リノベーションをしたいけれど、わからないことがたくさん……そんなみなさまに向け、entrieがリノベーションの基礎知識をお伝えするコーナー「リノベをマナブ」。
リノベをマナブ。 #18
お風呂リノベーションについてマナブ
「古くなってきたお風呂をきれいにしたいけれど、何からはじめればいいのかわからない…」という方はいらっしゃいませんか?
この記事では、お風呂のリノベーションをお考えの方に向けて、
・お金はどれくらいかかるの?
・工事期間はどのくらい?
・どんな商品があるの?
といった基本的なことをお伝えします。
お風呂リノベーション 基本をマナブ
ベストなタイミングは?
お風呂のリノベーションは、一般的に15年〜20年を目安にするとよいといわれています。
というのも、その時期を過ぎてしまうと、カビなどの汚れが目立ち始めたり、土台部分や床下が腐食する可能性が出てくるからです。
リノベーションするタイミングが早ければ早いほど、費用が安くすむので、早めの対処がオススメです。
どんな工法があるの?
お風呂のリノベーションには「ユニットバス」と「在来工法」の二種類があります。
通常リノベーションの場合、在来浴室(在来工法で作られた浴室)からユニットバス、ユニットバスからユニットバスへリフォームされる方がほとんどで、ユニットバスから在来浴室にするケースはほとんどありません。
■ユニットバス
浴槽・壁・床などの部品がすべてセットになったお風呂を指します。
工期が短く、断熱性能に優れているのが特徴です。
■在来工法
現場で職人が一から作り上げるお風呂を指します。
ユニットバスよりコストや工期がかかることが多いですが、設置場所やデザインの自由度が高いといったメリットがあります。
いくらかかるの?
在来浴室からユニットバスへのリノベーションは100~150万円、ユニットバスからユニットバスへのリノベーションは80~100万円が相場です。
選択するユニットバスのグレードによっては、それ以上になることもあります。
工事期間はどのくらい?
在来工法からユニットバスへのリノベーションは平均1週間、ユニットバスからユニットバスへのリフォームは平均3〜4日かかります。
工事中に家を空ける場合は、外出前までに作業員に来てもらい、帰宅するまでに作業を完了してもらえば、鍵を預けずに済みます。
1週間くらいかかる大掛かりな工事であれば、旅行に行ってる間に工事を進めてもらうという方法もあります。
工事の期間については見積もり時に相談し、柔軟な対応をしてもらいましょう。
リフォームの流れは?
細かい流れは業者によって異なりますが、大まかな流れは下記のとおりです。
①現地調査
担当者が現場に赴き、既存浴室を採寸の上、要望や予算などをヒアリングします
②プランと見積
①に合わせて、担当者が最適なプランと見積もりをご提案します。
③仕様決め
②に問題がなければ契約となり、その後、床・壁・天井・浴槽などの色を決めていきます。
④工事着工
注文を受けてからの開始となるため、着工は申し込みから2~3週間後となります。マンションの場合は、室内だけでなく建物のエントランス・エレベーター・玄関前など、建物内の共用部を養生します。
⑤工事完工・引き渡し
工事が完了したら、最終確認の後で引き渡しとなります。
お風呂リノベーション 理想のお風呂を見つけよう!
さて、ここまではお風呂リノベーションの費用や工期、流れなどの基礎知識をご紹介しました。
次は
・基本的なことはわかったが、どんなお風呂にしたらいいかわからない
・このくらいの予算で、どこまでできるのか知りたい
といった疑問を解決していきます。
どんな商品があるの?
ユニットバス・在来浴室とも、メリットとデメリットがあります。
どちらを選ぶかは人それぞれ。自分に一番あったものを厳選しましょう。
■ユニットバス
ユニットバスの場合、在来工法に比べて費用を抑えられることがメリット。
50〜100万円ほどの予算で、1坪サイズのおしゃれなデザインにすることが可能です。
一方で、見た目が良くても材質は安いものを使うことになるので、傷つきやすく、在来工法に質はかなわないというデメリットがあります。
・LIXIL製「SOLEO」(平均価格帯:約70〜330万)
SOLEOは、人工大理石を使用した浴槽やクラシックな見た目の壁のデザインが魅力。
在来工法にも負けないクオリティのユニットバスです。
見た目が良いだけではなく、ボタンを押して回すだけのプッシュ水栓や、汚れを未然に防ぐキレイ鏡など、機能面も充実しています。
・Panasonic製「ココチーノLクラス」(平均価格帯:約128万)
ココチーノLクラスは、くつろぎにこだわった空間とデザインが特徴。
人工大理石で造られた浴槽は、ユニットバスとは思えないような高級感を漂わせます。
機能性や清掃性もトップクラスなので、コスパが良く機能性も充実したユニットバスにしたい方にはオススメです。
■在来浴室(平均価格帯:約100~200万円)
在来浴室のメリットは、丈夫で傷つきにくい、職人が一から作り上げるため設置場所・デザインの自由度が高い、といった点が挙げられます。
一方デメリットとしては、価格が高く工期も長くなってしまうことが多い、という点が挙げられます。
お風呂リノベーション 実例紹介
■「ナチュラル&シック」が調和。窓からの緑が引き立つ洗練空間
Panasonic の 「MRX1418」というユニットバスを用いています。
このユニットバスの特徴は、ユニットバスにもかかわらずある程度デザインの自由度があるところ。
値段は抑えたいけど、デザインもしたいという方にオススメです。
■仲間が集まるアジアンリゾ-トLDK
TOTOの「サザナ」というユニットバスを用いています。
サザナの特徴は、床のクッションと保温機能。「ほっカラリ床」という、床の内側にやわらかクッションを用いた床は、畳のような柔らかさ・断熱効果・衝撃吸収・防音効果があります。
子どもが怪我をしにくいので、小さい子どもがいる方にオススメです!
■デザイン・機能性を兼ね備えた浴室バリアフリーリノベーション
在来浴室のバリアフリーリフォームの事例です。
浴槽はLIXILの「グランザ」、タイルはLIXILの「サーモタイル」を使用しています。
ご主人様が車椅子をご利用されてるため、段差やリモコン・水栓位置など、ミリ単位で細かく設定しました。
こういった細かい調整ができるのは、在来浴室ならではの強みです。
実物を見てみたい場合は?
お風呂のリノベーションをお考えの場合、実物を見ることが必須といっても過言ではありません。
「カタログを見た方が早いのではないか?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実物を自分の目で見たときのサイズ感や使い勝手は、カタログでは体験できません。
実物を見たいときはショールームへ足を運ぶのかオススメ。
メーカーショールームでは、各メーカーのプロが詳しい機能の説明をしてくれたり、リノベーションショールームでは、機能面と工事面について詳しい説明を受けたりすることができます。
カタログだけでは実物の魅力や詳しい情報は分からないので、気になる方はぜひショールームへ足を運んでいただくことをオススメします。
リノベーションで、理想のお風呂づくりを!
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、お風呂のリノベーションの基本的な流れやポイントなどをご紹介しました。
いまのお風呂でお悩みの方は、ぜひお気軽にエントリエまでご相談ください。
知識と経験が豊富なスタッフが、快適なお風呂づくりをサポートいたします。
※この記事は、グループ会社であるリフォームプライスの「お風呂リフォームの基礎知識」が元となっています
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