家族とエントリエ - LIFE STORY
《老後を見据えた介護ができる家 | リノベーション事例》 家族とエントリエ LIFE STORY ♯10
一緒になって両親のことを考えてくれて、
「頼りがいがあるな」と思いました。
老後を見据え、住み慣れたこれまでのお家から心機一転、マンションを購入してリノベーションをすることになったOさんのお父さまとお母さま。これから何年先もご両親が快適に安心して暮らせるようにという願いを込めて、Oさん夫婦がエントリエと一緒にプランニングを担当。家族の優しさに溢れたお部屋が完成しました。
物件について
所在地 | 東京都八王子市 |
建物種別 | マンション(築29年) 鉄筋コンクリート造 |
費用 | 約980万円(解体費・各種工事費用・デザイン費用全て含む) |
リノベ面積 | 80.0㎡ |
時期 | 2018年 |
暮らす家族
(住人)お父さま、お母さま
(プランニング)住人の娘さんご夫婦(ご主人・奥さま)
話し手
ご主人・奥さま
担当スタッフ
澤 雄太
リノベーションのきっかけを教えてください。
ご主人:義父の病気がきっかけでした。それで介護を意識するようになると、今まで両親が住んでいた家の部屋にある小さな段差やお風呂の狭さが気になって。これから先も、安心して暮らせる家に住んでほしいなと思いました。
奥さま:はじめは両親も一緒に打ち合わせに同行していたのですが、最終的には私と主人が全面的にプランニングを任されることになりました。
それから、わが家からも近い場所で条件に合う中古物件を探して。 築29年と古い物件だったので、多少心配はありましたが、スケルトン工事*という方法があることを知り購入を決意しました。配管などの普段は見えない部分もしっかり見ることができたので安心でしたね。
(*スケルトン工事 …… 住宅の主要構造部分(基礎・柱・梁・外壁・屋根など)をそのまま残し、内壁や床、天井、設備機器などをすべて取り替える大規模な改修)
BEFORE
AFTER
工事中
エントリエを選んだ決め手を教えてください。
奥さま:実は他にも何社かリノベーションの相談をしましたが、エントリエはヒアリングの中で「夜中にトイレに起きると寒くて」とか「小さな段差はどうしたらいいのかな」など、ちょっとした要望もしっかりと受け止めてくれたんです。
それと私たちは家づくりのことに関しては素人なので、言葉で伝えられてもわからないんですよね。そんなときには、完成後のイメージ図を見せてくれて。
BEFOREAFTER
完成イメージパース
ご主人:そうだったね。エントリエは、僕たちにもイメージできるように丁寧に資料づくりをしてくれました。その提案力には驚きました。
エントリエからは、どんな提案がありましたか?
奥さま:将来の介護を見据えた部屋にしたかったので、トイレや玄関に手すりをつけたんです。でも、今すぐには必要のない場所ってありますよね。だから今後、手すりをつけたくなったときのことを考えて、想定できる場所には壁の中に下地を入れてもらいました。
ご主人:プランナーさんをはじめ、大工さんや関わる方がそれぞれの目線で考えてくれてすごく頼りになるなと思いましたね。私たちの家づくりの原点「介護のことも考えた、両親がいつまでも快適に暮らせる家」をいつも第一に考えてれました。
例えば工事中も、車いすで生活することになっても通りやすいよう「扉を広めにしましょうか?」と大工さんから提案があったり、洗面スペースやトイレの段差もどうしたらストレスなく過ごせるかを考えてくれたり。
ご両親からはどんな要望がありましたか?
奥さま:母はキッチン周りを使いやすくしたいとい言っていましたね。キッチンの壁は、掃除がしやすいつるっとした素材にして。それに流しに立っていてもテレビを見れる配置にすることで洗い物も楽しくなったようです。
父は白い壁にしたいという希望がありました。だから、部屋の壁は白がベースですが、ご提案いただいた資料を見て1箇所だけ落ち着いた明るい色をポイントに入れて2色にしても良いんだなって。
ご主人:あとは明るい部屋にしたいというのがあったよね。実は私の仕事が照明関係なので、指示が細かくてプランナーさんを困らせたかもしれません(笑)。
スイッチに関しても、センサーで電気がつくようにして、夜目が覚めたときもスイッチをさわらずにトイレにいけるようにしてもらいました。リビングは居住空間なので明るさが均等になるように。ダイニングにはペンダントライトをつけれるようにもして、おしゃれな雰囲気もつくれるようにして……。
奥さま:でも、住むのは両親なので(笑)デザイン性よりも実用性を重視しなければいけないという葛藤もありました。
お二人のこだわりはありましたか?
奥さま:寝室やトイレ、お風呂などすべてリビングから行ける構造にしたんです。部屋が暖かく保たれるように二重窓や床暖房も取り入れて。両親が高齢なので、リビングからトイレやお風呂に移動する際、ヒートショックにならないように気温差がない空間を心がけました。
ご主人:あと、家具を新たに購入したくなかったんですよね。だからキッチンから和室につながる空間を、畳4畳程のウォークインクローゼットにして。気になっていた梁でできたデットスペースも、うまく収納スペースとして利用してもらいました。
BEFORE
AFTER
優しさに溢れた家ですね! ご両親は実際に住んでみて、どうですか?
ご主人:年を重ねてから新しい環境で過ごす不安もあったようですが、とても快適に過ごせていると思います。義父は、あたたかい部屋や広くなったお風呂を喜んでくれています。義母は、台所から部屋全体を見渡せるようになったのが良いようですね。
奥さま:ただ……食洗器入れたのに使い方が分からなくて使ってない。床暖房もボタンが多くて「どれがどれだか分からない!」ってなっちゃって。少し教えないといけないですね(笑)。
おふたりの娘さんたちも、嬉しいですね。
ご主人:はい。わが家からも近いし、みんなで集まりやすいおうちになりました。
奥さま:両親も2人でいるより、子どもたちが近くにいたほうがいい。小学生の娘ふたりも春休みはお泊りに挑戦しようかな、なんて。ここは隠れ場所がたくさんあるから本気でかくれんぼをしてます。隠れがいがあるので、楽しいんですって(笑)。
BEFORE
AFTER
ご夫婦からご両親への、たくさんの思いやりを感じました
「段差をなくしてバリアフリーにしたい」「使い勝手の良い間取りにしたい」そんなお父さまお母さま、娘さまご夫婦のご要望をお伺いする中で、私たちが大切に感じたことがあります。それは、ご要望の中に、お父さまお母さまから子どもたちへの、娘さまご夫婦からご両親への、たくさんの思いやりがあることです。そんな素敵なご家族に、「いつでも家族が集える、安心・安全、快適に暮らせる家」をご提案させていただきました。完成し、ご家族みなさまがLDKに集まっている姿を見たとき、とてもあたたかな気持ちになり、お手伝いできたことを大変嬉しく思いました。
澤 雄太 / Sawa Yuta
2級建築士、福祉住環境コーディネーター、愛犬家住宅コーディネーター
神奈川県出身の1987年生まれ。
東海大学工学部建築学科を卒業。…
幼いころから建築、特に日本家屋が好きで近所の民家園によく遊びに行ってました。
縁側でまったり過ごす時間が大好きでした。
人のことが大好きで、その人の頑張ってることを聞くとつい応援したくなってしまうお人よしです笑。
好きな建築を通して沢山の人の幸せ応援が出来るように頑張っています。
その人の大切な想い出がカタチになるように
その人の幸せな時間がより豊かになるように
その人の人となりが浮かんでくるような
そんなご提案を心掛けています。
是非お気軽に色んなお話を聞かせて下さい!
■ジェルコデザインリフォームコンテスト
2020年関東甲信越大会 優秀賞
2021年関東甲信越大会 家族のつながり賞
2022年関東甲信越大会 優秀賞
2022年全国デザイン部門別優秀賞 個室部門
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