
今回はマンションの改装工事についてお届けします。改装工事とは、すでにある建物をつくり替える工事のことです。
今日の現場では、一部を解体しながら、大工さんと一緒に「新しい壁の位置をどうするか」「その位置で問題はないか」といった確認を行いました。図面だけでは見えないことが、解体後の現場にはたくさんあります。だからこそ、このタイミングの打ち合わせがとても大切です。
マンションの壁はどうつくられるか
今回のマンションは、天井と床がコンクリートでできている構造です。その間に「軽天(けいてん)」と呼ばれる軽量の下地材を使って、間仕切り壁や天井をつくっていきます。

写真にもある通り、コの字型の下地材を床に固定し、そこから天井へと位置を移動。また「スタッド材」と呼ばれる軽量鉄骨の縦下地材(間柱)を立てていきます。そうして格子状の骨組みができあがり、その上に石膏ボードを張ることで壁が完成です。
解体で見えてくる躯体の姿


解体した部分を見ると、当時のコンクリート型枠の跡や、施工の痕跡がそのまま現れています。仕上げの奥に隠れていた“建物の素顔”です。こうした躯体の状態を確認しながら、どのように新しい間取りをつくっていくかを考えていきます。
壁の中には配線も通ります。ねずみ色のケーブルは、スイッチから照明器具へと電気を送る「Fケーブル」と呼ばれるもの。今回の間取り変更に伴い、この配線も移設が必要になります。


ただし、リフォームの場合は新築とは勝手が違います。新築であれば、あらかじめ「ここに配線を通す」と計画したうえで、構造強度を保ちながら穴をあけることができます。しかし既存のマンションでは、コンクリート躯体に新たな穴をあけることは基本的にできません。強度に影響する可能性があるためです。
廊下の天井裏にあった小さな開口は、既存のスペースを活かして配線を通すためのもの。

今ある環境の中で、どうやって道をつくるか。それがリフォームの難しさであり、職人さんや設計者の腕の見せどころでもあります。
場合によっては配線をあえて露出させてデザインの一部にすることもありますし、壁を「ふかす」といって、既存の壁の前にもう一層つくり空間を確保する方法もあります。天井を下げることで配線ルートを確保することもあります。
これから形になっていく空間
今回は、「ここに壁が立つなら、この線はこう動かそう」といった打ち合わせを行ったところです。解体直後の今はまだ骨組みの段階ですが、これから壁を立て、細かな調整を重ねながら、少しずつ空間が形になっていきます。


ああでもない、こうでもないと現場で話し合いながら進めていく時間も、家づくりの大切な一部です。
ここからどんな住まいに仕上がっていくのか。
完成をどうぞお楽しみに。

澤 雄太 / Sawa Yuta
2級建築士、福祉住環境コーディネーター、愛犬家住宅コーディネーター
神奈川県出身の1987年生まれ。
東海大学工学部建築学科を卒業。…
幼いころから建築、特に日本家屋が好きで近所の民家園によく遊びに行ってました。
縁側でまったり過ごす時間が大好きでした。
人のことが大好きで、その人の頑張ってることを聞くとつい応援したくなってしまうお人よしです笑。
好きな建築を通して沢山の人の幸せ応援が出来るように頑張っています。
その人の大切な想い出がカタチになるように
その人の幸せな時間がより豊かになるように
その人の人となりが浮かんでくるような
そんなご提案を心掛けています。
是非お気軽に色んなお話を聞かせて下さい!
■ジェルコデザインリフォームコンテスト
2020年関東甲信越大会 優秀賞
2021年関東甲信越大会 家族のつながり賞
2022年関東甲信越大会 優秀賞
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