ひとの手で、丁寧に、ひとつずつつくられていくものたち。工場で大量に製造されたモノにはない独特のオーラやぬくもりが、私たちの暮らしに彩りや安らぎを与えてくれます。
エントリエでは、こだわりをもった手仕事作家さんに注目。ものづくりや作品への想いをお訊きします。
《 台湾の「かわいい」を雑貨に / 台湾再現雑貨necco – 愛しいものたち 》
ガラス・コンクリート・花で台湾の「かわいい」風景を再現
ガラスをメインに、コンクリート、花、ドライフラワーを使って、「台湾」を感じる雑貨を制作しています。
もともと編集デザインやWebデザインの仕事をしていましたが、昔から好きだった花の勉強を基礎から学びたくなり、フラワーデザイン学校へ進学。卒業資格取得に際し、フランス公立の「テコマ校」でフローリストのディプロマ(修了証)も取得しました。
その後、花器も自分で制作したいと思い、ガラス作家の先生の元でステンドグラスを学びはじめました。が、同時期に台湾の魅力にもはまってしまい、気がつくと花器よりも台湾のビルや面格子をイメージした作品を多くつくるようになっていました。
特に、台湾の建物や路地、窓辺、生命力ある植物や賑やかな市場や店舗など、街の生活や歴史が感じられる部分に強く惹かれていきました。
制作の際は、そんな、台湾で自分が感じた「かわいい」という気持ちを大切にしながら、素材はガラス、コンクリート、花を使って表現するようにしています。
また子どもの頃から雑貨が大好きなので、ステンドグラス作品というよりは“雑貨”という枠に拘った物づくりを目指しています。
ステンドグラスは、カット、研磨、ハンダといくつかの段階があるので、ひとつの作品を制作するのにわりと時間がかかります。
私は小さな作品が多いので、大変なのはガラスのカット。ガラスによっては硬い物もあり何度も割れてしまったり、なかなか思ったサイズにカットできないこともあります。
また、赤やピンクのガラスは金を混ぜてつくられているので、とても高価なんです。赤系は中華っぽい感じが出やすくかわいいので沢山使いたいのですが、販売価格を考えるとなかなか手がでませんねー (涙) 。
制作の中では「次はこれをつくろう」と思いついて、それを形にしている時が一番ワクワクします。つくりたいものがあれこれ溢れている時は、テンションが高いです(笑)。
インスタグラムで台湾の方から、たくさんの写真とともに「あなたのつくるものは本当に台湾にあります!」というメッセージをもらったり、購入してくださった方から「コロナで台湾に行けないけれど、お家に台湾が届きました」とコメントをいただいた時は、本当に嬉しかったですね。喜んでもらえると次の作品をつくるエネルギーになります。
去年から、台湾好きな友達2人と「台湾小箱」という小さなイベントもはじめました。これまでは一人で孤独な制作の日々でしたが、今は色んな作家さんに参加してもらって皆でつくり上げていく作業がとても楽しいです。
このイベントは続けていきたいと思っています。
いつか台湾のマルシェみたいなイベントにも参加してみたいです。
また、台湾東部の民族性や緑の美しさなども、作品で表現したいですね。
これからも自分のつくる雑貨を通して台湾の魅力を伝えていきたいなと思っています!
イベントのお知らせ
・台湾小箱
日時:7/9(金)〜7/11(日)
会場:アトリエ フォトン(大阪市 船場ビルディング)
URL:https://www.instagram.com/taiwankobako/
・個展
日時:12/8(水)〜12/12(日)
会場:galerie6c
URL:https://www.instagram.com/galerie6c/
台湾再現雑貨necco
【HP】https://www.necco-no.com/
【Instagram】https://www.instagram.com/chiruchiru7581
【Twitter】https://twitter.com/Jm7nC
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