家族とエントリエ - LIFE STORY - #86

猫との暮らしに寄り添う室内窓。家事動線もスムーズな‟つながる”住まいのかたち | リノベーション事例 #89

田畑 照子
設計した人
田畑 照子 / Tabata Teruko
建築士
お客さまの笑顔が何より嬉しく、仕事を続けてきました。ゆっくり、沢山お話しをしなが ら、家作りを一緒に楽しみましょう! 資格:2級建築士、増改築相談員、猫との住まいアドバイザー 受賞歴:ジェルコデザインコンテスト第14回 全国大会 優秀賞 2004年/第24回 関東甲信越大会 優秀賞 2014年
細野 由季恵
記事を書いた人
細野 由季恵 / Hosono Yukie
WEB編集者、ディレクター
札幌出身、東京在住。フリーランスのWEBエディター/ディレクター。エントリエでは 副編集長としてWEBマガジンをお手伝い中。好きなものは鴨せいろ。「おいどん」という猫を飼っている。

築25年を迎えた住まいの老朽化や寒さ、家事動線の不便さに悩んでいたUさまご夫妻。この家に住み続けるために選んだリノベーション。猫たちと暮らす工夫や、毎日の家事がぐんと楽になる動線計画、裸足で歩くのが気持ちいい床暖房。リノベーションを経て「毎日が楽しい」と感じる家が完成しました。

物件について

所在地東京都
建物種別戸建て 軽量鉄骨造(築28年)
リノベ面積97㎡
費用3325万(解体費・各種工事費用・デザイン費込み)
時期2024年

暮らす家族

奥さま、ご主人

話し手

奥さま、ご主人

担当スタッフ

田畑 照子

リノベーションを決めたきっかけを教えてください。

奥さま:きっかけは家の老朽化です。築25年が経って、あちこち劣化も激しくなってきて。冬は寒いし、家事動線も悪くて、生活パターンの変化もあって。お互いに小さなストレスを抱えながら過ごしていたので、もっと楽に暮らせる家にしたいなというところからはじまりました。

ご主人:引っ越しは考えませんでしたね。駅から近い便利な場所だったので。リノベーションしかないと自然に思いました。

エントリエの決め手は、どのようなところでしたか。

奥さま:最初はこの家を建てた会社にお願いしようと思っていたんです、1番建物の事をわかっていると思って。でも調べていくうちに「リノベーションの相談は、比較したほうがいい」と知って、最終的に3社に相談しました。他社さんも何度もプランを出してくれたのですが、どうしても「なんか違う」という気持ちが残ってしまって。

ご主人:エントリエの決め手は、担当の田畑 照子さんが話を聞いて「洗濯機を2階に置く」というアイデアを提案してくれた時。これは自分たちにとって大きくて、心が決まった瞬間でしたね。

奥さま:田畑さんは、長い時間をかけてヒアリングしてくださいましたね。もう、家のグチを聞いてもらってるみたいになってきて(笑)家事動線や猫のことまで、細かく受け止めてくれました。困っていたところをカバーしたプランが出てきた時には、テンション上がりましたね。

before

after

担当者(田畑 照子)とのやりとりで印象的だったエピソードを教えてください。

奥さま:打ち合わせが長時間になることも多くて、私たちは“田畑塾”と名付けて通っていました(笑)猫好きな田畑さんがキャットタワーを紹介してくださったのも嬉しかったです。

ご主人:本当にいい人に巡り合ったと思っています。何より妻が気に入って喜んでいるのを見られるのが嬉しいですし、田畑さんのおかげで納得のいくプランができました。

奥様:実は、コロナ禍で体調不良でしばらく会えなくなってしまい、図面が出てこなくて不安になり問い合わせた時もありました。その時も、お手紙をいただいたんだったかな、それが一生懸命ですごく誠実な人だなと思って。

リノベーション事例_戸建て_リビング_施工後_田畑照子_エントリエ

どのようなご要望を伝えてくださいましたか?

奥さま:家事動線ですね。洗濯機を2階に置いて干し場とつなげることで、濡れた洗濯物を持って階段を昇り降りする苦労から解放されました。ぐるぐる回れる動線のおかげで、今はすごく楽になり、家事のストレスが本当に減ったんです。主人とも動線がかぶらなくなったので「どうぞ、お先に」みたいなのもなくなりました。

ご主人:僕は特に要望はなくて。寒さを改善してほしいくらいでした。

リノベーション事例_戸建て_キッチン_施工後_田畑照子_エントリエ
リノベーション事例_戸建て_ランドリールーム_施工後_田畑照子_エントリエ

キッチンがお部屋の中でも印象的ですね。

奥さま:前はキッチンが壁向きだったので、テレビも見えないし、猫も何しているかわからない。それが少し寂しくて。でも猫のことを考えるとアイランドにはできなかったので、この室内窓をつけた形が大正解でしたね。リビングも見渡せます。

ご主人:キッチンの室内窓は、こだわった箇所です。ショールームで見つけたアイデアをもとに、開閉式の建具を取り入れました。これなら猫が調理場に入ってくることもないし、開放感もあります。

リノベーション事例_戸建て_リビング_施工後_田畑照子_エントリエ

猫さんとの暮らしを考えた工夫も、たくさん見られます。

奥さま:2匹いる猫たちの仲があまり良くないので、扉を閉めたり開けたりで仕切る工夫が必要でした。ずっとわたしの後をついてきて、こちらを見てくるような子たちなので、今はキッチンから猫たちを眺めながら家事ができる時間が増えました。

ご主人:最初はキャットウォークを1周できる計画もありましたが、落下を考えてやめました。でも収納の上を歩いたり、角で寝たり、猫が自然に居場所を見つけてくれています。

リノベーション事例_戸建て_リビング_キャットウォーク_施工後_田畑照子_エントリエ
全室に設置したエコカラットは、匂いや湿気対策だけでなくインテリアとしても大活躍。

今回は、全室に床暖房を取り入れたと聞いています。

奥さま:床暖房は自分たちのためにつけました。私は裸足で過ごすのが好きで、スリッパや靴下を履かないので、床暖があると本当に快適なんです。フローリングも、何度もショールームに通って実際に踏み心地を確かめて選びました。ツルツルではなく木の質感を感じられる少し凹凸のあるタイプで、足触りがすごくいいんです。裸足で歩くと気持ちが良くて、暮らしが一段と楽しくなりました。

リノベーションでワクワクした瞬間を教えてください。

奥さま:やっぱり、完成後ですね。毎日が楽しいです! お風呂に入っていても幸せ、何をしていても幸せって感じですね。

ご主人:僕はやっぱり、妻が気に入って喜んでいるのを見て嬉しかったです。あと慣れるまで時間はかかりましたが、猫もちゃんと予定通りに居場所を使ってくれるようになって。よかったなと思いました。

暮らしてみて、いかがでしたか?

奥さま:リノベーションをして本当に良かったです。生活のルーティンがスムーズに回るようになって、毎日が楽しくなりました。

ご主人:田畑さんと夜遅くまで打ち合わせを重ねた日々も、今となってはいい思い出です。エントリエにお願いできて、本当に良かったです。

STAFF VOICETabata Teruko

Uさまとのお打合せは私にとっても特別な時間でした。

Uさまとのリノベーションは、沢山お話しをしながらご夫妻と一緒に作り上げていく感覚に満ちた、私にとっても特別な時間でした。 愛猫のレイくんとはるちゃんが安心して過ごせる環境づくりのこと、そしてお二人の大切にしている「日々の楽しみ」について伺う時間は、毎回とても温かいものでした。 中でも、私の心に残っているのが、ご主人様の「食後にリビングで奥様とお菓子タイムを過ごすのが一番の楽しみなんです」という一言です。 照れながら「えぇ~そうなの?」と返される奥様の姿がとても可愛らしく、お二人の穏やかな関係性に触れたようで、胸がほっこりしました。 その瞬間、「この素敵なお二人とレイくん、はるちゃんのために、とことん良い空間をつくりたい」と私の中でスイッチが入ったことを、今でもよく覚えています。一つひとつ丁寧に妥協せず決めていった時間は、本当に楽しく、学びの多いものでした。そして“田畑塾”と呼んで笑い合った時間や、合間のお菓子タイムも、今では大切な思い出です。 Uさまご夫妻とレイくん・はるちゃんの新しい暮らしに関われたことを心から感謝しております。 これからも末長いお付き合いを、どうぞよろしくお願いいたします。

田畑 照子
建築士

田畑 照子 / Tabata Teruko

2級建築士、増改築相談員、猫との住まいアドバイザー


お客さまの笑顔が何より嬉しく、仕事を続けてきました。
ゆっくり、沢山お話しをしながら、家作りを一緒に楽しみましょう!

受賞歴:
ジェルコデザインコンテスト第14回 全国大会 優秀賞 2004年
第24回 関東甲信越大会 優秀賞 2014年

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