
今回は戸建て2階にあるシステムバスを交換するために行った配管工事についてご紹介します。
解体の様子

システムバスを解体すると、2階部分はこのように筒抜けの状態になります。
浴室はシルバーの金物に支えられ、梁に固定されていました。この金物を「梁架台」と呼びます。
ただし、梁架台はシステムバスのメーカーや仕様によって形状が異なるため、基本的に再利用はできません。
それでもすぐに撤去しないのは、これが無くなると設備屋さんが作業できなくなるためです。

配管工事
今回、設備屋さんが行ったのは新しいシステムバスに合わせて水・お湯・排水の配管を移動する工事です。

- 水用:青い配管
- お湯用:赤い配管
- 排水用:グレーの配管
水やお湯の配管はホースのように柔軟に動かせますが、排水配管は角度や位置の制約があるため正確な施工が必要です。そのため、あらかじめシステムバスの組立業者に現場を調査してもらい、配管の位置を確認・指示してもらいます。



こちらの指示に合わせ、工事を進めてもらいます。



その内容に基づいて設備屋さんが配管を切り回し、延長していきます。あわせて、必要に応じて補強工事も行います。たとえば柱と柱の間に斜めに入れる「筋交い(すじかい)」は、建物が地震や風で横からの力を受けたときに、ぐらつきを防いでくれる部材です。ほかにも、壁全体を板で補強する「構造用合板」を取り付ける場合もあります。
まとめ
戸建てリノベーションの一コマをご紹介しました。システムバスの交換ひとつをとっても、解体から調査、配管、組み立てまで多くの職人さんが関わります。小さな工程の積み重ねこそが、安心して暮らせる住まいをつくっていくのだと感じます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

澤 雄太 / Sawa Yuta
2級建築士、福祉住環境コーディネーター、愛犬家住宅コーディネーター
神奈川県出身の1987年生まれ。
東海大学工学部建築学科を卒業。…
幼いころから建築、特に日本家屋が好きで近所の民家園によく遊びに行ってました。
縁側でまったり過ごす時間が大好きでした。
人のことが大好きで、その人の頑張ってることを聞くとつい応援したくなってしまうお人よしです笑。
好きな建築を通して沢山の人の幸せ応援が出来るように頑張っています。
その人の大切な想い出がカタチになるように
その人の幸せな時間がより豊かになるように
その人の人となりが浮かんでくるような
そんなご提案を心掛けています。
是非お気軽に色んなお話を聞かせて下さい!
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