家族とエントリエ - LIFE STORY - #63
未来も好きなものに囲まれて | リノベーション事例 #63
10年間、イメージしてきたリノベーションをするためにエントリエを選んでくださったTさまご夫婦。3人のお子さまも独立され、ここから新たにはじまる、ふたりの時間。空と風、自然を感じる場所で、好きなものに囲まれ、また幸せに歳を重ねていくための幸せなお家ができあがりました。
物件について
所在地 | 東京都八王子市 |
建物種別 | マンション |
リノベ面積 | 138㎡ |
費用 | 2000万(解体費・各種工事費用・デザイン費込み) |
時期 | 2023年 |
暮らす家族
ご主人、奥さま
話し手
ご主人、奥さま
担当スタッフ
鈴木 栄弥
リノベーションのきっかけを教えてください。
奥さま:リノベーションは、10年も前からやりたかったんです。でも、自分の仕事や介護などライフステージの変化もあり、なかなかリノベーションにのめり込むことはできなくて。5年くらい前にはじめてリフォームの相談に行きましたが、自分の中ではそこからより具体的に構想を練ってきました。マンション自体もう直ぐ築30年ということもあって、あらゆる設備が痛んでいたので、やるなら一気に取り掛かりたいなと。
ご主人:もともとは子どもが3人いて、5人で住んでいた家です。リノベーションを機に三男にはね、出ていってもらったんだけど(笑)
ふたりになると広すぎるので、引越しもどこかでは考えていたんですよね。でも彼女には住まいに対する思いがあったようだから、納得するようにやってもらうのが一番だなと。何年間も彼女が情報を集めてくれて、「リノベーションをするならこういうイメージで」というのは共有できていたので。
エントリエとの出会いを教えてください。
奥さま:いろいろな事例をみていたのですが、「これ、いいな」「素敵だな」と思う事例の設計した人がいつも鈴木 栄弥さんで。どれもワンパターンではなく、住んでいる方の思いが散りばめられている様に感じました。なので、絶対に栄弥さんにお願いしたいなって。
実際にお会いすると、ほんわかされている方で(笑)。ホームページのお写真で見ると、ご自身の主張が強い方なのかななんて思っていたので肩透かしにあったようでした。いつもニコニコしていて、話したことは全部覚えていてくれているし、好みもよく理解してくださって。リノベーションの成功は、建築士さんや大工さんが大切だということは知っていたので、これはもう「離さないぞ!」という気持ちでした。
どのようなご要望をお持ちでしたか?
ご主人:子どもたちが独立したこともあり、5つあった寝室は3つあれば十分だということを伝えました。あとは、前の間取りから、夏でもエアコンをつけないで生活できるほど風通しが良いお家だったので、もともと良い部分はもっと良くしたいと。もうひとつは、マンションでこれだけ部屋があると、どうしても壁が多くなって中央部分が薄暗くなってしまうので、光が入ってくるようにということです。
before
after
奥さま:壁を取り払って、居心地の良い、広々としたリビングがいいなと思っていました。雰囲気は、いろいろと資料を見せて、こんなイメージがいいということやステンレスのキッチンが好みだということをお伝えして。あとは以前の間取りだと冷蔵庫があることで、洗面所への出入りが渋滞してしまったので、動線をどうしたらいいかなと相談しました。
before
after
担当者からの提案で驚いたことはありますか?
奥さま:やっぱり、提案力です。こちらの要望を汲んで、いろんな商品や素材の提案をしてくださるんですね。ショールームも何軒も廻りました。良いものをしっかりと見せてもらえたおかげでこちらも納得できて。
ご主人:キッチンの周辺の配置を見て、優秀な設計だなと感じていました。以前の間取りから排水の位置も変えられるというのは、素人では考えつかない。結果的に通路も通りやすくなって、冷蔵庫もスッキリおさまって、リノベーションの経験を積んでないとできない提案だったのではないかなと思います。
before
after
おうちのこだわりを教えてください。
ご主人:僕はこだわりというか……自分が病気をしたこともありまして、とにかく彼女の方が、多分、僕よりも長く人生を生きると思っていたので。年齢的にもね、60半ばを過ぎて親も看取り、子どもも独立したので、後々彼女が困らないようにできたらな良いなということですよね。高価であるとかグレードとか、世間一般の評価ではなくて、例えば床にしても節目があるような自然を感じるものなど、「好きだ」と思うのを選んでもらえたらと。
奥さま:好きなものに囲まれてね。自然が好きで。空も緑も見えて、外とのつながりがあるといいですよね。私は、心地よい生活がしたい、ふたりでゆっくりとやりたいなって。
ワクワクしたことを教えてください。
ご主人:僕はプランがまとまったときに「これは、すごく良くなるだろうな」と思っていたんです。彼女はタイルにしても、フローリングにしても、一つひとつ決めていくことが、すごく楽しいんだろうなと思って横で見ていました。あまり、足手まといにならない様になんて思いながら(笑)。
奥さま:大工さんの工事が始まって、無垢材の床を1枚1枚丁寧に貼ってくれていたんです。だんだんと出来上がっていく様子に、なんだか嬉しくなりましたよね。
お気に入りの場所を教えてください。
ご主人:僕はひとつだけわがままを言って、リビングにハイバックのチェアを置いてもらったので(笑)。大半はここでテレビやYouTubeを見ながら過ごしていますね。以前は、奥の部屋で仕事をすることが多かったんですが。
奥さま:前は私も一緒に事務を手伝ったりしていましたが、主人の仕事が一段落したので。今は各々リビングで好きなことをして過ごす、そんな時間ですかね。
ご主人:僕が自分で仕事をしていましたので、一緒に過ごしてきた時間は、比較的多かったと思うんです。今は広いリビングで、そんなにこう顔をつき合わしてということもないんだけど。それでも、なんとなく一緒にいる、みたいな感じですよね。
おふたりの空気感がすごく素敵です。暮らしてみていかがですか?
奥さま:もう大満足で、200点です! すごく、思っていたよりもずっと快適です。本当はお掃除も嫌いなんですけど、磨く時間は増えたかもしれないですね。キッチンも床も、もっともっと光るかなーなんて思って(笑)。
ご主人:実はつい先月、結婚して40年目だったんです。それもあって、子どもたちが孫を連れてきてくれて、みんなここで集まり食事をしました。人数が増えても、せせこましくなくていいですよね。楽しく過ごしています。
これからもこの場所で楽しい日々を!
初めにお問い合わせしていただいた際私がすぐに対応できない状況であったにも関わらず、それでもお願いしたいとおっしゃっていただき、数カ月お待たせしてしまい申し訳ない気持ちと、とても嬉しく感謝の気持ちでいっぱいでした。この場をお借りして改めて、ありがとうございました。その期待に応え、奥さまのリノベーションへの溢れる想いや、ご主人さまの≪奥さまの想いを叶えたい≫という強い想いに応えるべく、精一杯お手伝いをさせていただきました。夢だった無垢のフローリングは諦めず、その代わりに段差がついてしまうけれど洋室はサイザルカーペットを上張りにしたりと、ご要望とご予算とのバランスを考えながら取捨選択、自分たちの納得いく答えを一緒に探していきました。一緒にショールームを廻り、実物を確かめながら商品も納得できるものを楽しく決めていくことができました。最初から最後まで、うきうきわくわくできたことが印象的です^^元々お持ちだった素敵な家具や雑貨たちも、やさしい想いとあたたかな光に包まれ、より生き生きとしている気がします!たくさんの思い出が詰まったこの場所で、これからもどうかたっぷりとおふたりの時間を楽しんでください!!ありがとうございました!
鈴木 栄弥 / Suzuki Emi
2級建築士、カラーコーディネーター、福祉住環境コーディネーター、ファイナンシャルプランナー
静岡県富士市出身、1990.7.27生まれ。
日本女子大学 家政学部 住居学科 卒業。…
小学生の頃から間取りやミニチュアが好きで、建築模型がつくりたい! と、建築士になることが夢に。
ビルや建物ではなく、人が住む家のことを中心に学びたいと思い、住居学科で学び、
「人が楽しく暮らす住まいをつくりたい」という思いで就職しました。
現在は、エントリエで設計営業 兼 マガジン編集長として所属。お気軽に「エイミー」と呼んでください!
わたしの手掛けるお家は、どれも決まったテイストはありません。
住まい手の体温を感じられるテイストに仕上げることが得意です!
●全国ジェルコデザインリフォームコンテスト
2023年 リビングダイニング部門 全国最優秀賞 受賞
2020年 一般社団法人住宅リフォーム推進協議会会⾧賞 受賞
2020年 個室部門 全国優秀賞 受賞
2019年 リビングダイニング部門 全国優秀賞 受賞
●ジェルコ関東甲信越支部リフォームコンテスト
2022年 デザイン部門 キッチン賞 受賞
2021年 デザイン部門 優秀賞 受賞
2020年 デザイン部門 優秀賞 受賞
●RoomClip全国理想の住まいコンテスト
2022年 1000万円以上部門 全国最優秀賞 受賞
2021年 500万円以下部門 特別賞 受賞
2020年 500万円以下部門 全国優秀賞 受賞
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