ひとの手で、丁寧に、ひとつずつつくられていくものたち。工場で大量に製造されたモノにはない独特のオーラやぬくもりが、私たちの暮らしに彩りや安らぎを与えてくれます。
エントリエでは、こだわりをもった手仕事作家さんに注目。ものづくりや作品への想いをお訊きします。
《積み重ね続けた手しごとの時間が、今の作家活動に繋がって / 布小物・大人服 lys(リス) – 愛しいものたち 》
2017年より、ミナペルホネンファブリックを使用したバックをつくりハンドメイド通販サイトにて販売しているlys(リス)です。
祖母や母の影響で幼少期からいつでも手づくりのできる環境がありました。そんな自分の「好き」を形にできる技術があったことや、想いのままにつくりあげること。できあがったものを「ステキだね」と共有し会える親友の存在が現在の活動に影響しております。
過去には会社員として働きながらビーズアクセサリー制作や色彩を学ぶ学校に通い、講師も勤めた時期もありました。また、家庭を持ってからは娘の洋服や布小物づくりに夢中になる日々。
今の活動ができているのは大きなきっかけがあって開眼した! というより、「手しごとを試行錯誤しながら長く続けてきた」、そんな結果なのだと思います。
ただ、手作りを趣味ではなく、職業として考えたのは2010年に当時住んでいた地元のフリーマーケットに親友と手作り品を販売するブースを初出店し大盛況だった事が始まりですね。後にも先にもあんなに大盛況だったイベントは無いと思います(笑)
お客さまに想いを伝えるため、つくることに向き合う
自然の植物や生き物の色味、配色はいつも新鮮で発見があります。何かをつくるとき、配色とカタチのバランスには自分なりにこだわってます。私の作品はアーティスティックなものではなく、日々の暮らしに寄り添えるものとして質素なもの。地味でもお客さまに想いを伝えるのに大事な要素はとにかく真摯に丁寧に「つくること」に向き合う事だと思っております。
生後6ヶ月の娘に初めて縫ったスカートは、ひと針ひと針がとにかく楽しく完成時の充足感はこの上ないものでした。また、初めてミナペルホネンの生地を使用したバックでは、新たな制作の楽しみが増え、「たくさんの方にご利用いただきたい!」との気持ちが増し通販サイトへの力を入れはじめたきっかとなったもの。思い入れのある作品はたくさんあり1番を選ぶのは難しいですね。
作品づくりは、心の栄養
老若男女のみなさま、性別に関係なく、自分が使う以外にも「プレゼントにいいな!」など、ふと思って頂ける方がたくさんいらっしゃったら嬉しいなぁと思っております。私にとって作品づくりは、ありきたりですが、とにかく無くてはならない存在。一日のなかで作品づくりの時間が少しでも取れないと情緒不安定になる位です(ちょっと困りものですが!)。心の栄養として必要不可欠です。
つくることによって得られる幸福感や充実感が手に取って下さる皆さまに届きますように! と、一緒にわくわくしたいですね。最近は専らネット販売ですが、以前行っていた対面販売なども復活したいですね。
今後は、マイペースに且つアンテナを張りながら楽しく活動を続けていきたいです。
あとは、具体的には最近あまり時間が取れていないお洋服づくりを増やしていきたいと考えています。性別を問わないお洋服をつくってみたいと考えているんです。
布小物・大人服 lys(リス)
【Instagram】https://www.instagram.com/lys_main/
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