家族とエントリエ - LIFE STORY

《生活と仕事の場が調和する、土間のある一軒家 | リノベーション事例》 家族とエントリエ LIFE STORY #13

鈴木 栄弥
設計した人
鈴木 栄弥 / Suzuki Emi
設計営業・ウェブマガジン編集長
小学生の頃から間取りやミニチュアが好きで、建築模型がつくりたい! と、 建築士になることが夢に。静岡県富士市出身、1990.7.27生まれ。日本女子大学家政学部住居学科卒業。ビルや建物ではなく、人が住む家のことを中心に学びたいと思い、住居学科で学び、「人が楽しく暮らす住まいをつくりたい」という思いでホームテック株式会社に就職しました。現在は、エントリエ事業部で設計営業 兼 マガジン編集長として所属。お気軽に「エイミー」と呼んでください!私の手掛けるお家は、どれも決まったテイストはありません。住まい手の体温を感じられるテイストに仕上げることが得意です!
細野 由季恵
記事を書いた人
細野 由季恵 / Hosono Yukie
WEB編集者、ディレクター
札幌出身、東京在住。フリーランスのWEBエディター/ディレクター。エントリエでは 副編集長としてWEBマガジンをお手伝い中。好きなものは鴨せいろ。「おいどん」という猫を飼っている。

家で楽しく仕事ができるようにって思うと、
たくさんアイデアが湧いてきて。

築40年の一軒家をお母さまから受け継いだTさんご夫婦。この土地を受け継ぐのはご主人で三代目。生活の場、そしてお仕事の場として機能するお家を「楽しくすごせる場所にしたい」とリノベーションを決意しました。もともとアイデアが豊富で、頭に描く住まいのイメージをたくさん伝えてくださったおふたり。ご夫婦のこだわりがたくさんつまったワクワクするお家が完成しました。

物件について

所在地東京都品川区
建物種別一軒家 木造2階建て(築40年)
費用約1,210万円(解体費・各種工事費用・デザイン費用全て含む)
リノベ面積142㎡

暮らす家族

ご主人、奥さま

話し手

ご主人、奥さま

担当スタッフ

鈴木 栄弥

リノベーションのきっかけを教えてください

ご主人:両親が住んでいた一軒家を受け継ぐことになったんです。築40年にもなるので、あちこちにガタがきていたのでなんとかしようと。それに僕も妻も自宅で仕事をしているので、楽しく働けるようにしたいと思っていたらどんどんアイデアが出てきたんです。モチベーションを保つため、テイストが重要でコンセプトは“基地としての空間”。

奥さま:生活と仕事が隣り合わせでできる環境を整えるためのリノベーションです。生涯住むことになるであろう家を、私たち夫婦らしく心地よく暮らせるようにしたいと思いました。

何社かご検討されていた中で、エントリエを選んだと伺っています。

奥さま:まずはカタログ請求を20社、その中で5社に声を掛け、プランを4社に出してもらいました。他社だとベテランの担当者さんが多いなかで、エントリエの鈴木 栄弥さん(以下、鈴木さん)と澤 雄太さん(以下、澤さん)はお若いというか、物腰も柔らかく……正直「経験的にどうなんだろう」という心配もありました(笑)。

でも現地調査で鈴木さんがお家に来てくれたときに「好きなことは何ですか?」と聞いてくれて、この方は住んだあとのこともしっかり考えてくれているんだなって。

ご主人:決められたパッケージのようなものから選んでくださいという形式もあるなかで、ふたりはそうじゃなく、細かいことでもよく聞いてくれたよね。私たちは、変なところにこだわりがあるから。

どのようなこだわりをお持ちでしたか?

奥さま:階段の位置を変えて、吹き抜けにしたいという壮大な夢がありました(笑)。それに、風水で「入ってすぐの階段は良くない」とか、「正中線(東西南北の線上)と鬼門(北東)と裏鬼門(南西)に水回りがくると良くない」なんて聞いてしまうと気にしちゃって。でも間取りを大幅に変える工事は、費用も高くなるんですよね。検討していたなかでは、予算的に難しいといわれたこともあります。

それでもこちらの希望を親身になって聞きだして、「階段は向きを変えて、水回りの位置も(風水上悪いとされる)ギリギリのところを避けましたから」とプランを提案してくれたのが鈴木さん。そういう私の無理難題に対して、「おもしろい!」と、いつも前向きに実現できることを考えてくれたんです。

ご主人:最終的な決め手になったのは、そういった鈴木さんや澤さんの理解力や提案力ですよね。僕のこだわりは「土間のある家に住みたい」ということでした。

奥さま:お仕事関係のお客さまが打ち合わせにきたときも、わざわざ靴を脱いでもらうと面倒だろうし、帰るタイミングも難しくなるでしょう。仕事をしやすくするためにも土間はつくりたかったよね。

Before

After

他に、鈴木からはどのような提案がありましたか?

奥さま:「キッチンカウンターの向きを変えるのはどうでしょう」という提案がありました。お客さまが玄関からリビングに入ってきたときの視線や動線を考えると、キッチンのシンク下が丸見えになってしまう。取り入れて大正解でした。

Before

After

玄関の広々とした空間を引き立てる木製の縦格子も特徴的ですよね。

奥さま:元から玄関の横に大きな窓ガラスがあったので、防犯上心配だったのですが壁にしてしまうと光が入らなくなってしまう。それから同じ理由で、玄関と土間の境に引き戸をつけることも、避けたかったのですが冷暖房のことを考えても必要だったんです。だからどちらも木製の縦格子のデザインにすることで、明るいし空間に抜けもできてよかったです。

お気に入りの場所はどこでしょうか?

奥さま:どこも好きですけど……今いちばんのお気に入りは2階の廊下の椅子に腰掛けて歯ブラシをしながら、天井に貼った光る壁紙の星を見ることかな。

ご主人:僕は、階段を上がってすぐにある廊下の書棚スペースかな。座って本を読みはじめると時間があっという間に過ぎてね。それに、リビングのソファに腰掛けている時間が本当に心地良くて、気づくと眠ってしまうんだよね(笑)。

あとは、暗室ができたのは良かった。仕事でもカメラマンをしているけれど、できたら自分の作品をまとめて写真集をつくりたいと思っているんです。

「生活の場とお仕事の場を分ける」というご希望は叶いましたか?

奥さま:そうね。私は夕食の支度をして仕事をしてという動線がとても楽になりましたよ。元々の間取りだと上がってすぐ寝室になっちゃうから仕事する気にならなかったかも。

ご主人:でもリビングが心地よくて、2階の仕事スペースに出勤するまでに2時間くらいかかります(笑)。

STAFF VOICESuzuki Emi

夢を実現するお手伝いが出来ていたら嬉しいです。

ご夫婦に初めてお会いした時、すでにたくさんお調べになっていて、こうしたいという夢が具体的にたくさんあるのと同時に、他の業者さんとお話されて、夢を諦めなくてはいけないかもしれないという状況でした。その夢は、どれもお二人の生活がより豊かになるだろう、ぜひ実現させたい!と思うものばかりで、せっかくリノベーションに期待をして、ワクワクしてくださっているお二人に、悲しい思いをしてほしくないし、そんな風に諦めて欲しくない、という気持ちでいっぱいで、最初のお話を聞いたことを覚えています。 確かにお家の構造的に間仕切り壁を移動できない等、思い通りにならない部分もありましたが、このお家だからこそできたカタチや、Tさまご夫婦のリノベーションだから実現できたカタチが、今ここにはあると思います。 ひとつでも多く、当初抱いていた夢を実現するお手伝いが出来ていたら嬉しいです。ありがとうございました!

鈴木 栄弥
設計営業・ウェブマガジン編集長

鈴木 栄弥 / Suzuki Emi

エイミー

2級建築士、カラーコーディネーター、福祉住環境コーディネーター、ファイナンシャルプランナー

静岡県富士市出身、1990.7.27生まれ。
日本女子大学 家政学部 住居学科 卒業。

小学生の頃から間取りやミニチュアが好きで、建築模型がつくりたい! と、建築士になることが夢に。
ビルや建物ではなく、人が住む家のことを中心に学びたいと思い、住居学科で学び、
「人が楽しく暮らす住まいをつくりたい」という思いで就職しました。
現在は、エントリエで設計営業 兼 マガジン編集長として所属。お気軽に「エイミー」と呼んでください!

わたしの手掛けるお家は、どれも決まったテイストはありません。
住まい手の体温を感じられるテイストに仕上げることが得意です!

●全国ジェルコデザインリフォームコンテスト
2020年 一般社団法人住宅リフォーム推進協議会会⾧賞 受賞
2020年 個室部門 全国優秀賞 受賞
2019年 リビングダイニング部門 全国優秀賞 受賞

●ジェルコ関東甲信越支部リフォームコンテスト
2022年 デザイン部門 キッチン賞 受賞
2021年 デザイン部門 優秀賞 受賞
2020年 デザイン部門 優秀賞 受賞

●RoomClip全国理想の住まいコンテスト
2022年 1000万円以上部門 全国最優秀賞 受賞
2021年 500万円以下部門 特別賞 受賞
2020年 500万円以下部門 全国優秀賞 受賞

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