家族とエントリエ - LIFE STORY - #57

ビル2階分のフルリノベーション。回遊式で動線のいい家 | リノベーション事例 #57

小林 めぐみ
設計した人
小林 めぐみ / Kobayashi Megumi
設計営業
住宅・店舗の設計や施工管理などの経験をしながら1級建築士の資格取得。「やっぱり住 宅に深く関わりたい!」と、工務店で住宅リノベーションを中心に設計と施工を一貫で担当していました。お客さまが収納に困る場面に何度も出くわしたことをきっかけに収納プランナーの資格も取得。子育てをしながら働く中で、新しい事業の展開や女性の働き方に柔軟なホームテック株式会社に出会いました。今までの経験を活かし、エントリエで、お客さまをHAPPYにする住まいを届けます!
村田 あやこ
記事を書いた人
村田 あやこ / Murata Ayako
ライター
お散歩や路上園芸などのテーマを中心に、インタビュー記事やコラムを執筆。著書に『た のしい路上園芸観察』(グラフィック社)、『はみだす緑 黄昏の路上園芸』(雷鳥社)。「散歩の達人」等で連載中。お散歩ユニットSABOTENSとしても活動。

ふたりのお子さまたちが大きくなり、実家のビルの2フロア分を全面的にリノベーションしたUさまご家族。個室をつなげ広々したリビングダイニングに、家中を回遊できる生活動線。風通しがよく光がたっぷり差し込む、気持ちいいおうちができました。

物件について

所在地東京都
建物種別重量鉄骨造5階建て
リノベ面積150㎡
費用5500万(外部改修含む)
時期2022年

暮らす家族

ご主人、奥さま、長女(小学生)、長男(小学生)

話し手

ご主人、奥さま

担当スタッフ

小林 めぐみ

リノベーションのきっかけを教えてください。

奥さま:実家で所有していた5階建てのビルに親族と一緒に代々住んでいたのですが、3階・4階が空き家になってしまったんです。私たち家族はもともと5階に住んでいて、夫婦ふたりだと十分な広さでしたが、子どもが生まれ、成長していくにつれてだんだんと手狭になってきました。そのため下の子が小学校にあがるタイミングで、3階・4階をリノベーションして移り住むことにしたんです。

エントリエとの出会いを教えていただけますか?

奥さま:リノベ会社仲介サービスを通して紹介していただいた会社のうちの一社でした。建物が築30年近く経っていたので、家の中だけでなく建物全体の見えない部分のメンテナンスもお任せできる会社にお願いしたいというのが、大きな希望でした。エントリエさんは、安心しておまかせできる実績があるという点が決め手。また担当の小林めぐみさんの豊富な知識と親しみやすく優しい雰囲気だったのも印象的でした。

下階間取り図

上階間取り図

どのようなご要望がありましたか?

奥さま:建物全般については、この先も数十年安心して住めるよう、くまなくチェックしてトラブルがあれば直していただきたいというのが、大きな要望でした。家の中に関しては、キッチンとリビング、ダイニングをひとつの空間にして、両サイドの窓から光を取り込めるように。また玄関からパントリーを通ってキッチンにいけたり、そのまま反対側の通路を通って回遊できたりと、日常の生活動線を良くしたいという要望をお伝えしました。

グレーを基調としたインテリアが印象的です。こだわりを教えてください。

奥さま:一から家をつくれるのであれば、せっかくなら見たことがない個性的な空間にしたいと思っていました。一番こだわったのは、壁紙と床のタイルです。聖蹟桜ヶ丘のモデルルームを見学した際、トイレに使われていた壁紙がすごく素敵だったんです。テシードという輸入クロスメーカーのものだと教えていただいて、サンプルを取り寄せたり、ショールームに実物を見に行ったりして。最終的に上下階のトイレとリビングに、テシードさんの壁紙を使いました。

仕様はどのような観点から選ばれたのでしょうか?

奥さま:床タイルを使っている友人が、傷付きづらいしメンテナンスが楽だと絶賛していたんです。フローリングと比較すると費用はかかったのですが、この先数十年住むことを考えて、思い切って床タイルにしました。子どもたちが牛乳をこぼしたりしても掃除が楽だし染みにもならず、おもちゃを落としてもへこまないし、床タイルにして正解でしたね。

お子さまたちの収納たくさんありますね。

奥さま:ランドセルや習い事のバッグ、洋服などの収納場所、リビングには子どもたちそれぞれの学習スペースもつくりました。収納は定位置を決めることで、自分たちでしまえるようになったし、宿題も専用の場所があるということでそこでしっかり取り組んでくれるようになりました。小林さんのアドバイスで、キッチンの一角にマグネットボードをつけました。子どもが二学年分だと、とにかくプリントが多いので、とても便利です。

玄関のすぐ横に、ゆったりした収納スペースがあるのも便利そうですね。

奥さま:外から帰ってきて脱いだコートなどをすぐにかけられる場所をつくりたかったんです。ここには防災グッズやウォーターサーバーのストック、子どもの野球関連の道具など、生活感の出るものも置いておけます。実は一角にアイアンバーもつけていて、乾燥機にかけられないものを干せるスペースにもなっているんですよ。

担当者とのやりとりで、印象的だったことはありますか?

奥さま:ご相談したことに対して、「これはどうですか」「あれはどうですか」と明確な回答をいただけたのがありがたかったです。私自身は素人なので、どうしても見た目や図面上だけで考えがちだったのですが、「お風呂をここに移動すると冬に洗面所が寒くなってしまう」「廊下が多すぎて無駄なスペースが生まれてしまう」など、家の全体のつくりを考慮した上で、プロの目線から機能面のアドバイスをいただけたのが助かりました。

階段下にロボット掃除機の収納スペースを組み込んでくださったりと、空間をうまく有効活用してくださいましたね。子どもの学習スペースも構造上取れない柱を仕切りとして生かしてくださって。柱を挟んで机を並べたことで、お互いに干渉し合わない個のスペースができたのでよかったです。小林さんにも年の近いお子さんがいたので、子育ての境遇など理解した上でご提案に反映していただけたのも、とても助かりましたね。

ワクワクした瞬間を教えてください。

奥さま:完成後を想像しながら壁紙やタイルの素材を探したり選んだりしているときが、楽しかったですね。同じ建物に住んでいたので、工事中は毎週のように進捗具合を見に来ていました。子どもたちと一緒に、スケルトンから家ができていく様子を見守れたのは、なかなかできない経験でした。

暮らしてみて、いかがですか?

奥さま:快適です。空間が広々したことで見通しが良くなり、明るくなりましたね。上の階には、本好きの夫や娘のためのブックコーナーをつくりました。一角にはカウンターをつくっていただいて、在宅勤務のスペースとしても使っています。階段を中心に寝室、ブックコーナー、子ども部屋、セカンドリビング、トイレ・洗面所がぐるっと回遊できるつくりになっていて、朝起きて窓を開けると、風が家中を通り抜けるので、空気が滞らず気持ちいいです。

また回遊動線にしたことで、光が色んな方向から届いて明るくなったのもよかったなと思っています。子どもたちは、広くなったリビングでボール投げをして遊んだり、鬼ごっこをしたり、ブックコーナーで本を読んだりして思い思いに過ごしています。勉強スペースができたことで、勉強の習慣ができたのもよかったです。

ご主人:過ごしやすいですね。買い物から帰ったら、玄関から食品庫にストックしてキッチンへ移動できるなど、回遊できて便利です。娘も私も本が好きなので、ブックコーナーで本を読んで過ごす時間がお気に入りです。

小林 めぐみ
設計営業

小林 めぐみ / Kobayashi Megumi

1級建築士、住空間収納プランナー、木耐協耐震技術者

住宅・店舗の設計や施工管理などの経験をしながら1級建築士の資格取得。

「やっぱり住宅に深く関わりたい!」と、
工務店で住宅リノベーションを中心に設計と施工を一貫で担当していました。
お客さまが収納に困る場面に何度も出くわしたことをきっかけに収納プランナーの資格も取得。
子育てをしながら働く中で、新しい事業の展開や女性の働き方に柔軟なホームテック株式会社に出会いました。

今までの経験を活かし、エントリエでお客さまをHAPPYにする住まいを届けます!

受賞歴
『2023年ジェルコ リフォームコンテスト 公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター理事長賞』受賞
『2020年リフォームコンテスト関東甲信越支部 優秀賞』受賞
『2019年RoomClip全国理想の住まいコンテスト1000万円以上の部 全国優秀賞』受賞

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