ひとの手で、丁寧に、ひとつずつつくられていくものたち。工場で大量に製造されたモノにはない独特のオーラやぬくもりが、私たちの暮らしに彩りや安らぎを与えてくれます。
エントリエでは、こだわりをもった手仕事作家さんに注目。ものづくりや作品への想いをお訊きします。
《 ニッチマニアのためのブランド / マニアパレル – 愛しいものたち 》
土木やインフラ、超ニッチなモチーフをグッズ化
「ニッチマニアのために勝手につくり続ける」をスローガンに、「マニアパレル」という屋号で、ニッチなモチーフをTシャツ・手ぬぐい・ぬいぐるみなどのグッズにしています。
活動をはじめたのは2006年です。もともと土木やインフラ、団地といった、工業化されたものが大好きで、自分自身も団地に住んだり、ツーリングをしながらダムを見に行ったりしていました。
ネットが普及していない時代は周りに理解者がおらず、声を大にして言うものではないと思っていたのですが、ある時ネットがきっかけで「住宅都市整理公団」というサイトの運営者・大山 顕(おおやま・けん)さんと知り合い、大山さんのお誘いで「団地ナイト」というイベントに登壇しました。
「団地住民」という肩書で団地愛をひたすら語ったら、お客さんも笑ってくれて、「好きなことを好きといっているだけで、こんなに喜んでくれる人がいるんだ。すごい」と驚きました。そのイベントでダムライターの萩原雅紀さんとも知り合い、そのつながりで萩原さんが主催するダムのバスツアーに参加したら『ザ・ダム』というDVDのディレクターさんとも知り合って。
当時、趣味でつくったロゴデザインをmixiにアップしたところ、「『ザ・ダム』発売記念イベント用のシールにしない?」とそのディレクターさんから声をかけていただいてつくったシールが、最初のグッズです。登壇者のユニフォームとして、同じロゴでつくったTシャツが、マニアパレルのTシャツのはじまりです。
それ以来、ダムを始めとする土木系、路上観察系、ネタ系など、マニアなモチーフで160種類以上ものTシャツをつくってきました。
一番反響があったのは、「レトロ自販機」のTシャツです。道の駅やコンビニエンスストアがまだない時代に、ドライブインに設置されていたそばやうどんの販売機です。パネルがすごく味があって好きだったので、メーカーさんに許可をいただいてTシャツ化しました。着ていると、声をかけられることもあります。
極限まで機能を追求した結果のかっこよさ
テトラポットをぬいぐるみにした「テトぐるみ」というグッズもつくりました。
ただ、テトラポットのあの形状が好きで、「かわいいと思わない?」と周りにいってもなかなか理解してもらえないことも。それでも「クッションにして家の中に転がっていたら、生活に密着しながらかわいさを分かってもらえるかな」と思いつくりつづけました。
土木やインフラ、団地は、余計な装飾のない最小限の機能美が魅力的ですが、それはあくまで後付で、一目惚れ以外の何物でもない。ファーストインスピレーションを具現化して、好きになってもらう敷居が低くなってもらえたら嬉しいですね。
「かわいい」「かっこいい」と思えるものを見つけられた人は本当に幸せ。「早くこっちに来い」と思っています。
参考リンク
配信番組「第7回『都市のラス・メニーナス』~路上とドボクを着てみれば~」の内容を一部まとめました。
ニッチマニアのためのブランド / マニアパレル
【公式HP】http://blog.livedoor.jp/r2koba/
【Twitter】https://twitter.com/BAD_ON
【Instagram】https://www.instagram.com/maniappa/
出店情報
【常設】マニアパレル ショップインショップ(ジュンク堂書店池袋店7F)
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