#174「記憶」
鍵をかけた体験
箱に閉じ込めた過去
ねじ曲げた記憶
きっともう
あの人は忘れているけれど
私は今も鮮明に思い出す
私にとっては通り過ぎただけの
たわいもない出来事を
あの人はありありと描写できる
花瓶に挿して
ポケットに入れる
一点を大きくして
上書き保存する
人の持っている記憶も過去も
いくらでも作り替えることができる
何にでも書き換えられる
mayamoon暮らしのエッセンス
「記憶」
過去の記憶が邪魔して勇気が持てなかったり、不安を感じることがあります。
過去の出来事はもう今はなく、それらは自分で作り上げた幻想にすぎないと気付きます。
自分の記憶に対してどんな見方をするか、それは今を生きるためにも、未来を作っていくためにも重要な事です。私たちは自分の選びたい世界を選択して生きていくことができます。