たじぃーこと、北島一広を一言で表すと、“過ぎ”が付くほどのこだわり人間。とにかく自分が興味あることへののめり込み具合が半端ありません。そのこだわりぶりは、仕事でもいかんなく発揮され、ときにはお客様から「北島さん、そんなところ、誰も見ていないですよ」と飽きられるほど。ブログでは北島ならではの目線を通して、素材、建具、家具など建築のディテールにまつわる話を事例を交えて紹介していきます。

 

#17「良いものにこだわりたいシリーズ⑤天然木

コストを抑えながら、こだわりのあるところはしっかり良いものを使いたい。

 そんなお客様の要望に応えて「こだわりたいシリーズ」をお届けします。

 今回は

・素材感のあるものを使いたい

そんな要望に応え「天然木」をご提案しました。

 

 

天然木を使うと、木目の存在感や立体感が出るので、質の高さを感じさせることができます。


ただすべての壁と床を天然木にすると、費用が高額になってしまいます。
そこで床は「化粧シート」、壁は「無垢の木」の天然木を使うことを提案しました。

例えば、おうちのすべての床を化粧シートにすると40万になりますが、すべて天然木にすると90万かかります。
床などは単価が高いので、コストの影響が大きく出やすいんですね。

そこで床部分は化粧シート、壁を天然木にすることで全体のコストを抑えることができます。

 

実は、天然木は「使用する場所」を選ぶことで、もうひとつ大きな効果があります。
それは「目につくところ」に上質な素材を使うことで、部屋全体の雰囲気が良くなることです。

今回のおうちでいうと、床は天然木ではありませんが、天然木を使用した壁の存在感に引っ張られて、床もよく見えてきます。

床は近くで見ることは少ないですが、壁は近くを通ったりしてよく目に入りますよね。
よく目に入るところを良い素材にしておくと、それ以外の木の部分も、質感がよく見えてくるんですね。

 

天然木はメンテナンスが大変で、コストもかかります。

小さいお子さんがいる家庭では、汚れやシミが気になることもあるので、壁は天然木にして、床はお掃除しやすい化粧シートにする。そんな方法もおすすめです。

 

こちらのお客様からは

「コストやメンテナンスを考えると、すべて天然木にするのは無理だと諦めていましたが、壁だけ天然木を使う提案をいただいたことで、相乗効果でほかの部分もよく見えた」

といった声を頂戴しています。

 

ポイントになるところに素材感の良いものを使えば、部屋全体の質感もよく見える。
すべてを天然木にしなくても、欲しい効果は得られるんですね。

 

 

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・北島  一宏 /kazuhiro kitajima/ たじぃー
設計営業

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インテリアコーディネーター・インテリアプランナー・2級建築士

ジェルコデザインリフォームコンテストマンション部門 全国最優秀賞受賞

好きな本:指輪物語
好きな映画:スターウォーズ 新たなる希望EP4
好きな場所:パークハイアット東京の41Fのエレベーター出たところ
趣味:トライアスロン、トレイルランニング、ロードバイク、ウルトラマラソン。大会前日にレースのことをイメージしながらツールやウエアを選んでいる時間が好きです。

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