夏に付けたい、陶器のアクセサリー  | りえさんのライフスタイルジャーニー #46

こんにちは。

あっという間に夏本番….

恐怖の子供の夏休みも始まります…

今日はそんな毎日を乗り切るためにピッタリな、素敵なアクセサリーのご紹介!

以前に一度、連載でも紹介させて頂いた事のある、梶ヶ谷の「koenmaegallery」さんでのPOPUPで見つけた、器作家さんの作る、陶器のアクセサリーを紹介致します^_^

koenmaegalleryさんは、文字通り公園の目の前にある、とても素敵なスペースで、不定期にさまざまな作家さんのpopupなどされています。

今回は、平野日奈子さんという作家さんのpopupで、とても素敵な器が沢山。

平野さんは、器だけでなく、鏡や壁掛け、アクセサリーなども陶器で作成されており、そちらもまたとっても素敵なのです!

なかでも、私が目を奪われたのが、アクセサリー。

ピアスやイヤリング。

陶器のアクセサリーって重いのでは?とか壊れやすいのでは?という不安を払拭する軽さと、他にない洗練された温かみ。

何よりシルバーやゴールドに比べて涼しげで、夏にぴったり!

銀彩のアクセサリーなので、シンプルですが、キラッと光る個性もあり、シンプルなワンピースやTシャツに付けると、グッと華やかに。

陶器なので、色や形も自然なところもまた素敵で。

色のムラや凹凸もまたデザイン。

少しずつ集めていきたい、大人のアクセサリー。

涼をアクセサリーで感じるのもオススメです。


■紹介した作家さん

平野日奈子さん

https://instagram.com/hinako.hirano

koenmaegallery

https://instagram.com/koenmaegallery

アートと五感の探究がもたらす、人生の豊かさ / 画家・丹羽梨紗子 (LISAKO NIWA) – 愛しいものたち

「子ども向けアート教室があったらいいな」。

子ども向けアートワークショップ『キッズアートひろば』を主催しはじめたきっかけは近所のママからの声がきっかけ。また、自分自身の子育て中も、子どもたちが気軽にアートに触れられる機会が少ないと感じていたため、少しでも「創る楽しさ」を伝えられたらという思いもありました。アートや子育て、幼児教室で働いた経験を生かしたアート教室をスタートしました。

子どもたちが描く絵やつくるものには毎回感心させられています。大胆な構図に慎重な色塗り。すべてが芸術的です。アートは、個性が全面にでます。むしろ隠すことはできません。

子どもたちの素直で自由な表現が、自分の創作に対しても刺激になっているように思います。

また、ご参加頂いた親御さんから「子どもが『すごく、楽しかった』と言っていました! また参加したいです」といったご感想をいただくこともあります。

わが子の“楽しかった”という言葉は、親はとても嬉しいものです。はじめは緊張していた子が、次第に打ち解けてきていろんな事を話してきてくれたり、終わるころにはニコニコしながらお母さんに出来上がった作品をみせたりしているのを見ると私自身も喜びを感じます。

五感を研ぎ澄まし、豊かな人生を生きる

『sofa 温』(2022.7)

現在の活動は、子ども向けワークショップだけではありません。画家として20代の頃からソファをモチーフにした絵を描くことが多く、またここ数年は詩も書き、それをもとにした抽象画も描いています。

なぜソファなのか自分でも明確な理由ははっきりしていません。ただ、“自分を包み込みゆったりできる空間”、つまり、自分の居場所を常に探している心の表れなのかなと思ったりしています。

創作するうえで自分のなかで大切にしていることは色の組み合わせです。納得がいくまで色を重ね、観る人の心にすーっと風が吹いて気持ちが明るくなる、そんな絵を描きたいと思って筆を動かしています。また、目をつぶると出てくる風景や色合い、心に染みていく感覚を大切にしています。幼少期に住んでいたイギリスの片田舎。そこでの風景や空気が感覚として心に深く刻まれていて、創作の原点になっています。

『Circle of life』(2021.6)

気持ちが沈んで、創作意欲が湧かないこともあります。

そんなときは、自分が好きなことを積極的にすることを意識しています。映画に音楽、読書、ラジオ、スポーツ、ネイルアート、友人と会うこと……自分が知らない世界は、まだまだたくさんあります。

子育てが落ち着き、自分のための時間が増えてきたことでわたしの“好き”に素直に向き合えるようになりました。若い頃よりも、好奇心は旺盛になってきたようです。“好き“を軸に五感を研ぎ澄ますことで視野も広がり、創作意欲につながります。

これは創作のためだけではありません。数年前に大病を経験したことで、「一度しかない人生を楽しく生きるため」と強く思うからです。

『Untitle』(2008)

創作は今、心の支えです。内気で繊細だった幼少期から絵を描いていますが、「好きでたまらない」というよりも「描き続けていることで、気持ちが落ち着く」のだと感じます。生きていればさまざまな壁にぶち当たります。それも、小さなことから、大きなことまで。そんなとき、“わたしには絵があるんだ“と、乗り越えられたことが何度もありました。

今、興味があるのは障害のある方が描く絵。構図や色彩にこだわりがあり、素晴らしい世界観をお持ちの方が多く、心が打たれる作品をいくつも目にしました。今後は、子どもに限らず、さまざまな方に向けたアートワークショップを開催してみたいと思っています。

ワークショップ情報

①キッズ向けワークショップ『キッズアートひろば』
場所:宮前市民館(川崎市宮前区)
対象:年少・中向け教室、年長~小学校低学年向け教室
URL:https://r.goope.jp/lisahoshi1726/

② 親子アート教室
場所:田園都市カルチャー&健康スポーツセンター(川崎市宮前区)
対象:未就園児
URL:https://denentoshi-cul.com/

LISAKO NIWA
■ Instagram
 @li.sa3703
■WEB SITE
 https://r.goope.jp/lisahoshi1726/

やさしいあなたへお手紙を #16 – mayamoonからの日々の芽便

オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

間食を制する者が全てを制する!  | りえさんのライフスタイルジャーニー #45

こんにちは。

早くも夏バテ気味です。(まだ梅雨明けてませんが)

ジメジメ湿度が高いと、なんだか身体は重いし、エアコンで身体は冷えるし、体調がイマイチな方も多い気がします。

そんな時、肝なるのが食事。

身体に余分な水分を溜めず、血糖値を急激に上げない事が大切。

特に間食は、血糖値の乱高下を助長しやすいので、特にこの時期は要注意!

なぜ血糖値の乱高下が良くないかというと、ひと言でいうと、「だるく・眠く・重く」なってしまうから。

ジメジメは天気だけにして、体調は軽やかにいたいもの。

そんな時期のオススメおやつは……

向かって右から、その名も『おからだだいずに(中野製菓)』(笑)。

おからと豆乳を練り込んだ、かなり歯応えのある和風クッキーみたいな感じで、素朴な甘みです。かなり固いので、よく噛む事で、少しで満足できます。

一度お菓子を食べ始めると止まらない人にオススメです。

左はすごくヘルシーな、インスタントのにゅうめんです。

カップラーメンを食べたくなったらこれを。

お湯を注ぐだけ。

量もかなり少なめなので、小腹が空いた時のために。

両方とも紀伊國屋さんで見つけました。

そして、この渋いパッケージの蜂蜜。

お世話になっているフィトスチームのお店「to more me(東京祐天寺・横浜)」のオーナーさんのお父さまが採取された、100%天然非加熱の蜂蜜。

初めて舐めた時の衝撃たるや!

サロンに通うリピーターさんのみに販売で、採れた時のみ。

蜂蜜は甘みを出すものの中でも血糖値を上げづらく、栄養価も高いのでオススメ。

ここまでナチュラルな物は難しくても、品質の良いものを!

軽やかな身体で夏を迎えるのが目標です。

表情豊かなどうぶつたちが彩る、ブローチ作品 / 作家 SHIKKA – 愛しいものたち

小学生のころから一緒に過ごした大切な家族の大型犬の「れい」。とてもお利口でかわいらしい彼女の存在は、その後のわたしの人生において、どうぶつへの深い愛情を育むきっかけとなりました。大学卒業後にはじめた「どうぶつブローチ作家のSHIKKA(シッカ)」としての活動では、樹脂粘土を使い、さまざまなどうぶつをモチーフとした作品づくりをしています。

自然と興味関心がどうぶつに向かったのも、彼女がくれた経験が影響しているからだと感じています。

SHIKKAのコンセプトは、丁寧につくること、そして、どうぶつたちのぬくもりや柔らかさを表現すること。自分自身がどうぶつたちから感じとった魅力を、SHIKKAらしく表現し、手に取った方に小さな幸せを届けられるようなものづくりを心がけています。

どうぶつたちがくれる、作品へのインスピレーション

“どうぶつたちの魅力”を感じるには、日々、愛猫と実家の愛犬とのコミュニケーションが欠かせません。普段から写真を撮ったり、触れ合ったりすることで、どうぶつたちのことをよく知ることができます。

もちろん、自分の家族だけではありません。

例えば、よく足を運ぶ円山動物園。顔周りの毛が長くモッフモフで、丸っこい体型が愛らしいヒマラヤグマのミナミちゃんとトモちゃん。クマのブローチのデザインは、ふたりをイメージして制作したものです。

写真や映像からは伝わりきらない魅力を、作品の表現に込めています。

SHIKKAらしいどうぶつの可愛らしさを追求して

作品づくりは、ライフワークです。

ときには思うように作品が仕上がらず、計画が上手く進まずに苦しいこともあります。それでも時間ができたときにはどうぶつのスケッチをしたり、次につくりたいものをイメージしたりしています。

また、お客さまとのやりとりも活動の励みとなっています。

特に、コロナ以降減ってしまった対面でのイベントですが、今年に入り、久しぶりのイベント出展が叶いました。SHIKKAの活動を待ち望んでくださっていたお客さまがたくさんいて、感激と喜びに溢れた場となったのです。ネット販売では「自分のペットに似ている」と大切にお使いくださっている声をいただくこともあります。

今後は、イベント出展のときのみの取り扱いである張子作品の制作も増やしていこうと考えています。ブローチは色ムラなく美しく仕上げるため、塗料による着色はせずに粘土の色と形だけで制作。一方で、張子は粘土でつくったベースに幾重にも和紙を重ねて、最後に絵の具で着色をして仕上げることになります。

それぞれへのこだわりと違った魅力があり、表現の幅が広がることを実感中です。これからも「SHIKKAらしいどうぶつの可愛らしさ」を追求していきます。

イベントのお知らせ:2023/9/1~29 @ 江別 蔦屋書店

江別 蔦屋書店(北海道江別市牧場町14−1)にて、2023年9月1日〜29日道内作家の作品を集めたフェアが開催され、SHIKKAのどうぶつブローチ作品も並びます。お近くの方はぜひ、足を運んでください!

SHIKKA
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やさしいあなたへお手紙を #15 – mayamoonからの日々の芽便

オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

今あるものからつくる力は、生きる力 | GEN COMPANY代表 村上 智彦 | エイミーズトーク #62

第62回目のゲストは、北海道恵庭市を拠点に、建築の技術や経験を活かし暮らしに関わるさまざまなものをつくっているGEN COMPANY代表の村上 智彦(むらかみ・ともひこ)さんです。宮大工時代に得た技術と「あるものをいかす」「ともにつくる」という考えを軸に、自身が中心となってクライアントだけではなく、自身の生活環境をつくりあげています。“生きるために、必要なつくる技術をひとりひとりが取り戻す必要性を感じています(GEN COMPANYのHPより)”という村上さんの恵庭にあるご自宅を訪ね、現在のお仕事や暮らしについてお話を伺いました。

住まいは、「劇場」。さまざまな人が出入りする、おもしろい舞台「とものいえ」

もともと関西で社寺建築の宮大工をされていた村上さん。独立を機に地元北海道に戻り、恵庭市にある一軒家をリノベーションしました。敷地内に建てられたツリーハウスや工房、イベントスペース、畑はすべて村上さん、ご家族、仲間たちとつくりあげています。そして、この場所はご友人によって「とものいえ」と名付けられました。

──この家は、2年間かけてご自身でリノベーションされたそうですね。

村上さん:はい、家族みんなでリノベーションしました。この家をつくりはじめたとき、まずはフィールドワークをして、知り合いの工務店さんや解体業者さん、建材屋さんに「余っている材料はないですか」って聞いて回ったんです。余っているものや、今不要なもの、お裾分けしてもらったものを使ったり、直したりしてつくってきました。

今あなたが座っている椅子ももらったものだし、ダイニングテーブルは廃業になったボーリング場のレーンだし、床は古い郵便局の床材でした。

写真提供:GEN COMPANY、撮影 辻田美穂子

──ボーリングのレーンですか。すごいですね。

村上さん:設計やデザインされたものよりも、その辺にあるものをそのまま工夫してつくるのが好きなんですよ。これとこれを組み合わせたらおもしろいんじゃないかなって。だから先に「こういうものがつくりたい」というのはなく、「何を使うのがこの場で最適なのか」をいつも考えています。

──設計図はないのでしょうか?

村上さん:この家は設計はしていません。だって先にデザインしちゃうと、そうにしかならないから。設計にものを合わせなきゃならなくなります。でもだれかからものをもらってつくると、イレギュラーなことや変数が生まれる。それがクリエイティブなのではないかと。

ぼくのモットーはブリコラージュ(あり合わせでつくること)であって、先に設計がないんですよ。どれも、もらってから考えている。

──「あるものをいかす」という考え方ですね。

村上さん:ものひとつひとつには、ストーリーがあるわけじゃないですか。床や椅子、キッチン、電気の配線まで、ここに来るまでに経緯がありました。そこにさまざまな人が登場することが「劇みたいだな」と思ったんです。この家に住めるようになるまでには結局2年もかかりましたしね。

──「住まい」とは、村上さんにとってどのようなものでしょうか。

村上さん:そう、だから、劇場じゃないですかね(笑)。たとえば、ある企業を引退したおじさんグループが「お金はいらないから電気工事をやらせてくれ」と訪ねて来たことがあったんですよ。こういうふうにやったらかっこいいんじゃないかとか、ある程度の必要な要素だけ伝えて、彼らのアイデアに任せていたんですよね。そしたら配線を切り間違えたとか高さが違うとか、イレギュラーなことが起こりまくったんです。

でも普通に頼んでいたら、起こらないことですよね。そのおじさんたちとぼくとの関係性で生まれた失敗みたいな出来事も、なんかおもしろいなと思ってしまったんです。

──“お金を払ってつくってもらう”という関係性では生まれないですね。

村上さん:生まれないですよね。建築の仕事も最初はぼくらがつくるのを手伝っているだけなのに、いつの間にか関係性が逆になるじゃないですか。頼んだ人が、頼まれた人に「お金払っているから」とか。だからね、フラットにやった方がいいんじゃないかなと思っていて。別に職人さんがすごいわけでもないし、お客さんがお金を払っているから偉いわけでもないと思っています。

ぼくはお客さんとの仕事でも、自分でつくってもらうことがあるんです。そのほうが大事にできるし、仕組みがわかるから。お客さんも一緒につくりあげることで生まれる安心感もある。「職人さんたちって、こんな思いでやってるんだ」と、わかりますよね。

──たしかに自分でつくったものや思い入れのあるものは、できあいよりも愛着がわきます。
村上さん:もちろん時間はかかるし、大変なこともいっぱいあります。それにさっき言った変数とか予定調和じゃない部分を重視しすぎると、 完全にコントロールを失うこともあり、その塩梅には気をつけています。まぁ、「とものいえ」に関しては自分の家だからいいかなと思っていました。

ものをもらう力、頼る力

──でも、そんなに「活かせるもの」というのは、あるのでしょうか?

村上さん:まちや風景をじっと見てたら何かがあるはずなんですよ。ぼくはいっぱいもらってきたから、譲ってもらい方とか、譲ってもらえるものがわかるようになりました。

──「もらい方」ですか?

村上さん:たとえば「このメーカーの●●が欲しい」なんていっても、誰もくれるわけないです。それは、もの乞いです。だって、もらう側だけしかいいことないんだったら「なんでお前にあげなきゃならないの」って思いますよね。

あげる人にも、もらう人にも、社会にもいいことがないと、意味がないなと思っています。だから、この人にあげたい、という気持ちになってもらえる仕掛けとか、それを活用できる仕組みをつくり見せていけないと循環していかないのだと思います。

──その仕組みで巡ってきたもので、この「とものいえ」ができたんですね。

村上さん:ぼくは建築だけでなく、食の分野でもこの考え方を大切にしています。きっかけは内装工事をさせていただいたことで知った、白老町で15年前から運営されている「白老グランマ」という食堂です。この食堂では、近所のおばあちゃんたちが地元の素材を使った家庭料理を提供しています。

これは自分のまちにも必要だと感じて、「恵庭グランマ」を立ち上げました。メニューを考えるときも、おばあちゃんたちと「今、旬はなんだろう。畑に何がある?どんなのもがつくれますか?」 と話し合って、今あるものからメニューを決めるんです。そういうお店です。

写真提供:恵庭グランマInstagramより/恵庭グランマの内装ももちろん村上さんによるもの。運営の仕組みを知った村上さんは現在、「白老グランマ」と資源提携を結び、恵庭からは野菜、野菜の収穫量が少ない白老からは鹿肉や魚を送ってもらっているのだそう。

──わたしが村上さんを知るきっかけになった「ARAMAKIプロジェクト」も、使われなくなった鮭箱を利用した作品でした。改めていろんな活動をされているのだなと。

村上さん:ときどき何屋さんだったっけ? って思うんですけどね。先週もブルーベリーの選定をしていましたから(笑)。ブルーベリーの木を譲り受けてしまい、選定を教えてもらいに余市町の農場へ行ってました。

──(笑)。

村上さん:そもそも「GEN COMPANY」というのは、ただの屋号です。工務店やアトリエではなく「COMPANY」にしたのも、なんとなくぼくがやりたいのは「建築じゃなさそうだぞ」というところから、友人が名付けてくれました。

関西で宮大工の仕事をしていたけれど、お寺ってひとりでできない。大勢で何かプロジェクトをやって、メンバーが増えたり減ったりするっていうのが普通だったから、仲間と一緒にやった方がいろいろなことが同時に起こって大変なことも多いですが、楽しいと思っています。

写真提供:ARAMAKIプロジェクト/村上さんの活動のひとつ、「ARAMAKIプロジェクト」は、北海道の伝統的な保存食 新巻鮭を運ぶ際に使われていた木製の鮭箱を再利用。伝統的な技術や素材を大切にしながら、新しいプロダクトを創造しています。

──人を集めていくのが、上手なのかなと感じていて。

村上さん:上手なのではなくて、やっぱり『この人がやった方が絶対いいよな』と思ったら、全力でお願いしますよね。その代わりに僕がやった方が良いことは僕がやります。

──わたしは自分にできないことをお願いするときに、ハードルを感じてしまいます。頼り下手というか。

村上さん:頼り下手というお話、よく聞きます。僕は得意なのかもしれませんね。たとえば「先輩にお願いした方がいいと思う。絶対その方がいいでしょ」って。お願いするときは本気でそう思って頼まないと伝わらないかもしれないですね。頼った方がいいときは頼ります。

あと、いつもお願いばかりしていると申し訳ないと思ってどんどん頼り下手になってしまうのかなと思います。お願いするからには頼まれてくれた方にも良いことがあるようにいつも考えています。もらい方、と同じです。

GEN COMPANY立ち上げときに、仲間と決めた6つの「ともに」。

──自分も言えるようにしてみます。


村上さん:ひとりではなく、だれかと楽しみを分け合えたら幸せじゃないですか?  「おいしい、楽しい、おもしろい」。それは、心がけています。

つくる楽しさを、だれもが思い出せるように

ARAMAKIプロジェクトの鮭箱は、ご家族の思い出のなかにも生きています。

──お話を聞いていて、いつも楽しそうだなと思って。これまで活動をされてきたなかで、失敗談はあるんでしょうか?

村上さん:たくさんありますよ。大工さんはクライアントワークです。当たり前だけど、自分で自分の家を直したら誰もお金を払ってくれないんですよ。やってみるまで、気づかなかった(笑)。

──(笑)。ご家族も一緒につくっていたんですもんね。

村上さん:子どもたちには、3歳から大工道具を持たせて、5歳にはこの家の解体を手伝わせて。ツリーハウスも夏休みに一緒につくったものだし、小学校を休ませて、現場の足場組*に連れて行ったりしていましたね(笑)。「これくらい、できないとだめだよ」って。

*足場組とは……建築作業ために、仮に組み立てられた作業や歩く場所

写真提供:GEN COMPANY、撮影:辻田美穂子/お子さんたちとつくったという「とものいえ」の敷地内にあるツリーハウス。

──教えていたのは、技術ですか? マインドですか?

村上さん:マインドですね。「その辺にあるものでシェルターくらい、つくれるようになっておかないと」って。

──なにかをつくり出すとき、大変さを感じることはありますか?

村上さん:ずっと大変です(笑)。どれも思いつきですから。思いつきが形になるかどうかは、できてみないとわからないなと思いながら、途中で違うなと思ったら変えることもできるのでそれは強みかもしれないですね。

──大人になると「つくること」のハードルが上がってしまった感じがします。

村上さん:そう思います。みんなつくるのが好きだったと思うんです。小学校の頃とか。工作を教えるのではなく、一緒につくるのが一番だと思っています。だから、工作を子ども達と一緒にすることが、今後やりたいことのひとつです。 ぼくも一緒に工作して遊んで、それが形(仕事)になったら最高ですよね。遊びが仕事に。境目がない。それがいちばん楽しいと思っています。

写真提供:GEN COMPANY、イラストレーション:村上さんのご長男/「子どもたちのつくったものは、取ってあるんですよ。悔しいけどかっこいいものは飾ってます」と笑う村上さん。

──お会いする前から村上さんの活動を拝見していましたが、お話をうかがって、改めて生活すべてのことを表現されてる方なんだなと感じました。
村上さん:まだまだやりたいことは山積みです。日々の暮らしに、終わりはありませんから。

至福のひとときは“家族といる時間”と“工作してるとき”と教えてくれた村上さん。なんとハエ叩きまで、お手製。そして、家にもまだまだ手を入れるところが残っているそう。「最近、途中っていいなって思ってます。終わってないって、まだ余地がある」(村上さん)。

entrie Partner’s Profile #11 田畑 照子 – Teruko Tabata

エントリエは、“「会社」という漠然とした相手ではなく、「人」で選びたい”……そんなお客さまのために「相談する人を選べ得るリノベ会社」というコンセプトも掲げています。

何年も暮らす、お客様の大切な住まいを「誰と」つくるか、考えてみませんか?

entrie Partner’s Profile #11 田畑 照子 – Teruko Tabata

入社までの経歴 

高校卒業後は、実業団陸上競技で活動しながら地元大手企業に就職しました。
競技引退後は上京し、新たな出会いにも恵まれ社会人経験を積み、友人の誘いで建築業界へ飛び込みました。現場で働く職人さんたちに色々と教えてもらいながら建物が完成する様子を見るのが楽しく、建築知識を深めるための学び直しを決意し会社を退職。新聞配達や奨学金制度を利用し、全日制のインテリア学校フェリカテクニカルアカデミー インテリアコーディネーター科に通い、卒業。お世話になっていた工務店の社長から誘いでリフォーム業界へ。
結婚を機に立川へ移住し、1996年にホームテックに入社。その後、2級建築士の資格取得し、営業、プランナーとしてキャリアを積み、二世帯化リフォームや大規模な案件も数多く手掛けてきました。2022年4月からエントリエのメンバーになり、これまで出会ったお客様とのご縁も大切に日々働いています。

資格/受賞歴

資格:2級建築士、増改築相談員、猫との住まいアドバイザー
受賞歴:ジェルコデザインコンテスト第14回 全国大会 優秀賞 2004年/第24回 関東甲信越大会 優秀賞 2014年

リノベーションへの思い

“暮らし方は、人それぞれ違います。大事な物も事も、人ぞそれ違います。

人間だけではなく、飼い猫も飼い犬もみんな家族。型にはまらずに、その家族に、その家族ひとりひとりに、その猫に犬に、それぞれが自分の居場所がある”

過去の営業経験を通じて、リフォームの基礎やお客さまとのやり取り、現場手配、職人さんとのコミュニケーションなどを学びました。プランナーとしては、使い勝手重視の動線改善や間取り変更、増改築、二世帯工事などの大型案件に携わり、累計1,000人以上のお客さまと出会いは、すべてが恵まれた経験だと感じています。

子どもの頃から動物いる環境で育ちました。特に猫が大好きで、19年間連れ添った愛猫(黒猫のすけ)は私の大切な存在です。

猫ちゃんとの共同生活から学んだことや理解したことを活かし、猫と人間がストレスなく共に住める家作りを目指しています。お客さまと一緒に、お互いに居心地の良い場所をつくりあげ、猫と人間が幸せになれる暮らし方を広めることが、私の本当にやりたいことです。

趣味/好きなもの

【趣味】猫のもの集め(絵・置物・絵やハガキなど)・雑貨屋めぐり・染物に興味があり藍染や草木染などづくり体・手ぬぐい集め(「自分でデサインした手ぬぐいをつくりたい」という野望あり!)・季節により飾り楽しんでいます。植栽育て

【好きなもの】猫・数字の「5」・ガラス・手ぬぐい・雨の日

【好きな食べ物】コ-ヒ-・ラーメン・ポテトフライ・青いバナナ

【好きな音楽】 ピアノ演奏曲 ・ ゆーみんの曲(荒井由実時代の古い曲が特にすき) あいみょん・藤原さくら・ヨルシカ など好きでよく聞いています。

【好きな本】絵本が好き。猫が登場するものや絵がきれいなものなど、感覚的にバラバラと気になるものを集めています。

【編集部 細野よりご紹介】
初対面のときから、親しみやすい雰囲気で話しかけてくれた田畑さん。リノベーション歴も長く、ご実績をお持ちであることを一切鼻にかけるようすもなく、これから一緒に働くパートナーとして尊重してくださっていることが伝わってきました。その素晴らしい経験と温かみに溢れる人柄は、これから出会うお客さまとの信頼関係を築く一助となると感じています。

やさしいあなたへお手紙を #14 – mayamoonからの日々の芽便

オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

空間を最大限に生かす。リビングの小上がりは家族の居場所 | リノベーション事例 #53

とても仲良しなHさま5人家族。「それぞれのプライベート空間が欲しい」という思いから購入したお家のリノベーションを決めました。希望通りのそれぞれにとっての快適な個室だけでなく、居心地の良いリビングは家族でコミュニケーションをとれるとっておきの場所になりました。

物件について

所在地東京都多摩市
建物種別分譲マンション(築16年)
リノベ面積85.5㎡
費用1,800万円(解体費・各種工事費用・デザイン費用全て含む)
時期2022年

暮らす家族

ご主人、奥さま、長男(高校生)、次男(中学生)、長女(中学生)

話し手

ご主人、奥さま、長男、次男、長女

担当スタッフ

澤 雄太

リノベーションのきっかけを教えてください。

奥さま:もともとは住み替えをしたかったんですよね。ただこのエリアで探した時に、新築も中古物件もなかなかいい条件の物件がでなくて。それなら、この家をリノベーションしようかということになりました。

どのようなご要望がありましたか?

ご主人:もともと3LDKでの家族5人暮らし。3人の子ども(高校生・中学生)がいますので、それぞれの部屋を確保してあげたいという要望からはじまりました。

次男:リノベーション前は、リビングにあるテレビでゲームしていたんです。友だちとオンライン上で遊ぶときはボイスチャットを使うことがあったので、妹に「お兄ちゃん、うるさい」と言われて(笑)。ゲームができる環境はほしかったですね。

長男:自分の部屋だけはもともと作ってもらっていたので、あとは信頼している母親に任せていましたね。みんなが納得できる家になればいいなと。

長女:わたしは、和風のテイストにしたいとか、カラオケができるような空間がほしいとか、イメージを膨らませていました。

ご主人:働き方が変わり家にいることが多くなったので、電話やミーティングができる書斎があると嬉しいなと。妻も現在はテレワークが多いので、個室を作ってもらいました。

BEFORE

AFTER

※分離部分は、ロフト

担当者からの提案はいかがでしたか?

奥さま:最初は3パターンほどスケッチをいただいたと思います。そのなかでも、子ども部屋の広さや仕様が同じものを選びました。「もう恨みっこなしだよ!」と(笑)。長女の部屋は仲のいい従姉妹がいるので泊まりにきたときに女子トークできるような場所として、リビングの小上がりとロフトベッドの入り口を繋いでもらいました。今では、朝もここから出てくるんですよ。

小上がりを含めリビングの空間を広めにとりながらも、それぞれのプライベート空間がしっかり確保されていますね。

奥さま:そうですね。それぞれのプライベートを守れる家がよかったんです。ただ個室を広くとった分、収納スペースが少なくなったので小上がりの下にしっかり収納できるようにしてもらいました。雑誌やウェブ、いろんなメディア、たくさん検索して。

こだわりの場所を教えてください。

ご主人:空気と光の通り道を取り入れた点ですね。マンションの構造上しかたがないのですが角部屋じゃない限り、どうしても部屋の中央に熱がこもるし、暗くなってしまいます。どの部屋にも室内窓をつけてもらうことで、玄関からリビングまで一直線に風が流れるようにしてもらいました。

奥さま:ツーボウルにしてもらった洗面ですね。人数が多いのでどうしても、朝の時間帯は渋滞してしまいますから(笑)。あとは娘が強く希望してくれたのは「一緒に入れる大きなお風呂」です。従姉妹が遊びにきたときや、わたしと一緒に入れるようにと、唯一元の面積を広くしてもらった場所です。毎日、娘と快適に入浴していますよ。

ワクワクした瞬間を教えてください。

長女:壁紙を決めるとき。暗めの青が好きな色なんです。

奥さま:そういえば、壁紙を決めるタイミングではじめて家族みんなでエントリエのモデルルームに行ったんです。子どもたちには「自分の好きにしていいよ」と言っていたのですが、みんなでワイワイ「この色」「あの色」と、どういう組み合わせがいいか見て欲しくて、澤さんの取り合いでしたね(笑)。

担当者とのやりとりで、印象的だったことはありますか?

ご主人:ぼくの記憶の中では、澤さんは「できない」と一度も言わなかったですね。難しいことも、否定からは絶対に入らないんです。あとは、とても細かく丁寧に共有しながら進めてくださったと感じています。工事中は何度もみにきていましたが、「壊してみた結果、天井が少し高くできることがわかったので高くしましょう」と言ってくれて。そういう「言われてみないとわからないこと」は、誠実に進めてくれているのだなと実感しました。

奥さま:そうですね、とても丁寧でしたよ。床下や壁紙の下など隠れている場所って、実際に見てみないとどういう構造なのかわからないですよね。それでも澤さんは「こうなってますよ」とわかるように床材のクッション材を部分的にとっておいてくださって。長男は、建築に興味があるので一緒に見て、「すごいね」って。そういう心遣いもしていただきましたね。

長男:過程を見ることで、本を読むだけだと得られないものを体験できました。

暮らしてみて、いかがですか?

次男:仮住まいが大変だったので、リノベーションされた家にきた時はもう「桃源郷だ!」みたいな(笑)。ひとりでこもりたい気分のときは、いつでもこもりに行けるし、家族の顔を見てリフレッシュしたいときはリビングに来て。空間の使い分けができるようになったのは、1番の変化かもしれないですね。

奥さま:もうひとつ、次男がリビングに来るときはおなかが空いたときね(笑)。

わたしは土間ですね。部活も頑張っているので子どもたちの汚れた靴や物をいったん置いておけるんですよね。それに、ひとり一足でも10個並ぶでしょ。ごちゃごちゃしているのが嫌だったので広い玄関は快適です。

長男:自分は小上がりが好きですね。畳の方で寝転んだり、気が済むまで下の収納で漫画を読んだり。ゆっくり休むスイッチが入るというか。

長女:わたしも小上がりの収納スペースが好きです。こういう、ちょっと狭いところが好きなんです(笑)。部屋にいるのは、勉強するときくらいで他はリビングで家族と過ごしています。

【ポッドキャスト配信】あなたと、エイミーと、リノベーション

本日より、エントリエの建築士エイミーことすずきえみがホストを務めるポッドキャスト「あなたと、エイミーと、リノベーション」の配信が始まりました!

わたしたちリノベーションブランド エントリエの建築士エイミーがホストとなり、各エピソードでは、お施主さまやエントリエの建築士をゲストに迎えます。文字だけでは伝えづらい「リノベーションの本音」を、楽しく配信していきます。

番組の感想や質問も受け付けていますので、エントリエのこと、在籍するスタッフのこと、エイミーのことなど、リノベーションに関わる質問はお気軽にお寄せください!

番組への感想や質問はこちら

【Instagram】https://www.instagram.com/entrie_renova/
【公式LINE】https://lin.ee/sNofu10

初回エピソード「vol.01 建築士 エイミーって誰? エントリエってどんな会社?」では、エイミーの自己紹介やエントリエのリノベーションのこと、エントリエについてのお話します。

ぜひお楽しみください!

《7月の占い付コラム》心がつながる爽やかな夏!-FORTUNE LIVING 心地よい暮らしをつくる星占いByイルマーヤ

こんにちは。イルマーヤです。

今回は、私が占星術を好きな理由のひとつ、「12のステップ」のお話からしていきます。

早速、「7月の占いをチェックしたい!」という方はこちらをクリック

12星座それぞれがもつ、象徴

前回のコラムで「太陽星座」とは、あなたが生まれた瞬間、どの星座に太陽があったか?で、決まるものとお伝えしましたね。

占星術で使う、牡羊座から魚座までの12の星座には、魂が人間の肉体を持って生まれ、人間としての一生を終えて魂に戻るまでのステップが表現されています。

▼12星座の順番

  1. 牡羊座
  2. 牡牛座
  3. 双子座
  4. 蟹座
  5. 獅子座
  6. 乙女座
  7. 天秤座
  8. 蠍座
  9. 射手座
  10. 山羊座
  11. 水瓶座
  12. 魚座

たとえば、牡羊座は「始まり」を表します。

生まれたばかりの赤ちゃんがもつ、生命力や好奇心、生きる喜びのエネルギーです。なので、太陽星座が牡羊座の方は「好奇心がある」とか「チャレンジ精神が旺盛」という風に表現されます。


2番目の牡牛座では、「自分以外を確かめる」段階になります。

五感で確かめることをあらわしたり、物質的なことを表すので、太陽星座がおうし座の人は「心地を大切にする」とか「豊かさや価値観を作り出す」という風に表現されます。

このように、人は、それぞれの星座が象徴するステップを巡り、12番目の魚座まで辿り着くと、また1番目の星座である牡羊座へと戻ります。

戻る際は、同じサイクルの輪に戻るのではなく次のサイクルの輪に移動し、螺旋を描くように上昇していくイメージです。

占星術では、みんな同じように、このサイクルを持っています。

ちなみに、ステップ(段階)で表現されていますが、牡羊座の人は未熟で魚座の人は成熟している、というわけではありません。みんなそれぞれに、この12星座の性質を内包しています。それは違いを比較することはあっても、優劣をつけたり評価をするものではありません。

個人を占う時には、この内包している性質がどのように出やすいのかを、生まれた時の天体がどの星座にあったのか、またその天体同士の影響し合う関係性で見ていきます。(天体についてはまた次の機会に解説します)

このように、占星術は「〇〇座だから△△です」という単純なものではなく、知れば知るほど深い学びがあります。日々のことだけでなく、人生や社会の動きをも宇宙的に映しだし、表現できる奥深さが、私を占星術に夢中にさせていくのです。

この「12のステップ」は、発達心理学やタロットなどとも共通するところがあるのでとっても興味深いです。

もっと知りたい!というマニアックな(!)方は、以前に書いた記事のリンクを貼っておきますね。

「12」の歩み (2)|irrmarya(イルマーヤ) noteより

さて、前置きが長くなりましたが、ここからはお楽しみの7月の占いタイムです!

全体運:7月は、素直に人の心に寄り添っていきたい時

7月は太陽が蟹座のエリアにある時期から始まります。

蟹座は「人の心を理解したい」というエネルギーを持っています。
でも、「傷つきやすい自分の心を守りたい」という気持ちもあります。
安心して、心で人とつながることを求める時期になりそうです。

23日頃には太陽は獅子座のエリアに移動。獅子座の太陽は自分らしい表現を楽しむ時期になっていきます。人を信じることで、自分らしくふるまえるように安心感でみたされた環境を固めていこうと思うのかもしれません。

この時期はあっさりした人付き合いというよりも、心の絆を重視した感情的な人付き合いが多くなりそうです。お互いに理解しあい、思いやることのできる関係性を築いていきます。

お互いに認め合い、尊重できる関係性のうえで、「わたしはこうして生きていくよ!」と個性を発揮し、輝いていくのです。

7月は、自分の中の素直さと優しさを呼び起こし、相手の気持ちに寄り添うことが大切になりそうです。とはいえ、傷つくことが怖いと不安を抱くのも当然のことです。不安との折り合いをつけていくことも求められます。

そこで今回は、この時期の不安を和らげて、本来の自分を思い出させてくれるアロマを12星座別にご紹介していきたいと思います。お部屋の香り選びや、リラックスタイムの香り選びのヒントにしてみてくださいね。


もちろん、12星座別の占いつきです!

火の星座(牡羊座・獅子座・射手座)
地の星座(牡牛座・乙女座・山羊座)
風の星座(双子座・天秤座・水瓶座)
水の星座(蟹座・蠍座・魚座)

火の星座(牡羊座・獅子座・射手座)

火の星座をもつ皆さんは、この7月はとても楽しく活動的な日々になりそうです。ワクワクすることが次々と思いつきます。10日過ぎからは少し落ち着き、地に足のついた日々になりつつも、楽しさは続きます。

♈️牡羊座さん
ときめきやワクワク、大好きなことが増えていきそうな7月です。夢中になって楽しみます。家族とも楽しい時間が過ごせそうです。忙しさも感じるかもしれませんが楽しさの方が勝ります。充実した情熱的な日々になりそうです。
● 7月におすすめの香り:マンダリン

♌️獅子座さん
7月のはじめは活動的で、だんだん落ち着きを取り戻してきますが、楽しい気分はしばらく続きます。7月23日ごろ太陽が獅子座のエリアに入る頃には、長く楽しめるようなことに出会いそうです。
● 7月におすすめの香り:サンダルウッド

♐️射手座さん
やりたいこと、興味のあることに没頭できそうです。7月の半ばからは、それを誰かのためにしていこうと行動していくかもしれません。自分の心の奥底から湧き出るようなインスピレーションも素直に受け入れられそうです。
● 7月におすすめの香り:シダーウッド

地の星座(牡牛座・乙女座・山羊座)

地の星座をお持ちの方の7月は、ずっとそこにあったものから何か新しいものや感じたことのない喜びを見出すような時期になりそうです。

♉️牡牛座さん
お気に入りの場所が見つかります。それは、自分を表現するのにちょうど良い場になるかもしれないし、自分を育てるのにも良い場になりそうです。人間関係も自然と優しいものになっていきます。
● 7月におすすめの香り:レモンバーベナ

♍️乙女座さん
今まで自分の中に隠れていた魅力を発見し、表現していく7月になりそうです。月のはじめはモヤモヤしていたことが、中旬ごろにはだんだんスッキリしてきます。ロック解除されたような軽やかさを手に入れます。
● 7月におすすめの香り:ライム

♑️山羊座さん
脈々と受け継がれてきているものに魅力を感じたり、大切なことを知るきっかけとなるような出来事などがありそうです。安心を感じられる人のそばにいることで本来の自分を取り戻していきます。
● 7月におすすめの香り:ゼラニウム

風の星座(双子座・天秤座・水瓶座)

風の星座をお持ちの方の7月は、サラっと流せるようなことが、少しだけしっとりと自分の中に残ってしまう、そんなことがあるかもしれません。人に対して、ものに対して、少し感情的になったとしても、「そういう自分」も受け入れてみるのもいいかもしれません。

♊️双子座さん
大好きなことをもっと知りたい!発信したい!という気持ちが現実化していきます。知識を仕事に生かしていくことができるので充実感があります。仕事や生活の環境の変化で前に進みやすくなるかもしれません。
● 7月におすすめの香り:ローズ

♎️天秤座さん
気の合う仲間の中で自分自身を鼓舞するような刺激を受けそうです。受けた刺激をそのままにすることなく、自然な形で社会に向けて発信していきます。やがて、自分の居場所を作っていくことになりそうです。
● 7月におすすめの香り:ティートゥリー

♒️水瓶座さん
パートナーなど、身近な人に新しい魅力を発見するかもしれません。安定的で安心できる期間になりそうです。いつもよりも感情的になることもあるかもしれませんが、人間関係を深めるきっかけにもなりそうです。
● 7月におすすめの香り:ラベンダー

水の星座(蟹座・蠍座・魚座)

水の星座をお持ちの方の7月は、自分が楽しくやっていることが、いつの間にか誰かのためになっていたり、社会の役に立っていたりしそうです。おおらかな気持ちで多少のハプニングも乗り越えられそうです。

♋️蟹座さん
「自分にできること」として、意識していないような才能を日々の中に生かしていく機会がありそうです。誰かのために、その能力を発揮する場面もあるかもしれません。自分の気持ちにも向き合い、目的もはっきりしてきます。
● 7月におすすめの香り:ローズマリー

♏️蠍座さん
はじめは自分のためにと思っていたことが、だんだん広がり、たくさんの人の役に立つことになりそうです。今まで知らなかった文化に触れることで視野が広がり、さらに活躍の場が増えそうです。
● 7月におすすめの香り:ベルガモット

♓️魚座さん
「日々が楽しい」と思えるような7月になります。行き過ぎてしまいそうな時にはちゃんと我に返ることもできます。安心してはしゃぐことができます。パートナーには丁寧にコミュニケーションすることで信頼関係を築けます。
● 7月におすすめの香り:オレンジ

今月も皆様が心地よい暮らしができますように。

またお会いしましょう!

お施主さまと一緒に、リノベ体験を語る至福のひととき“エントリエカフェ”

こんにちは、エントリエ編集部の細野です。2023年6月25日、”entrie times ebisu”にて、エントリエのリノベーションを体験して頂いたお施主さまを招いてお茶会を開催いたしました!

今回初めて開催されたこのエントリエカフェでは、建築士エイミーの地元である静岡の緑茶を用意し、みなさまにご来場いただきました。

はじめての試みに少し緊張気味のエントリエスタッフたちでした(笑)。

はじめましてのお施主さま同士と、エントリエ建築士。リノベーション中にはできなかったお話や、その後の暮らしを聞けるとっても素敵な語らいの時間となりました。

実は編集部細野も、昨年から今年頭にかけてエントリエでのリノベーションを体験! お施主さまに混ざり、体験をシェアできる場は心から幸せを感じることのできる場でした。

「わたしの家、本当に素敵なのよ!」「どこかに旅行に行くより、自分家に帰りたいって思うの」、笑顔でお話ししてくださるお施主さまのお話を聞いていると思わず涙が(笑)。

ひとりひとりのお施主さまとの対話から、1軒の家に大切な物語がいくつも詰まっていることを実感します。

お施主さまからは「リノベーション会社を選ぶ際、自分の希望をどこまで一緒に考えてくれるかが重要だと感じました」とのコメントや、「やっぱり担当者。今でも毎日、(エントリエの建築士)北島さんの話をするんですよ」という言葉も飛び出しました。

そして、特に印象的だったのは、「他のお家も見せて見せて!」「素敵なお家」とお互いの家を褒め合うお施主さまたちの交流。自分の家を謙遜せずに語ることができるのは、ご家族と一緒にたくさんの人が関わって生まれた家だからなのだと感じます。それを分かり合えるお施主さま同士のお話は尽きません。

各々の家へ対する深い愛情や、豊かな暮らしを感じることができました。

今後もエントリエカフェは定期的に開催していく予定で、「半年から1年に一度くらいでできたら」という噂も聞いています(笑)。

開催時は、SNSや担当者よりご案内させていただく予定ですのでぜひその際は、リノベーションの楽しさ、その過程で生まれた思いやつながり共有しましょう。

わたしもまた参加させていただく予定です。みなさんにお会いできること、心から楽しみにしています!

やさしいあなたへお手紙を #13 – mayamoonからの日々の芽便

オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

entrie Partner’s Profile #10 清藤 晋也 – Seito Shinya

エントリエは、“「会社」という漠然とした相手ではなく、「人」で選びたい”……そんなお客さまのために「相談する人を選べ得るリノベ会社」というコンセプトも掲げています。

何年も暮らす、お客様の大切な住まいを「誰と」つくるか、考えてみませんか?

entrie Partner’s Profile #10 清藤 晋也 – Seito Shinya

入社までの経歴 

1986年1月生まれ。北海道札幌市出身。北海道大学大学院工学科生物機能高分子専攻を修了。高分子化学の知識を活かし企業にて研究に勤しんでいましたが、2020年我が家購入と同時にリノベーションをエントリエに依頼。設計段階の楽しさや施工時の組み上がっていく面白さ、住居環境の私生活への影響の大きさに感銘を受けて建築の道を進むことを決意し、2023年エントリエに就職。現在、京都芸術大学建築デザインコースにて建築を勉強中。

資格/受賞歴

有機溶剤作業主任者

リノベーションへの思い

私たち家族の至福の空間と呼べる住まいを作ってもらいましたが、今度は立場を変えてお客さまの至福の空間を作り上げて行きます。何をもって至福と呼べるかはお客さまによって異なると思いますが、私がそうしてもらったように一つ一つ丁寧にお客様の「好き」や「楽しい」「美しい」を掬い上げて形にしたいと考えています。

そしてリノベーションは家を変えるだけで終わらないところが面白いところ。自分の可能性を引き出すことができたり、生活スタイルに変化が起きたり、視野が広がったり、想像以上に大きな役割を担う居住空間だからこそ、人生を豊かに彩れるように全力でサポートしていきます。

自宅のこだわり

我が家は猫と住む環境を整えつつも、なんでも受け止めてくれる真っ白なキャンバスをイメージして鈴木 栄弥さんと相談しながら作り上げました。

住んでからもたくさん変化し、進化するマイホームです。以下のこだわりポイントと、施工事例#29を合わせてご覧ください!

玄関ホール:印象的なドアと、風と光が通り抜ける明るいホールです。猫用の通路をガラス窓下に設置しました。
キッチンカウンター:側面に見える格子状の木材は、悩んだ挙句リノベーション後自分たちでDIY!!
キッチン:好みの鍋などが眺められ、部屋を彩るオープン棚を採用。無垢の表面材を使っています。
リビングダイニング:無垢の床(カバザクラ)と真っさらな壁。家具や照明で変化を楽しんでいます。
洗面所:広めのカウンター・洗面台で2人同時でも悠々自適に使用できます。ラタンの扉を使用。
洗面所:猫が洗面所の引き戸に挟まらないようにトイレ空間の一部を利用して猫窓を設置しました。
寝室WIC:落ち着きと安心感を求めてウールのカーペット。寝室収納は作らずオープンな本棚を設置。

趣味/好きなもの

カーリング歴16年。全日本選手権準優勝3回
木工作業
自然動物全般

土いじり
旅行先で体験する現地の空気と食た文化と風景
山登り
沢歩き
道の駅
スキー
美術館巡り
ボールペン集め
食器集め
照明器具
クラシックコンサート始まる直前の音合わせ

【音楽】

・いきものがかり
・松任谷由実
・the weekend
・John Towner Williams

【映画】

あまり見ませんが直感的に見れるアクション系がすきです。

・スターウォーズ
・ミッションインポッシブル
・007
・インディージョーンズ
・ジャッキーチェン

【本】

普段本は読んだり読まなかったり。

最近(2023.4時点)面白かったのは、nendo 佐藤オオキさん著『半径50メートルの世界(CCCメディアハウス, 2022)』です。

【編集部 細野よりご紹介】
お施主さまとしてインタビューに伺った清藤さん。優しいお人柄がとても印象的でしたが、またこのような形で、一緒にエントリエでお会いできるとは思ってもいませんでした! ご自身のリノベーション体験が、転職してしまうほどであったということ、説得力をもってお客さまに伝えていくことができると感じています。

昭和の下町感が残るまち。蒲田編 #25

SABOTENSのお散歩、本日は東京・蒲田編です。このまちをこよなく愛し、多いときには週6回も通うという「蒲田おにぎりちゃん」をゲストにお迎えし、お散歩しました。駅前には商店街周辺に飲食店が軒を連ね、繁華街を抜けていくと静かな住宅地が広がる蒲田。どこか下町感がある、のんびりしたまちでした。

飲食店がひしめく賑やかな駅前商店街

おにぎりちゃんと待ち合わせたのは、JR蒲田駅西口。JR線や東急線が乗り入れる蒲田駅。大きな駅舎の前には、太陽のオブジェが印象的なアーケード商店街が広がっています。

細野:駅前はビルがたくさんあるね。

村田:いろんな種類の太陽がビカビカしてる。アーケード商店街は飲食店がよりどりみどりですね。食べる場所には困らなそう。

おにぎりちゃん:行きたいところが多すぎて、逆にどこに入ろうか悩んじゃいます。

おにぎりちゃん:そういえば商店街の中にある電気屋さんは、WBC決勝時に店頭に人が集まって観戦している様子が、Twitterでバズってました。街頭テレビじゃなく、商品のテレビなんですけど(笑)。

村田:昭和的な風景ですね(笑)。

藤田:あ、「ZARA」があるじゃん……!いや、「ZIRA」だった。

村田:意外とここが発祥かもよ。

藤田:世界の「ZARA」は蒲田の「ZIRA」だった。

村田:リュウゼツラン(竜舌蘭)が縛られてる。

藤田:誰かここで刺さった人がいたのかも。

村田:立ち飲みしながら「ブスッ」て。

細野:なにこれ。

おにぎりちゃん:なんだこれ。

村田:「変」だって。

藤田:ちっちゃい“何か”が住んでるかも。

村田:開けたらピコン、っておじさんが出てきたりして。

村田:わー、このお店はすごい!

細野:コンパクトにまとまっているね。

村田:電気と緑が一体化してる。

藤田:夜になるとライトアップされるのかな。

村田:植物が照らされたところを見てみたい! 入ってみたいなあ、ここ。

村田:中央にシクラメンが置いてあるのがいいな。結界的な感じで。

藤田:細い道で、どのお店も園芸してるね。

村田:何かしら育ててるね。

園芸風景を鑑賞しつつ歩いていたら、おもむろに蒲田のマダムが話しかけてきました。

蒲田のマダム:何かあるの?

村田:植物がいっぱいあるなと思って見ていました。

藤田:皆さん創意工夫が素晴らしいなと思って。

蒲田のマダム:そうよね。お花がちょっとあるといいわよね。私もこっちの道を歩くのははじめて。戦後このへんは闇市だったのよ。

村田:そうだったんですね。今も随分にぎやかですね。

村田:「猫にエサをあげないでね」だって。この辺、猫がいるのかな。

おにぎりちゃん:白黒のハチワレ猫ちゃんが多くて。

藤田村田:会いたい!

後ほどハチワレ猫に遭遇!

飲食店がひしめく通りでは、どこからともなく美味しそうな香りが漂ってきます。

村田:ラーメンのいい香り。

おにぎりちゃん:この辺り、ラーメン屋さんも美味しいところが多くて。

藤田:見渡すと、中華料理屋さんも多いね。

細野:お腹が空いてきた。

おにぎりちゃん:このお店はたくさんテレビに取り上げられていますね。『日本テレビ』が『日テレヒ』とか『日テビ』になっているのがかわいい。

村田:『バケット(日本テレビ、2018-2023)』は『バッケト』。

おにぎりちゃん:『ヒルナンデス(日本テレビ、2011-)』が『ヒルナンデンデス』。増えてる……。

村田:お店の前は、紹興酒の空き瓶を囲むように鉢植えがぎっしり!センターで神様が園芸を守っているね。

知らない人が気さくに話しかけてくるまち

蒲田温泉のパーカーを身につけるおにぎりちゃん

ここでおにぎりちゃんについて気になったサボテンズ村田(※はじめましてから、いきなり散歩がはじまっています)。実は出身も現在の住まいも、蒲田ではないのだそう。なぜここまで蒲田にハマったのか、聞いてみました。

村田:蒲田にはいつ頃からハマったんですか?

おにぎりちゃん:4年くらい前ですね。もともと学生時代からお笑いが好きで、「ライス」という芸人さんが蒲田で行ったトークライブを見て。メンバーの田所さんが蒲田出身なんですよ。「蒲田のお店でカニチャーハンを頼んだら、写真ではカニだったのに出てきたらカニカマだった」みたいな話を聞いているうちに、蒲田が好きになってしまいました。

村田:蒲田の小ネタ満載だったんですね。おにぎりちゃんの思う蒲田の魅力ってなんでしょう?

おにぎりちゃん:まちを歩いていると、東京なのに下町感があって、昭和の景色が残っているのが楽しいです。人も本当に面白いですね。普通に歩いていたり飲食していて、知らない人と話す確率が他のまちと比較するとめちゃくちゃ高くて。知らない人も気さくに話しかけてくれるんです。

蒲田で過ごすおにぎりちゃんの日常をSNSでも発信しています

村田:確かに、さっきも話しかけてきた方がいましたもんね(笑)。

おにぎりちゃん:これまでで一番びっくりしたのは、パン屋さんの前を歩いていたら通りすがりのおじさんが「このパン屋いったことあるか?」っていきなり話しかけてきて。店の前で立ち止まっていたから怒られるのかと思ったら、「カレーパンがおいしいよ」っておすすめしてくれました。

急に知らない人がおすすめメニューを教えてくれるなんて、他のまちで経験したことないので笑っちゃいました。知らない人と話すのは結構好きなので、旅先での一期一会のような出会いを楽しむことができるんです。

細野:今は蒲田でどんな活動をしてるんですか?

おにぎりちゃん:自分が行ったお店について、SNSに写真つきで感想を投稿しています。それを見たまちの方が反応してくださって、そこから交流が広がることも。最近はまちのお店と一緒にイベントを企画したりマルシェのお手伝いをしたりと、まちとの関わりも広がってきました。

細野:すごい。いいですねえ。

おにぎりちゃん:蒲田が好きって言うと、地元の方は照れなのか謙遜なのか「なんで蒲田なんかにわざわざ来るんだい?」って怪訝な顔をするんですよ。でも話しているとだんだん、いいところを教えてくれたりして、優しいんです。

細野:今は週にどれぐらい蒲田に来るんですか?

おにぎりちゃん:大体週3日、多い時で週6日は来てますね。

細野:住む予定はないんですか?

おにぎりちゃん:今のところ予定はないんですが、先月から蒲田までの定期券を買うようになりました。まちとの関わりも増えてきたので、そろそろ住んだほうがいいのかもな、という時期にきましたね。

大田区公式キャラクター「はねぴょん」

おにぎりちゃんいわく、大田区の公式キャラクター「はねぴょん」に会える公園があるそう。早速行ってみることにします。

おにぎりちゃん:この公園の中に「はねぴょん」がいます。

藤田:あれかなあ。

おにぎりちゃん:そうです、そうです!

村田:なんで「はねぴょん」なんだろう?

おにぎりちゃん:羽田空港があるからです。それで飛行機みたいな形をしていて。

村田:なるほど!手に持っているのはお風呂セット?

おにぎりちゃん:大田区は銭湯の数が多いんです。黒湯が有名なので、桶の中が黒くなっています。

村田:ほんとだ!タオルには「はねぴょん」って書いてありますね。

藤田:襟が花びらになっている?

おにぎりちゃん:大田区のシンボルが梅の花なんです。(※昭和51年「区の花」として制定)

細野:いろんな要素を盛り込みすぎている。

おにぎりちゃん:はねぴょんに乗れますよ。

村田:せっかくだから乗り心地を試してみようかな。

村田:大人はおしりを落ち着かせるのが大変。

藤田:確かにギリギリだ。でもしっかりした胴体で、乗り心地がいい。

おにぎりちゃん:実は初めて乗りました。意外と乗り心地がいいかもしれません。

公園を後にしてしばらく歩いていくと、ビルの上に観覧車が見えました。

おにぎりちゃん:ここから観覧車が見えるんです。

村田:ほんとだ!ちっちゃくてかわいらしい観覧車。

おにぎりちゃん:東急プラザ蒲田の屋上に、『かまたえん』っていう屋上遊園地があるんですよ。都内唯一の屋上観覧車で、一度閉鎖の危機を迎えたけれど、地域の方の声で復活したそうです。愛されてます。

村田:そんな歴史が。ぜひ乗りたい!

藤田:乗りましょう!

おにぎりちゃん:今日はいい天気なので観覧車日和ですね。

村田:観覧車をお散歩のゴール地点にしよう。

世界三大花木・ジャカランダの木

ここからしばらく歩いていったところに、世界三大花木の「ジャカランダ」が見られるスポットがあるとのこと。ジャカランダを目指し、歩いていくことにします。

途中の道のりも、見どころ満載。

おにぎりちゃん:この歯医者さん、実はお気に入りスポットで。

村田:すごい!ウインドウの中に、歯のオブジェとゴムノキのディスプレイ!歯と葉の共演だ。

藤田:これはなんだろう?

細野:「上田」?

藤田:「古田」?

村田:ぷにぷにしてる。

村田:これ、ひび割れたところが服の模様みたいになってる。

藤田:最高じゃない。

村田:壁に跡がいっぱい。壁打ちの練習の跡かな。

藤田:ここで大谷翔平が生まれたかも。

村田:蒲田の大谷翔平が。

おにぎりちゃん:「蒲田の」ってつくと、急に規模が……(笑)。

藤田:ここすごいね、園芸が。

村田:ビワの大木にアロエに。これはショウガかなあ。

細野:アジサイも。

村田:「耕し人」がいるな。

おにぎりちゃん:蒲田って、結構緑豊かだったんですね。今まで全然気にしてなかった。

藤田:見て、ジグソーパズルが落ちてる!

おにぎりちゃん:ほんとだ!

細野:(近くによってみて画家「Christian Riese Lassen」の文字に気づき)ラッセンのジグソーパズルじゃない?

藤田:ラッセンか〜。

細野:ゲリララッセンアート。

村田:どういうドラマがあったんだろう? 最後のピースがはまらず、ぶち投げてしまったのか。

藤田:もう一生誰もやらないパズル。

細野:役目を果たした感じ。

細野:こっちにはスーツケースが落ちてる!

村田:持ち手が壊れちゃったのか。

藤田:すっごい腹立っただろうね。

村田:羽田空港から帰る時に壊れたのかも。

細野:中身がまだ入ってるかもよ。

藤田:財布だけ持って、捨てて帰ってたりして。

村田:「もういい、あんたなんか」って。

落ちもんから妄想を繰り広げながら歩いていたら、イチョウ並木の間でひときわ異彩を放つ大木を発見。ジャカランダです!

村田:わー、ジャカランダだ!

細野:Googleマップにもピンが打たれてるんだ。ジャカランダは世界三大花木。「紫雲木(シウンボク)」っていう和名もあるんだって。

村田:かっこいい!

おにぎりちゃん:初めて見れて感動しました。6月が見頃なんだ。あとちょっとでしたね。

村田:イチョウ並木の中に、なんで一本だけ生えてるんだろう。誰かが植えた……?

蒲田西口商店街のホームページによれば、ご近所のお店の方が植えたものだそう。

村田:どうりで!1本だけ異質な存在感を放っているもんね。

おにぎりちゃん:自治体とかじゃないんだ。

藤田:無理やりクラスの一員にさせられた感じがするね。

東京唯一の屋上観覧車から、まちを見下ろす

お腹が空いてきたので、お昼ごはんを食べに再び駅前商店街に。おにぎりちゃんが、以前訪れて美味しかったという定食屋さんに行くことにしました。

定食が美味しい壱番隊さん(大田区西蒲田7丁目63−4)

創業30年ほどになるという壱番隊さん。「昔懐かし定食や」という暖簾の通り、魚の定食や肉豆腐など、昭和の食堂を思わせるようなメニューが並びます。

さばの味噌煮や肉豆腐、西京焼き、マグロカツなど、思い思いのメニューを注文。

肉厚な魚に味噌汁、お惣菜、ご飯と、食べごたえのある内容です。

村田:美味しかったね!

おにぎりちゃん:はあー、食べました。

村田:お腹いっぱい。

藤田:「昔なつかし定食や」っていう名前がいいね。

村田:店主のお兄さんも気さくでいい方だった。

細野:美味しいお店と人に会うとルンルンだね。

お昼を食べ終わった後は、さっき向こうの方に見えた観覧車を目指します。

おにぎりちゃん:この建物の上に観覧車があります。

村田:この上なんだ!下からだと全然気づかなかったな。面白い。

村田:あったー!

細野:小さくて、かわいい。

藤田:気持ちいい場所だね。

村田:ベンチと椅子もあって。

いざ、観覧車に搭乗。

藤田おにぎりちゃん:いってきまーす!

村田:蒲田のまちを一望しよう。

おにぎりちゃん:結構眺めがいいんですよね。東急線の線路が見えたり。

村田:お散歩中に見た建物が、上から見下ろせる。建物の屋上を見るのは楽しいね。

おにぎりちゃん:あ、頂上に着きました。

藤田:きたー! いえーい! 頂上につくと嬉しいもんだね。

村田:蒲田の一番てっぺんだ。

おにぎりちゃん:あ、もう下り始めてます。

村田:だんだん地上が近づいてきた。

藤田:早い。人生のようだ。

蒲田で稼いだお金を、蒲田で落としたい

観覧車を降り、屋上デッキで本日のお散歩を振り返ります。

村田:今日はどうでしたか?

おにぎりちゃん:普段来るときとは全然違って、皆さんと歩いたから見えた景色が色々あって。見たことない新しい蒲田がいっぱいありました。ラッセンのパズルまで落ちてましたしね。

藤田:素敵なまちでした。住みたくなりました。いい意味で急いでない感じもして。

村田:駅周辺は繁華街で飲食店がいっぱいあるのに、ちょっと離れると閑静な住宅地で、のんびりした雰囲気もあったね。おにぎりちゃんのおかげで、一人で歩くだけだったらたどり着けなかった場所に色々行けてよかったです。

ジャカランダは近所の人が植えたものっていうのも衝撃でした。でもそれが地図にまで載っている大らかさがいいね。

藤田:蒲田らしさを感じるね。

おにぎりちゃん:見知らぬマダムが、自然と会話に合流してきたり。ああいう感じが好きですね。今日も一期一会がありました。

藤田:蒲田って、勝手に「第二の赤羽」みたいなイメージを持ってたけど、オンリーワンで最高のまちでした。

細野:ご飯屋さんも美味しかったね。もっといろいろな種類のおかずを食べてみたかった。

細野:おにぎりちゃん、蒲田での夢はあるんですか?

おにぎりちゃん:蒲田でお仕事して、稼いだお金で美味しいものを食べてっていうのを一生ぐるぐる続けたいですね。蒲田で自分の経済を回したい。

藤田:素晴らしい!

おにぎりちゃん:今回の企画でそれがかなったので嬉しかったです。

細野SABOTENS:おにぎりちゃん、今日はありがとうございました!

本日の一コマ漫画

イラスト/藤田 泰実(落ちもん写真収集家)

こころに残る蒲田の風景

村田のミカタ:フェンスの向こう側からすり抜けてきている……!?
藤田のミカタ:ここだけ重力50倍

動画公開中!

お散歩した様子を動画でも公開しています。暇つぶしにぜひ!

人生100年時代の強い味方。体も心も健康であるために  | りえさんのライフスタイルジャーニー #44

こんにちは! 梅雨明けが近そうな……

そうでないような……

梅雨はジメっとしたり、いきなり暑くなったり自律神経も乱れやすく、体調を崩しがち。

今回はそんな不調を回避すべく!

素敵なお店のご紹介です。

オシャレな和菓子屋さんのような佇まいのお店。

こちらなんと漢方薬局!なんです。

渋谷区神泉にある「LAOSI」さん。

ずっと行ってみたかったのですが、ちょっとアクセスしにくく、先日ようやく!

店内はさながらセレクトショップのような内装ながら、沢山の漢方や、オリジナルのお茶や、漢方のグラノーラなども。

店内でも飲む事ができます。

お店は予約制ではないので、空いていれば身体の不調や悩みなどを店主の方に相談しながら、体質を見立ててくれたり、合う漢方の案内、飲み方などの説明などしてくれます。

気軽に、しかもこんなオシャレな漢方薬局に行けるなら漢方がぐっと身近に感じますよね。

こちらは、様々な身体の不調、特にアンチエイジングにオススメとの霊鹿参という漢方。

鹿の角をメインとしたもので、滋養強壮や体力の底上げに良いそう。

私は2週間分購入。

なんと1包から購入可能!

漢方は、病院などで出される普通の薬と違って、症状がどこから来てるのか、統括的に見て処方してくれます。

熱が出たらそれを下げる、咳が出たら咳を抑える、でなく、その熱や咳が出る根本を解決してくれるイメージ。

効き目が緩やかなイメージがありますが、バチっとハマれば、むしろ普通の薬より治りが良いことも。

100年生きるようになったとはいえ、70歳以上は健康的に生きている方の割合が低いとも。

痛みや病を抱えながら長生きするのも辛いですよね….

健康は、自分で管理する時代によりなっていくと思います。

病名が付いてから動くのでなく、少しの不調を調整していけば、心身共に長く元気でいられる気がします。

漢方ライフ、オススメです!

ご紹介したお店

LAOSI

今流行りの「ジャパンディスタイル」ってどんなスタイル? インテリアコーディネーターの二見が解説します!

みなさん、こんにちは。2級建築士、インテリアコーディネーターの二見です。今日はご質問が寄せられた、今流行りの「ジャパンディスタイル」について、どんなスタイルなのか分かりやすく解説していきます。

SUMMERY
後悔しない、間取り変更の考え方

  1. 「ジャパンディ」はジャパンとスカンジナビア、日本と北欧のミックス
  2. ジャパンディスタイルのポイントは「アクセント」を入れること
  3. ひとつのテイストでも、好きなもので見た目が変わる

似たような空間を避けるために、アクセントを入れて空間にメリハリを

「ジャパンディ」はジャパンとスカンジナビア、日本と北欧のミックス

ジャパンディはジャパンとスカンジナビア、日本と北欧のミックスされたテイストの造語。

きれいすぎず、温かみのある素材感としてリネンや和紙、自然素材を使います。色味的にはアースカラー、グレージュなど淡い色味にすると洗練された空間。北欧のおうち時間を大事にする考え方と、日本の昔ながらの畳や障子を融合したようなイメージです。

同系色だけでなく、木のぬくもりやリネンなどの素材感を取り入れるのがジャパンディスタイルの特徴となっています。

ジャパンディスタイルは基本的に白やアースカラー、グレー、ベージュを基調とするので似通った色になりがちですが、そんな色の中でもアクセントを入れていくことで空間にメリハリが出てきます。

今回は、わたしが担当したお施主さまでジャパンディスタイルをご希望いただいたNさまご夫妻の写真を使ってお伝えしていこうと思います。

Nさまご夫妻の施工事例はこちら▶︎

《日本×北欧テイストが美しい。ジャパンディスタイルを取り入れたお家 | リノベーション事例》 家族とエントリエ LIFE STORY #47

ジャパンディスタイルのポイントは「アクセント」を入れること

白やアースカラー、グレー、ベージュなど、すべて淡い色だけで構成するとモダンな空間になってしまいます。

そこで、どこかに木目を入れてみましょう。

例えば白木っぽい木目を入れることで、ジャパンライクな和モダンの要素を入れることができます。

ほかにはダイニングの上に和紙のペンダントライトをアイコンとしてコーディネイトするのもいいですね。淡い色味や素材感があるため、全体の色のバランスを配置していくのがポイントになります。

壁紙や扉、床の色だけではなく家具やカーテン、ファブリックも含めて全体でコーディネートしながらバランスを見ていくのがおすすめです。

カジュアルに木目を入れ、温かみのあるナチュラルなインテリアテイストと、ミニマルでモダンなすっきりしたインテリアテイスト。

ジャパンディは、そのちょうど中間のようなテイストなのでどちらの雰囲気も好きな方にはフィットするテイストだと思います。

ひとつのテイストでも、好きなもので見た目が変わる

私も、北欧テイストがすごく好きです。

建築士セブンがセルフプロデュースした自宅のお部屋。セブンズルーム01より

北欧テイストの中にもいろいろあり、カラフルに色を入れていくテイストもあれば、今回のようなきれいめな色のテイストなど、見た目の印象が変わることもあります。

好きなインテリアテイストがある方、まだない方、いろいろなテイストの施工事例をぜひチェックしてみてくださいね。

やさしいあなたへお手紙を #12 – mayamoonからの日々の芽便

オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

歳を重ねたからこそ似合うもの  | りえさんのライフスタイルジャーニー #43

こんにちは!

梅雨入りしましたね……シトシト、ジメジメ、1番苦手な季節がやってきました(涙)。

私は数年振り(10年以上振りかも)に髪を短く切り、梅雨の髪の広がりから逃れられています。ついでに、長年の首の凝りも改善したような。

さて、今回は髪を切ってから、ほぼ毎日手に取ってしまうアイテムのご紹介。40代に入った今、なんだかしっくりくるようになったのです。

こちら……

そう、眼鏡!

若い頃は、なんだか着せられた感があり、ちょっとコスプレ感すら感じていた眼鏡が、ここ最近すごくしっくりくるのです! 若いって、もう素顔にちょっとのメイクしたら充分。

ただ、40代になるとそれだとちょっと顔が薄いというか、もの足りないというか(笑)。そんな顔にちょっとやりすぎくらいの眼鏡をかけると一気にしっくりくることにやっと気付きました!

最近お気に入りの2つ。

まず、こちら。

眼鏡の名産地鯖江ブランドのuyu’s。かなりしっかりした作りながら、トレンド感バッチリで

国産の眼鏡の中でもお手頃。

ブルーライトカット、紫外線カットレンズ入り! 私はこちらの8ミリ厚のかなりインパクトあるフレームのものを。

シンプルな服のアクセントにも。

そしてこちら。

マットなフレームが珍しく、大きめののび太君の眼鏡みたいな形がお気に入り。

少し前に買って、あまり出番が無かったPRADAのもの。

私、ブランド物が苦手なんですが、こちらはロゴもさりげなくて、ブランド名も主張していないのがいい。

今1番使用頻度が高いものです。

もう少ししたら、度を入れて老眼鏡にしたりとか……眼鏡とは長い付き合いになりそう。なんだかいつも着ていた服が似合わないとか、しっくりこないとか、そんなお年頃になったら、眼鏡オススメです!

ご紹介したお店

uyu’s

やさしいあなたへお手紙を #11 – mayamoonからの日々の芽便

オンラインコミュニティ「ノートと種まき」

2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

リノベーション後の保証とアフターメンテナンスについて

リノベーションは単に工事が完了した時点で終わりではありません。エントリエでは、お客さまが安心して新たな住まいで暮らせるよう、リノベーション後の保証とアフターメンテナンスを実施しております。

完成したお家は、寒暖差や湿気の変化、建物の揺れや振動で、木材や壁紙が伸縮するなどの変化が起きます。工事後すぐの不具合はもちろんのこと、「壁紙の継ぎ目が開いてきた」「建て付けが悪くなってしまった」など時間が経って出てくる不具合に対しても、安心していただけるようアフターメンテナンスを実施しております。

保証についてのご説明

「保証書」兼「工事完成引渡書」イメージ

施工が完了したら「保証書」兼「工事完成引渡書」をお客さまにお渡しします。製品と各工事に対してそれぞれ保証があり、ここには製品と工事の保証内容と期間が記載されています。(※保証期間は内容によってそれぞれ異なります)

保証期間中に何か問題が発生した場合には、担当者までご連絡ください。保証期間外の不具合についてもお気軽にご相談ください。

アフターメンテナンスの時期と方法

エントリエでは、リノベーション後の確認を以下の時期と方法で行っております。

1ヶ月後の確認:

メンテナンスコール(もしくはハガキ)で、現状確認やお客さまの意見を伺います。

1年後と2年後の確認:

メンテナンスハガキを送らせていただき、リノベーション後の生活が快適に過ごせているか、新たな問題が発生していないか確認します。ハガキにはお客さまの近況報告やご意見を書いていただき、ご都合の良いタイミングでお気軽に投函していただけます。必要に応じて、点検にもお伺いさせていただきます。

メンテナンスハガキのイメージ

私たちは、お客さまがリノベーション後も安心して生活を楽しめるようサポートを続けてまいります。何かご不明な点がありましたら、いつでもお問い合わせください。

施工後もお客さまとエントリエの関係は続きます!

「後悔しない間取り」の考え方とは?リノベーション業界25年のジェネラルマネージャー・北島が解説します!

こんにちは。エントリエでジェネラルマネージャーをしている、北島と申します。得意とする「デザインリフォーム」でリノベーションに携わり、長く仕事をしてきました。今回はそんな私が「後悔しない、間取り変更の考え方」について解説していきます。

SUMMERY
後悔しない、間取り変更の考え方

  1. 間取り変更は「希望の間取り」にはならない
  2. 決め方のポイントは「取りたいところから、取りたいだけとる」
  3. スペースを広げるために、廊下をなくす=空間同士をつなげる
  4. 間取りは「あなたにとっての大事なもの」

間取りの考え方は「大事にしているものから」

間取り変更は「希望の間取り」にはならない

《日本×北欧テイストが美しい。ジャパンディスタイルを取り入れたお家 | リノベーション事例》 家族とエントリエ LIFE STORY #47より

間取り変更、と聞くと「どうしたいか伝える」だけのシンプルなことを想像しますが、難しいところもあります。

なぜ難しいかというと「希望している間取りにはならない」からです。

みなさんに思い浮かべてほしいのですが「広さが十分」という家は、実はそんなにありません。「もうちょっと広かったらいいなぁ」というところが、みなさんと話し合う部分になります。

日本の住宅事情を考えると「広くて余裕がある状態」というのは少なく「今ある広さの中でどうするか?」を考えることが多くなります。

決め方のポイントは「取りたいところから、取りたいだけとる」

限られたスペースで、どう間取りを決めていくのか?

私の提案の仕方は「自分が取りたいところから、取りたいだけとっていく」です。

例えば「リビングは広いほうがいい」と思ったら、間取りで確保します。それ以外のところは「残ったスペースでなんとかしてみよう」と考えます。

《ナチュラルテイストな理想の住まい | リノベーション事例》 家族とエントリエ LIFE STORY ♯7より

そんな風に、強弱をつける必要があるんです。

強弱をつけずに、なんとなくすべて平均点でやってしまうと、突出した素敵さがなくなってしまい、あまり良い間取りにならないと私は思います。

自分が実現したいことは「強く・大きくするべき」です。

そして、そうじゃない部分は効率化させ、小さくまとめていく。

どう小さくするのか考えるのも大事ですが、まず大きいところで自分がやりたいことをやりきれば、コストにしてもスペースにしても、残りの部分が考えやすくなってきます。

そうすることで「お気に入りの間取り」につながっていくんですね。

建売や新築マンションで「間取りが素敵な」な例は少ないと思います。

リノベーションと比べてみてください。

リノベーションには、素敵な事例がいっぱいあります。

それは住む人の思いを形にしているから。

だからリノベーションは、良い形が多いのではないでしょうか。

スペースを広げるために、廊下をなくす=空間同士をつなげる

リビングを広く取るために、最初に考えるのは「廊下をなくすこと」です。

▷《老後を見据えた介護ができる家 | リノベーション事例》 家族とエントリエ LIFE STORY ♯10より

廊下は、家の中のハブのような役割があり、そこからいろんなところにアクセスできるという考えがありますが、この「廊下をなくす」にはどんな意味があるのでしょう。

廊下をなくすとは、空間と空間をつなげていくことです。

ただし、つなげていいもの・悪いものがあります。

例えばリビングにつなげていいものに、子ども部屋があります。

《築古のマンションリノベーションで、より安心して住めるお家に | 施工事例》 家族とエントリエ LIFE STORY #32より

リビングから直接子ども部屋をつなげることで、廊下が不要になります。

また洗面所そのものをなくすこともひとつです。脱衣スペースは必要ですが、洗面スペースをホールと一体化することで、ほかのところに余裕を持たせられ、コンパクトにしていくことができます。

玄関ホールも同様です。

《回遊式の動線にこだわった、スケルトン工事で安心のわが家。 | リノベーション事例》 家族とエントリエ LIFE STORY #40より

玄関から廊下があり、先にリビングがあるのが一般的ですが、この廊下をなくします。

玄関ホールのドアを開けたらすぐにリビング。まるで海外のようですね。

それから「水回り」に関しては、また別の一角に設けます。

こんなふうにレイアウトを考えることが、ほかのスペースを広く取ることにつながっていきます。

間取りは「あなたにとっての大事なもの」

間取り変更は、自分が大事にしているもの・大事にしたいものほどしっかり取りましょう。

そうなると、間取りは人それぞれになりますね。

あなたにとってのおすすめはあっても、みんなが納得する間取りはないからです。

ただ「何を大事にしているか?」といきなり聞かれても、分からないことがありますよね。

そんなときは、エントリエのモデルルームを見にきてください。

エントリエには「ふれあいを感じられるスペース」と「くつろぎをテーマにしたスペース」の2つのモデルルームがあります。

それぞれ大事にしているものが違うスペースです。

そのモデルルームを見ていただき、自分がどちらに魅力を感じるか? を考えてみましょう。

そしてその中で、いいなと思った要素をたくさん集めていきましょう。

その上で、優先順位をつけて自分の家をつくります。

それが自分がいちばんいいと思える間取りにつながると思います。

ひとつひとつ一緒につくっていくスタンスが、エントリエのリノベーションにあります。

ぜひ見にきてくださいね。

やさしいあなたへお手紙を #10 – mayamoonからの日々の芽便

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2020年2月から「ノートと種まき」というオンラインコミュニティを始めました! メンバーを募集しております。

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