たじぃーこと、北島一広を一言で表すと、“過ぎ”が付くほどのこだわり人間。とにかく自分が興味あることへののめり込み具合が半端ありません。そのこだわりぶりは、仕事でもいかんなく発揮され、ときにはお客様から「北島さん、そんなところ、誰も見ていないですよ」と飽きられるほど。ブログでは北島ならではの目線を通して、素材、建具、家具など建築のディテールにまつわる話を事例を交えて紹介していきます。
#5「スキマの大きさ」
インテリアのデザインを考えていて、
格子状のモノや、ルーバー風のモノなど
プランさせていただくケースがあります。
その際にいちばん悩むのが
「スキマの大きさ」
隙間をどのくらいにするかで、とても悩みます。
格子の大きさもとても重要ですが、
私は、それより隙間のほうが重要と思っています。
なので、設計の段階で
できるだけ実寸で検討するようにしています。
格子であれば、ガラスに紙のテープを張り
その隙間を確かめる。
ドアなら、紙を切って
近いサイズをつくったりしますね。
ある程度は経験で判断できますが、
こういった部材はとても印象的なので、
バランスの肝になります。
それだけに、決定するには慎重になります。
ただ、正解はありません。
結局は
自分の感覚を信じるしかないんですよね。
私は臆病なので、最後の感覚に頼る決定まで
できるだけ、自分への情報は増やしておくようにしてます。
小さい隙間
このパターンは、
格子の向こう側の空間をつなげたい使い方と、
区切りたい使い方の、両方が存在する場合に使います。
隙間は20㎜で設計してます。
ダイニング側からは、格子の奥の空間がキッチンのため
つながりは意識しなくてよいので、
この隙間にしました。
ただ、キッチンからは
この格子の奥の空間も感じたいということで
格子はキッチンのできるだけ近くに設定しました。
隙間が20㎜でも近くに立つと、
その奥の空間は、しっかり感じることができます。
次に、仕切るというより、
柔らかく範囲を示す程度の使い方もあります。
その際は、均一ではなく、
あえて、隙間のサイズを変えていきます。
隙間が広がっていくことで、
画一的な仕切りのイメージも少なくすることができます。
これは、最小のところで40mm、
最大のところで200mmとなっています。
また、玄関などでも使うことも多いです。
仕切りだけでなく、
天井などのデザインと合わせて入れることも多いです。
ほかにも、いろいろな使い方があると思います。
設計ってやはりアイディアが大切だと思うので、
できるだけ自由に考えられるとよいですよね。
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・北島 一宏 /kazuhiro kitajima/ たじぃー
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インテリアコーディネーター・インテリアプランナー・2級建築士
ジェルコデザインリフォームコンテストマンション部門 全国最優秀賞受賞
好きな本:指輪物語
好きな映画:スターウォーズ 新たなる希望EP4
好きな場所:パークハイアット東京の41Fのエレベーター出たところ
趣味:トライアスロン、トレイルランニング、ロードバイク、ウルトラマラソン。大会前日にレースのことをイメージしながらツールやウエアを選んでいる時間が好きです。
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