ひとの手で、丁寧に、ひとつずつつくられていくものたち。工場で大量に製造されたモノにはない独特のオーラやぬくもりが、私たちの暮らしに彩りや安らぎを与えてくれます。
エントリエでは、
こだわりをもった手仕事作家さんに注目。ものづくりや作品への想いをお訊きします。

《 イラストレーター / もちがわ 》

「目の前にない、心地良い記憶や感覚」を表現

忘れたくない思い出と、誰かの忘れられない思い出にそっと寄り添えるようなイラストを、主にアクリル絵の具・色鉛筆で描いています。

大学の授業で「目の前にはないけれど、自分にとって心地良い記憶や感覚」を思い出しながら、線や色を取捨選択して表現するのもおもしろいな、と感じたことを機にアクリル絵の具を使ったイラストを描くようになりました。

「確かに心を動かされた体験」を忘れたくない。生きてきた実感を込めて

私自身とても忘れっぽくて、誰かと話したこと・感じたことを思い出したくても全然思い出せないことがよくあります。これまでの人生を振り返っても、日常のささいなこと、そのとき感じていた気持ちを思い出すほうが大きな節目の出来事を思い出す時よりも、「少しずつ歩んで、生きてきたんだなあ」ということが実感できて、少し安心します。

「たまたま入ったお店で食べたプリンのカラメルの染み込み具合が、特別においしかった」

「ものすごく疲れていたけど、先輩の靴下に穴が空いているのを見て、元気をもらった」

本当にどうでもいいことですが、当時の自分が確かに心を動かされた体験は、ずっと忘れたくないなと思っています。

大切なことを心に刻みつけるための行為

最近、絵を描くことは「好きだから」というより、大切なことを心に刻みつけるための行為である気がしています。

必ずしも楽しい気分のときばかりではなく、沈んでいる気持ちのこともいつか忘れてしまうから、描いて残しておかなきゃもったいない! という気持ちで描くことも。

今後は自分の持っているスキルや誰かと一緒に何かをつくることを通してたくさんの人とかかわり、イラストレーターという枠にとらわれない作家になれたらいいな、と思っています!


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イラストレーター / もちがわ

 

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