ひとの手で、丁寧に、ひとつずつつくられていくものたち。工場で大量に製造されたモノにはない独特のオーラやぬくもりが、私たちの暮らしに彩りや安らぎを与えてくれます。
エントリエでは、こだわりをもった手仕事作家さんに注目。ものづくりや作品への想いをお訊きします。
《 刺繍作家 / ししゅのり 》
刺繍糸で紡がれる、動物たちのリアルな表情
4年ほど前から、刺繍作家として活動しています。
東京に来てからクリエイティブな場に行く機会が増え、見る側ではなく、見せる側になったほうが楽しそうだな、と思ったのが、作家活動をはじめた一番のきっかけです。
元々自分でいろいろなものをつくることが好きで、服飾にも興味がありました。中でも刺繍は、技術がなくてもセンスで可愛く仕上がるかな、という甘い考えではじめました(笑)。
作品制作に関しては、「個性」、「可愛さ」、「しゃれ感」のバランスを大事にしています。
作品の題材の中心は、動物や自然。
Sir David Attenboroughの番組など、動物のドキュメンタリー番組が好きで、それを見たあとの知的好奇心が作品の原動力になっていることが多いです。
好きなアーティストは、浮世絵師の歌川国芳。ユーモアが最高です。
個性と可愛さが同居する作品たち
新作はイベントに合わせて、夏休み最後の日のような心理状態に追い込み制作することが多いです。
制作にかける時間は、簡素なデザインのものなら1日以内、複雑なものだと5日間ほど。
アイデアが湧いたらデータを作成し、実際に刺繍に起こして、実物を確認しながらデータを手直しする、というプロセスを何度も繰り返し、完成に近づけていきます。
自分が頭の中で思い描いていた面白さと完成度が、作品上で両立したとき、楽しさを覚えます。
これからも個性が“ちょっとだけ”濃い目の作品を作り続けていくことができたら本望です。
● 刺繍作家 / ししゅのり
【Webshop】https://minne.com/@shisyunori
【Instagram】https://www.instagram.com/shishunori/
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