鈴木 栄弥
記事を書いた人
鈴木 栄弥 / Suzuki Emi
設計営業・ウェブマガジン編集長
小学生の頃から間取りやミニチュアが好きで、建築模型がつくりたい! と、 建築士になることが夢に。静岡県富士市出身、1990.7.27生まれ。日本女子大学家政学部住居学科卒業。ビルや建物ではなく、人が住む家のことを中心に学びたいと思い、住居学科で学び、「人が楽しく暮らす住まいをつくりたい」という思いでホームテック株式会社に就職しました。現在は、エントリエ事業部で設計営業 兼 マガジン編集長として所属。お気軽に「エイミー」と呼んでください!私の手掛けるお家は、どれも決まったテイストはありません。住まい手の体温を感じられるテイストに仕上げることが得意です!

毎日の身支度が快適になる造作洗面台をインテリアに馴染むように仕上げたいSさまにオススメの壁タイル

洗面台を広々使えるように、カウンターを長くした造作洗面台をご希望のSさま。洗面台の正面の壁は水がかかる場所になるので、耐水性の強い素材で、インテリアのポイントにもなるタイルを検討。そんなこだわりの造作洗面台がより好きなインテリアに馴染み、カッコよく仕上がるようにわたしエイミーがおススメしたい壁タイル(タイルの形状)を、3点ご紹介します!
タイルの種類はたくさんありますが、タイル表面に釉薬が施されたタイル「施釉タイル」が水汚れに強く水拭きしやすく、その中から、好きな形状や色の商品を選ぶと良いと思います。

エイミーズレコメンド その1
「ボーダータイル」

細長い形をしたボーダータイル。横向きに細長くして貼ると、水平方向のラインが強調され、空間を広く見せる効果があります。部屋としては狭い洗面室という場所に使用することで広がりがある印象となります。大きいタイルに比べたら目地が多く入るので、目地が汚れる可能性が高まりますが、カビや汚れに強い目地材を使用したり色のついた目地を使う工夫をしても良いと思います。少ない範囲でもタイルでアクセントを加えつつ、広がりや高さを演出したいという方にオススメです!
参考記事▶タイルを使いたい人必見! タイル同士の隙間「目地」について – リノベをマナブ。 #96

【タイル事例】toolbox 水彩タイル ボーダー
小ぶりで淡い色味が優しくクールな印象を与えます。


【タイル事例】名古屋モザイク エリアボーダー彩
より細長いので、縦貼りに貼っても高さが強調され洗練された印象になります。


エイミーズレコメンド その2
「大判タイル

タイルを貼り合わせると目地材を入れないといけないため、その目地に汚れが付くのが気になる方も多いと思います。大きめのタイルを選ぶことで、目地材を入れる部分を減らすこともオススメです。水がかかる部分に極力目地を持ってこないように割り付けることもできると思います。また、目地が少なくすっきりした印象を与えるため、広い面積で貼っても空間全体が一続きに広がって見え、高級感も感じさせます。よりお手入れをしやすく、広々とした上品なデザインを求める方にオススメです!

【タイル事例】名古屋モザイク ムーンストン
石目の柄が空間に動きを与えつつ、ホテルライクな美しい空間をつくります。
洗面台の正面一面に貼ることで、広い面積でタイルの柄と質感を楽しめます。

【タイル事例】平田タイル ソワ
塗り壁のようなマットな質感で温かみのあるタイルです。
1枚が大きなタイルですが、真物で使用するのはあえて真ん中上の1枚だけで、あとはデザイン的に割付をしてカットして使用しています。


エイミーズレコメンド その3
「サブウェイタイル」

サブウェイタイルとは、長方形で光沢のあるシンプルなタイルです。元々、ニューヨークの地下鉄駅で使用されていた白い横長タイルからこの名前がつきました。つやがあるため汚れが拭き取りやすいく、光沢で光を反射し狭く暗い空間を明るく見せる効果があります。白いタイルが定番でシンプルなデザインのため、単調になりやすいですが、最近はグレーやパステルカラーなど豊富な色もあります。目地を縦横一直線に通した通し目地、タイルを半分ずつずらして貼る馬目地貼り等、貼り方のアレンジも可能です。トレンドに左右されず長く使えるデザインで、主張しすぎずに空間に馴染ませたい方にオススメです!

【タイル事例】平田タイル パレッタ
光沢感と透明度の高いタイルです。白いタイルと黒目地の馬目地貼りでザ・サブウェイタイルといった事例です。

【タイル事例】名古屋モザイク クラルテ
ツヤとクールな色合いでシンプルでありながら、真っ平ではない自然な表情が魅力的なタイルです。


Sさま家族が選んだのは……
「サブウェイタイル」

今回は、白いタイルですが表情があり、グレーやネイビーを基調にしたインテリアの中に馴染むタイルを選びました。縦目地も通すことで上品で飽きが来ない印象です。質感がつるっとしたタイルで汚れも拭き取りやすく、グレー色で汚れが目立たない、そして水や油がしみ込みにくい機能を持った目地材を使用しています。毎日の身支度が楽しくなる造作洗面台になりました!

*Sさま家族の施工事例はこちら!

《オープンな間取りで三世代が快適に暮らせる住まい | リノベーション事例》 家族とエントリエ LIFE STORY #30 | entrie magazine ‐ エントリエマガジン

鈴木 栄弥
設計営業・ウェブマガジン編集長

鈴木 栄弥 / Suzuki Emi

エイミー

2級建築士、カラーコーディネーター、福祉住環境コーディネーター、ファイナンシャルプランナー

静岡県富士市出身、1990.7.27生まれ。
日本女子大学 家政学部 住居学科 卒業。

小学生の頃から間取りやミニチュアが好きで、建築模型がつくりたい! と、建築士になることが夢に。
ビルや建物ではなく、人が住む家のことを中心に学びたいと思い、住居学科で学び、
「人が楽しく暮らす住まいをつくりたい」という思いで就職しました。
現在は、エントリエで設計営業 兼 マガジン編集長として所属。お気軽に「エイミー」と呼んでください!

わたしの手掛けるお家は、どれも決まったテイストはありません。
住まい手の体温を感じられるテイストに仕上げることが得意です!

●全国ジェルコデザインリフォームコンテスト
2024年 玄関・ホール部門 全国最優秀賞 受賞
2023年 リビングダイニング部門 全国最優秀賞 受賞
2020年 一般社団法人住宅リフォーム推進協議会会⾧賞 受賞
2020年 個室部門 全国優秀賞 受賞
2019年 リビングダイニング部門 全国優秀賞 受賞

●ジェルコ関東甲信越支部リフォームコンテスト
2022年 デザイン部門 キッチン賞 受賞
2021年 デザイン部門 優秀賞 受賞
2020年 デザイン部門 優秀賞 受賞

●RoomClip全国理想の住まいコンテスト
2022年 1000万円以上部門 全国最優秀賞 受賞
2021年 500万円以下部門 特別賞 受賞
2020年 500万円以下部門 全国優秀賞 受賞

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