イルマーヤ
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イルマーヤ / irrmarya
占い師/インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーターの資格をとり、もっとお客さまの心の声が聞きたい!と思っ たら、うっかり占い師になりました。占星術とタロットで癒しと未来創造の占いを提供しています。インテリア、アート、本、文房具が好き。「irrma.」(イルマ)という名前で絵や刺繍作品などの創作活動もしています。

緑が生い茂り、徐々に夏への気配を感じる5月。今月、星読みのイルマーヤさんが届けてくれたのは、「自由」と「ほんとうのこと」をめぐるコラムです。誰にも見せない文を書くこと、ひとりになること。それは自分の内側にある「ほんとうのわたし」に出会うための、静かで大切な時間かもしれません。
イルマーヤさんによる、5月の12星座別占いはこちら

コミュニケーションに改革の星

5月は双子座(言葉や学び、好奇心を表す星座)に水星、太陽、そして天王星が。天王星は革命や改革を司る惑星で、2033年までの約7年間、わたしたちは「コミュニケーション」や「学び方」の大きな転換期を歩んでいくことになりそうです。

そこでピンと来るのはやはり生成AI。聞きたいことがあればすぐに聞ける相談役として、生活の中になくてはならない存在になっています。

最近出会うコンテンツは、生成AIでつくられたものもたくさんあるみたいです。往年の映画スターやミュージシャンの今と昔を並べた動画はついつい見入って、当時の映画を観た時のことを思い出します。犬や猫が人間のように振る舞う動画も楽しいですよね。

でもそんな楽しい動画もあれば、知ってしまったばかりに今までなかった「欲」がでてきて、不足感のような、なんだか後味が悪い気がすることも……そう思うと、なんでも便利で楽しい、とは言い切れない複雑な気持ち。

「ほんとうのこと」と向き合いたい

先日、『ほんとうのことを書く練習(土門蘭、ダイヤモンド社)』という本に出会いました。

タイトルにも惹かれましたが、帯にある「まず、誰にも見せない文をノートに。」という一文も気になり、この本を手に取ることにしました。「ほんとうのこと」ってなんだろう。事実?真実?誰にとっての?誰にも見せない文ってなんだろう?

「ほんとうのこと」とは「私」の一部だ。
「ほんとうのことを書く」とは「私を知っていく」ことだ

(中略)
「この命を生きるために書いている」


『ほんとうのことを書く練習(土門蘭、ダイヤモンド社)』 – P10-11より

わたしはこの本を「ほんとうのわたし」で読みたいと思いました。「ほんとうのことが書いてあるもの」の読み手として、その「ほんとう」に向き合いたい。真剣勝負です!


背筋をピンとしながら読んでいくと、著者の土門蘭さんの言葉で「ほんとうのこと」を読むこと、書くことの大切さ、そして向き合い方などが丁寧に表現されています。この本の中には、「わたしもそう思ってる」や「わたしも考えているけど、わからないこと」が詰まっていて、私の中にすっと入ってきました。

わたしが求めている作品とは、「ほんとうのこと」を表現したものなのかもしれない。そして、わたし自身もどんなものを作りたいか、どんなことを伝えたいのかをもっと考えたくなりました。

同時に、自分には必要のない「欲」を膨らまさせられてしまうようなコンテンツは「ほんとうのこと」とは違うものを「感じさせられている」気がするから、後味が悪いのかもしれないとも気づきました。

自由とは

「ほんとうのこと」を書くためにはひとりになることが必要みたい。そして、ひとりになるということは、自由になることである、と。

「自由」になる条件は、「自分を受け入れる」ことだと思う。意のままに振る舞うことを許すこと、その振る舞いをすべて受け入れること。自分で自分を受け入れることができたら、その瞬間、私たちは自由になれる。

「書く」ことも含め、全ての表現はこの「自由」から始まる。

『ほんとうのことを書く練習(土門蘭、ダイヤモンド社)』 – P37より

自由になったら「誰にも読ませない文章」を書く。自由にならないとそれは書けないみたい。

わたしは文房具が好きで、気分転換したい時にはノートやペンを買う癖があります。せっかく買ったのに、なんだかもったいないような気がして結局書けないこともしばしば。もしかしたら、わたしの中の自由が足りなくて、書けなかったのかも?

「私たちは、もっと自由になっていい。」

『ほんとうのことを書く練習(土門蘭、ダイヤモンド社)』 – 帯(背表紙側)より

帯にも書かれたその言葉に、背中を押されてわたしも誰にも見せない文を書きたくなりました。

生きるための表現

誰もが「生きるための表現」をしながら、生きているのだと思います。表現方法は人それぞれで、その成果や結果を生業としている人もいれば、そうでない人もいます。

何かが出来る人、何かをやっている人、そういう「ラベル」が付いていないと、なんだか肩身の狭い思いをしたり、自分に自信を持つことができず、自分には「何もない」ような寂しい気持ちになることもあります。

「誰にも見せない文」は、そんな寂しい気持ちから離れられる気がします。ひとりの時間は、頭の中の「誰か」をシャットアウトして「ただのわたし」でいられるから、あれが好き、これが嫌いを自由に表現して、評価も関係ない。意味がないことも、答えにたどりつかないことも許される自由の時間は、わたしの中の「ほんとうのこと」に向き合う大切なひとときです。

より充実した人生のために良さそうだからやりたいわけではなく、「ほんとうのこと」に向き合えば何かを得られそうだからやるのではない。ただ、白いページにわたし自身を映してみたら、どんなものなのか見てみたい。自由なわたしはどんな人なんだろう。

さて、買い集めたノートに使い道ができたので、また新しいノートを探しに行かないと……!

イルマーヤ
占い師/インテリアコーディネーター

イルマーヤ / irrmarya

インテリアコーディネーターの資格をとり、もっとお客さまの心の声が聞きたい!と思ったら、うっかり占い師になりました。占星術とタロットで癒しと未来創造の占いを提供しています。インテリア、アート、本、文房具が好き。「irrma.」(イルマ)という名前で絵や刺繍作品などの創作活動もしています。

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