家族とエントリエ - LIFE STORY - #51
モールテックスと塗り壁を組み合わせた、白を基調としたミッドセンチュリーなお家 | リノベーション事例 #51
引っ越しを機にリノベーションを決めたKさまご夫婦。リノベーションの期間、ご夫婦はお気に入りの家具を選び、楽しみながら空間をつくったそう。白というシンプルなカラーを基調としながらも、モールテックスや塗り壁、無垢の床材など素材感にこだわり抜き、洗練されたインテリアが特徴的な素敵な住まいが完成しました。
物件について
所在地 | 東京都 |
建物種別 | マンション鉄筋コンクリート造(壁構造) (築40年) |
リノベ面積 | 68㎡ |
費用 | 1080万円※キッチン等ご支給品含まず(解体費・各種工事費用・デザイン費用含む) |
時期 | 2022年 |
暮らす家族
ご主人、奥さま
話し手
ご主人、奥さま
担当スタッフ
鈴木 栄弥
リノベーションのきっかけを教えてください。
奥さま:住み替えを考えたときに、新築物件も中古物件も視野にいれて探しました。でも、気に入る物件がどうしても見つからなくて、せっかくだったら自分たちが好きなようにできる方がいいねとリノベーションも検討しはじめました。そのうち間取りもアメリカのコンドミニアムっぽい外観も好みのこの物件に出会ったんです。
ご主人:眺望もかなり気に入ってて、天気さえよければ富士山も見える。自分たちにとって、良い条件がそろったマンションでした。
エントリエに決めていただいた経緯を教えてください。
奥さま:基本的には、業者はSNSで探していました。はじめは設計士さんへの依頼も考えていましたがスケジュール的にむずかしくて。その後、エントリエを見つけて担当の鈴木 栄弥(すずき・えみ)さんとお話したんです。はじめの打ち合わせで、自分たちの持っていたイメージを伝えたときに、すごくわかってくださっていると感じました。そのあとはもう「栄弥さんがいいな!」って。
それに、仕上がりのイメージは表参道にあるJIL SANDER(ジル・サンダー)っぽい感じがいいと伝えたんですが、栄弥さんは実際に見に行ってくれて。それにも感動しちゃいました。
プランのご提案で、驚いたことはありますか?
奥さま:洗面台を(脱衣所の)外に出してしまうというところですね。間取りのイメージは、なんとなく自分たちのなかにあったのですが、玄関・トイレ・バスルームだけアイデアが浮かばなくて。それにRC造で壊せない部分が多いマンションだったので、それをどう変えればいいんだろうって思っていて。
ご主人:間取りはもうほぼ変えられないことはわかっていたので、この提案はさすがという感じでしたね。古いマンションだからもともと使われている設備も幅をとってしまっていたところ、コンパクトにまとめてくださったと思います。それも3パターンくらい提案をしてくれて。
奥さま:「洗面の鏡は丸で水栓は壁付けで」と見た目のことはお伝えできるんですけど、機能のことまではわからないですよね。だからそこは栄弥さんが、機能や耐久性といった専門的な意見をくださったり、予算も合わせて提案してくださり最終的に今の形に行き着いたんです。
BEFORE
AFTER
大胆に使用したモールテックスや無垢材、家具・インテリアとの調和も素敵です。
ご主人:素材は、もともと使いたいと自分たちで決めていたんです。
奥さま:テイストの共有はわたしがInstagramでチェスカチェア(ダイニングチェア)など、好みのインテリアを探して、それを全て栄弥さんにみせていました。よく検索したキーワードは「ミッドセンチュリー」。時代の家具も好きなので似合う部屋がいいなって。
こだわった部分はどこですか?
奥さま:やっぱり無垢のフローリングとモールテックスだけは、譲れなかったです(笑)。床をモルタルにするとどうしてもグレーっぽくなってしまうといわれたので、予算の都合もあったけれどどうしても白にしたかったので。すごく気に入っているし、機能面でも絶妙な素材の動きは汚れが目立たないし、とにかく良かったです!
ご主人:壁紙や巾木がどうしてもいやで、絶対に壁はペイントがいいと伝えていました。これも、予算の都合で部分的に壁紙にしようかという話もありましたがこだわってよかったですね。
楽しかった瞬間を教えてください。
奥さま:家具に合わせて部屋をつくっていくこともできるというところが、リノベーションのいいところだと思うんです。「ここは丸いテーブル置きたいから」とか「ライトの位置はこうで」とか、間取りのことも一緒に並行して考えていけるのが、すごく楽しかったです。できてる家だと、そこに合うものを買っていかなきゃいけないケースも出てきてしまうと思うので。
ご主人:そうだね。0から自分たちでつくっている感じがして。あとは着工後は毎週末、工事を見に来てたんですが、変わっていく様子を見るのがすごく楽しかった。毎回来るたびにたくさん写真を撮っていました。
リノベーション中、ふたりのコミュニケーションはどうでしたか?
ご主人:リノベーションしている期間は、ふたりの共通の趣味みたいな感じでしたね。「これどう?」「あれはどう?」なんて、会話がすごくよかったですね。僕は基本的に彼女に提案してもらうことは賛成で。ただ、どんどん予算は上がっていくからたまに「こっちでいいんじゃない?」って言って(笑)。
奥さま:そうだね、役割分担がね(笑)。ああでもない、こうでもないと言いながらも、ありがたいことにもともとふたりの趣味も似ていたし、すれ違うことも少なかったよね。
どこで過ごすのが好きですか?
ご主人:僕は、奥の部屋でもっぱら読書ですね。
奥さま:うそでしょ、理想の回答ね?(笑)読書はしていない気がするけれど、彼はたしかにそこで過ごすことは多いよね。日当たりもいいし。あとは、ダイニングテーブルかな。ふたりだったり、友だちを呼んだり、ご飯を食べるときが好きですね。
大切にしたいものを選び抜き、美しい空間が出来ました。
『チェスカチェアが似合う部屋にしたい』『表参道のジルサンダーみたいにしたい』という想いを聴かせていただき、ぜひ一緒に叶えたいと思った、最初にお会いした日をよく覚えています。 感覚的に良いと思うポイントが似ているせいか、『好きなもの』『どうしたいか』はすぐに私の中に入ってきました。Kさまと一緒になって私も、ひとつひとつの素材やディテールにこだわり、たくさん迷いました。 幅木や枠を無くしたり、自然素材を使うことは、空間にとってメリットがある分、施工が難しかったり、住むためにデメリットもあるのですが、Kさまはそのことを理解してくださいました。なので、私たちもできる限り力になりたいと、知恵と技術を総動員して施工をし、出来上がったお家です。 『何を大切にしたいか』それは人それぞれ違うと思います。そこを自分たちで選び抜くことができたKさまらしいお家です。 シンプルに仕上げていますが、本物で構成された空間だから、こんなに美しいんだなあ、と思わせてくれる。 引き続き、ここでの時間を大切にお過ごしください^^ありがとうございました!
鈴木 栄弥 / Suzuki Emi
2級建築士、カラーコーディネーター、福祉住環境コーディネーター、ファイナンシャルプランナー
静岡県富士市出身、1990.7.27生まれ。
日本女子大学 家政学部 住居学科 卒業。…
小学生の頃から間取りやミニチュアが好きで、建築模型がつくりたい! と、建築士になることが夢に。
ビルや建物ではなく、人が住む家のことを中心に学びたいと思い、住居学科で学び、
「人が楽しく暮らす住まいをつくりたい」という思いで就職しました。
現在は、エントリエで設計営業 兼 マガジン編集長として所属。お気軽に「エイミー」と呼んでください!
わたしの手掛けるお家は、どれも決まったテイストはありません。
住まい手の体温を感じられるテイストに仕上げることが得意です!
●全国ジェルコデザインリフォームコンテスト
2023年 リビングダイニング部門 全国最優秀賞 受賞
2020年 一般社団法人住宅リフォーム推進協議会会⾧賞 受賞
2020年 個室部門 全国優秀賞 受賞
2019年 リビングダイニング部門 全国優秀賞 受賞
●ジェルコ関東甲信越支部リフォームコンテスト
2022年 デザイン部門 キッチン賞 受賞
2021年 デザイン部門 優秀賞 受賞
2020年 デザイン部門 優秀賞 受賞
●RoomClip全国理想の住まいコンテスト
2022年 1000万円以上部門 全国最優秀賞 受賞
2021年 500万円以下部門 特別賞 受賞
2020年 500万円以下部門 全国優秀賞 受賞
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