乙女座の新月で暮らしを整え、秋分を越えて、牡羊座の満月で情熱のスイッチが入る9月。大きな星たちの逆行も重なり、これまでの歩みを振り返る機会が増えそうです。振り返りのときにイルマーヤさんが手に取るのは、一度読んだ本と、一度観た映画。物語は変わらないのに、「自分」が変わっている、そんなことに気づいたといいます。
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溶けるほどの暑さになった夏もそろそろ終わりに近づいて、たまに秋の雰囲気をまとった風が吹き、季節の変わり目を感じます。そんな9月は、個人よりも、社会や時代の流れを担当する星たちが逆行します。逆行とは、地球から見て星が逆方向に動いて見える現象のこと。占星術で「逆行」は振り返りや見直しのタイミングとよみます。
過去の出来事に対して考え直す機会があったり、古くからの人間関係との接点があったり。今回逆行するのは地球から遠い星なので、社会的なことや環境的なことが主なテーマになりそうですが、わたしたちが「個人」で受ける影響としては、心の振り返りを促される出来事が起こると言えそうです。

「心の振り返り」というとなんとも重く、しんどくなりそうなイメージです。(できれば避けたいですが…)。
でも、生きている間、振り返りは何度も繰り返してやってきます。螺旋階段を登るように。その都度「もう大丈夫なわたし」を作っては、また「もっと大丈夫なわたし」になれるようにきっかけを与えてくれます。

もう少し、「振り返り」の具体的な例をあげてみますね。
最近無意識に読書や映画鑑賞の時間を作っていることに気づきました。
はじめて出会う本や映画からも気づきはたくさん得られるのですが、過去に読んだ本や鑑賞した映画にもヒントが。
過去の自分に比べて、感動するシーンが変わっていたり、着目するテーマや深掘りしてみたいことが見つかったり。以前とは違う自分との出会いがあったり、自分がかすかに感じている本質のようなものに近づける気がすることもあります。
作品をとりまく社会にも変化があります。数年前と今とでは、表現も、「良し」とされる世界観も移り変わっている。そして、過去に観たものをもう一度観たときには、映画の内容は変わっていなくても、観るわたしのほうが変わっているからこそ気づけることがあります。

けれど、気づけるのは嬉しいことばかりではありません。当時の自分の浅はかさや、知らなかったことの多さと出会ってしまうこともあります。
見たくない自分に「黒歴史」という名前をつけて、長いあいだ封印していました。でも、年齢とともに少しだけ寛容になって、そういう「不完全な自分」もカワイイと思えるように。今は、封印を解いて和解することもあります。本や映画の物語は、ときどき教えてくれます。和解こそが、生まれ変わりのステップなのかもしれないと。
過去のことを思い出したり、しんどい感情にのみこまれそうになったときには、自分はまた同じ映画を観ている鑑賞者なのだと思えば、主人公にそっと寄り添って静かにエンドロールまで席に座っていられるのかもしれません…
が、本当はアイスを食べながらコメディ映画を観て大声で笑うのが一番好きです!(笑)
みなさんも好きな映画や本をもう一度楽しんでみてはいかがですか?


