今日は、解体現場からのレポートです。マンション解体4日目の朝。3日間の進捗確認をしてきました。
部屋の大きさが変わる時の確認
こちらの写真、天井に三本の木材が密集して並んでいる部分がありますが、こちらがもともと壁があった場所。ふたつのお部屋をひとつの天井に揃える場合、「単純に間仕切り壁を壊すだけで大丈夫なのか?」を確認します。実は同じ高さに見える天井もお部屋ごとに若干違うケースがあるんです!寸法を取ってみたところ、今回は揃っているようでした! 天井の下地を作り直す必要がなく、一安心。
こちらの壁は、出幅がそろっていないケースです。もともと和室だったこの部屋。和室の窓は障子があるのでその周りの枠が太く、壁の出幅が隣の部屋と揃っていないケースも珍しくありません。
こちらは、断熱材。マンションは外に面した壁には吹付の断熱があり、こちらもしっかりありましたし折り返し天井部分にもありました。
床下や配管、配線の見えていなかった部分の確認
こちらのマンションは「フリーフロア(乾式遮音二重床の工法)」という工法をとっていると考えていたのですが、予想通り。
フリーフロアは脚の部分の長さは色んなパターンがあるので、そちらもチェックしていきます。
こちらは洗面台と洗濯機とお風呂があった部分。グレーのものが排水管、鉄のような管が給水と給湯、縦に伸びた黒い管が縦管なんて呼ばれるものです。通常縦管からグレーの排水管が延長されているケースがほとんどなんですがこちらは躯体に埋め込まれたところから配管されておりました。
こういうのは最下層の1階などに多いのですが、このお家は階下が駐車場だったのでこういう風にしたんでしょうね。
写真右上の梁にご注目ください。クロスがない部分が元々の壁があったところ。こちらは、取っ払い、空間を広くしたかったのですがグレーの線がぶら下がっています。これはリビングの照明を動かすスイッチでした。これは何とか対策を考えて対応をしなければなりません。
解体現場では、このように、お打ち合わせ時にはわからない壁や天井、配管配線の現状を確認・把握していく作業を行います。そして、何かあれば対応を検討して実践します。
工事はこの繰り返し。各職人さん達とエントリエチームが一丸となり、お客さまの夢のお家を作り上げています!
澤 雄太 / Sawa Yuta
2級建築士、福祉住環境コーディネーター、愛犬家住宅コーディネーター
神奈川県出身の1987年生まれ。
東海大学工学部建築学科を卒業。…
幼いころから建築、特に日本家屋が好きで近所の民家園によく遊びに行ってました。
縁側でまったり過ごす時間が大好きでした。
人のことが大好きで、その人の頑張ってることを聞くとつい応援したくなってしまうお人よしです笑。
好きな建築を通して沢山の人の幸せ応援が出来るように頑張っています。
その人の大切な想い出がカタチになるように
その人の幸せな時間がより豊かになるように
その人の人となりが浮かんでくるような
そんなご提案を心掛けています。
是非お気軽に色んなお話を聞かせて下さい!
■ジェルコデザインリフォームコンテスト
2020年関東甲信越大会 優秀賞
2021年関東甲信越大会 家族のつながり賞
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