こんにちは。
前回、新しい家づくりの投稿に、知り合いやフォロワーさんからたくさんの反響を頂きました。
本当に嬉しかったです。
という事で、今回も前回に引き続き家作りに関しての投稿になります。
よく「何かを参考にされてますか?」「良く見るインテリアのお店やサイトは?」などのご質問を受ける事があるのですが、今回の家づくりのインスピレーションの源でもある大好きな場所をご紹介させて頂きたく思います。
こちら、修善寺にある「おちあいろう(静岡県伊豆市)」という旅館で、
登録有形文化財の宿なんです。
この玄関を含む7棟が国の有形文化財として登録されているそう。
こちらの暖簾も、季節により色が変わったりいつも素敵だなぁとうっとり眺めております。
玄関を入ると、畳の空間が広がります。
お香の良い香りが漂い、少し背の低い欄間をくぐると、そこは日常から切り離された空間への入り口です。
玄関脇にはちょっとしたスペースがあり、こんなディスプレイスペースに。
無駄な空間が至る所にあり、どちらもこういった贅沢な使い方をしているのですが、この「抜け」が間違いなくこちらの旅館全体をとても心地よい場所にしているのです。
「侘び寂び」ではないですが、あえてギチギチに使わない、余白を残す。
空間が居心地良くなるお手本が、こちらの宿には詰まっています。
組子細工がシンメトリーに続く廊下。
抜けた先には、和の中にモダンな空気を取り入れたラウンジが。
こちらでソフトドリンクからシャンパンまで好きなだけ楽しめます。
フランクロイドのランプや、ラグも雰囲気にぴったりです。
インテリア遣いにも脱帽。
和の空間にはやはりイサム・ノグチのAKARI!
こちらの宿は、照明のセレクトセンスが秀逸で、あえて少しはずしてデザイナーズものを置いたり、ドンピシャなイサム・ノグチのAKARIを置いたり。
足し算引き算がとても上手。
夫婦でこちらの宿に宿泊した際の居心地の良さが忘れられず、家を建てようかな….となったのも、戸建てならこのイメージを何となく再現できるのかなあなんて感じたからです。
今回、家の設計、施工管理、営業を担当して頂く方々と、なんと「そんなに好きならこちらで打ち合わせしましょう!」宿泊しながら打ち合わせすることに!
工務店さんの本社社屋や、一枚板を販売する工房などが近くにあるという事からの流れで、帰りにそちらも案内して頂く流れに。子ども達もいたので、わちゃわちゃしましたが、さまざまなものに触れ、刺激的で癒される打ち合わせになりました。
インテリアの参考書。
今回は創業1874年の古くて新しい日本の素敵な宿となっております。