先日、リノベーションを終えた友人の家に遊びに行くと「ダックさんの家を参考にしました」と伝えてもらった。参考にしてくれたのは、色や素材の話だけではなく「家族が常に視界に入らなくていい、それぞれにこもれる場所がある」ということ。
彼女はリノベーション前に遊びにきてくれたのだけど、そういう風に見てくれていたのかと、そういう感覚でつながれたことに驚いた。

考えてみると、もともと実家は、帰ってきたらまずリビングを通らないと自室にいけない間取り。いい時も悪い時も家族の気配が流れていて、そういうものだと思っていた。
自分で家をつくるということは、その当たり前を一度見直して、自分で選ぶ勇気がいる。考えてみると、家をつくる人はみんなそれをやってのけているわけで、なんだかおもしろい。そのパートナーが建築士さんで、「こういう間取りはどうですか?」と提案してもらうことで、自分で選び、別の正解に向かっていくことができる。
自分のことを話すのが苦手な人ならなおさら「この家だと楽しく暮らせる」という感覚を言葉にするのは、とっても難しいことだと思う。私も建築士さんに「つまりこういうことですよね」と図面にしてもらうまで、何を求めているかよくわかっていなかったし。
彼女が一歩出るきっかけになれたと思うと、恥ずかしくも密かに小さな自信になった。
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鈴木 栄弥 / Suzuki Emi
2級建築士、カラーコーディネーター、福祉住環境コーディネーター、ファイナンシャルプランナー
静岡県富士市出身、1990.7.27生まれ。
日本女子大学 家政学部 住居学科 卒業。…
小学生の頃から間取りやミニチュアが好きで、建築模型がつくりたい! と、建築士になることが夢に。
ビルや建物ではなく、人が住む家のことを中心に学びたいと思い、住居学科で学び、
「人が楽しく暮らす住まいをつくりたい」という思いで就職しました。
現在は、エントリエで設計営業 兼 マガジン編集長として所属。気軽に「エイミー」と呼んでください!
わたしの手掛けるお家は、どれも決まったテイストはありません。
住まい手の体温を感じられるテイストに仕上げることが得意です!
●全国ジェルコデザインリフォームコンテスト
2024年 玄関・ホール部門 全国最優秀賞 受賞
2023年 リビングダイニング部門 全国最優秀賞 受賞
2020年 一般社団法人住宅リフォーム推進協議会会⾧賞 受賞
2020年 個室部門 全国優秀賞 受賞
2019年 リビングダイニング部門 全国優秀賞 受賞
●ジェルコ関東甲信越支部リフォームコンテスト
2022年 デザイン部門 キッチン賞 受賞
2021年 デザイン部門 優秀賞 受賞
2020年 デザイン部門 優秀賞 受賞
●RoomClip全国理想の住まいコンテスト
2022年 1000万円以上部門 全国最優秀賞 受賞
2021年 500万円以下部門 特別賞 受賞
2020年 500万円以下部門 全国優秀賞 受賞


