6帖1Kの賃貸に暮らす、エントリエの建築士セブンこと二見 奈々絵(ふたみ・ななえ)によるコラム。北欧インテリアを中心に好きにあふれたお部屋を自分好みにセルフプロデュースしています。プロはどうやってインテリアを選ぶ? 限られた条件をどう生かせばいい? 普段、どんなことを考えてアイデアの引き出しをつくっているの? これからリノベーションを考える方も、まずはご自身で住まいを変化させてみたい!という方も必見です。
ランドリースペース| SEVEN’s ROOM #9
洗濯機まわりのスペースのお話。
私の住む賃貸は脱衣室がなく、洗濯機や脱衣スペースが通路から丸見えの間取りです……。
なので間仕切りとして、パタパタカーテンを取り付けました。
(この奥がランドリースペース兼脱衣室)
このカーテンは下をハサミでカットできるので、こんな感じに突っ張り棒で吊り下げて開口サイズに合わせられます!
普通の布カーテンよりピタリと閉まります。
例えば、シューズクロークや扉をつけるまでもないWICなどの入り口にもおすすめです。

洗濯機の上のスペースの活用ですが、もともと棚板も吊り戸棚もないので、自分で棚を設けました。

洗濯ラックだと組み立てが大変なのと、周りにできる隙間がもったいないので、スタンダードに突っ張り棚です!(好きな高さにできるのも良き!)
ルームウェア、インナー類、タオル、洗濯前のニットなどの一時保管スペースと分けて、蓋付きのランドリーボックスに入れています。
脱衣室まわりで使うものはなるべく近くに置くのがベストですよね。

洗濯物を畳むときに、ボックスごと持ち運びできるのが意外と便利。
扉収納がなくても埃も入らず、見た目もごちゃごちゃしません!
限りあるスペースでも少し工夫するだけで生活感がオフできますよ。
二見 奈々絵 / nanae futami / セブン
神奈川県出身、法政大学デザイン工学部建築学科卒業。幼い頃からモノづくりが大好きで自分で産み出したものが長年残る仕事がしたい! と住宅設計に興味を持ちました。お客さまと直接関わりながら設計・施工まで一貫で行うリフォーム会社に就職し、主に木造住宅の大規模なリノベーションを経験。技術的な提案だけでなくもっとワクワクする住まいを設計したいと思っていた矢先、エントリエと出会いました。私がエントリエのファンになったように、これからはたくさんのファンを増やしていきたいです!
■資格
二級建築士、インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーター
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