二見 奈々絵
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二見 奈々絵 / Futami Nanae
設計営業
幼い頃からモノづくりが大好きで自分の生み出したものが長年残る仕事がしたい!と建築 を志す。1989年生まれ 神奈川出身。法政大学 デザイン工学部 建築学科卒業。建築を学ぶ中でより身近な住宅設計に興味を持ち、大学卒業後は大手リノベーション会社に就職。お客さまと直接関わりながら設計・施工を一貫で行う大規模なリノベーションを経験する。型にハマった提案だけではなく、より自由でワクワクする住まいを設計したいと思っていた矢先、エントリエと出会う。好きなものを詰め込んだ空間づくりが得意。リノベーションで住まう人にとっての最高の住空間を提供することに幸せを感じている。

先日、日本橋高島屋で開催されていた「北欧のあかり展」を観てきました。
北欧デザインが好きな私にとって、数多くの照明に一度に触れられる貴重な機会でした。

北欧では、夏は夜でも暗くならない白夜が訪れ、冬は反対に太陽がほとんど顔を出さない——そんな極端な環境のなかで、光に対する繊細な感覚や、あかりを美しく扱う文化が育まれてきたそうです。

北欧のあかりの魅力は、〝適度な暗さに包まれる心地よさ〟にあります。
色温度の選び方、目線より低い位置に光源を設ける工夫、眩しさを抑えるグレアレス設計など、空間を快適にするためには〝あかりの質〟がとても重要です。

どこから見ても光源が目に入らない設計
PH5の断面
下から覗き込んでも光源は見えません

必要な場所に必要なだけの光を設けることで、空間に自然な陰影が生まれ、それぞれの場所が引き立ちます。
ポール・ヘニングセンの言葉に「よい照明は、最も大切な場所を明るく照らし、そうでない場所は薄暗く照らす。室内の多くを必要以上に露わにすべきではない」とあるように、本当に必要な光とは何かを考えさせられます。

さまざまなレ・クリントのあかり

・手元を照らす下向きの「タスクライト」
・部屋全体を柔らかく照らす「アンビエントライト」
・デザインそのものが空間を飾る「アクセントライト」
これらをバランスよく組み合わせることで、北欧の住まいのような居心地のいい空間が生まれます。

そして、北欧の照明器具はどれも美しく、洗練されたデザインばかり。
特に、窓際に置いたランプの光の広がり方や、壁のコーナーに広がる柔らかな光など、多くの学びがありました。

artekの照明と家具
教会の礼拝堂に吊られているペンダントライト

個人的には、日本の住宅はやや明るすぎると感じることがあります。夜に、天井から降り注ぐ白い光の中にいると、何となく疲れてしまうのです。(もちろん、明るい空間が好きな方もいらっしゃると思いますが)

それに比べて北欧の暮らしは、必要なところだけを照らす〝あかり〟のある暮らし。
そのあかりが浮かび上がらせる「もの」や「空間」に包まれて生活する心地よさに魅力を感じて、私も少しずつ自宅に取り入れるようになりました。心地よい暗さに身を置くことで、自然と気持ちが落ち着き、夜もぐっすり眠れるようになった気がします。

北欧のあかりに触れたことで、暮らしの中にある〝あかり〟の豊かさに目を向けながら、日々の空間づくりにも生かしていけたらと思います。

ルームツアー

sevenのお部屋を紹介するルームツアーを行いました!

お部屋の全体を動画でご覧いただけます。

二見 奈々絵
設計営業

二見 奈々絵 / Futami Nanae

2級建築士、インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーター

神奈川出身 1989年生まれ
法政大学 デザイン工学部 建築学科卒業

幼い頃からモノづくりが大好きで自分の生み出したものが長年残る仕事がしたい!と建築を志す。
建築を学ぶ中でより身近な住宅設計に興味を持ち、大学卒業後は大手リノベーション会社に就職。
お客様と直接関わりながら設計・施工を一貫で行う大規模なリノベーションを経験する。

型にハマった提案だけではなく、より自由でワクワクする住まいを設計したいと思っていた矢先、
エントリエと出会う。好きなものを詰め込んだ空間づくりが得意。
リノベーションで住まう人にとっての最高の住空間を提供することに幸せを感じている。

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