといったワンアクションを省けて、ものを出しやすく戻しやすく、お片づけの観点からもとても効果的です◎
ただし、「出しっぱなし収納グッズ=インテリア」となりますので、自分の“好き”を見つめることも欠かせまん。「あぁ、やっぱり良いな」と心が整うようなものを、日々の中で丁寧に選んでいけたらと思っています。

これからも、編み重ねるごとに心が整う「カゴ編み」を愉しみます。こちらを読んでくださった方が、「カゴ編みをはじめてみようかな」とおもってくださったら、とても嬉しいです。



