家族の一員として、ともに暮らす動物たち。元気に遊べるスペース、安心して過ごせる場所、家族みんなが安心できる動線。小さな工夫の積み重ねで、ペットにも人にもやさしい住まいが出来上がります。
今回は、エントリエでリノベーションをしたご家族の中から、「ペットとの暮らし」をテーマにした6つのお家をご紹介。猫も犬も、のびのび過ごせるお部屋には、家族のあたたかな想いが込められています。
キャットウォークでのびのび暮らす家



猫のガサオくんとこまちちゃんと暮らすAさまご夫婦。リビングには、猫たちが自由に行き来できるキャットウォークを設置。テレビは壁掛けにし、床に物を置かない工夫で掃除も楽に。猫トイレには換気扇と“ニャン感センサー”を取り入れ、快適な空間を実現しました。
「キャットウォークも、怖がって上がってくれないかもと心配でしたが、意外と2匹で喧嘩したり追いかけっこしたり駆け上がっています(笑)」
見える・通れる・落ち着ける。猫のためのやさしい動線


築52年のヴィンテージマンションをリノベーションしたAさまご夫妻。猫の様子が隣の部屋からも見えるようにガラス窓を設け、猫が通り抜けられる猫ドアも設置しました。猫の足跡をデザインに取り入れるなど、細部までこだわりが光ります。
「猫の様子が隣の部屋からも見えるようにガラス窓があったり、彼らが通り抜けられる猫ドアを考えてくれたり。そこに、猫の足跡を入れてくれるなど、本当に細かい部分まで考えてくれて。」
わんちゃんの足にやさしい床と動線の工夫

長年住み慣れたお家をリノベーションしたIさまご夫婦。飼い犬のまあまちゃんのために、滑りにくく傷がつきにくい床材を採用。玄関から洗面所までの動線を見直し、明るく開放的な空間に。ペットドアも設け、まあまちゃんが自由に行き来できるよう配慮しました。
「引っ越してきてこの子を迎えましたが、滑りにくい床材を選んでいるので過ごしやすいと思います。」
二世帯で叶える、お互いの猫もくつろぐ暮らしのかたち

奥様のお母さまとの同居を機に、ご実家の二世帯住宅へのリノベーションを決意したSさまご家族。お母さまとご夫婦、お互いの家族の猫たちが安心して暮らせるよう階段に、締め忘れを防ぐドアを設置し1Fと2・3Fで暮らし分ける設計にしました。家族の気配を感じながらも、ペット同士はのびのびと暮らせる空間が広がります。元の家を生かし、キャットウォークや猫窓を設け、家族全員が快適に過ごせる空間を実現しました。
「(エントリエ設計士の)田畑さんは、猫に関することはこちらが要望しなくても考えてくれました。3階の踊り場もそうですし、人間と猫の生活動線をしっかり考えてくれているなと感じました。現地調査では、田畑さんが猫に吸い寄せられていく姿が記憶に残ってますね(笑)。」
いつか出会う、家族のために


生活の変化に伴い、“いつか猫を迎えたい”という強い想いでリノベーションを決意したSさまご夫婦。猫がどの部屋も自由に行き来できるよう、リビング・洗面・寝室に猫窓を設置しました。お部屋全体の細やかな配慮がご夫婦とペット暮らしやすさにつながっています。
いつか猫を迎え入れようと決めているんです(笑)。そのときのために猫マドをつけてもらいたいということ、キャットウォークをつけるために壁を補強してもらったことですかね。
収納と一体化したケージスペースで、快適&美しく

リビングの収納スペースでできる空間を利用しケージ置き場を確保。周囲を収納と一体化させた設計に仕上がっている事例です。生活感を抑えつつ、わんちゃんとの暮らしを快適になりました。お子さまの成長も見据え、暮らしの変化に寄り添う住まいが完成です。
同線上にある収納は、すごく便利です。例えばペットのためにケージ分の空間をつくってもらい、上のクローゼットにはお世話グッズを、玄関の土間には、靴はもちろんスーツケースやお散歩グッズを収納しています。