こんにちは。
いつの間にか桜も咲き始め、出会いと別れの季節ですね。嬉しいような、寂しいようなこの季節が好きです。
私はこの時期、何故か箸を新調する事が多いのですが、タイミング良くとても素敵なお箸に出会えましたので、ご紹介させて頂きます。
表題の通り、「白漆」を使った木製のお箸。ありそうでない、漆を使った箸の佇まいに一目惚れして、オンラインで購入しました。
眞島 拓さんという作家さんの作品で、一本ずつ形を彫り出し、持ち手部分は塗り漆、先端部分は拭き漆、と一組に気の遠くなるような作業を施して、作られています。
手に持つと、少しザラっとしたような質感。でもそれが手にフィットして滑りにくく、持ちやすい。何より漆の持つ佇まいが本当に綺麗な作品です。
ベースには伝統的な手法である蒔地(まきじ)。拭漆をしながら、地の粉と呼ばれる粉をかけるのを繰り返す事で凸凹のある表情を作り出しているそう。
主張し過ぎない色とデザインながら、存在感は抜群で、持つ度に手に馴染んでくるような気がします。一つ一つ違う表情なので、また買えるタイミングがあればゆっくり集めていきたいと思います。
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