たじぃーこと、北島一広を一言で表すと、“過ぎ”が付くほどのこだわり人間。とにかく自分が興味あることへののめり込み具合が半端ありません。そのこだわりぶりは、仕事でもいかんなく発揮され、ときにはお客様から「北島さん、そんなところ、誰も見ていないですよ」と飽きられるほど。ブログでは北島ならではの目線を通して、素材、建具、家具など建築のディテールにまつわる話を事例を交えて紹介していきます。

 

#3「マンションのパッと見、増築

当然ですが、マンションで増築なんてことは一切できません。

でも、今より広がりを感じたい。

そういった場合に使うのが、見た目だけ広さを感じる方法、
お気付きだと思いますが、ミラーを使う方法です。

広がりを感じるためのミラーの使い方として重要なのが
設置する場所と、取り付けるミラーの大きさです。

単に姿見のようなものをつけても、広がりを感じることは難しいです。

目的を広く見せると考えると、そのミラーに何が映るか、
何を映すかが重要です。

広がりを感じるために必要な要素は、連続性。

壁、もしくは、天井が奥までつながっていると感じさせるためには
ミラー設置場所を一番端からにすることが重要です。

そうすると、ミラーに映っているものが、
さらに奥までつながっているように見えるので
広さを感じる要素につながります。

この事例を見ていただくと、
デスクカウンターの奥までずっと窓があるように感じませんか?

本当は、デスクカウンターの奥は壁になっていて、
そこにミラーを設置しています。

そのミラーを窓面から設置していることで連続性を感じさせます。

連続性を感じさせるためには、
一番端から設置するという、取り付け場所の重要性がお分かりいただけると思います。

ただ、必ずしも端から必要かというと
そうでない場合もあります。

次の事例は天井を広げて見せたいと思い、計画した事例です。

ミラーをあえて天井より下げて設置しています。

実はこの撮影しているところの上には梁があります。

なので、ミラーを設置している面にも梁型を感じさせるために、
意図的に天井より少し下げた場所にミラーを設置しました。

それでも、間接照明が目を引くため、
その連続性が強調されて、広がりを感じると思います。

ほんの些細なことかもしれませんが、広がりを感じるミラーの使い方として、
設置する場所とミラーの大きさが、とても大きな要素になっています。

上記の2つの事例含めて、この効果には、
プランさせていただいたお客様にとても喜んでいただきました。

 

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・北島  一宏 /kazuhiro kitajima/ たじぃー
設計営業

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▼リノベーション事例
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インテリアコーディネーター・インテリアプランナー・2級建築士

ジェルコデザインリフォームコンテストマンション部門 全国最優秀賞受賞

好きな本:指輪物語
好きな映画:スターウォーズ 新たなる希望EP4
好きな場所:パークハイアット東京の41Fのエレベーター出たところ
趣味:トライアスロン、トレイルランニング、ロードバイク、ウルトラマラソン。大会前日にレースのことをイメージしながらツールやウエアを選んでいる時間が好きです。

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