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暑さを解消させたい!「西日」の対策をマナブ。 – リノベをマナブ。 #65
住まいを考えると住むために必要な条件はその人によって違うもの。方角もそのひとつですが、南向きが人気の高い物件ではありますが「持ち家が西向き」「出会った物件が西向き」という方もいらっしゃいます。
この記事では暑さが厳しい時期のための西日対策をご紹介いたします。普段から西日に悩まされている方も、ぜひ参考にしてみてください。
西日のなにが問題?
西日は、部屋の奥まで差し込むため室内が暑くなると言われています。東日であれば早朝の気温が低い時間帯に日差しが差し込むため暑くはなりにくいです。
一方で、西日だと昼の日差しで蓄積した熱に加えて、夕方に日が差すことで室内がさらに暑くなると考えられます。また直射日光が部屋の奥まで差し込むため家具や壁が変色・劣化しやすいということもあります。
また、西日が強くなるのは夏。特に、夏の午後2〜5時くらいまでは強い日差しが差し込むため、室内が暑くなりやすいため暑さが苦手な方にとってはなにかしら対策を打ちたいところです。
西日で起こる問題を解決するための対策
西日で起こる問題を解決するために対策を4つご紹介いたします。
すべて実施すれば西日による影響を軽減できるでしょう。
室内で西日を遮る道具を使う
西日対策としては、室内にカーテンやブラインドを付けて遮る方法が一般的です。
遮る道具の例としては以下があります。
・遮熱・UVカット機能付きレースカーテン
・ロールスクリーン
・ブラインド
・窓ガラスフィルム
費用や使い勝手で商品を選んだり、併用してみたりするとよいでしょう。
「レースカーテン」には遮熱やUVカット機能がある商品があります。通常のカーテンよりも熱を遮断しやすいため、積極的に利用していきましょう。
「ロールスクリーン」はロールカーテンとも呼ばれ、コードを引っ張って布製のカーテンを上下させる道具です。デザイン性が高い点も魅力です。
「ブラインド」は、ロールカーテンと同様にコードで上下する道具ですが、下げた状態でも開閉ができ、プラスチックや金属で作られているといった特徴があります。
「窓ガラスフィルム」は、窓に貼るフィルムのことです。遮熱フィルムと呼ばれる製品があるため、西日を遮断する目的で利用できます。窓ガラスフィルムは、他の3つの製品と併用できるため積極的に利用していきましょう。
室外で西日を遮る道具を使う
室内だけではなく室外に遮蔽物を設置する対策もあります。
室外に設置して西日を遮る道具の例としては「アウターシェード」「オーニング」などがあります。
「アウターシェード」は、窓の外に設置するカーテンのような商品です。
「オーニング」とは、室外の窓の上部に設置する、布やポリエステル製の小さな屋根のような製品です。お店の入口に取り付けられていることもあります。
どちらも強風に弱いデメリットはありますが、日差しを室外でシャットダウンできるメリットがあります。
複層ガラスに交換する
窓ガラスは1枚よりも2枚にしたほうが断熱効果が期待できます。2枚のガラスのあいだにある空気が熱の移動を抑制してくれるのです。
さらには、ガラスを加工すると遮熱効果を得られますので、表面をコーティングした複層ガラスがおすすめです。
断熱施工や間取り変更などを検討する
住宅全体の断熱施工をして室内の温度上昇を防ぐ方法も検討してみましょう。
また、風が通りやすい間取りへの変更や窓の向きを変えるといった対策も効果的です。カーテンや窓ガラスといった部分的な方法に対して、リフォームは住宅全体で熱対策をするため高い効果が期待できます。
住宅全体の熱対策をしておけば、夏の西日だけではなく冬の寒さ対策にも役立ちます。
室内が夏は涼しく、冬は暖かく維持できるため、冷暖房の費用を抑えて省エネ効果も期待できるでしょう。
簡単な西日対策で効果が出にくい場合は外構工事も検討しよう
西日対策は、カーテンやブラインドの設置といった簡単なものから実施していくことをおすすめします。
最終的に窓を複層ガラスにしても暑いのであれば、熱対策を前提とした断熱施工や間取り変更ができる外構も含めたリノベーションも検討してみても良いかもしれません。ぜひ、ご相談くださいね。
※この記事は、グループ会社であるリフォームプライスの「増築に必要な「確認申請」の提出方法とかかる費用、増築できないケースを紹介!」(2020.12.21 更新)が元となっています