「日々の暮らしに小さな優しさと小さな幸せを」

わたしが制作をはじめたのは、かご作家である蔓ひなた 編み工房 加藤隆さん(@katotakashi22923)に出会いお話を伺ったのがきっかけ。加藤さんは、自然の素材を自ら採取加工し、山のなかでカゴやザルを編んでいらっしゃいます。「わたしもいつかそんな暮らしがしたい」という憧れから「まず自分が今できること」と思い、入手しやすいラタンから制作をはじめました。そして現在、monilumi(モニルミ)として籐編み(とうあみ)の小物と蜜蝋ラップをつくっています。

お弁当つくりを通して広がったものづくりの世界

現在の活動に多くの影響を与えた作品が、お弁当用のゴムバンドや結びのゴムバンド。子どもが中学高校に入学したのをきっかけにはじめた日記用のInstagramから生まれました。そこでラタンの小物をお弁当と一緒に写真を撮って投稿していたところ、フォロワーさんからの「こんなものが欲しい」という提案があったんです。

思い返すと、子どものお弁当づくりを通して、こんなにも「ものづくり」の活動へと繋がっていくとは思ってもいませんでした。お弁当づくりで必要なアイテム(お弁当用の蜜蝋ラップ)をつくり、それをみなさんにも試してもらい、作品づくりの意見をもらうということも行いました。制作は、わたしの世界をぐっと広げてくれました。

作家としてのアカウントは別につくったInstagramアカウント(@mocomocoobento)では、現在も日々のお弁当を投稿されています。

現在、わたしも子育て奮闘中ではありますが、子どもがもっと小さい時は特にいっぱいいっぱいでした。同じようなお母さん達にほっこりできる時間を持ってもらいたい。そしてお母さんだけでなく日々一生懸命頑張ってる人にわたしがつくったものやものづくりを通じてほっこりできるようそのお手伝いができたらと思っています。

母とのコラボを願ってつけた活動名

これまではInstagramを通し、交流のあるフォロワーさんからオーダーをいただいていましたが、ありがたいことにその周りの方々からのオーダーも増えてきました。一度仕事や家庭の事情で1ヶ月ほどお休みした期間もありましたが、再開を待っていただいた方々も多く驚きました。最近、オンラインショップを開設し、より選びやすくオーダーしやすいように体制を整えました。これまでオーダーしていただいた方からのご注文も多く、作品を評価していただいています。

「モニルミ」は、フィンランド語で大雪という意味。実家が豪雪地帯だったのですが、編み物や縫い物が得意な実家の母とコラボした作品ができればと思って名づけました。今後は母とのコラボ作品を増やしたいと思います。また、さまざまな分野の作家さんとのコラボ作品も構想中です。ワークショップやイベント出店で直接お客さまとお話しできることもできたらと願っています。

7月31日まで! 出品情報

埼玉県春日部市にある「日本一被りやすい麦わら帽子 田中帽子店」さんにて、monilumiさんのアクセサリーが出品されます。お近くの方はぜひ、足をお運びください!

日程:2022年7月31日まで(休みなし)
時間:10:00~16:00
場所:田中帽子店(埼玉県春日部市赤沼1347)
SNS:https://www.instagram.com/tanakahat_factory/

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