家族とエントリエ - LIFE STORY - #68

機能性とデザイン性を追い求めた、快適で自由な発想のお家 | リノベーション事例 #67

二見 奈々絵
設計した人
二見 奈々絵 / Futami Nanae
設計営業
幼い頃からモノづくりが大好きで自分の生み出したものが長年残る仕事がしたい!と建築 を志す。1989年生まれ 神奈川出身。法政大学 デザイン工学部 建築学科卒業。建築を学ぶ中でより身近な住宅設計に興味を持ち、大学卒業後は大手リノベーション会社に就職。お客さまと直接関わりながら設計・施工を一貫で行う大規模なリノベーションを経験する。型にハマった提案だけではなく、より自由でワクワクする住まいを設計したいと思っていた矢先、エントリエと出会う。好きなものを詰め込んだ空間づくりが得意。リノベーションで住まう人にとっての最高の住空間を提供することに幸せを感じている。
細野 由季恵
記事を書いた人
細野 由季恵 / Hosono Yukie
WEB編集者、ディレクター
札幌出身、東京在住。フリーランスのWEBエディター/ディレクター。エントリエでは 副編集長としてWEBマガジンをお手伝い中。好きなものは鴨せいろ。「おいどん」という猫を飼っている。

中古で購入したマンションに暮らしはじめて5年、少しずつ家の改善点をリストアップしていったAさまご夫婦。また海外へ行く機会も多いことから、日本の文化だけにとらわれない自由な発想をお持ちでした。仲良しの夫婦がストレスなく過ごせるお気に入りのお家ができあがりました。

物件について

所在地東京都文京区
建物種別マンション 築15年
リノベ面積61㎡
費用2000万(解体費・各種工事費用・デザイン費込み)

暮らす家族

ご主人、奥さま

話し手

ご主人、奥さま

担当スタッフ

二見 奈々絵

リノベーションのきっかけをおしえてください。

奥さま:購入時、マンションはすでに築10年経過していました。それから5年ほど住むうちに給湯器やガス周り、食洗機などの調子が少しずつ悪くなってきていて。間取りも使いづらいと感じていた点があったので、それなら一気にリノベーションしようと。はじめは4社ほど比較検討していました。みなさん同じように、要望をお伝えしてプランをつくってもらったんです。

ご主人:5年間暮らしたからこそでてくる、不満や不具合をしっかり解消しようと思い書き溜めていたんです。

どのようなご要望をお持ちでしたか?

ご主人:機能面でもいろいろとありますが、家で過ごすことが多い妻がいかに快適に過ごせるかを大切にしました。他には来客がほぼないことを想定した上で、帰ったらすぐに着替えられて、手が洗えるなどの動線についてお願いしたかと思います。

BEFORE/AFTER

▷廊下を無くし、リビングから直接WICや洗面にアクセスできます。

奥さま:家事はできるだけ自動化したい、全館空調(※1)にしたい、窓の断熱を高めたいなど、デザインよりも機能面でお願いしたいことが何個もありました。

ご主人:僕も職場がそうなんですけど、トイレや廊下が寒いということがありますよね。仕事柄、海外で過ごすことも多いのですが全館空調が普通なんですよね。日本は温度差によるショックで寿命が縮んでいる(※2)というのを聞いて、機能面としては前から考えていました。

※1:家の空気を循環させ温度を調整することで、全体を同じ温度に保つことができるシステム
※2:室内温度の急激な変化で、血圧が上下に大きく変動することなどで心筋梗塞や不整脈、脳梗塞などの健康被害のことを「ヒートショック」という

▷トイレ、洗面・脱衣は間仕切らず一部屋のサニタリールームに。小型エアコンを設置することで、家全体の温度差をなくす工夫をしています。また、湯船に入る習慣がないため、オーバーヘッドシャワーを採用。

BEFORE

AFTER

マンションの窓ガラスは共用部分であるため、基本的には交換できません。代わりに二重窓を取り付け、断熱性能をアップ。大きなFIXガラス部分にはガラスブロックを取り付けることで断熱性能とデザイン性を両立しました。

エントリエの決め手は?

奥さま:たくさんあげた要望をすべて取り入れてくれたのが、エントリエの二見 奈々絵さんでした。彼女のプランが頭ひとつ抜けて良かったんです。打ち合わせでは、他社さんには聞かれなかったような「休日の過ごし方」や「どんな生活がしたいか」という質問をしてくれて。そうやって、わたしたちのことを理解してくれていたからこそ、今回の提案が出てきたのかなと思います。

ご主人:二見さんはわたしたちが忘れてしまっていたような、小さな要望をすべて覚えていてくれていました。そして、間取りも既存の状態とはまるっきり変えてくれたのも二見さん。それでいて、伝えた課題を解決しようとしていた。それで、もうエントリエしかないねと。

BEFORE

AFTER

Aさまのお家は、キッチンやタイル、壁紙の色など、デザインがどれも印象的です。もともとイメージをお持ちだったのでしょうか?

ご主人:それが、ないんですよね。ただ、海外のホテルに行った際は写真を撮り溜めていて。さまざまな国のデザインを見ていたからこそ、自由に選ぶことができたとは思います。

あとは61平米の限られた空間をどう作っていくかと考えたときに、「1日24時間のうちに、何分そこにいるか」という考え方をしていました。例えばトイレもお風呂も、そこにいる時間は数分。だったらそこに使う面積は小さい方がいい。逆に、いちばん長くいる場所はソファの上だから、そこから見える風景を最大限に居心地の良い空間にしたいなと。

奥さま:わたしたちの要望を満たす機能を兼ね備えたキッチンも、二見さんが選んでくれました。トーヨーキッチンの正方形型のキッチンで、ショールームに行くと他のどの商品もかなりデザインにこだわっているようでした。他社製品ではあまり見ないような色や柄が並んでいたのを、最初の時点で見ていたという理由もあるかもしれないですね。

担当 二見とのコミュニケーションで印象的だったことはありますか?

奥さま:工事がはじまって感じたのが、細かいところまで気にかけてくださっているということです。壁紙の凸凹などのチェックもそうですが、扉の枠も白になっていたところ「これだとここだけ目立っておかしい」とやり直してくれて。わたしがやり直すほどじゃないかな? と思ったところも、「わたしが気になるんで」といって対応してくださっていました。結果、全てがよくなっているんですよね。そのなかでも、職人さんとの信頼関係も感じました。

ご主人:二見さんは繊細で、かつ、職人さんたちに伝えることができるようなリーダーシップがありますよね。 

リノベーション後、暮らしてみていかがですか?

奥さま:前は、すでにある空間にわたしたちが合わせているという感じだったんです。家具も「ここの幅は決まっているから、これ」というように。リノベーションは決めていくことが大変な作業ですが、最初に「これをここに置きたい」と決めてから設計してもらえます。だからか、暮らしてみるとすごくストレスが少ないです。

リノベーションで、ワクワクしたことを教えてください。

奥さま:壁紙やタイルなどサンプルを選ぶときは、小さなものから選ばなければいけないので「本当にこれで大丈夫かな」と不安で。単品で見るときれいな色だけど、隣り合うとどうかな? とか。二見さんは「大丈夫です」といってくださっていたけれど、それでも、実際にみるまではドキドキしていました。実際、完成したときはよかったなというのはありましたね。

ご主人:ずっとワクワクしながらも、不安という感じでした。それでも工事中の写真が送られてきてからは、これはいいものができるんじゃないかなと感じて。実際に工事中のマンションを見に行った時が一番だったかもしれないですね。

ご夫婦の良いチームワークですね。

ご主人:僕は、(奥さまに対して)すごいなと思いました。さまざまな課題に対して、徹底的にいろんなものを見て、改善策までしっかりと提示してくれるんです。細かいことも含めると、100個以上の課題を解決しているはずなんですよね。その実行力や賢さがあるなと改めて感じました。

二見 奈々絵
設計営業

二見 奈々絵 / Futami Nanae

2級建築士、インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーター

神奈川出身 1989年生まれ
法政大学 デザイン工学部 建築学科卒業

幼い頃からモノづくりが大好きで自分の生み出したものが長年残る仕事がしたい!と建築を志す。
建築を学ぶ中でより身近な住宅設計に興味を持ち、大学卒業後は大手リノベーション会社に就職。
お客様と直接関わりながら設計・施工を一貫で行う大規模なリノベーションを経験する。

型にハマった提案だけではなく、より自由でワクワクする住まいを設計したいと思っていた矢先、
エントリエと出会う。好きなものを詰め込んだ空間づくりが得意。
リノベーションで住まう人にとっての最高の住空間を提供することに幸せを感じている。

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