イルマーヤ
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イルマーヤ / irrmarya
占い師/インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーターの資格をとり、もっとお客さまの心の声が聞きたい!と思っ たら、うっかり占い師になりました。占星術とタロットで癒しと未来創造の占いを提供しています。インテリア、アート、本、文房具が好き。「irrma.」(イルマ)という名前で絵や刺繍作品などの創作活動もしています。

2月は、冬の澄んだ空気のなかに、かすかな春の気配が混じりはじめる季節。立春を迎え、世界は静かに次の章へと動き出します。イルマーヤさんが届ける今月のメッセージは、「古い殻を脱ぎ捨てて、未知なる自由へ」。変化の波が本格的に立ち上がる今、あなたはどんな自分として歩いていきたいですか?バレンタインの季節、コラムのテーマは「愛」。人との境界線を見直し、自分にも愛を贈りながら、新しいステージへの一歩をという占い師イルマーヤさんからのメッセージです。
イルマーヤさんによる、2月の12星座別占いはこちら

すれ違う愛について考えてみる

バレンタインシーズンのお楽しみは、ギフトやチョコレートの甘い誘惑、そして誰かを想う優しい気持ちで溢れる世界。

「自分へのご褒美にいかがですか?」
優しい笑顔で声をかけられると、すっかり甘い世界へ引き込まれてしまいます。
つい話を聞き、頷き、必要以上に共感してしまう。私はそんな誘惑を断れず、気づけば、予定外の買い物をしていることも。

あとになって、「ああ、またやってしまった……」ということが、わたしにはよくあるのです。相手はわたしと「ビジネス」のコミュニケーションをとっているのに、わたしは「心」のコミュニケーションをとろうとしてしまう。その境界線で、すれ違いというバグが起きてしまうんです。また「良いひと」をやってしまった……という虚しさを感じることも少なくありません。「ピュアすぎる!浅はかすぎる!世間知らずだ!」と心の中で内省。。

こんな日は、人との距離感がわからなくなってしまって、ひとりになりたくなってしまいます。

誠実な愛だと受け入れる

ビジネスの世界では、心の距離を縮めることがプロフェッショナルの腕。それは素晴らしい才能で、その情熱が社会を形作っています。ただ、わたしは時々場違いな気遣いをしてしまったりするのです。

それぞれの色合いで表現された愛であって、どちらも「誠実なかたち」であることには間違いありません。

どちらかが正しいわけではなく、ただ響き合う周波数が違うだけ。その違いを認めることは、冷たさではなく、お互いの個性を尊重するための「愛」なのではないかな、と思います。そう思えたとき、相手のコミュニケーションも「プロってすごい!」と敬いながらも、自分のピュアさを守るための境界線をそっと引ける気がします。

でも、境界線を意識できたからといって、すぐに上手くいくわけではありません。いざ言葉を交わそうとすると、やっぱり立ち止まってしまう。それは、今の時代に「共通する正解」が見えづらいからかもしれません。

迷いすぎるも愛なんだ

少し前なら、年賀状や型通りの挨拶というような、これをやっておけばマナー的にOKな「正解」がありました。でも今は、何が丁寧で何が失礼なのか、どんな言葉を使えばいいのか、その温度感は人によってちがうような気がします。

わたしは、よくメールの文面で迷子になります。本当はもっと伝えたいことがたくさんあるのに、失礼にならないように、重くならないようにと削ぎ落とした結果、送信ボタンを押すときには驚くほどシンプルで短い文章になってしまうことも。逆に、ちゃんと伝えなきゃと丁寧すぎる長文になってしまうことも。

でも、「そっけないと思われたかな」「丁寧すぎてウザいかな」と不安になりながら書き上げた章の裏側には、どんな言葉で伝えようか、相手を思いながら悩んだ静かな時間が流れていると思います。

不器用なメールには、あなたなりの「愛」を伝えたいと考えた末のカタチです。まめに連絡ができなくても、文面が短くても、変に丁寧な文章も、「あなたの存在が大切です」という想いが伝わるでしょう。

立ち止まるわたしにも、愛を贈る

人との距離感に迷う日は、自分を支える「自信」も揺らぎます。
頼りになるのは誰かからの賞賛、高評価、成果……?
でもそれって、誰かの物差しに自分を預けてしまうことなのかも。それこそが、他人のために身を削っていることにならない?

揺らいだ時に必要なのはもしかしたら「自信」ではなく「自己信頼」ではないか、と思ったのです。自分を信頼するっていうことは、状況に関係なく自分の感覚を疑わないこと。たとえ立ち止まっていても、迷っていても、思うような成果が手元になくても、まるごと自分を受け入れること。

それが、自分を大切にすることなのかなって思います。

自分を大切にしているからこそ、相手にも健やかな敬意を払える。そんな気がします。

人との距離感は迷ってばかりだけど、わたしの理想は「お互いに敬う気持ちをもった関係」であることは変わりません。仕事であってもプライベートであっても。

わからないまま、歩いていく

もしあなたがわたしと同じような迷路にハマってしまうことがあったら、思い出してください。

正解はない。すぐに「完璧な答え」を見つけようとしなくていい。そして、境界線がバグってしまう自分も、ピュアな自分も、まるごと抱きしめてあげてください。

「わからない」という揺れの中にいる自分を許しながら、今日出会う人に、挨拶ひとつ、言葉ひとつを丁寧に届けていく。

ひとり一人が、自分なりの「心地よい愛の形」を考え、違う形を認め合える。そんな優しい世界を、まずは自分の足元から始められたら、と思うのです。

バレンタインの甘い空気に包まれながら、今日は自分自身に、とびきり優しい愛を贈りませんか?

イルマーヤ
占い師/インテリアコーディネーター

イルマーヤ / irrmarya

インテリアコーディネーターの資格をとり、もっとお客さまの心の声が聞きたい!と思ったら、うっかり占い師になりました。占星術とタロットで癒しと未来創造の占いを提供しています。インテリア、アート、本、文房具が好き。「irrma.」(イルマ)という名前で絵や刺繍作品などの創作活動もしています。

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