アパレル業界での洋服デザイナーを経て、結婚を機にライフスタイルが変化し、「自分の好きなものづくりを、小さくても長く続けていこう」と考えました。ファッションの中でもバッグというアイテムは、デザインやサイズ感の自由度の高さが特徴です。自分でたくさん集めたり、プレゼントとして贈ったり楽しみが広げやすいところに魅力を感じ、バッグを中心に、布小物を制作しているブランドLALACLAP(ララクラップ)をスタートさせました。

デザインはトレンド感も大切にしつつ、オリジナルの手加工(特にフリルやハンドフリンジ、キルティングなど)工程があるものを多くつくっています。イメージしたバッグを形にするためには、「どのような技法で」、「どういった縫製方法が良いか」を、素材と相談しながら試行錯誤しています。そのうえで、出来上がったバッグはあくまで実用的で、毎日のお出かけに取り入れやすいすっきりしたデザインになるように。収納力や軽さ、使い勝手を考慮し、丁寧な縫製で、安心してお買い求めいただけるバッグに仕上げています。

制作は、自分らしくいられる時間

「日常的に色に対するインプットはあると思いますが、いざひとつの配色バッグをつくるときに何か資料を見たり、理由づけをすることはまずないです」

配色のあるデザインのバッグはいくつか出していますが、どれも自分にとって自由で、感覚的で、とても楽しいものばかりです。例えば「2色展開の商品にする」と決めた場合、それら2色の配色は互いに似すぎないように選びつつ、みなさまの好みでパッと選べるように。その後は、思いつくままに配色パターンを組んでいきます。

アイデアを練ったり、デザインをおこしたり、素材実験と試作、そして縫製といわゆるハンドメイド制作に関わる部分はどれも好きなことばかりで、自分にとって制作は整う時間だと感じます。自分らしくいられる心地よい時間です。

しかしながらハンドメイド販売のためには、商品撮影や紹介文の作成も丁寧に行う必要があります。私はこれらに関しては、まだまだ課題を感じているので、そういった部分では楽しいだけでは完結できないものがあります。ブランドが認知されていって、息の合う仲間が見つかれば力を貸して欲しいなとも考えています。

これからも変化するブランドの世界

LALACLAPらしい「上品でかわいい、少し個性的な世界観」はブランド立ち上げ当初から変わっていません。ただ基本的には自分の好きなもので展開しているブランドなので自分のライフスタイルの変化に伴い、少しずつ商品内容には影響していると思います。現在は、自分の子どもが小さいので入園入学グッズ展開を強化していたり。

そしてもうひとつ、影響しているのがお客さまのリアクションです。ありがたいことに、活動を続けてきた中で、たくさんあたたかいメッセージをいただき、リピート購入される方も増えています。その中でお客さまにお似合いになるイメージを持ってつくる商品も出てきました。

LALACLAPの活動も8年目に突入します。今年は初期からベストセラーになっている定番商品にもリニューアルをかけていきたいと考えています。一般的にハンドメイドの商品には、量産品のようにめまぐるしく流行を追い求めるものは少なく感じます。

そこが魅力でもありますが、一方で、トレンドも取り入れて時代の変化もキャッチした洗練されたブランドであり続けるために、展開中の商品ラインナップを日々見直すことも大切です。そういった思いから、今年はブランドの底上げをするように新たな定番を生み出していきたいです。

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