DUCK SEIRO
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DUCK SEIRO
家に住む人
2022年、エントリエに念願のリノベーションを依頼。2023年1月に完成。 夫・長男・娘+おいどんという猫と一緒に住んでいます。好きなものは、鴨せいろ。

リビングのテーブルに座りながら、冬の太陽がつくる長い影をみて、つい「冬だなぁ」と独り言がでる。そういえば、小さな頃から冬の太陽を家の中で眺める時間が好きだった。

中古で購入したこの家の庭には、前に住んでいた人が植えた木が残っている。

葉っぱの隙間から入る、光と影のコントラストはずっと見ていても飽きない。 物質的な豊かさもいいけれど、こういう日常にある好きな景色の発見は、いくつになっても楽しい。

今日みたいに太陽の位置を感じる日は、より強く年の終わりを感じる。それに加えて、今年はあと三ヶ月で小学校卒業を迎える息子もいる。

そういえば先日、卒業文集に載せる作文のチェックをしてほしいといわれた。

先日、卒業文集に載せる作文のチェックを頼まれた。そこには「安心できる場所があったから、さまざまな挑戦ができた」「(学校外の)いろいろな大人との出会いが、自分を素直にさせた」というような内容が書かれていた。以前は少々こだわりが強く、自分を否定しがちだった息子が、ここ一年で挑戦する姿をたびたび見せてくれるようになった。

子どもを見ていると、どんな形をしていても安心できる場所(家)や人の存在が、あえてそこから出てく力をつくる場所なのかなと感じる。日々の何気ない瞬間の積み重ねがその人の強さをつくるのかな。

いずれもっと遠くに行く日のために、安心できる場所でありたい。という「母親」としての役割の隣で、「自分」は今、この穏やかの日常のなかで本当にやりたいことをやれているかな、なんてことを考えてしまう。


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鈴木 栄弥
設計営業・ウェブマガジン編集長

鈴木 栄弥 / Suzuki Emi

エイミー

2級建築士、カラーコーディネーター、福祉住環境コーディネーター、ファイナンシャルプランナー

静岡県富士市出身、1990.7.27生まれ。
日本女子大学 家政学部 住居学科 卒業。

小学生の頃から間取りやミニチュアが好きで、建築模型がつくりたい! と、建築士になることが夢に。
ビルや建物ではなく、人が住む家のことを中心に学びたいと思い、住居学科で学び、
「人が楽しく暮らす住まいをつくりたい」という思いで就職しました。
現在は、エントリエで設計営業 兼 マガジン編集長として所属。お気軽に「エイミー」と呼んでください!

わたしの手掛けるお家は、どれも決まったテイストはありません。
住まい手の体温を感じられるテイストに仕上げることが得意です!

●全国ジェルコデザインリフォームコンテスト
2024年 玄関・ホール部門 全国最優秀賞 受賞
2023年 リビングダイニング部門 全国最優秀賞 受賞
2020年 一般社団法人住宅リフォーム推進協議会会⾧賞 受賞
2020年 個室部門 全国優秀賞 受賞
2019年 リビングダイニング部門 全国優秀賞 受賞

●ジェルコ関東甲信越支部リフォームコンテスト
2022年 デザイン部門 キッチン賞 受賞
2021年 デザイン部門 優秀賞 受賞
2020年 デザイン部門 優秀賞 受賞

●RoomClip全国理想の住まいコンテスト
2022年 1000万円以上部門 全国最優秀賞 受賞
2021年 500万円以下部門 特別賞 受賞
2020年 500万円以下部門 全国優秀賞 受賞

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