家族とエントリエ - LIFE STORY

《ようこそ美術館へ! おもてなし心たっぷりの、廊下がギャラリーのお家 | リノベーション事例》 家族とエントリエ LIFE STORY #25

鈴木 栄弥
設計した人
鈴木 栄弥 / Suzuki Emi
設計営業・ウェブマガジン編集長
小学生の頃から間取りやミニチュアが好きで、建築模型がつくりたい! と、 建築士になることが夢に。静岡県富士市出身、1990.7.27生まれ。日本女子大学家政学部住居学科卒業。ビルや建物ではなく、人が住む家のことを中心に学びたいと思い、住居学科で学び、「人が楽しく暮らす住まいをつくりたい」という思いでホームテック株式会社に就職しました。現在は、エントリエ事業部で設計営業 兼 マガジン編集長として所属。お気軽に「エイミー」と呼んでください!私の手掛けるお家は、どれも決まったテイストはありません。住まい手の体温を感じられるテイストに仕上げることが得意です!
安田 あゆみ
記事を書いた人
安田 あゆみ / Yasuda Ayumi
PRライター/色の専門家
人・商品・サービスの魅力を伝える「PRライター」として、「似合う色・ファッション 」を伝える資格保有アナリストとして、二束のわらじで活動中。

「『いらっしゃいませ美術館』です。一応、ウェルカムボードも置いて(笑)」

約30年前に現在のマンションを購入されたKさんご夫妻。水回りなど気になるところをリフォームしたいとはじめた家づくり。奥さまの「こうしたい」というご希望のもと、フルリノベーションを決意されました。大きな仏壇がすっきりと納まり「飾りたい」と夢見ていた絵に囲まれた廊下は、まさに美術館のギャラリーのよう。ステキなおうちができました。

物件について

所在地神奈川県横浜市
建物種別マンション 鉄筋コンクリート造(築30年)
費用990万円(解体費・各種工事費用・デザイン費用全て含む)
時期2020年
リノベ面積56㎡

暮らす家族

ご主人、奥さま

話し手

ご主人、奥さま

担当スタッフ

鈴木 栄弥

リノベーションのきっかけを教えてください。

ご主人:家を買って約30年。相当ガタがきていたので、少なくとも水回りはやらなきゃとリフォームを考えていて。それで「予算はこれだけ」といって、妻に任せました。

奥さま:エントリエさんのHPではリノベーション後の写真と一緒に、費用ものせてくれていました。他社は、費用もお部屋の広さもわからなかったんです。だから、同じぐらいの平米数のリノベーション写真が費用とセットで掲載されていたので「これはわかりやすい」と思い、見積もりをお願いしました。

選択肢は、エントリエ一択でしたか?

ご主人:「大きな仏壇が置けるように」と伝えました。わが家の仏壇はかなり大きくて。離れて暮らす社会人の息子からも「この仏壇、僕は引き取れないよ」といわれるくらい(笑)。私はこの仏壇のことと、あとは妻が喜んでくれれば…… という気持ちでした。

奥さま:私は「絵を飾りたい」と「洗面所に太陽光が入るようにしたい」という希望がありました。電気と太陽の光は全然違っていて、電気の下でお化粧すると濃くなりすぎてしまうことがあって。だから自然光のある場所でお化粧をしたくて。あとは「風を通したい」ということ。以前は、構造上玄関の前が非常口の間取りで、まっすぐ風が抜けてしまうので、もう少しゆっくり風が抜ければいいな、と思っていました。

before

after

エントリエからは、どのような提案がありましたか?

奥さま:最初、家に来たときからサイズを測ったり、写真を撮ったりしてくれて。「どんなおうちにしたいですか?」とこちらの「こんなふうにしたい」という思いの部分を聞いて汲みとってくれましたね。紹介してくれたキッチンを見て「ほかも見たい」と伝えると、快く紹介してくれたので妥協せずに選べました。

キッチンは、使い勝手が重要ですよね。

奥さま:前は位置の問題なのか換気扇に油がたまりやすかったんですね。リノベーション後は、真ん中に設置してもらったら、外から汚れが出てこないようになりました。油やほこりで、どうしても外側が黒くなっていたんですけど、それがなくなりましたね。あとは、魚は焼かないのでキッチンに付いていた魚焼きグリルも外しました。フライパンで焼けるから。

▷お菓子づくりや紅茶がお好きだという奥さま。取材当日はてづくりのケーキを用意してくださいました

仏壇の配置に関する提案はいかがでしたか?

奥さま:納まるところに納まって、統一感が出ました! お仏壇が家具のひとつみたいになったのが良かったです。簡単に動かせるものではないので主人とたっぷり喧嘩もしましたが(笑)、ようやく落ち着いた感じです。

廊下にたくさん絵を飾られているのも素敵です。

奥さま:絵を飾ることができる場所が欲しいなと思って、エントリエさん相談したんです。ずっと飾りたかった画家ヒロ・ヤマガタさんの龍安寺のシルクスクリーンもようやく飾ることができました。この廊下には本当にこだわりましたね。絵画の他にも、旅行に行ったときや息子たちの写真、結婚20周年の思い出の品、押し花などを飾っています。

この廊下に、タイトルをつけるとしたら?

奥さま:「いらっしゃいませ美術館」です(笑)。一応、ウェルカムボードも置いているんですよ。

洗面所の鏡や収納をなくすなど、思い切ったリノベーションもされたとか?

ご主人:妻のはっきりした選択には、担当の鈴木さんもびっくりしたと思います。

奥さま:「洗面所にある鏡と収納は要らない」と伝えたんです。メーカーさんも「いいんですか?」と驚いていました。担当の鈴木さんには「棚をつけるからいいよね」って納得してもらって(笑)。

ご主人:その意味でエントリエさんは、おすすめというより「どうしたいですか?」とこちらに聞いてくれたのが良かったな。妻は「要る・要らない」がはっきりしていて、勝手に走ってしまうから。

ほかに、エントリエに頼んで良かったことはありますか?

ご主人:営業的じゃなかったことが良かったです。私の勤める会社はガンガン営業していくような人しかいないので(笑)どんどん勧めてくる感じがないのが良かった。

奥さま:提案も、私たちに合ったものを考えてくれていました。だからすぐに「それいい!」ってなったよね。

入居されて半年ですね。暮らしぶりはいかがですか?

ご主人:リビングにゴロンと寝転がって、テレビを見るのがお気に入りです。現在はテレワークで家にいる時間も多いのですが、背中に太陽の光があたってあたたかい。

奥さま:私は、お部屋にゆっくりとした風が通るようになったのがうれしい! それからお部屋のお掃除も水拭きだけで良くなったので、朝に掃除してから出かけられることが気持ちいいです。お化粧も今まではやりすぎる心配があってしなくなっていたけれど、洗面所に自然光が入るようになったので、安心してお化粧できるようになりました。


設計担当 : 鈴木 栄弥より

● 文/ 安田 あゆみ
●インタビュー・編集 / 細野 由季恵

STAFF VOICESuzuki Emi

より豊かなおうち時間になりますように!!

奥さまのリノベーションへの想いや期待、それを叶えてあげたいご主人さまの想い、がとてもすてきなご夫婦で。そんな想いに応えたくて、水廻りを大きく動かしたり、シビアな寸法になったり、わたし的にはかなり攻めた間取りでしたが、面白い!と提案をご採用くださいました。お仏壇が家具のひとつみたいに納まり、LDKも広々としたので、これでお孫さんがいつ遊びにきても大丈夫ですね!奥様がずっと飾りたかった絵画や息子様たちの写真、結婚20周年の思い出の品など…あえて長く作った玄関廊下に、ギャラリーのように飾ることができて、私も嬉しいです。これからのご夫婦2人だけの時間。より豊かなおうち時間になりますように!!

鈴木 栄弥
設計営業・ウェブマガジン編集長

鈴木 栄弥 / Suzuki Emi

エイミー

2級建築士、カラーコーディネーター、福祉住環境コーディネーター、ファイナンシャルプランナー

静岡県富士市出身、1990.7.27生まれ。
日本女子大学 家政学部 住居学科 卒業。

小学生の頃から間取りやミニチュアが好きで、建築模型がつくりたい! と、建築士になることが夢に。
ビルや建物ではなく、人が住む家のことを中心に学びたいと思い、住居学科で学び、
「人が楽しく暮らす住まいをつくりたい」という思いで就職しました。
現在は、エントリエで設計営業 兼 マガジン編集長として所属。お気軽に「エイミー」と呼んでください!

わたしの手掛けるお家は、どれも決まったテイストはありません。
住まい手の体温を感じられるテイストに仕上げることが得意です!

●全国ジェルコデザインリフォームコンテスト
2024年 玄関・ホール部門 全国最優秀賞 受賞
2023年 リビングダイニング部門 全国最優秀賞 受賞
2020年 一般社団法人住宅リフォーム推進協議会会⾧賞 受賞
2020年 個室部門 全国優秀賞 受賞
2019年 リビングダイニング部門 全国優秀賞 受賞

●ジェルコ関東甲信越支部リフォームコンテスト
2022年 デザイン部門 キッチン賞 受賞
2021年 デザイン部門 優秀賞 受賞
2020年 デザイン部門 優秀賞 受賞

●RoomClip全国理想の住まいコンテスト
2022年 1000万円以上部門 全国最優秀賞 受賞
2021年 500万円以下部門 特別賞 受賞
2020年 500万円以下部門 全国優秀賞 受賞

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