ひとの手で、丁寧に、ひとつずつつくられていくものたち。工場で大量に製造されたモノにはない独特のオーラやぬくもりが、私たちの暮らしに彩りや安らぎを与えてくれます。
エントリエでは、こだわりをもった手仕事作家さんに注目。ものづくりや作品への想いをお聴きします。
クロッシェレースアクセサリー作家 / unfil
ひとつずつ染めあげて生まれる、あなただけの色
現在、クロッシェレース*作家として
(*手芸の一分野。かぎ針で編むレース一般のこと)
アクセサリーを制作しています。
制作に使用するレース糸の色は、白か生成りの2種類。
それ以外の色は布花用の染料で染めています。
葉や花のモチーフを編んでから染めることで、
グラデーションをつけることも可能です。
毎回粉末の染料を調合し好みの色を
つくっているため、
どの花束も全く同じというものはなく、
世界にひとつだけの花束になります。
「つくること」は日常に自然と存在するもの
物心ついた頃から、編み物は日常にありました。
編んでも編んでも飽きることはなく、
新しい花や葉のカタチ、色、
花束にする花の組み合わせ・・・
気がつくと、いつも制作のことを考えています。
手を動かす時は、千日紅や薔薇など
実物を見て、編み図を考えることもありますが、
ほとんどは頭の中にあるイメージをカタチにしています。
「unfilのいちばんのファンは、私なんです」
つくるものは常に「自分が使いたいもの」。
そして、自分がunfilの花たちのいちばんのファンでいたい。
そうでなければ、
自信を持ってお客様にお勧めできないと思うのです。
決して豪華ではない小さなお花ですが、
ちょこっと衿先や胸もとに着けることで、
気持ちが華やぐような、
そして優しい気持ちになれるような
存在になれれば幸せです。
● クロッシェレースアクセサリー作家 / unfil
【Instagram】https://www.instagram.com/unfil_ako/